★スーパーマン★好きだ★ 0
プロット「イケメン」 0
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「リ・カ・コ ふぁいなる」3 ★続きはアマゾン、電子書籍で。「結婚は宝くじ」 そう言ったのは、登録が無料の紹介所だった。ハズレたがまた探せばいいのだろうか。これでもあたしは薄幸の家系。クジには決して当たらない血筋。神仏に見離されても、選ばれることは半永久的になさそうなあたし。「登録後、紹介は二、三ヵ月後になります」 盛り上がっているのは今だ。そのうちまた仕事で疲れてどうでも良くなってくる、かもしれない。 一応登録した。けれど、期待できない。 見合いは邪魔が入らない、密室がいい。ややこしい外野がいない所。けれど、堅苦しすぎると相手の悪い所しか見えない。話やすい、とっつきやすいかどうかは判りにくい。やっぱり学校か会社の方が、見分けがつく。自然に判りあえる。 三ヵ月ほど経って、完全に登録したことを忘れた頃、電話があった。「あなたにお会いしたいというE市のスーパー勤務の三十五才の方がいます。平日しか休日がない方です」 かなり年上だったが、紹介所に登録するような人に若い人は少ないだろう。少々年上の方が大事にしてくれるかもしれない。「私は土日しか休みがありません」 臨時雇用のために有給がないので、平日に休みたくなかった。「じゃあ」 終わった、らしい。次の紹介は待てど暮らせどなかった。 半年して、また電話をしてみた。「あなたにお会いしたいという三十五才の方がいます。平日しかお休みがない方です」 勤務形態が代わり交替制の休日しかなかったが、同僚に相談して休みにしてもらった。平服すぎても失礼だし、ガチガチに着飾りすぎても余計に緊張しそうなので、セーターとスカートに黒のパンプスという気軽なコーディネートで出掛けた。もちろん相手の顔は全く判らない。最低限の情報だけだった。あたしは雨女ではないので、いつも天気は曇りか快晴だ。この日も曇りのち晴れという天気予報だった。 紹介所に着くと、紅茶を出されて、相手の簡単なプロフィールが書かれたカードと写真を見せられた。名前と勤め先の業種。年収。親兄弟の有無と同居状態。趣味。写真は悪くない。けれどヒトは話してみないと判らない。フラッシュは色黒の味方だ。白い方が妙に幽霊のように映ってしまう。そして苦手なタイプは苦痛になる。どこかで読んだ雑誌には、結婚相手は百パーセント好きになった人ではなく、七十パーセント好きになった人にした方がいいとあった。そして自然体で話せて、居心地のいい人にした方がいいと書かれていた。熱愛も過ぎると、結婚して同居が始まると、冷めるのも早いとあった。確かに一緒に住むのと、付き合うだけとは全く違う。相手のいい所しか見えてなかったのが、相手の価値観や素のものが丸見えになってしまう。あぁ、こういう人だったのかと落胆する。それが自分の大嫌いな、とうてい耐えられないものだったとしたら、急速冷凍のごとく情も冷めるだろう。あたしは熱愛まで熱くはならないだろうが、せめて居心地のいい相手を見つけたいと思った。 カードを見せられて簡単に読んだあと、相手のいる部屋に入った。ここで初めて具体的にどこの人か訊く。名前と生年月日、勤務先の業種はあるが、具体的には書かれていない。これも個人情報保護法による出し惜しみなのだろうか。 最初に紹介された人と全く同じ人らしい。入会金を払う結婚紹介所に入会するのは、三十を過ぎると嫁不足のかなり西方のヒトだけらしい。もちろんこちらも三十を過ぎて、条件が落ちている。「こんにちは。はじめまして」「フニャフニャ、ア、ア、」 何を言っているのかよく判らない。お爺さんみたいな人だった。うちの父親よりも老けている。超大人しいタイプ。しかも話をしながら一切笑わない能面顔。色が真っ黒もだめ。人間らしさがない感じ。苦手。服装は白いジーンズをはき、スポーツマンを気取っているが(スポーツマンらしいが)イメージは老人。