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川本三郎さんの自伝小説の映画化・・ 川本さん役を、妻夫木聡が演じることに多少の違和感を感じつつ(^^ゞ 1969年から1972年・・ 憧れのジャーナリストを目指して就職活動した結果、週刊朝日、朝日ジャーナルの記者となる。 全共闘の闘争を横で見ているだけだったことに忸怩たる思いをしていたこともあり、 松山ケンイチ扮する自称革命家に翻弄されることになります。 松山さんの役どころに対しては、セクト結成にあたって、 「ぼくが作った組織なのだから、ぼくの考えが気に入らない奴は出ていけ」 と言った時点で、終わっていました(>_
2011.05.30
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大阪国って何? 先日来、映画の予告編で、何度も見ているうちに、 ぜひとも見ねば、と思った作品。 1615年大坂夏の陣で、豊臣家滅亡・・ その時、秀頼の遺児、国松が生き延びたとしたら??? もし生き延びていたとしたら、 大阪・・もっとしっかりしてほしい。 タイガース、もっとしっかりせんかい! と、思うのでした(>_
2011.05.30
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【送料無料】中学生からの哲学「超」入門竹田青嗣「中学生からの哲学「超」入門―自分の意志を持つということ」(ちくまプリマー新書)2009年刊 哲学が必要になる瞬間・・ それは、自分にとっての世界が崩れたとき 震災・災害、戦争、監獄、失業・倒産、差別、失恋・・などなど≪どんな哲学も、自分自身の独自の経験から。 自分の哲学の核心部分を見出すのです。≫ 「欲望相関性」・・≪欲望がなければ世界の意味の秩序は形成されない。 ただしまた、世界の秩序が形成されてはじめて、 われわれは自分の欲望の何であるかを知るのです。≫ 「形而上学を徹底的に終わらせたカント」・・ 世界はなぜ存在するのか? 人間はどこからきてどこへ行くのか? 神は存在するのか? という問い・・に対して、カントはこういう。≪じつはこういう問題については、 人間は”原理的に”答えられない。 そして、なぜ答えられないかは原理的に証明できる。≫ 「形而上学の不可能性の原理」 ・・世の中には、問うても決着のつかない問題がある。 「ガウェインの結婚」・・ 「すべての女性がもっとも望んでいるものは何か?」 <目次>1 自分とは何者か(神経症―私はなぜ哲学者になったか欲望論哲学の出発点)2 世界はどうなっているか(宗教のテーブルと哲学のテーブル哲学のテーマ―「神」と「形而上学」について宗教と哲学の弱点)3 なぜルールがあるのか(大貧民ゲームで近代社会を体験する)4 幸福とは何か(ガウェインの結婚―「自分の意志を持つこと」)
2011.05.30
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【送料無料】高校生のための哲学入門長谷川宏「高校生のための哲学入門」(ちくま新書)2007年刊 「芸術を楽しむ」の一節・・≪わたしは3月の終わりから4月の初めにかけて、 決まって奈良・京都の仏寺仏像めぐりの旅に出かける。 30数年間、欠かさず実行しているわが年中行事だ。≫≪芸術作品を前にした感覚の喜びは、 日常の暮らしを超えるものがある≫≪芸術作品に接する時とき、わたしたちは、 現実を超えた理想的なものが、いま、ここに、現実のものとしてある、 という矛盾を楽しんでいるのだ。≫≪理想と現実が作品のうちで一体化しているという芸術の不思議なありかたは、 芸術を享受する側にとって、芸術の楽しみが万人に開かれ、万人の生活を 楽しくする可能性をもつことを意味する。≫<目次>第1章 自分と向き合う第2章 人と交わる第3章 社会の目第4章 遊ぶ第5章 老いと死第6章 芸術を楽しむ第7章 宗教の遠さと近さ第8章 知と思考の力
2011.05.30
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【送料無料】フロイト先生のウソロルフ・デーゲン「フロイト先生のウソ」(文春文庫)訳 赤根洋子2003年刊≪心理学は最も重要な学問であり、同時に最もどうでもいい学問である。≫ うつ病、恐怖症、精神分裂病、依存症といった精神障害に対してどう解決するか? という課題に対して、心理学はなすすべもなく立ちつくしている、と。 ・・しかも、この世界には、検証されていない俗説が多すぎる。 「精神障害の原因は幼児期に体験したトラウマにある」 「子ども時代の不幸な体験は一生を台無しにする」 というフロイト理論は、 心理療法にとって潜在的に有害な遺産となった。 でも、事実は異なる。 「豊かな才能と感情を持った円満な人たちのなかに、 トラウマティックな家庭環境で子ども時代を送った人が驚くほどの高率で見られた。」(ヘミンガー) フロイト自身、晩年にはこういう。 「精神分析者は患者を正常の域へ導こうとしているが、 彼ら自身の人格がそれに達しているとは限らないことは明らかだ」 心の病には、 熟練した専門家など存在しない。 自分を治すベスト・エキスパートは自分自身なのだ、 と知ることが治癒への近道である。 知能や理解力を飛躍的に高める特別な方法が存在するか? 「知能や記憶力を持続的に著しく向上させようとする試みは、 すべて失敗に終わるしかない。」(バリー・バーンスタイン) 「知能を実質的かつ持続的に向上させる方法があるという主張には長い歴史がある。 しかし、それは失望が繰り返された歴史に過ぎない」(ハーマン・スピッツ) ・・NLPのブームもあだ花の一つ 「10パーセントの神話」・・脳の9割は使われていない、なんて真っ赤なウソ 「右脳は論理的、左脳は直感的」・・両者は完全に異なっているから独立して機能している。 のではなく、右脳と左脳の機能が異なっているからこそ、 両者はその活動を互いに調整しなければならない。 <目次>第1部 「影響力」のウソ(心理療法教育 ほか)第2部 「心」のウソ(無意識自己認識 ほか)第3部 「意識」のウソ(瞑想催眠 ほか)第4部 「脳」のウソ(一〇パーセント神話右脳と左脳)
2011.05.28
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【中古】政治・経済・社会 ≪政治・経済・社会≫ 哲学的 毒舌のすすめ【10P18May11】【画】鷲田小弥太「哲学的 毒舌のすすめ」すばる舎2005年刊 モノ言えば唇さびし・・・ でも、毒舌は、使いようによっては毒にも薬にもなる。 正論とは、多くの場合、毒舌である。 強烈な毒は、自分にも回るから、覚悟が必要になる。 「気安く、手軽に毒を放つな。三倍になって戻るぞ!」 「人を殺してなぜ悪い?」 というものには、 「お前を叩き殺そうと思うが、悪いか? と言え。 理性・論理で言って分からない相手には、 徹底的に当事者の立場に立たせ、痛い目に合わせないといけない。 若者の毒・・ 若さの特権とは何か? まずは、未経験・・未経験は、マイナス価値ではなく、 怖いもの知らずになれる。 しゃにむに進んで、思いもよらない結果を出す場合がある。 この道一筋何十年のベテランに対して、 「そんなに長くやってきて、それだけしかできなかったのか? もう腐っているんじゃないか。 『もうお前は死んでいる!』」」 「愛なき毒は、犬に食われて死んでしまえ!」 「毒舌」は、恨みを残さないような三段が必要である。 <目次>序章 毒舌の妙法(直叙法は、毒のまわりが早いが、効き目が続かない毒舌は「知」を装うものに効果がある―ソクラテスの毒舌 ほか)1章 何もかもが「甘口」になった時代、おもしろいかい?(甘えるな「日本人」!甘い親から大甘の子が育つ…てわけじゃないが ほか)2章 「辛口」の妙は「毒舌」にあるんだよ(「毒舌」は「吐く人」を選ぶ毒舌は怖い ほか)3章 毒舌には毒舌をもって迎えるべし(毒舌は耐えちゃいけない毒舌、必勝法 ほか)4章 毒舌人間学(毒舌には冷静な観察眼が必要だ。冷徹ではない毒舌には余裕とユーモアが必要だ ほか)
2011.05.28
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【送料無料】理性の限界高橋昌一郎「理性の限界――不可能性・不確定性・不完全性」(講談社現代新書)2008年刊 高橋昌一郎「知性の限界――不可測性・不確実性・不可知性」(講談社現代新書) 高橋昌一郎「ゲーデルの哲学」(講談社現代新書) 高橋昌一郎「東大生の論理 ― 「理性」をめぐる教室」 「理性の限界」を示したもの・・ 「アロウの不可能性定理」 「ハイゼンベルクの不確定性原理」 「ゲ―デルの不完全性定理」 科学の限界・・ 「科学的認識」の最大の特徴は、時間的な「更新性」にある。 ポパーの「進化論的科学論」によれば、環境に適応できない生物が淘汰されるのと 同じように、「古い」科学理論も観測や実験データによって排除されていく。 しかし、クーンによると、科学はポパーのいうような「客観」的で、 より優れた理論に進化するものではない。 科学理論において決定的な意味を持つのは、「真理」や「客観」ではなく、 科学者集団における「信念」や「合意」だとみなされる。 アマルティア・セン・・ 理性の限界を認識せずに既存の合理性ばかり追い求めている人を、 「合理的な愚か者」と呼ぶ。 「パンセ」の一節・・ 「理性の最後の一歩は、 理性を超える事物が無限にあると認めること」<目次>序章 理性の限界とは何か(選択の限界究極の限界値科学の限界知識の限界ディスカッションのルール)第1章 選択の限界(投票のパラドックスアロウの不可能性定理囚人のジレンマ合理的選択の限界と可能性)第2章 科学の限界(科学とは何かハイゼンベルクの不確定性原理EPRパラドックス科学的認識の限界と可能性)第3章 知識の限界(ぬきうちテストのパラドックスゲーデルの不完全性定理認知論理システム論理的思考の限界と可能性)
2011.05.27
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【送料無料】パ-ス価格:893円(税込、送料別)岡田雅勝「パース」(Century Books―人と思想) 清水書院1998年刊 「プラグマティズム」を最初に提唱したチャールズ=サンダーズ=パース パースは、哲学の研究者として生きたかったのですが、 その道は得られず、沿岸測量部の技術者としての仕事に従事するのでした。 しかし、その職も、新しい上役によって退職に追い込まれます。 最晩年、食う物ももたないほどの貧困で、また病気でもあった。 でも、プラグマティシズム、批判的常識主義、現象学、記号論、倫理学、美学・・ などについて、書きまくった。 プラグマティズムというのは、「理性的認識と理性的目的がわかれ難く結びついている」。 プラグマティシズムは、何よりも実践と結ぶついた理論である。 形而上学的な真理や虚偽に悩むな。 あなたが取り扱うことのできるのは、あなたの疑いと確信だけである。 パースは、アリストテレスとバークレーを批判する。 彼らは。事物の日常的現象の背後を見ていない、と。 また、反デカルト主義の立場をとる。 私たちは懐疑から出発することはできない。 私たちは、現にもっている偏見から出発せざるをえない。≪まさに思考から行動へのつながりのなかに、 私たちは、知覚→論理→行動のシェーマを探究しているパースの 記号論を見ることができるのである。≫ 「すべての思考が記号であるという命題から、 そして人間の生活が思考の連続であるという命題から 人間が記号であることが証明できる」 という確信がある。<目次>1 アメリカとアメリカ的思想の根2 パースの生まれ3 沿岸測量部とプラグマティズム4 ジョンズ・ホプキンズ大学への就職の話と再婚5 失楽園―1890年から1900年の時期6 パースの晩年―1900‐1914年7 パースの哲学