言葉の発音が不明瞭なのだ。しかも遠い町だった。 この人とあと数十年暮らすのだと思うと、めまい。気が遠くなった。年収もかなり少ない。退職金もないかもしれない。専業主婦になるのは無理かもしれない。それも、まぁ、受け入れられるかもしれない。けれども、ソウゴウテキに考えると、このヒトと遠距離恋愛をするにはかなりムリがある。数十キロを隔てて、山谷越えて会う根性なし。きっと気分は浮き立たない。せめて地元だったら、(適応)できたかもしれないと思った。 最初に会わずに断った人。最初に断ったせいで、次の紹介がなかった。この人に会わなかっただけで、紹介所から見離されたと思うと悲しくなった。あたしの価値ってその程度らしい。 なんでそんなに遠くの人を紹介するんだろう。それなら遠くの人しかいませんって言ってくれればいいのに。地元だったから、地元系の人しかいないと思い込んでいた。思いつかなかったこちらも悪いけど、想像外だった。 残っている人は男兄弟の長男が多い。大人しいし、条件が次男よりも不利だ。大人しいのはいいけど、真っ黒なのはね。家にいないので苦手。せめて、映画とかみて、共通のネタを仕入れたほうがよかったかもしれない。「あなたにお会いしたいという四十才の男性がいます」 忘れた頃だったのでどこの人か、具体的に聞くのを忘れてしまった。案の定、最初の人よりも、さらに遠距離の人だった。田舎のおじさんって感じ。やっぱり父親よりも老けている。共通の話題がないと苦しい。 職場が一緒だったり、趣味の会で会ったりしたら印象がもっと違ったのかもしれない。けれどどうしてそんなに遠くからやって来るのか。やはり交通の便がかなり悪い。会うのがたいへんそうだった。信頼関係を築くのがきつい。 一度だけで断るのは、あまりにも失礼かも。もう一度会う。やっぱり舌足らずな所がダメらしい。せめて近ければ考えたかも。年を取ると、人間は欠点しか残らない。あたしも気を付けようと思う。「あなたにお会いしたいという三十八才の方がいます」 この人は最初の二人よりもマシかも。距離もまだマシ。けれど、大人しい人と膝を付きあわせて話しても、話が弾まない。まるで葬式のような見合い。葬儀のようだった暗いコンパがトラウマ。しかも小デブを通り越して、かなりの太め体型。性格は合いそうだけど、遠いし、一緒に歩くとかなり遅い。ヘアスタイルも前時代的。それもまぁ、適応できる。柔軟性はある方。けれどまた遠距離。日本と認識できないイメージの西方。 一度断るとそこで終わりだし迷う。かなり大人しい。そう、男の人は性欲があるので、話上手なら自分で見付けられる。いまどき紹介所に登録するひとは、義理か、超大人しい人しかいない。せめて家でも近ければ、ラクでいいのに。地元の紹介所なのに、あんなに遠くの人を紹介するとは思わなかった。お金を払った登録者に一度は合わせないと返金するシステム、返金が発生しないように女性には余計な男性の知識を与えないのだろう。「またご紹介したい方が」 またどこの人なのか聞くのを忘れた。今の仕事は捨てがたい。職安に何年も通ってやっと見付けた仕事。またバタバタと探すのは辛い。この仕事を辞めずに、結婚できる距離がいい。かといって、専業主婦でいるのも辛い。自分のお金がないと、淋しい。もしもの時は自分だけのお金はキープしたい。 また遠距離だった。しかもうちからは交通の便がかなり悪い。月の裏側と感覚的に一緒。 紹介所にはかなり不便な遠距離の人しかいないらしい。こちらは有名な大都市在住だけど、かなり奥まった郊外。こちらも交通が不便。そのためか自宅から西は(日本国)には入っていない。もちろんイメージ。会社員は安定している分、売れやすい。登録者は少ないとみた。 システムは六ヵ月付き合って、そのまま付き合うなら大金を払う。その代わり女性は登録料がかからない。大金と計りにかけてしまう私。考える。やっぱり、(交際)には、大金がかからない方がいい。ビンボー性で、小心者の私。
2013.04.23