2011.05.26
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美的設計方法論高梨隆雄「美的設計方法論」・・「多様の統一」ダヴィッド社2002年刊 いくら美しい製造物でも、品質が伴わなければ、未熟な技術にすぎない。 美的な設計に必要な「設計美学」を提起し、 すべての設計に共通して使用可能な「美的設計方法論」を説明したもの。 美的とは、 哲学的には、「美の価値現象の全領域を包括すること」といわれる。 また、一般に美学とは、 「自然や人工物の美的現象について、その美的特性や美的原理を究明する学問と されている。」 哲学的演繹法のトップダウンによる「上からの美学」と、 経験的事実から科学的帰納法のボトムアップによる「下からの美学」がある。 「設計美学」は、ボトムアップによる「下からの美学」の見方をとる。 「設計美学」と「人間工学」の目的は、たいてい同義である。 ヒューマンエンジニアリグ、ヒューマンファクター、ヒューマンスケール、エルゴノミックスなど 多様の統一性・・ 美的形式原理の最高の原理とされているのは、「多様の統一」である。 ≪美的形式原理とは、ある対象の美醜を決定する場合、対象の美的内容を切り離して、 形式について条件設定する秩序ある原理をいう。 ギリシャ時代以来、黄金比をはじめとして対比・比例・調和などがあり、 これらに共通した基本原理が「多様の統一」であるといわれている。 「多様の統一」とは、多様でありながら秩序づけられ、部分が全体によって統一されたとき、 美を生じさせる美的形式原理の最高の原理である。≫ アーキテクチャ設計におけるコンセプトの一貫性に通じます。「多様の混乱」を統一する「多様の統一」の成立条件・・≪1.全体を統一する 2.各部分の独立性もまた、明らかに感受されなければならない。 3.独立する各部分が全体のなかに統一されなければならない。≫ <目次>第1章 感性に基づく設計美学第2章 設計美学の機能第3章 美的設計方法論第4章 位相的形態発想法―集合論的思考方法による位相的形態発想法第5章 レオナルド手稿的発想法第6章 材料力学的形態設計方法第7章 コンパクト化形態設計方法―ソニーデザインの形態設計方法を例として第8章 動態形態設計方法―敦煌飛天に基づく動態設計方法を例としてs
2011.05.24
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【送料無料】西洋哲学史(近代から現代へ)熊野純彦「西洋哲学史―近代から現代へ」(岩波新書)2006年刊ロック・・タブラ・ラサ、ホワイトペーパー≪「そこで、こころというものは、いわばなんの刻印もなく、 どのような観念ももっていない白紙である、と想定しよう。」≫ この白紙に対して、「経験」こそが、知識の基となる。バークリー・・≪物質は存在しない。 ひとがそう考える物質的な実体としては存在しない。 ひとびとが物体的な世界と考えるものはただ、神が知覚するもの、 神の観念としてのみ存在するのである。≫カント・・≪カントは、神を断頭台に登らせたのではない。 神の理念は世界の外部へと移され、世界には神の痕跡だけがみとめられることになる。≫≪経験からは、必然的で普遍的な認識は生まれない。 経験が与えるものはせいぜい、これまでのところ世界はそのように存在し、 できごとがこのように生起したという、本質的には偶然的な知である。≫ベルクソン・・≪希望は未来に向かい、希望において現在が不定の未来につなぎとめられる。≫ 「存在することの驚異」レヴィナス・・≪存在とはまったくことなる他者について、語られなければならない。 他者が「語られたこと」に回収されるなら、それはもはや他者ではないだろう。 「語られたこと」を超えて、なお「語ること」が継続される必要がある。 語られたことを打ち消して、語りつづけられることが必要なのである。≫<目次>自己の根底へ―無限な神の観念は、有限な「私」を超えている デカルト近代形而上学―存在するすべてのものは、神のうちに存在する スアレス、マールブランシュ、スピノザ経験論の形成―経験にこそ、いっさいの知の基礎がある ロックモナド論の夢―すべての述語は、主語のうちにすでにふくまれている ライプニッツ知識への反逆―存在するとは知覚されていることである バークリー経験論の臨界―人間とはたんなる知覚の束であるにすぎない ヒューム言語論の展開―原初、ことばは詩であり音楽であった コンディヤック、ルソー、ヘルダー理性の深淵へ―ひとはその思考を拒むことも耐えることもできない カント自我のゆくえ―私はただ私に対して存在し、しかも私に対して必然的に存在する マイモン、フィヒテ、シェリング同一性と差異―生命とは結合と非結合との結合である ヘーゲル批判知の起源―かれらは、それを知らないが、それをおこなっている ヘーゲル左派、マルクス、ニーチェ理念的な次元―事物は存在し、できごとは生起して、命題は妥当する ロッツェ、新カント学派、フレーゲ生命論の成立―生は夢と行動のあいだにある ベルクソン現象の地平へ―世界を還元することで獲得されるものは、世界それ自体である フッサール語りえぬもの―その書は、他のいっさいの書物を焼きつくすことだろう ハイデガー、ウィトゲンシュタイン、レヴィナス
2011.05.23
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【送料無料】西洋哲学史(古代から中世へ)熊野純彦「西洋哲学史―古代から中世へ」(岩波新書)2006年刊ソクラテスの弟子・・≪プラトンがソクラテスのもっとも忠実な弟子だったかについては、 一考の余地がある。≫ ソクラテスには、政治的野心はなかったが、 プラトンは終生、政治への夢を捨てていない。 ディオゲネスは、「狂ったソクラテス」と呼ばれたが、 ソクラテス的な愛知の理想の体現者であったかもしれない。ストア派・・≪今日のこの日が、 あたかも最期の日であるかのように≫≪現在こそが永遠である。 現在が永遠であるならば、「もっとも長い生も、もっとも短い生も等価である」。≫プロティノス・・ 一者は、太陽がすべてのものを照らすように、万物にあふれ出る。 一者は万物であり、万物は一者から生じる。 一者はひとつのものであり、第一の原因であり、善である。≪ベルクソンは講義で、プロティノスは、プラトンを誤読したが、 それは「天才的な誤謬」であったと語り、その思考に対する深い共感を示している。≫アウグスティヌス・・≪「外に出てゆかず、きみ自身のうちに帰れ。 真理は人間の内部に宿っている。 そしてもしも、きみの本性が変わりゆくものであることを見いだすなら、 きみ自身を超えてゆきなさい。 しかし憶えておくがよい。 きみがじぶんを超えてゆくとき、きみは理性的なたましいをも超えてゆくことを。 だから、理性の光そのものが点火されるところへ向かってゆきなさい。・・」≫<目次>哲学の始原へハルモニアへ存在の思考へ四大と原子論知者と愛知者イデアと世界自然のロゴス生と死の技法古代の懐疑論一者の思考へ神という真理一、善、永遠神性への道程哲学と神学と神の絶対性へ
2011.05.23
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【送料無料】平成関東大震災福井晴敏「平成関東大震災--いつか来るとは知っていたが今日来るとは思わなかった」講談社2007年刊 クールビズに、スニーカー・・の毎日。 そろそろビジネスシューズにしようか、と思うと 結構強い余震があるので、逡巡しています。 今年の夏は、このままかな・・と思っています。 ≪地震対策? そのうちやろうと思っているよ・・・か。≫≪地震は「最後の審判」ではない。 最初の段階で生き延びることができたなら、 生き続けるためにやらなければならないことがごまんと待っている。≫≪「どんなに大地が身震いしても、 人の心だけは壊せない。 壊すのはいつだって自分自身」≫ 1981年6月以降の新耐震基準を満たしていない住居は、 日本中で1150万戸、全住居の25パーセント 首都圏のマンションの約3割、83万戸にのぼる。○東京都の提唱する「帰宅困難者心得10か条」1.あわてず騒がず、状況確認 2.携帯ラジオをポケットに 3.つくっておこう帰宅地図 4.ロッカー開けたらスニーカー(防災グッズ) 5.机の中にチョコやキャラメル(簡易食料) 6.事前に家族で話し合い(連絡手段、集合場所) 7.安否確認、ボイスメールや遠くの親戚 8.歩いて帰る訓練を 9.季節に応じた冷暖準備(携帯カイロやタオルなど) 10.声を掛け合い、助け合おう 【送料無料】平成関東大震災
2011.05.22
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大震災サバイバル・マニュアル―阪神大震災が教える99のチェックポイント (朝日文庫) 朝日新聞社 1996年刊 「編集後記」において、いつどこで地震に遭遇するか・・最後は、運しかない、 と指摘されています。 それでも、二次災害をいかに防いで、生き延びるか、には準備も工夫もいろいろあることを 再認識します。≪地震の第一報はあてにならない≫ 災害が起こった場合、被害が大きければ大きいほど、 その地域から発せられる情報は少なくなる。・・ もし、今後どこかで大震災に遭遇した場合、自分の周囲のダメージが大きければ大きいほど、 最初に伝えられる情報量は少なく、救援も遅くなると思ったほうがいい。≫ ≪結論からいうと、大地震のとき警察署と警察官にあまり大きな期待はかけないほうがいい。≫<目次>第1章 大地震が起こった!第2章 避難生活第3章 情報とデマ第4章 身近な震災対策第5章 財産を守る第6章 阪神大震災でわからなかったこと第7章 ボランティア第8章 地震の基礎知識【送料無料】大震災サバイバル・マニュアル
2011.05.22
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柘植久慶「21世紀 サバイバルバイブル」2001年刊地震への備え・・≪被災直後には地方自治体の救援はまずない、と考えていた方がよい。 最初の三日間は期待する方がいけない、とまで断言してさしつかえないのだ。 最低でも三日分、理想的には五日から一週間分の水と食糧、それに生活必需品くらいは、 自分で揃えておくべきである。 何の準備もせず、物理的に支援の限界を有する国や地方自治体を非難するのは、 完全な筋違いだと言えよう。≫ ・・でも、1カ月経っても、被災救済の法案一本通せないのは、想定外を超えています(T_T) 食糧関係: 飲料水 一人一日理想的には3リットル、夏場は5リットル 生活用水 一人一日2リットル。 洗顔→トイレへ二次使用 食糧 一人一日三食。 栄養食品 日常用いているもの装備関係: 作業着 スウェーター 20リットル・ポリタンク ロウソク ナイフ カセットコンロ 防塵マスク 軍手・軍足 懐中電灯・マグライト 救急キット≪会社から40キロのメートルの道程をたどるとしたら、 普通の脚力では途中に二度の休憩を含めて、 12時間で歩ければ上出来と言える。 真夏は疲労度が大きいから、16時間ほど要するに違いない。≫<目次>台風と豪雨地震噴火・雷・竜巻・雪崩動物による被害伝染病と風土病火災航空機事故鉄道事故自動車事故船舶事故暴力犯罪自宅周辺での危険外国での身の危険詐欺と金融トラブルコンピュータ関連の問題医療の危険各種のテロ争乱と戦争生き残るための必需品
2011.05.22
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柘植久慶「大地震からのサバイバル―イザという時これだけは知っておきたい」(極限シリーズ)並木書房1993年刊≪大地震に対するサバイバルは、まず最初の60秒間を何はともあれ 無事に過すことで始まる。 そこを無事に生き抜くと、生存の確率は偶然ではなく、 判断の勝負に移ってゆくからである。≫≪靴のよし悪しが生死を分ける≫ 先日は、ビジネスシューズで、20キロ余だったので、後半靴ずれに悩まされました 以来、期間限定と思って、黒のハイカットのスニーカーを履いています。 今月から、早くもクールビズになったので、この夏は続けてみようか、と思っています。家庭での備え・・最低3日間、自活できる品物を備蓄する 被災地域の生活は、1945年から50年頃の線にまで低下する。海岸・・必ず津波がくると思って、高台へ逃げる≪潮は音もたてずに引いてゆく。地震の被害が何もなくホッとしている瞬間だ。 だが、押し寄せてくる津波は速い。 水深が2000メートル以上あると時速500から600キロメートルと、 プロペラ機の最高速度くらいの速さである。・・ 引いた分の10倍だから、1メートル潮位が下がると10メートルの津波という見当になる。≫ <目次>1 外出先で襲われたら2 交通機関で遭遇したら3 自宅で発生したら4 屋外で地震に遭ったら5 サバイバル用品を選ぶ6 大地震サバイバル度チェック【送料無料】大地震からのサバイバル
2011.05.22
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【25%OFF】[DVD] 運命を分けたザイル映画『運命を分けたザイル』・・ Touching the Void出演 ブレンダン・マッキー、ニコラス・アーロン監督 ケヴィン・マクドナルド 先週、映画「岳 -ガク-」を見て、 もっと山の映画みたい! と思い、手に入れたDVD。 以前読んだ、Joe Simpson - Touching the Voidが、原作になります。 アンデス山脈にある未踏峰のシウラ・グランデの登頂に挑んだジョーとサイモン。 登頂後、天候は暗転・・ 必死の下山途中、ジョーが滑落し、左足を骨折・・ このジョーを下山させるために、サイモンはザイルをつかって、意図的に滑落させます。 が、ジョーはクレパスへ落ちます。 2人とも死ぬか、ザイルを切るかの究極の選択です。 このあたり、2人交互のインタビューで、様子がわかります。 ・・生き残ったジョーが、 「あと20分だけ頑張ろう」を延々と繰り返す姿に感動でした。
2011.05.22
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The Treasure価格:1,666円(税込、送料別)The Treasure - Uri Shulevitz (Sunburst Book) ユリ・シュルヴィッツさんの絵が、なんともいい絵本です。 3度見た夢に導かれて、長い長い旅に出ます。 そこで、見つけたものは・・ 読んでのお楽しみ "Sometimes one must travel far to discover what is near."
2011.05.22
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足立巻一「やちまた (下巻)」河出書房新社1974年刊 足立巻一「やちまた (上巻)」の続き・・ 足立巻一さんの本居春庭(もとおり・はるにわ)の 「詞の八衢」(ことばのやちまた)の成立過程を探索する旅は続きます。 大学卒業後、まもなく召集令状が届く。 華北山西省の前線へ送られ、3年2カ月の軍隊生活を送る。 昭和16年10月末に復員する。送別してくれた仲間は、肺結核になった遮莫を除いて すべて出征していた。祝日古は役人勤めをしていたが、病気で亡くなっていた。 11月22日、親友の腸から「ノッピキナラヌ、スグコイ」の電報を受ける。 善通寺に訪ね、特別に用意したすき焼きを食べる。 別れ際、腸から、対米戦のため、グアムに向かう旨、告げられる。 そして、足立さん自身にも、二度目の召集がかかります。 ・・このあたり、暗い時代を思い、なんともやりきれない気持ちになります。 「八衢」は、動詞の不思議を語って、その働きに法則のあることを 道にたとえる。 動詞の種類には、四段、上一段、上二段、下二段、変格の5種類あり、 五十音図の各行別の活用表をかかげます。 春庭の精密な仕事を支えたのは、 妻・壱岐や妹・美濃の二人の女性なのですが、 足立さんは、最初、他にゴーストライターがいたのではないか、 と疑います。 特に、35歳の春庭に嫁いだ18歳の壱岐に、どこまで理解できたのか、と。 しかし、春庭一族の詠草類が発表されるや、一転します。 春庭 4冊 2775首 飛騨 2冊 1311首 美濃 4冊 10949首 壱岐 4冊 2889首 と、実に、美濃、壱岐とも、和歌好きだった春庭を超える歌を読んでいます。 また、その字を見た足立さんによると、 最初の頃の壱岐の字は、堅かったようですが、 後に、生き生きとしてきた様子がわかります。 決して無知なため従順な筆記者であったわけではなく、内容を理解し、共感する 教養を持っていたのだ。 夫の身まかりけるに 壱岐 千代までと思いし松の雪をれてたのむ影なきけふのかなしさ 木の本のかかるなげきもしら雪の春をもまたでゆきし君かな 君はなどいそぎゆきけむ死出の山ともに越えむと思ひしものを 【送料無料】やちまた(下巻)価格:2,854円(税込、送料別)
2011.05.21
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足立巻一「やちまた (上巻)」 足立巻一・・あだちけんいち 「やちまた」とは「八衢」・・ 本居宣長の長男である本居春庭(もとおり・はるにわ)の 「詞の八衢」(ことばのやちまた)によります。 宣長の栄光の前に、春庭は知る人ぞ知る人なのですが、 春庭自身、一流の言語学者であったこと、 その業績、「詞の八衢」と「詞の通路」(ことばのかよひぢ)の成立経路を解き明かします。 29歳で盲目となった春庭が、いかにして妻・壱岐や妹・美濃の力を借りて、 精密な文法の研究書を表しえたのか? その道程は、盧溝橋事件前夜に学生であり、二度召集にとられた 足立巻一さん自身の恵まれない半生とも絡まりながら進みます。 春庭を知るためには、宣長を知る必要があった。 しかし、著述が91種363巻に及ぶその宣長像は、 「もののあはれ」にとどまらず、 ≪まるで中空でゆっくり旋回する、巨大で複雑な光源体のように見える。 多面の光りを眩惑するように放ちながら、怪奇に回転をつづける≫ ものであった。 それでも、 学問とは、 ≪とてもかくても、つとめだにすれば、出来るものと心得べし。 すべて思ひくづをるゝは、学問に大にきらふ事ぞかし。(うひ山ぶみ)≫ という宣長の言葉に勇気をもらった、といいます。≪本居春庭の『詞の八衢』ができあがっていった過程を求め、 父宣長の『御国詞活用抄』から鈴木朖(あきら)、富士谷成章とたどって 柴田常昭、芝原春房の『詞の小車』まで追ったが、 いつかどこかの炭鉱工事現場で見た長い地中の道を思い浮かべていたのだ。≫【送料無料】やちまた(上巻)価格:2,854円(税込、送料別)
2011.05.21
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【送料無料】文芸誤報価格:1,680円(税込、送料別)斎藤美奈子『文芸誤報』朝日新聞社2008年刊【送料無料】世界文学を読みほどく価格:1,680円(税込、送料別) 『世界文学を読みほどく』池澤夏樹 ・・小説の世界観を変えた一作・・ それは、メルヴィルの『白鯨』 ≪<メルヴィルが描きたかったのは、世界の構造は、 そもそも項目の羅列である、(略)ということだと思います。>。 『白鯨』は<全体を統一するディレクトリはない。 あるいはその統率力は弱い>のだ。≫【送料無料】2050年のわたしから価格:1,260円(税込、送料別) 『2050年のわたしから』金子勝 ・・7割がフリーター、女性正社員率ゼロの世界・・たいがいな話 『「本を読む子」は必ず伸びる!』樋口裕一 ・・読書指導にもネオリベラリズムの波が来た。 本を読むと成績が良くなる?! ≪はっきりいっておこう。 読書は成績向上に役立たない。≫ 足立巻一さんの『やちまた』を読んでいると、 学校やテスト、成績なんてどうでもよいことがわかります。 読まずにいられないから、読むだけです。<目次>1 嬉し恥ずかしデビュー作(『となり町戦争』三崎亜記『四十日と四十夜のメルヘン』青木淳悟 ほか)2 書き続けるのが作家の仕事(『みんな元気。』無城王太郎『幸福な食卓』瀬尾まいこ ほか)3 天下分け目の賞の行方は(2004年下半期芥川賞予報『対岸の彼女』角田光代 ほか)4 功なり名とげてなお精進(『鉄塔家族』佐伯一麦『死の棘日記』島尾敏雄 ほか)5 旬な脇役、評論とエッセイ(『愛と死をみつめて』大島みち子+河野実『世界文学を読みほどく』池澤夏樹 ほか)
2011.05.21
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【送料無料】本の本価格:2,940円(税込、送料別)斎藤美奈子『本の本―書評集1994‐2007』筑摩書房2008年刊 『魔女の伝言板 日本の現代伝説』近藤雅樹 【中古】文庫 ハプスブルク一千年【10P18May11】【画】価格:170円(税込、送料別) 『ハプスブルク1千年』中丸明≪並みいる「ハプスブルク」の中でも、とりわけふざけた、 しかしあなどりがたい一冊である。≫ ハプスブルク家は、1273年から1918年まで、700年間にわたってヨーロッパを 支配した王家であり、ハプスブルク家の始祖にあたるルドルフ一世は、 信長と秀吉と家康を足したような英傑だったとか。 『絵画で読むグレコのスペイン』中丸明≪いっけん奇妙な中丸明の著作から、私たちが間接的に学ぶのは、 「教養はあったほうが得でっせ」という、あまりに認めたくないが 断じて認めた方がいい事実である。≫ それが時間と金を使う旅を、お買い物と飲食とサル同然の物見遊山で 終わらせるか否かの分かれ目である、って。【送料無料】動物保護運動の虚像2訂版 『動物保護運動の虚像』梅崎義人 動物保護運動が、当初の趣旨から外れて「環境帝国主義」となっている実態を示す。 『日本奥地紀行』イザベラ・バード 『英国人写真家の見た明治日本』ハーバート・ポンティング 『日本美の再発見』ブルーノ・タウト 『空からの民俗学』宮本常一 『『吾輩は猫である』殺人事件』奥泉光 『贋作吾輩は猫である』内田百けん<目次>小説と随筆の本(少年少女の日々 青春と恋愛と オンナの生き方 オトコたるもの 家族の姿 彼女の闘い ほか)文芸評論と日本語の本本のある生活社会評論と歴史の本文化と趣味の本