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前にアップし終わったと思っていたけど、第一章で終わっていた。なんだ。 カテゴリーをクリックすると、1から出てきます。たぶん。 「MAGURO・ふぁいなる」「シンジャエ」 あたしは呪文を唱えて、セイトとバイバイした。 捨てたのだ。先に捨てたのだ。先に捨てた方が勝ち。 疲弊したオンナを口汚く、形容するくらいしか能のないオトコは先に捨てる。早いもんガチ。 ホストを気取ってみたけれど、その面相じゃちょっとムリがあるよセイトと、あたしは思った。 セイトは男前ではなかった。あたしはセンベツしてやる。あんたは性格も面相もブサイク。セイトって気取った名前はもったいない。小泉さんも言っていた(モッタイナイ)ノーベル平和賞のマータイさんも言っていた。(モッタイナイ)あぁ、モッタイナイ。 自分の分をわきまえず、モテ男になり切りセイトと名乗った男の代わりを探すことにした。どうやって。またエロ出会い系サイトで? あたしは一度ケッコン相談所というものに行ってみた。しつこい電話での勧誘に根負け。忙しいのに、ムダな遊び、気の遠くなるようなコイビトごっこは御免。疲れる。交通費も時間もモッタイナイ。効率よく、短期間でマトモでいいのを見つけたい。 あたしはずっと地元を離れたことがなかった。たった数か月間、東京暮しというものを試してみたが、金策が尽き、就職ができるまでいることができなかった。ここでずる賢く生活保護を申請するという知恵もなく、(もちろん親が健在である以上、浦安市からの支給はなかっただろう)いとも簡単に戻ってきてしまった。三十二年も何をしていたかというと、OLの廃業後は突然漫画家になろうとしたのだ。なれるという保証は全くなかった。お絵描きの天才でもなく、東京育ちでもない。ただ、妄想が好きで、自分の作ったキャラクターを理想の絵で動かしたいと願っただけだ。 地方の子供には漫画家というヒトは雲の上、つまり霊界のヒトと同じ感覚だった。地方にはサイン会もほとんどないので、(あったかもしれないが、キャッチできない)会ったこともないし、どうやったらなれるのかもよく判らなかった。小説と違い、マンガは絵も上手くないといけないが、まず話がないとどうにもならない。話がなければ、顔が描けてもコマは割れないし、投稿作も完成できない。4コマなら起承転結もほどほどでいいが、(関西人はオチがしっかりとないとダメだけど)商業雑誌の作品はまるでシナリオライターや小説家が背後に付いているか如く、起承転結もセリフもかなり高度なのだ。絵も話も完璧にと思い込むと、それだけで気が遠くなってきたものだ。インテリの親族がいて、話作りくらいは請け負ってくれると楽だったのだろうが、不幸なことにあたしには、ネコもイヌも小指一本さえ貸してくれる親族がいなかった。絵もプロレベル、話もプロレベル、それができるのは医者のムスコであった、天才手塚治だけだと思われた。そして三十二ページを二十数作描き上げるも、奨励賞を数回取っただけとなった。描いていればそれなりにレベルが上がっていくので、なれそうかもと錯覚したのが運のつき。何となく黙々と、(存在しないゴール)を探し続けてしまった。東京は遠い、デビューも遠い。やはりデビューが叶うのは早熟の天才だけらしい。というように呑気に生きてきたあたし。妄想力だけはそれなりにあったので、話作りだけは今だに止めないでいる。今の生きがいは、全く貯まらない貯金と(一人ハリウッド)ゴッコだ。 こうして幼稚園、小学校、中学校、高等学校、大学と地元オンリー。国民のために日本国が敷いてくれた楽な人生のレールを、ノー天気に歩いてきた。行き当たりばったりに生きてきたあたしは、再び行き当たりばったりに、人生の伴侶を探していた。 合同コンパ、通称合コンにももちろん数回行った。けれど、お通夜のようだった。お葬式のように、もくもくと食事をして少し会話をして、それで終わり。ただのお食事会。