2011.05.21
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【送料無料】読者は踊る斎藤美奈子『読者は踊る』マガジンハウス1998年刊 斎藤美奈子「読者は踊る―タレント本から聖書まで。話題の本253冊の読み方・読まれ方」 再読・・ 10年以上前の指摘ですが、 哲学や思想の入門書が時折りブームになる原因は、 「ラクして知識も仕入れたいと考える知的大衆のスケベ根性」にある、と
2011.05.21
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【送料無料】「自分」を生きるための思想入門竹田青嗣 「自分」を生きるための思想入門―人生は欲望ゲームの舞台である芸文社1992年刊≪人間とは基本的に欲望を持った存在です。≫≪その人間にとって世界とは、あえて言うと「欲望ゲーム」の場だと言うことが できます。≫≪いま自分が持っている欲望こそが、 「自分が何であるか」ということの実質であり、 そしてそれをどのように了解するかが、 「自分が何でありうるか」を指し示す≫≪「私の欲望」とそれを自分がどう了解するかという二項の間の 緊張関係が「私」というものがの本質なのです。≫≪人間がこの世界を生きるということは、 世界という欲望ゲームの場で、まずルールを身に付けるということ、 それからさまざまなアイテムを知ることからはじまります。 そして他者とは、まず基本的にはルールやアイテムを教えてくれる人なのです。≫≪関係は欲望の形を作りますが、 欲望そのものを作り出すわけではありません。 逆に、欲望は関係そのものを作り出すのです。≫≪欲望があるということは、 なぜか知らないけれど、あれが欲しいということです。 これがエロスの根源です。 なぜか知らないけれどあれが欲しいという力が、 人間に「存在可能」を与える。≫≪自分がどういう人間であるかという自己理解が、 その人の生活上の関係の態度を規定する。 つまり自己理解は他人との関係の取り方を規定します。≫≪思想とは、社会的には、大勢の人間に「正しい」ことを教えるものではなく、 社会の中に絶えず「より合理的な関係」を作り出していくための”技術”にすぎない。 そして実存的には、個々の人間が、自分の固有の生主体から 「より大きなエロス」を引き出すための”技術”にほかならないのです。≫<目次>第1章 「私」という存在―人はなぜ「私」にこだわるのか第2章 「他者」という存在―なぜ他人は「私」を脅かすのか第3章 自己と欲望―人生は欲望ゲームの舞台である第4章 恋愛における欲望―男女のかかわりとエロティシズム第5章 「私」と世界―人はこの世界とどうかかわっていくのか第6章 生と死のあいだ―死をどう受け止めるかが生の姿勢を決める【中古本】 「自分」を生きるための思想入門-人生は欲望ゲームの舞台である
2011.05.18
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【送料無料選択可!】だいたい四国八十八ヶ所 (単行本・ムック) / 宮田 珠己 著宮田珠己「だいたい四国八十八ヶ所」本の雑誌社2011年刊≪何のために、なんて考えていると、旅はいつまでたっても始まらない。 意味を考える前に計画を立て、結論が出る前に出発してしまう。 これが大切である。≫ で、宮田さんが出かけたのが、四国八十八ヶ所巡り・・なのでした。 前々から気になっていた四国八十八ヶ所巡り・・ではあったものの、 実のところ、面倒くさかった?! ≪やりたいことは面倒くさい。・・ 何事もやってからだんだん面白くなるのであって、やる前はどんなことでも 面倒くさいに決まっているのである。≫ あとは、爆笑とニヤリの連続・・ 宮田さんと一緒に四国をぐるっと回った気分 私もいつか歩いてみたいな~、と思うのでした。≪旅の醍醐味の最たるものは、今自分がその場所にいるという実感ではないだろうか。≫ 「おお、私は、今、こんなところにいる!」 宮田さん、「スットコランド」に引きこもっておらずに、 どんどん旅に出てほしい、ですね!<目次>1章一番霊山寺から、徳島駅まで 2章徳島駅から、土佐一宮駅まで 3章土佐一宮駅から、四万十大橋まで 4章宇和島駅から、今治駅まで 5章土佐昭和から、南レク御荘公園前バス停まで 6章尾道から、伊予三島駅まで 7章伊予三島駅から高松駅まで 8章南レク御荘公園前バス停から、宇和島駅まで 高松駅から、六番安楽寺まで【送料無料】スットコランド日記【送料無料】スットコランド日記深煎り
2011.05.17
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「人情の機微」・・に、泣かされっぱなしの2時間(T_T) キャスティングは絶妙・・ 宮本信子さん、中谷美樹さんはもちろんのこと、 友情出演の相武紗季さん、大杉漣さんらも存在感があり、キラリと光っていました。 関学のキャンパスを見ながら、訪ねるときは 校内の三田屋さんで割安の美味しいステーキのランチをすることが 楽しみだったことを思い出していました(^^ゞ 有川浩「阪急電車」・・阪急今津線 ところで、 これ阪急電車だから、お上品な作品に仕上がりましたが、 「阪神電車」だったら、同じ関西でも全然違う話になりますね~(>_
2011.05.15
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【送料無料】哲学を知ると何が変わるか価格:1,631円(税込、送料別)鷲田小彌太「哲学を知ると何が変わるか」講談社1994年刊 哲学は、「未来を野太く生きようとする人にとって最適なのだ。 世界を変え、自分を改造しようという精神にぴったりなのだ。」 哲学とは、通俗的で、普遍的なもの。≪99パーセントの通俗を通って、はじめて、揺るぎない超俗の境域に たどり着くことができる。≫≪ニーチェは、キリスト教とデモクラシーと社会主義と科学に反発した。 しかし、同じ一つのものに対立したのだ。 多数者の凡庸な意識である。≫≪プラトンの理想は、まことにすばらしかった。 恣意と妥協ではなく、自由と規律が調和する社会である。・・ しかしである。 理想がどんなに美しく、それを実現する計画がどれほど精密で、 実際の手段がどれほど巧妙でも、 プラトンの「理想」と「計画」と「手段」は、すべて不適切である。 それが実現された暁には、想像を絶する悲惨が待ち受けている≫ プラトンは、科学=絶対確実な認識・・数学の上に哲学を打ち立てようとした。 しかし、≪絶対確実な認識というのは、数学がそうであるように、 フィクションなのである。≫<目次>プロローグ 哲学を知る、を読むための準備体操第1章 哲学とは、時代の意識そのものである第2章 哲学がわからない、でもわかりたい第3章 哲学というメガネをかけてみると第4章 哲学は難しい、でも読んでみたい哲学を知ると何が変わるか【中古】afb
2011.05.15
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自分という「もんだい」価格:1,470円(税込、送料別)小阪修平「自分という「もんだい」―“私”と“世界”をめぐる哲学ノート」大和書房1997年刊 「自分」についての答え・・ではなく、 「自分」についての考え方・・を紹介した本。 1.「自分」とは何か? を、アリストテレスに無理やり答えさせたとしたら、 「魂」とでもいったかもしれない。 問いの見直し・・ 2.そもそも自分なんであるのか? 3.ほんとうの/本来の自分とは何か? 2.を「ない」と言い切ったのは、仏教である。 4、自分は自分でありながら自分ではない、 自分とはそういう矛盾なのだ。 「自分が自分である」ためには、他者から自分に向けられた視線が必要になる。 ふつう人が自分自身の根拠としているのは、 社会的な地位であり、何らかの集団への所属である。 その自明さが崩れるとき、アイデンティティの危機が訪れる。 世の中を探しても、「私という物」は落ちていない。 「私が私である」というのは、私の内面のなかに成立する真実なのである。 「私は世界の外にいる」 15.私とは、私のなかでおこるいろいろな体験に意味をあたえ、 そこから外側の世界をつくっているような主観性である。へーゲルの考えた「私」・・ 16.私が私であるとは、自分の外に関係することであり、 自分を、また自分の外にあるものを否定しようとすることである (つまり運動である)。 17.私の内容は、その関係の展開のうちに生じ、 それは精神とよばれる。 へーゲルの考えた「私」とは、じつは誰でもよい「私」であり、 「この私」については、何も語っていない。≪私に欠けているのは、私は何をすべきか、 ということについて私自身に決心がつかないでいることなのだ。・・ 私の使命を理解することが問題なのだ。(キルケゴール)≫<目次>自分というもんだい妄想の真実と自分という物語自分についてのトートロジーとアイデンティティかんがえる「私」現実と夢、独我論「私」の自由私の世界と、理想の自己・純粋な自己二つの世界の分裂と私の身体私が語る文と「私」世界の外にある主観と、この主観の確信〔ほか〕
2011.05.15
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映画「岳 -ガク-」を見て、 もっと山の映画みたい! という気持ちになっているので、ちょっと棚卸し・・ 運命を分けたザイル 【中古】DVD 期限)運命を分けたザイルブラインドサイト・小さな登山者たち 【中古】【0511SALE】洋画DVD ブラインドサイト 小さな登山者たち デラックス版【10P12May11】【画】白き氷河の果てに銀嶺の果て 谷口千吉【25%OFF】[DVD] 銀嶺の果て山 製作・監督:エドワード・ドミトリク北壁に舞う ドキュメンタリー映画北壁に舞う パンフレット【あす楽対応】天と地の間に ガストン・レビュファ【23%OFF!】天と地の間に(DVD)新・天と地の間に/星にのばされたザイル星と嵐 ガストン・レビュファ星にのばされたザイル ガストン・レビュファエベレスト征服 英国山岳会さらば白き氷壁モンブランは招く聖山 アーノルド・ファンク死の銀嶺 G.W.パプストモンブランの嵐 アーノルド・ファンククリフハンガー レニー・ハーリンバーティカル・リミット ― コレクターズ・エディション マーティン・キャンベルM:I-2 ジョン・ウークリムゾン・リバー デラックス版 マチュー・カソビッツK2/ハロルドとテイラー愛と友情のザイル生きてこそザ・クライマー/彼方へ ラインホルト・メスナー原作アイガー・サンクション クリント・イーストウッド【25%OFF】[DVD] アイガー・サンクション(初回生産限定)アイガー北壁[DVDソフト] アイガー北壁植村直己物語 佐藤純彌植村直己物語八甲田山 完全版 高倉健【中古】DVD 八甲田山 完全版/その他邦画ホワイトアウト 若松節朗マークスの山 崔洋一聖職の碑大学の山賊たち黒部の太陽【グッドスマイル】フジテレビ開局50周年記念ドラマ特別企画 黒部の太陽 DVD-BOX(DVD) ◆25%OFF!剣岳 点の記