向こうはやる気なし。どうでもいい感じ。楽しいのは美男美女限定らしい。大人しい女たちと大人しい男たちが寄っても、葬儀のようになるだけ。陰気。暗い。サイアク。こっちもそんなのどうでもよかったけれど、幹事が適当だとひどい目に遭う。けれど、後で気付いた。全くの初対面、共通の趣味なしの男女が居酒屋でテーブルをはさみ、向い合っても、話の花が咲くわけがない。食べて飲んで終わり。好みはあるかもしれないけれど、男女交互に座るのがベストだった。隣同士なら、それなりに会話ができたことだろう。あの時、合同コンパの完璧なマニュアルがなかったために、コンパには侘しさや無と疲労だけのイメージがこびりついた。進歩なし、発展なし、ただのお食事会。マヌケな青春。 やっぱり、彼氏はお金も時間もたっぷりある学生時代か、大きな会社で探すべし。小さな会社にはおじさんか子持ちしかいない。ヤンキーに興味はないけれど、無口すぎるのも思春期の中学生みたい。雑談をしているのに、一度も笑わない能面みたいなのも苦手。サクサクと話せて、気楽な相手に巡り合わない。居住地も近場がラクかも。 だから、今度は効率よく結婚相談所。いまどきは結婚紹介所や格好のよい呼び方があるらしい。あたしの知識じゃこのくらい。 まずお金のないあたしは、なるべく安くて地元の紹介所を探すことにした。インターネットで検索してみた。遠く離れた場所の小さな相談所まで登場する。けれどもちろんパス。全国的にしている所や、近場の相談所を検索しつづけた。ついでに結婚相談所の評価や口コミをチェックする。どこかの誰かが口々に好き勝手な評価をしている。どこはどうのこうの。何人も紹介されても会っても一度で終わり、結局違う場所で自然に知合った人とゴールインしたとか、体験談を眼を皿のようにしてすべて拾った。 マグロだって真剣。けれど信頼関係を築けるヒトとなかなか出会わない。女がわがままだっていうけれど、女は結婚相手に自分の人生を託す。信頼関係をきちんと築ける人がいいと思っている。ヒトをマグロなどというデリカシーがなく、女を大切にしない男は相手にしない。これは常識。信頼できない男に人生を託せない。相談所に払う大金をムダにはしたくない。これ当たり前。自分を隠す男は信頼できない。胸襟を開くことができない男は信用できない。女を恐がる男は信用できない。聞いたことしか答えない超無口な男は、結婚詐欺師並みに信用できない。女は敏感。最低限の経済力と頼もしさを誠実な男たちに望んでいる。 (あたし)を大切にしてくれる男。この人は(あたし)を大切にしてくれるだろうか、女はいつもそう考えている。
2013.04.23
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「MARUGO・ふぁいなる」 あたしは知らなかった。 あたしは知らなかった。「Ma・gu・ro」 セイトが言った。魚臭いオンナだという意味だろうか。それとも? 誰にも尋ねられず、体のさまざまな場所を嗅いでみた。口腔、舌、両脇の下、手のひら、ヘソ、陰部、足の裏。それなりの体臭はする。けれど(人間)の範囲内だと思った。結局嗅ぎ続けて嗅ぎ続けても、解答は出なかった。 ある日、何気なく読み込んだ週刊誌で、セックス中に全く反応しない、マグロのように動かないオンナを形容する男たちの隠語だと知った。 貧乳と言われる事とマグロと言われる事と、女としてどちらが衝撃的かと聞かれても、答えはすぐには出ない。落ち込みレヴェルは同じ程度だ。 演技力を磨けとも教えられていない。尻軽になれとも教わっていない。教育を受けていないのに、今さら売春婦のようにはなれない。清く正しく美しく。不純異性交遊の禁止。婚活と相反する、「いい子でいる教育」しか受けていない。 欝状態決定。ストレスに弱いのに、男に玩ばれ、しかもけなされた。精神薄弱、精神衰弱。腐って、買物しまくった。買物依存症決定。一枚二千円もしない安物セーターを八枚も買い捲った。ついでに安物の中国製、合成皮革のバッグを三つも買った。 あたしは、どうせMaguro。でもマグロにだって、心はある。人間だものと、どっかの人、なんとかミツルもそう言った。「ま・ぐ・ろ」「リカコはマグロ」(私)をなめながら、セイトは言った。あたしのすべてのなめながら、セイトは言った。本名なのかどうなのか判らない。きっと格好を付けて、まるでホストのような気取った名を告げたのだ。出会い系で拾った男。アイドルでも少女小説の主人公でもない、ただの男。気軽に出会い系に登録したら、ふと引っ掛かったのが、この男だった。あたしは出会い系に登録したつもりはなかった。それほど先進的なオンナではないし、過激でもない。結婚相談所か結婚相手の紹介所のようなサイトだと思い込んで登録したのに、なぜかまるで大陸間横断弾道ミサイルのように、(やりたい男)からのメールが送信されてきた。といっても多分どこかのサイトの宣伝だ。サクラから業者に流れたのかも。:(ご指名あり:あなたを指名した男の方からのメールです。ぜひお会いしたいとおしゃっています・・・・・):(お尋ねの件ですが ←注:こちらは何も尋ねていない):(今度、Eホテルでスワッピングパーティを開催いたします。女性の方も奮ってご参加下さい。すばらしい男性方がお待ちです・・・・・・) ←注:迷惑メール対策なのか、件名はどこからかの返事メールを装っている。:(貴女を待っています:ずっと待っていました。メールをお送り下さりありがとうございました。ぼくは大学病院に勤めるドクターです。ナースたちとのママゴトにも飽きましたので、新しい出会いを求めています。ムチムチもっちりのモデルタイプが好みですが・・・・・) ← 注:特定の男にはまだメールを送っていなかった。(こんにちは:貴女は理想の女性でした。巨乳好きのボクですが、そんなに大きくなくても・・・・・・) ←注:削除対策なのか、件名が友人からのように偽装されている。:(おかあさんになって下さい。年上好きのボクです。少々年上でもかまいません。あなたの弟にして下さい・・・・・・) ←注:年上もOKにして、三十才以上の年増でも登録をさせよとしている。オバサンの方が肝っ玉が座っていて後々引きずらないからか。 :(当選しました:あなたはこの度のキャンペーンに当選しました。登録料は無料です、すぐにふるってご参加下さい。新しい出会いが待っています。巨乳でなくてもスリムでなくても歓迎です) ←注:当選の報せを装っている。どこにも応募はしていないのに。 敵もさるもの。ずる賢い。あの手この手のメール襲撃。 米軍のパトリオットも真っ青のシュウゲキ。美人かブスかも判らないオンナに向かって、散弾銃の弾を撃ち込んでくる。相手が超美人なら判る。けれども相手が(不美人である)かもしれないのに、どうして射ち込んでくるのだろう。結局男はオンナなら誰でもいいのだ。(不美人)でもカイブツでも、ホイホイとホテルについてくればいいのだ。デキチャッタでもすれば、シブシブ結婚もありうるが、キセイジジツがなければ、踏み倒せばいい。オトコの見栄で、カノジョはほしいが、(妻)はまだいらない。セックスはしたいが、誰とでも何回でもしたいとエイリアンたちは思っている。 オシリ近くの小さなアナから、二千グラム以上の宇宙人を搾り出すわけでもないし、体が半分になりそうになりながらアナを広げるような芸当をするわけでもない。死産のあと、鉗子でかき出されるわけでもない。痛みとは全く無縁のオトコたち。生理痛に心身共に痛め付けられるオンナたち。 美味しいカイラクだけを味わえばいい、童貞を卒業できればいい、そんなつまらないオトコに「ma・gu・ro」と呼び捨てにされた。基本的ジンケンなしのムホウ地帯。無政府状態。無法者のオトコ。西部劇の無法者はかっこいいが、現代のオトコはイマイチ。とっても可哀想なアタシ。
2012.01.09
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