2011.05.14
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以前から楽しみにしていた映画「岳 -ガク-」、見ました! 奥穂高はじめ、アルプスの美しくて雄大な山の景色が堪能でき、 大満足でした。 晴れていれば楽しい山歩きも、 天候次第で突然恐ろしいところにもなること、 山の怖さを再認識させられます。 トムラウシ山遭難はなぜ起きたのか・・低体温症 羽根田治「山の遭難―あなたの山登りは大丈夫か」(平凡社新書) 映画は、泣かせどころ満載・・ 館内は上映中ずっと、前後左右から涙の音が聞え続けました。 涙線緩みっぱなしで、上映後はさっぱりとした気分になりました。 ところで、 先週は連休最後なので、明神ヶ岳へ行ったのですが、 睡眠不足のせいか少し熱っぽいのを無理して小雨の中、歩き始めたところ、 雨はどしゃぶりになり、1時間半余り経ったところで断念(T_T) へろへろになって、手袋をしても震えながらの下山になりました。 低山でも侮るなかれ・・ 帰宅後38度の熱でダウン・・翌日はGW明け初日、休むわけにはいかず、 解熱剤服用しての出社になりました。反省しきり・・(>_
2011.05.14
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【送料無料】あの哲学者にでも聞いてみるか鷲田小彌太「あの哲学者にでも聞いてみるか」(祥伝社新書)2007年刊 ホームレスは、いけませんか?≪私(キルケゴール)は、教会の偽善と全力を挙げて戦い続けました。 ホームレスを選びはしなかったものの、 ホーム(肉親)を失う戦いです。 最後は路上で昏倒し、そのまま病院に担ぎ込まれ、すぐに死を迎えます。 孤独の死ですが、私(の人生)にふさわしい死だったと思います。≫≪私(キルケゴール)にも、もちろんホームはありました。 外観は他人に誇れるものです。 しかし、私には最初から、団欒と言うホームはなく、ホームという「物質」 はあっても、中身はホームレスでした。 だから私の精神はホームレスでしたが、実際にホームレスになる必要はなかったのです。 この意味でいえば、ホームレスになる人は、 家の中にホームレスがあることをはっきり感じとることができない程度の マイホーム主義者だったということです。≫<目次>問1 「働きたくない!」は、いけませんか?―答える人・エピクロス先生問2 一生独身・親と同居じゃ、ダメですか?―答える人・ヘーゲル先生問3 仕事人間じゃ、ダメですか?―答える人・マルクス先生問4 危険地域のボランティアは、いけませんか?―答える人・サルトル先生問5 親子の仲が良すぎては、いけませんか?―答える人・ルソー先生問6 専業主婦じゃ、いけませんか?―答える人・福沢諭吉先生問7 女教授を目指しては、いけませんか?―答える人・ヒューム先生問8 「援助交際」は、いけませんか?―答える人・ソクラテス先生問9 ホームレスは、いけませんか?―答える人・キルケゴール先生問10 自殺をしてはいけませんか?―答える人・ある哲学者
2011.05.14
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【送料無料】迷える者の禅修行ネルケ無方「迷える者の禅修行―ドイツ人住職が見た日本仏教」(新潮新書)2011年刊 アランの言葉・・ 「悲観主義は気分によるものであり、 楽観主義は意志によるものである。 気分というものは、正確に言えば、何時も悪いものなのだ。 だから、幸福とはすべて、意志と自己克服とによるものだ。」 内山老師の『天地いっぱいの人生』・・ 「・・なによりも大切なのは自己自身の生命に食欲がおこることです。 その食欲がおこるために肝要なものは、環境であり、雰囲気であり、地盤である。」 沢木老師の言葉・・ 「仏とは自分自身のことである。 自分自身が仏になるより他に仏というものはない」 「仏になりたい? 仏になんぞ、ならんでもいいんじゃ。 今が今、自分が自分すればいいんじゃ。 ここを捨ててどこへ行くというんじゃ」 <目次>第1章 ドイツで仏教と出会う第2章 憧れの修行生活第3章 出家はしたけれど…第4章 京都てなもんや禅寺修行第5章 師匠との決別第6章 ホームレス雲水第7章 大人の修行
2011.05.14
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【送料無料】現代思想の冒険竹田青嗣「現代思想の冒険」 筑摩書房1992年刊<世界像>を思い描く行為・・(1)<自我の確定>(2)社会への実践的操作の技術、権力操作(3)社会構造の改変の手だて≪<世界像>とは、じつは個々の人間のうちにあって、 しかも個々の人間のうちにあって、しかも個々の人間を社会的な存在として 関係づけている根本の原理なのである。≫ 社会の構造を正しく理解し、理性によってその体制を変革していく・・ というマルクス主義の枠組みを残すか、棄てるか? 棄てるとすれば、社会批判・現実批判を、どのような文脈で立て直すか? にもかかわらず、 ポスト・モダン思潮の本質的な性格は、 ・懐疑論 ・・もはや社会は手に触れるものとしては決してつかめない ・ニヒリズム ・・人間は意味を失う ・反社会(システム)的心情 ・・ヘーゲル=マルクスの理論が正しければ、原理的にアポリアに行きつく である。 ヘーゲルやマルクスが”論証”した仮説が”正しい”限り、 現代思想が導き出したペシミズムやニヒリズムは論理的に正しい。 構造主義の発想は、 いわば<意識>された人間の動機と、社会制度の間に、無意識の「構造」という 中間項をはさみこむというかたちをとる。 テクスト論の要諦は、 言葉の本質は「世界を映しとる」という機能にあるのではなく、 むじろ”言葉の世界”を編むことによってそこに”エロス性を創り上げる”ことにある。 現在の高度消費社会にはその操作を司る人間的<主体>が決して存在せず、 社会それ自身だけが<システム=機械>の自動運動の<主体>である。 キルケゴール・・ ≪「決定論者、宿命論者は、絶望しており、絶望者として、その自己を失っている。 彼にとっては一切が必然だからである。」≫ ≪「信じる者は、人間的にいえば自分の破滅を見、かつ悟る。 しかし、彼は信じる。 それだから彼は破滅しないのである。」≫ 人間の生は、<歴史>や<社会>の意味に還元できない存在本質がある。 ≪人間の<実存>の意味とは、 だから、この”それにもかかわらず生きている”ことの意味とは何か という問いにほかならない≫ 人間の<実存>を支えるのは、可能性である。 この可能性は、ただ欲望というかたちでだけわたしたちにとって現れる。 <目次>序 思想について第1章 〈思想の現在〉をどうとらえるか第2章 現代思想の冒険第3章 近代思想のとらえ返し第4章 反=ヘーゲルの哲学第5章 現象学と〈真理〉の概念第6章 存在と意味への問い終章 エロスとしての〈世界〉
2011.05.14
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【送料無料】打ちのめされるようなすごい本米原万里「打ちのめされるようなすごい本」文藝春秋2006年刊 思わず手に取ってみたくなった本・・その一部『過去と思索』全三巻 アレクサンドル・ゲルツェンの「自分史」 ルソーの『告白』やゲーテの『詩と真実』と並ぶ自伝文学の白眉『シベリア抑留 スターリンの捕虜たち ソ連機密資料が語る全容』 長勢了治氏が、中年過ぎて会社を退職し、第二外国語だったロシア語を 学び直して翻訳家になった理由・・それはこの本を訳すためだった!『角川世界史辞典』 いままでのどの世界史辞典より、イスラム関連項目が多い。 いや、イスラムだけでなく、アジア、ラテンアメリカ、アフリカ関連項目も多い。『「テロリスト」がアメリカを憎む理由』 「ある人にとっての『テロリスト』は、他の人にとっては『自由の戦士』だ」『異星人伝説 20世紀を創ったハンガリー人』 なぜかわずか1000万人のヨーロッパ辺境の小国が20世紀を通して ユニークな天才たちを世界に供給し続けることができたのか? その謎に迫る。『日露外交』 「白眉は、鈴木宗男と「心中」する結果になった、有能で献身的なノンキャリアの 外交官、佐藤優のポートレートである。 これほど魅力的な人材をなぜ生かすことができなかったのか、という著者の 怒りは悲しみに満ちている。」『スポーツ解体新書』 「率直にして辛辣。該博な知識と教養が視野を広げてくれる。」『ソクラテスの最後の晩餐』 ソクラテス死刑宣告の背景・・ 「ぺルシャ戦争以来庶民にジリジリと権力を剥ぎ取られて行く大貴族の代表をもって 任じているクリティアスたちにとっては、中産階級に生まれ、高い教養を身につけ、 庶民、つまり愚民に生理的に反発する右翼のソクラテスがたのもしいイデオローグ、 理論的指導者、つまり『教祖』だった」 かつての弟子、クリティアスが右翼政治家となり、政敵を粛清した後、失脚し殺された ため、ソクラテスは見せしめのため処刑された。『健康帝国ナチス』 枢軸国側のヒトラー、ムッソリーニ、フランコが揃いも揃ってタバコ嫌い 連合国側のチャーチル、スターリン、ルーズベルトがヘビー・スモーカーだった。 ナチスは、1939年に「義務としての健康」という国家スローガンを正式に採用。<目次>第1部 私の読書日記(新居の猫と待望の和露辞典 記憶力・日本語・日本の女たち 百年の恋が冷める時 面白すぎる「自分史」と毛嫌いのスターリン本 ほか)第2部 書評 1995~2005(沼野充義編『東欧怪談集』 ユーレク・ベッカー『ほらふきヤーコプ』 クロード・グリュデ『男を虜にする愛の法則』 オリバー・サックス『手話の世界へ』 ほか)
2011.05.13
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【送料無料】ぼくらの頭脳の鍛え方立花隆・佐藤優「ぼくらの頭脳の鍛え方」(文春新書)2009年刊 読書の意義の一つは、「歴史はつねに反復する」ということを知ることにある。 「人間は右も左も全く理解不能なほどに狂うことがある」 ネチャーエフ『革命家の教理問答書』 ランズマン『SHOAH(ショアー)』 ≪狂った政治思想はみなユートピア思想から生まれている。 政治の基本は、ユートピアなんてないし、作ろうとすれば逆ユートピアを生む だけだったという歴史の現実を直視するレアリズムの認識から出発すべきです。≫(立花) 『プラグマティズム』・・≪ある観念が正しいかどうかは、それを現実化したときの結果に よってのみ判定される、「樹はその実らす果実によってのみ判定される」という考え方です。 それはイエスの教えだったし、キルケゴールの哲学の基本でもあった。≫(立花) ヴィーコ『新しい学』・・デカルトに対抗して書かれた全く独自の哲学 ≪ヴィーコは、デカルトが当時最大の哲学の権威とされていた時代に、デカルトの発想そのものが 間違いであるとする論を立てたんです。」 「ヴィーコは、そもそも確実な知識というものは、それを作った者にしか理解できない。 だから自然に対して絶対確実な知識を持ちうるのは自然を作った神様だけである。 一方、人間が持ちうる絶対確実な知識は人間が作ったものについてだけである、 人間が作ったものとは、具体的には社会とか歴史、政治、道徳、倫理といったものです。 これらをヴィーコは、「新しい学」と名付けた。≫(立花) ヴィーコは、現代の自然科学と技術を支えている。 『信濃! 日本秘密空母の沈没』信濃!日本秘密空母の沈没【中古】afb 『補給戦 何が勝敗を決定するのか』【送料無料】補給戦 バーバーマス『認識と関心』【送料無料】認識と関心新装版<目次>第1章 読書が人類の脳を発達させた―狂気の思想、神は存在するか、禅の講話ブックリスト1 知的欲望に満ちた社会人へ―書斎の本棚から二百冊第2章 二十世紀とは何だったのか―戦争論、アメリカの無知、スターリンの粛清第3章 ニセものに騙されないために―小沢一郎、官僚は無能だ、ヒトゲノム第4章 真の教養は解毒剤になる―マルクス、貧困とロスジェネ、勝間和代第5章 知の全体像をつかむには―東大生・立花隆、神学生・佐藤優、実践読書術十四カ条ブックリスト2 すぐ役に立つ、すぐ買える―文庫&新書二百冊
2011.05.09
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【送料無料】定年後のリアル価格:1,470円(税込、送料別)勢古浩爾「定年後のリアル」草思社2009年刊≪仕事が大事なのは仕事をしているあいだだけで、 辞めてしまえば、仕事など大事でもなんでもなくなる、 というのが不思議である。≫ この当たり前のことが、定年までわからない・・ということに気づかされます。 定年で失うもの・・ 仕事、給料、目標意識、仕事仲間との会話・つきあい、定期券、仕事上の人脈、名刺など ・・不自由・拘束時間 定年で得るもの・・ 失業保険、わずかな年金、ありあまる自由時間 「これからが本当の人生ですよ!」のウソ・・ 今までだって、ほんとうの人生だった。 山際素男『破天』・・佐々井秀嶺という僧侶の激しい人生【送料無料】破天価格:1,470円(税込、送料別)<目次>第一章 身分はただの素浪人 第二章 「リアル」も千差万別 第三章 もう六十歳とまだ六十歳のあいだ 第四章 なにをしてもいいし、なにもしなくてもいい 第五章 さみしいからといって、それがなんだ 第六章・元気な百歳ならけっこうだが 第七章 貧乏でもほんわか生きたい 第八章 飄々と
2011.05.08
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【送料無料】ビジネス書大バカ事典価格:1,680円(税込、送料別)勢古浩爾「ビジネス書大バカ事典」三五館2010年刊 世の成功本とその著者への歯に衣着せぬご意見・・≪世の中にほんとうの「成功本」などありえないということである。 あるのはすべてウソの「成功本」もどきである。≫≪わたしはビジネス書「もどき」の鍵概念である「成功」というフレーム(枠) 自体をまったく認めていないからである。≫ 「だれでも」に対する成功はないし、 ふつうの人にとっての人生の中心目標とはなりえないものだから。≪われわれのやる気が続かないのは、目前の快楽に負けるからである。 苦を避けて楽に流れるからである。≫ ・・それを、潜在意識を活用してどうするなんて、いうな! と一喝されています。 でも、日頃、顕在意識に限界を感じていたりすると、潜在意識の活用なるモノ言いに ころっといってしまうのですね~ ≪わたしは「知的生産術」なるものをほとんど信用していない。・・ 他人のそれを参考にするならもちろんしていいが、 基本はやはり自分で考え、自分で工夫することである。≫ ビジネス書「もどき」に拉致されないための「7つの習慣」1.タイトルに騙されない2.効能書きに騙されない3.著者の経歴に騙されない4.何十万冊突破、に騙されない5.活字(本)に騙されない6.ブックレビューに騙されない7.自分の価値観を持つ 後半、本田宗一郎、稲森和夫、小倉昌男さんらの自伝が紹介されており、 ビジネス書における良書とは何たるものであるか、を再認識することができます。<目次>本書で取り上げている「もどき」作家の先生方ナポレオン・ヒルの追随者 = 本田健先生ウインクで人を見分ける法? = 石井裕之先生ヘンテコ大王 = 苫米地英人先生胡散くさい導師 = 斎藤一人先生とんだ食わせ者 = 小林正観先生カメレオンのように変身 = 神田昌典先生まじめなカリスマもどき = 勝間和代先生なんでもレバレッジ男 = 本田直之先生
2011.05.08
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勢古浩爾「自分をつくるための読書術」(ちくま新書)1997年刊 「自分」をいまとは別のものに「つくりかえよう」とするのではなく、 いまのようにできあがってしまった「自分」を「さらにつくりあげていく」ことのススメ。 また、「弱さ」を「強さ」につくりかえるのではなく、「弱さ」の意味を問いを ハガネのような「弱さ」につくりあげていく・・ なぜなら、人間であることと、「弱さ」は同義であるから。阿部謹也「「世間」とはなにか」杉本良夫「日本人をやめる方法」 【中古】【20110506】文庫 日本人をやめる方法【画】価格:280円(税込、送料別)橋本治「宗教なんかこわくない!」宗教なんかこわくない!価格:714円(税込、送料別)吉本隆明「敗北の思想」 ・・講演集。「自己とはなにか」「自立と反逆の拠点」「敗北構造」久住昌之・加藤総夫「脳天観光」 丸山健二「争いの樹の下で(上・下)」 ・・これを読んで身ぶるいするがいい。【中古本】 争いの樹の下で〈上〉価格:340円(税込、送料別)桶谷秀昭「昭和精神史」 ・・桶谷氏の渾身の一冊。昭和は中間管理職のように哀れである。沢田サト「泥まみれの死」青木富貴子「ライカでグッドバイ」石川文洋「戦場カメラマン」<目次>はじめに 「自分」をつくるとはどういうことか第1章 「世間」を生きぬくための読書―あらゆる形式を疑え第2章 「弱さ」を鍛えるための読書―一冊の本は決定的に発火する第3章 「論理」の力をつけるための読書―読むなら考えよ考えぬのなら読むな第4章 「理不尽」を生きるための読書―すべての本を軽蔑せよ第5章 「覚悟」を決めるための読書―わたしがルールブックである第6章 「自分」をゆさぶるための読書―自分に関係のない本などないおわりに 「自分」をつくらないことの責任【送料無料】自分をつくるための読書術価格:714円(税込、送料別)
2011.05.08
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勢古浩爾「思想なんかいらない生活」(ちくま新書)2004年刊 ≪大衆をバカにするのなら、おなじ大衆の次元においてやることだ。 人間よりも、生活よりも、「思想」のほうがエライと思うようになったら、 また現実よりも観念が、 現在よりも未来がエライと思うようになったら、一巻の終わりなのだから。≫≪哲学は無粋である。 ありもしない問題をむりやり作り出し、問題を問題として考える。 日常で常識や自明とされている問題を、あえて疑い、むりやりこねくりまわしている。≫ 哲学的思弁で、日常生活は豊かで賢明にはならない、とバッサリ(T_T)『波止場日記』 「沖仲仕の思索者」エリック・ホッファー ≪5分間口論するよりも5時間働いた方がいい。≫ ≪世間は私に対して何ら尽す義務はない、という確信からかすかな喜びを得ている。 私が満足するのに必要なものはごくわずかである。 一日二回のおいしい食事、タバコ、私の関心をひく本、少々の著述を毎日。 これが、私にとっては生活のすべてである。≫波止場日記価格:2,520円(税込、送料別)<目次>第1章 知識人にご用心第2章 「ふつうの人」、インテリに叱られる第3章 いったいなんのための思想か第4章 インテリさんがゆく第5章 本は恥ずかしい第6章 勝手に「大衆」と呼ばれて第7章 思想なんかいらない生活 【中古】【20110506】新書 思想なんかいらない生活
2011.05.08
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【送料無料】哲学的思考価格:1,260円(税込、送料別)西研「哲学的思考 フッサール現象学の核心」(ちくま学芸文庫)≪<あらかじめ存在する客観的真理を、言語でもって言い表すことができる>という信念は、現代思想からはしばしば「形而上学」とも呼ばれる。≫≪<真理>批判の基本構図は、言語以前・認識関心以前に存在する「客観的現実」なるもの には、そもそも私たちは出会うことができない、というものである。≫ しかし、現代思想は、真理を求めることを非難するばかりで、 なぜ真理が信じられるのか? なぜ人はそうしたものを求めるのか? という問いを真剣に問うていない。 ある理論が正しいという確信はどこから生まれるのか? それをたどっていくと、知覚に辿りつく。 その知覚は、どのような仕方でその確信を得ているのか? それは、知覚自身が、調和的総合の過程であり、かつ、 背景としての世界(時間的空間的秩序)の把握によって支えられているという構図、 また、相互主観的な経験の調和とそれにもとづく世界確信(世界信念)の成立、 という構図が見えてくる。 現象学のいう「現象」とは、体験のこと。≪一言で言えば、みずからの体験を反省しつつその「本質」を記述すること、 体験の本質観取とも呼ばれるこのやり方こそが、現象学の方法なのである。≫ 数や幾何学的図形のような一般的なもの・・「一般者」のことを、 「本質」「形相」と呼ぶ。 「本質直観」とは、一般者や一般的事態を「見る」ことである。 実存的世界については、「経験的直観」(具体的個別的な外的知覚)に基づき、 数学・幾何学的等々の理念的世界については、「本質直観」にもとづく。 そもそもの現象学の動機とは?≪人びとがともに考え確かめあうことによって、社会の問題や個々人の生にかかわる さまざまな困難と問題に対処していくことが「できる」ということ、 これは単なる思いこみなのか、それとも根拠があるのか、ということだ。≫≪価値や規範に関する問いを、だれもが参加し確かめ合うことができるような仕方で、 つまり共通の探究の地盤に載せること。 このことを可能にするものこそ現象学の方法である≫主客一致、唯物論と唯心論、心身問題等の難問は、<客観的世界>と<主観的世界>とが鋭く分離されることによって生じてきたものである。≪世界が客観的に存在している、という常識的な信念のなかでは、 ”世界および一切の諸対象の意味と存在をつくりあげている意識の働き”は 隠されている。この常識的信念をエポケーすることによって、 このような意識(純粋意識)の存在を露わにする作業が、現象学的還元なのである。≫ ≪ある事柄の意味を解明するために、その意味を担い形づくっている”場”を定め、 そこからその解明を行おうとすること、これが「還元」ということである。≫≪<真とは、意識の外にそれ自体として存在する客観と”一致”することなどではない 真とはそもそも、意識の内部で生じる確信なのだ。>≫≪他者の世界経験 ― それは他者の言葉やふるまいによってのみ私に示される ―と、 私の世界経験とがじっさいに相互に調和するからこそ、万人にとって同一な世界があるという 信念が維持されている。 また逆に、この信念があるからこそ、私たちは自他の世界経験を調和させようと努力するのである。≫ ≪では哲学は、生きる意味の問いに対して、答えを出すことができるか? やはりそれは不可能である。 この問いはそもそも、探究し論じうるような種類の問いではないからだ。≫ この問いは、二つ問いに変換される必要がある。 1つは、私はどのように生きることを欲するのか? もう1つは、なぜ人は生きる意味を問うような存在なのか?<目次>序章 現代思想の“真理”批判をめぐって第1章 “学問の基礎づけ”とは何か第2章 “生”にとって学問とは何か第3章 何のための“還元”か(1)体験への“内在”第4章 何のための“還元”か(2)超越論的問題第5章 いかにして“現実”は形づくられているか第6章 科学の成果をどう理解するか―生活世界と学問第7章 “社会”の現象学終章 現象学的方法の意義と問題点について
2011.05.06
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小阪修平「現代思想のゆくえ」彩流社 1994年刊 2007年に亡くなった小阪修平さんの講演会記録を4つ収めたもの。 現代思想がなぜ相対主義という思考法をもつようになったか? が、共通のテーマとなっています。 現在の「理想の喪失状態」の原因の背景には、マルクス主義の失敗があり、ナチズムがあり、ヨーロッパが他民族と接した時の無自覚な思い上がりがある。 その以前に、18~19世紀の理想が崩壊し、ことばの持つ力が失われたことにある。 一人の自由と万人の自由が一致すると考えた18世紀の理想はない。 近代の理想主義の根拠にあった「理性」への信頼は、もうない。 現代思想の流れを一言でいうと、「差異」の強調ということになる。 現代は相対主義の時代であるが、意外なほどに多様性はない。 均質な社会は、その均質性から外れたものを排除する要素を持っているから。≪ぼくは、やはりこれから、何とか新しい価値基準をつくりあげなければならないだろうと思います。・・ しかし、人間は未来をかんがえ、「理念」や「理想」をかんがえずにはいられない動物です。 未来を見ないと現在自体も見えてこないと言ったほうが正確でしょう。≫<目次>はじめに あるいは相対主義をめぐる寓話第1部 現代思想と相対主義(現代思想と相対主義 近代の理想主義とその解体―あるいは理想主義の条件はなにか? 知の可能性と不可能性)第2部 経験の思想と確信のゆくえ(経験と理念 経験と確信について)【送料無料】現代思想のゆくえ価格:1,835円(税込、送料別)
2011.05.06
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小阪修平「はじめて読む現代思想(2) 展開篇―相対主義を超えて」(GEIBUN LIBRARY)芸文社1995年刊 現代思想の問題は、現代における「自由」のありかたであり、 絶対的な価値や基準にあたるものがない、という相対主義という問題である。 デリダ・・ ナチズムを生んだ西欧の知的抑圧をつくり出している精神をいかに解体するか? デリダは、「賭」「戯れ」「差異」「ずれ」「遊戯」などという言葉を使って、 脱中心化を図ろうとする。 ドゥルーズ、ガタリ・・ 『アンチ・オイディプス』 「いくたの革命家がどうかんがえているにしろ、 欲望はその本質において革命的なのである。 革命的であるのは欲望であって、左翼の祭典なのではない」 ボードリヤール・・ ボードリヤールは、シニフィアンとシニフィエとを切り離して考える。 シニフィエと切り離されて消費されるため、どんなシニフィアンもこの消費社会のなかに 閉じ込められていく。 バルト・・ テクストとは、テクスチャ(織物)からでてきた言葉。 織物とは、縦糸と横糸があり、そのなかにはいろんな作者自身も気がつかないことが 織り込まれている。 「読む」ということが、たえず新しい解釈をもたらす。 フーコー・・ 『言葉と物』・・いろんな時代のエピステーメをテーマにしたもの。 エピステーメとは、「ある時代、時代の総合的な知のありかた」をさす。 人間は、エピステーメを離れて自由には思考できない。 相対主義でもいい・・わけではない。≪ぼくは、相対主義というのは言葉の力の問題だろうとかんがえています。 人びとは恣意的に生きていいわけですが、 人びとは恣意的には他人と関係できないわけですね、 関係するということは、必ず人間の恣意を超えたレベルを含んでしまいます。≫<目次>第1章 デリダ―真理の批判と脱構築第2章 ドゥルーズ=ガタリ―自由な欲望の空間へ第3章 ロラン・バルトとボードリヤール―記号論による社会分析第4章 フーコー―近代的な知と主体の変換第5章 現代思想の可能性―相対主義を超えて【送料無料】はじめて読む現代思想(2)価格:1,427円(税込、送料別)
2011.05.06
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小阪修平「はじめて読む現代思想(1) 水源篇―真理なき時代の哲学」(GEIBUN LIBRARY)芸文社1995年刊 現代思想は、ニーチェからはじまる問いの現代風な展開にすぎない・・ともいえる。 現代思想の3つの水源・・ ニーチェの哲学・思想面 フロイトの精神分析学 ソシュールの言語学 ロゴス・・ 「言葉」という意味と同時に、「論理」であり「比率」であり、 物事のなかに潜んでいる「法則性」ぐらいまでのニュアンスを含む。 ギリシア語の「カタ」は「多い」の意味で、 ロゴスをいっぱい集めたものが「カタログ」(カタ・ロゴス)になる。 物事には秩序があり法則がある・・「知と存在の一致」という考え方も示す。 目の前の雑然とし、表面的には混沌とてみえる世界に、 なにがしかの法則(ロゴス)があるのではないか? その法則を言い当てることができるはず、という確信が、西欧哲学の流れを作ってきた。 建築・・西洋思想史のなかでは形あるものの代表 ギリシア語のアルケ―・・根拠、根源、原因、はじまりといった意味からできた現代語が アーキテクチャ(建築術)、アルケーの術である。 ラディカル・・「根底を問う」こと。 急進的な思想だけでなく、根拠なり根底を問う思想のこと。 ニーチェは、「真理」から見る哲学の伝統を的な遠近法を、 生の中身である意志から見る遠近法にひっくり返した。 「何を言っているかではなく、誰が言っているかだ」を問うた。 フロイトの考え方を一言でいうと、「知っていながら知らない」ということ。 フロイト以降、人間は「考える存在」よりも、 それ以上に根源的に「欲望をもった存在」として捉えるようになった。 デカルトのことまでは、科学と哲学は同じだった。 違いは、科学というのは、科学が対象にできるもののみを対象にする。 近代科学の方法で分かるもののみを対象として、より分かっていく。 一方、哲学は、「○○とは何か」という、物事の根拠までもんだいとしていく。 科学からみれば、答えられない問いを発していることになる。 哲学と宗教の違いはどこにあるか? 宗教というのは一番の核心に、啓示がある。 丸山編『ソシュール小辞典』<目次>第1章 ニーチェ―「哲学=真理」の破壊者第2章 フロイト―無意識は何を語るか第3章 ソシュール―言語と差異の体系第4章 ハイデガー―「私」は世界の中にいる第5章 サルトルとレヴィ=ストロース―人間の強調と構造の発見【送料無料】はじめて読む現代思想(1)価格:1,427円(税込、送料別)
2011.05.06
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【送料無料】かもの法則西田文郎「かもの法則 ―脳を変える究極の理論」現代書林2009年刊 人の心には。二羽の「かも」が棲んでいる。 一羽は、「嫌われるかも」「もうダメかも」 という「否定的なかも」 もう一羽は、 「できるかも」「やれるかも」「幸せになれるかも」 という「肯定的ななかも」 「否定的なかも」による「かもの呪い」にかかってしまうと、 ポジティブシンキングはできなくなる。 「否定的なかも」を「肯定的ななかも」に置き換えることで、 「かもの魔法」がはじまる。 情けは人のためならず・・ 人を守ろうとすれば、「肯定的ななかも」が飛ぶ。 「かも」を積み重ねることで、自信や確信が生まれる。 これを「かもの成長」という。 不満のある者は感謝せよ。不満は感謝に追いつけない 不安のある者は愛を持て。不安は愛に追いつけない 悩みのある者は行動せよ。悩みは行動に追いつけない <目次>第1章 未来を決めていたのは「かも」だった第2章 「かも」は大不況をチャンスに変える第3章 心の「かも」は脳の中で闘っている第4章 喜びの大きさで「かも」は成長する第5章 マイナス思考でも「かも」は羽ばたける第6章 どんな大変革も小さな「かも」から始まる
2011.05.06
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【送料無料】社長になる人はなぜゴルフがうまいのか?西田文郎「社長になる人はなぜゴルフがうまいのか? あなたが変わる最強の集中力」かんき出版2010年刊 「根拠のある自信」より、「根拠のない自信」のすすめ 「根拠のない自信」こそ、本当の自信なのだから?! ポイントは、自分に対する信頼・・ということなのでしょうか。 日々、与えられた仕事をこなしながら、 常に「その先」をイメージする。 プレッシャーを感じるような状況においても、 気分転換し、リラックスするリラックス能力を身につけることが パフォーマンスを出すためには必要となる。<目次>レッスン0 半端なく稼ぐ社長とシングルプレーヤーの共通点レッスン1 半端なく稼ぐ社長たちの脳の仕組みレッスン2 目標を設定しようレッスン3 ラウンドでの集中法レッスン4 仕事もゴルフもさらなる集中力を発揮するレッスン5 リラックスするためのトレーニング
2011.05.06
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一昨日、藤野駅へ向かう途中、相模湖駅で石老山への案内を目にしたこともあり、 石老山の名前がなんとも印象に残っていたので、石老山と相模湖へ行きました。 相模湖駅前・・ 石老山入口バス停・・ 石老山入口・・ 巨岩、奇岩群・・ ここはその昔、海の底であり、隆起して残ったもの 顕鏡寺・・ 融合平見晴台・・ 石老山・山頂・・ 先客は、1組お二人だけ。 遅めの朝食を食べていると、10分ほどして、2組6人が到着しました。 大明神山・・ 大明神展望台・・ 石老山登山口・・ 鼠坂・・渡し船への入口・・ 相模湖渡し船・・相模湖駅まで、相模湖を縦断する渡し船、一人600円なり。 ボート気分を楽しめました。 モノ食う人びと・・ 店主が今朝採ってきたという山菜天ぷらとザルそば・・<タイムチャート> 9:00 JR相模湖駅 9:05-9:20 JR相模湖駅~石老山入口バス停 9:25 石老山入口バス停・出発 9:25-10:00 石老山入口バス停~顕鏡寺 10:00-11:00 顕鏡寺~石老山・山頂 休憩 20分 11:20-12:00 石老山・山頂~大明神展望台 休憩 5分 12:05-12:30 大明神展望台~登山道入口 12:30-12:55 登山道入口~鼠坂 渡し船に乗って、相模湖駅方面へ 合計 3時間30分
2011.05.05
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【送料無料】知性の限界高橋昌一郎「知性の限界――不可測性・不確実性・不可知性」(講談社現代新書)2010年刊 『理性の限界』の続編・・って、まだ『理性の限界』を手に取っていないのですが、 本書、面白すぎです 前著が、20世紀に発見された3大定理である アロウの不可能性定理、 ハイゼンベルクの不確定性定理、 ゲ―デルの不完全性定理・・によって、 社会科学、自然科学、形式科学の限界を示した・・様子ですが、 その余韻さめやらぬ中の続編になっています。 ウィトゲンシュタインの前期哲学・・ ≪彼は「すべての哲学的問題」が、言語から生じる疑似問題にすぎないと喝破 しているのです!≫ ≪過去の「哲学的問題」は「言語的問題」にすぎないと、 一刀両断のもとに切り捨てたわけですね。≫ 『論理哲学論考』のおける基本理念は、「論理が世界を満たしている」という言葉に よく表れている。 ・・「世界」を「論理的空間」における「事実」の総和とみなす。≪「疑いが成立しうるのは、問いが成立するときに限り、 問いが成立しうるのは、答えが成立するときに限り、 答えが成立しうるのは、なにごとかを語りうるときに限る。」≫ したがって、過去の哲学者が行っていた「哲学的問題」を議論するような仕事は 完全に消え去る。 哲学の正しい方法とは、 「語られうること以外は何も語らぬこと。 ゆえに、自然科学の命題以外なにも語らぬこと。 ゆえに、哲学とはなんの関わりもないことしか語らぬこと」 である。 しかし、そこで終わりません。 後期のウィトゲンシュタインの主張は、 「言葉の意味とは、その使用である」と結論づけたこと。 しかしながら、言語の使用においては、 ウィトゲンシュタインのパラドックス・・が存在します。≪「規則は、それにしたがう行動を決定する」ものです。 ところが、その規則は、有限個の事例によって提示されるため、そこから読み取られる 規則も、一意的に定まるとは限りません。常に、意図したものとは異なる規則に解釈 される可能性があるわけです。・・ よって、「規則は、それにしたがう行動を決定できない」ことになります。 ≪私たちが、お互いの認識の一致を絶対的に確定することのできるような客観的基準が 存在しないわけですから、私たちは言語に対して相対的な認識しか持つことができないのです。≫ ・・ことは、言語だけではなく、文化についてもあてはまる。 帰納法のパラドックス・・ 帰納法は、帰納法を用いてしか正当化できない。 帰納法は、合致例が観察されればされるほど、法則の確証度が増加するという 「確証原理」に基づいている。 カ―ル・ポパー『科学的発見の論理』において、 「私の見解では、帰納法というようなものは存在しない。 『経験によっての実証』(それが何を意味するにせよ)された命題から、 理論を導くことは、論理的に不可能である。 したがって、理論は、決して経験的に実証されない。」PS ポパーの自伝『果てしなき探求』(Unended Quest) ファイヤーアーベントの自伝『暇つぶし』(Killing Time) カール・ポパー「果てしなき探求(上) -知的自伝ー」 カール・ポパー「果てしなき探求(下) -知的自伝ー」 <目次>序 章 シンポジウム「知性の限界」開幕――「理性の限界」懇親会場より第一章 言語の限界 1 「論理哲学論考」のパラドックス 2 ウィトゲンシュタインの言語ゲーム 3 指示の不可測性 4 言語理解の限界と可能性第二章 予測の限界 1 帰納法のパラドックス 2 ポパーの開かれた宇宙 3 予測の不確実性 4 未来予測の限界と可能性第三章 思考の限界 1 人間原理のパラドックス 2 ファイヤアーベントの知のアナーキズム 3 究極の不可知性 4 人間思考の限界と可能性おわりに
2011.05.04
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【送料無料】超解読!はじめてのヘ-ゲル『精神現象学』竹田青嗣・西研「超解読! はじめてのヘーゲル『精神現象学』」(講談社現代新書)2010年刊 『精神現象学』のモチーフは、「自由のゆくえ」の問いである、といえる。<共同体から切り離された自由な個人となったときに、 人は、他者・社会・自己に対してどのような態度をとっていけばよいか><「近代的な自由な主観性の成立に伴う共同性の喪失と、 その自覚的な再構築」>を目指した。 「見せかけの認識」・・ 認識を、手段や道具のようにみなす考え方が、 認識主体と認識対象とを対立的に区別する考えを生み出している。 私たちが物事をより深く知っていくとき、 古い「知」が、より新しい「知」=「真」になっていく、という事態が何度も繰り返される。 意識が、知と真の弁証法的運動を繰り返しながら、 認識のありようを高めていくプロセスを「経験」と呼ぶ。≪「生命」とは、さまざまな仕方でたえず複雑な「区分」を生みだしつつ、 自分を再編成しながら大きな「生命」の総体を統一的に保っている、という意味で、 区別と統一の無限の運動性を本質としてもつ存在だと言える。≫ 「精神」とは何か?≪「個人の意識は絶対的な存在ではなく、じつは共同的な精神のうちにあり、 共同的な精神から分かれたものである。 共同的な精神こそが絶対の存在である。」≫≪第二に「ある時代の精神はそれに対応した社会制度をもつ≫ 精神 = ある時代の集合的意識 + 社会制度<目次>まえがき――自由のゆくえ緒論第一章 意識第二章 自己意識第三章 理性第四章 精神第五章 宗教第六章 絶対知おわりに
2011.05.04
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西研「ヘーゲル・大人のなりかた」(NHKブックス)日本放送出版協会1995年刊 ポストモダニズムは、<真理・道徳・共同体>の3つを目の敵にする。 その理由は、 <絶対的な真理と道徳の要求は、そのまま「非人間的なもの」に転化する> また、社会問題を解決しても、「実存的問題」は解消されないことがはっきりとした。 そして、ヘーゲル哲学こそ、この3つを備えたものであるため、いま人気がない。 でも、ヘーゲルの考えから学ぶべきことは多い。 <正義や理想を腐らせてしまわないために、どういう態度をとればいいのか?> <社会を批判する基準は、どこに求められるべきなのか?> <ヘーゲルの本質とは何であり、どうやって変わっていくものなのか?>≪「精神の現象学」とは、人類の精神と社会制度とがどういう歴史をたどってきたのか を描いた書物である。 <人間どうしは闘争し合い、不平等な支配・被支配の社会をつくってきた。 絶対的な権威をもつ宗教に人々がひれふすような社会もつくってきた。 しかし、人類の歴史はまったく不合理な混沌ではない。 人類は経験を通じて、少しずつ自分の価値観と制度とをつくりかえてきたからだ。 いま人類は、自分の自由と他人の自由を認め合ったうえで、社会のルールをより 合理的なものにつくりあげる、という方向に進みつつある。>≫≪ヘーゲルは、人間精神の在り方を「固定的なもの」とは考えなかった。 その本質は、経験を通じて一定の価値観と制度を形成し、そして新たな経験によって さらにそれを改めていく、そういう「動的なもの」である、とみていた。≫ 「法権利の哲学」・・ <人間の生は私的利益だけでは満足できないはずだ。 共同体に貢献し共同体とつながっているという感覚をもてなければ、 人間の生は貧しいものになってしまう>とヘーゲルは考えている。 ≪ 驚く人もいるかもしれないけれど、若きヘーゲル、ニーチェ、ポストモダニズム、 この三者はまっすぐにつながっている。 道徳的な義しさではなく悦びこそ生き方の根底にすえられるべきだ、 という彼らの主張は、それまでの哲学とキリスト教の人生観に対する根本的な異議申し立て を意味していた。≫ ・・18世紀末から19世紀初頭、フランスとの度重なる戦争にドイツは負け続ける。≪愛という理想が現実に対して無力であることを、 彼は確認せざるをえなかった。≫≪時代精神という場所から考えることは、まず超歴史的な人間本性や、 いつの時代にも唯一正当であるべき社会制度を想定しない、ということだ。≫≪自由と共同性の夢を実現するための具体的な条件を探ること≫へ考えが変わる。 ・・このとき、理想家だった青年ヘーゲルは、大人になった。≪「現象学」とは、人類の精神の形成過程を追跡しようとする学問である。≫≪<あらゆる知と社会制度とを人間精神の所産とみなしたうえで、 その形成過程を明らかにしようとする学問。そういう学問がつくれるはずだ。>≫≪<自己>をどういうものとみなすか、に応じて、 その人の<世界>の現われ方が決まる。 自己と世界とは別々に存在するものではなくて、相関的に現われる。≫ ≪ヘーゲルの定義では、主客の一致、個普の一致こそ<絶対知>である。≫ しかし、革命=絶対自由は、すぐさまテロリズム=恐怖政治に転化してしまう。≪<個人は、独立しているという「誇り」を得てはじめて、公共のことを考えることが できるのだ。 仕事によって自立し一人前と認められてはじめて、自分の仕事は社会に役立っている、 社会によって自分も支えられている、という自覚が生まれてくる。 こういう社会に対する信頼の感情を背景にして、遵法の精神も生まれ、 国家は安定する。≫
2011.05.04
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陣馬山から高尾山までの縦走の一日・・ 午後、少し雨模様になりましたが、無事天気は持ちました。 山桜を初め、春の花々・・楽しめました。和田バス停・・登山口・・陣馬山・・ 今年初めてのカキ氷・・景信山・・小仏峠・・小仏城山・・高尾山・・高尾山口・・ コーヒーブレーク・・立ち寄り湯・・ふろッぴィ<タイムチャート> 9:02 JR藤野駅 9:08-9:25 JR藤野駅~和田バス停 9:30 和田バス停・出発 9:30-9:40 登山口 9:40-10:40 登山口~陣馬山 休憩 30分 11:10-11:45 陣馬山~明王峠 11:45-12:50 明王峠~景信山 休憩 30分 13:20-13:45 景信山~小仏峠 13:45-14:10 小仏峠~小仏城山 14:10-15:05 小仏城山~高尾山 休憩 10分 15:15-16:40 高尾山~高尾山口駅 合計 7時間10分
2011.05.03
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【送料無料】史上最強の哲学入門飲茶「史上最強の哲学入門」(SUN MAGAZINE MOOK)イラスト 板垣恵介マガジン・マガジン2010年刊 「哲学的な何か、あと科学とか」「哲学的な何か、あと数学とか」に続く、第三弾!! 昨年出た飲茶さんの新刊・・って、手に取るまで1年余り経ってしまいました(>_
2011.05.01
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