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先日、誤って、NexGuideのコントローラー用8ピンモジュラーにST-4(1番ピンVCC改造)を差し込み、高電圧破壊をしてしまった。1番右側がコントローラー用の8ピンモジュラーで右から2番目がST-4用6ピン用モジュラー。暗い場所での組み立てなので、間違ったのは仕方がない。さて、破壊した回路がマイコンなのか、特定する為に、パターンをおいかけた。コントローラー用の8ピンモジュラーは案の定、マイコンのピンに直結されていた。マイコンはNXP LPC2132で、ARM系のマイコンであった。8ピンモジュラーとNXP LPC2132の結線は以下のとおり。1:Pin41 P0.14/EINT1/SDA12:Pin56 P1.29 (このピンに12Vを流し込んだことになる)3:Pin52 P1.304:Pin20 P1.315:Pin24 P1.266:Pin64 P1.277:VDD8:GND一見、抵抗の様に見える黒い表面実装部品は、抵抗値がゼロでありインダクタであった。最初、保護抵抗があるにも関わらず壊れてしまったなあと思っていたのであるが、この配線であれば、1番ピンの改造がなくても、誤って刺せば壊れる可能性が高いと思われる。これは、要注意である。CCD表面を傷つける恐れがある為、バンドエイドで保護してから、作業を進めることにした。壊れている部品がマイコンであれば、単純にICの交換で修復することはできない。マイコンに書き込まれているプログラムを移植する必要もある。このプログラムの移植が可能であるかをよく検証してからでないと、苦痛の0.5mmハンダのマイコン交換作業が無駄になる可能性がある。幸いにも、NexGuideには、Firmware Update用のSerial CableとRJ-45 Programming Plugが標準で添付されている。この部品を用いれば、PC間との通信ができる。RJ-45 Programming Plugは8ピンモジュラージャクに差し込んで使用する。1番ピンと8番ピンがショートされて、NXP LPC2132のPin41がグランドレベルとなり、プログラムの書き込みが出来る様な仕組みになっている。RJ-45 Programming Plugを差し込んだまま。電源を再投入するとPCと通信可能となる。おそらくNexGuideユーザーでProgramming Plugを使ったのは、メーカーの技術者を除いて、世界で私1人しかいないだろうと思う。一方NXP LPC2132のプログラムが可能なPC側のフリーのソフトウェアは、・LPC2000 Flash Utility v2.2.3・FlashMagicの2つがある。ここからダウンロードできる。現在使用しているデスクトップPCにはRS232C端子がない。USB-RS232C変換ケーブルは相性が合わないことが多いので、わざわざ少し値段のはる国産品(世田谷電器)の変換ケーブルを入手した。しかしながら、NexGuideとPC間の通信はうなくいかなかった。これなら安価なサンワサプライのを取り寄せればよかったかもしれない(それでもダメかもしれない)。無駄な出費であった。仕方がないので、古いWin98SEノートPCを引っ張り出してきて、ドッキングステーションのRS232C端子を利用した。なお、LPC2000 Flash Utility v2.2.3 、FlashMagicともにWin98SEで問題なく動作した。実在するRS232Cポートを持つ古い機種の方がこの作業には適しているかもしれない。まず、調べるのは、プログラムの読み出しや書き込みにセキュリティーがかかっているかである。FlashMagicには、この状態を調べる機能があり、"CRP Disable"と表示される。つまり、セキュリティーがかけられていないので、プログラムのReadとWriteが可能であることが判った。なお、ソフトウェアの設定は両プログラムとも、LPC2132, 12MHz, 9600 bps, DTR/RTS有効で問題なく動作した。LPC2000 Flash Utility v2.2.3でプログラムを問題なく吸い出すことができた。写真の様に、ダンプからはCopyright 2008 Synta and Jincheng Sci&Techの文字列が読み取れるので、おそらく、正確に吸い出しができたものと思われる。プログラムの吸い上げは、以下のアドレス。・Flash ROM: 0x00000000-0x0000FFFF・SRAM : 0x40000200-0x40003FFFなお、Flash ROMにプログラム、SRAMにはデータが入っていると考えられる。LPC2000 Flash Utility v2.2.3を用い、・これらのデータを吸い出した後、・Flashを消去し、・先ほど吸い出したプログラムを再度書き込んだところ、画面に、NexGuideと表示され、プログラムの起動が可能であったので、この環境でプログラムの移植が可能であることが判った。次のステップが苦しい。0.5mm間隔の64ピン足の表面実装マイコンを剥がして交換する。うまくいくことを望んで、・NXP LPC2132FBD64・表面実装部品取り外しキットSWITCH SCIENCEの方が安いを注文することにした。また、ARM系のプログラムを自力で書けば、NexGuideの性能向上など、色々発展させることができそうだ。続く。
2011.11.27
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先日、コントローラー用端子からの高電圧破壊をしてしまったNexGuide。自力修理が可能であるか検討中である。壊れた部品はLPC2132で、案の定ARM系のマイコンであった。入力ピンの内部回路の一部を高電圧破壊した様で、プログラム自体は走っている様である。関連する情報は以下のとおりhttp://www.keil.com/dd/chip/3731.htm同ICのデータシートhttp://www.datasheetcatalog.org/datasheet/philips/LPC2131_32_34_36_38_2.pdfプログラミングツールはフリーのものがある様である。http://www.lpctools.com/freedownloads.aspx以下のツールでプログラムの吸い出しと書き込みが出来そうである。ISP Utility for LPC2000 by NXP Microcontrollers (Version 2.2.3 including support for LPC214x and LPC2103/2/1 devices)FlashMagic ISP Software now also supports LPC2000 devices, including LPC2300! by Embedded Systems Academy修理に必要な部品代。LPC2132FBD64/01 ¥1,200http://www.leocom.jp/LPC2132FBD64_01,15/NXP-SEMICONDUCTORS/各種IC/マイクロコントローラ/注文コード/1831177【SMD-21】表面実装部品取り外しキット \3,118http://www.marutsu.co.jp/shohin_8794/【SMX-21】表面実装部品取り付けキット ¥4,966http://www.marutsu.co.jp/shohin_35849/マイコン自体は、1つ1200円であるが、0.5mm間隔の表面実装部品の取り外し・取り付けには専用のツールがないとほぼ不可能で、これらを合わせて約1万円程度の出費が必要となる。NexGuideは個人輸入の場合、国際送料を含んでも、既に2万円台後半で入手可能な状態になっている。この0.5mm間隔のハンダ作業の苦しさや苦労しても失敗する可能性のことを考えると、自力修理を行うか、新調するかは迷うところである。Binary Star Watching
2011.11.23
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今晩は、ST-4増設のTwinstar赤道儀コントローラーをNexGuideでドライブする試運転を行うはずであったが、NexGuideを壊してしまった。1番ピンをVCCに改造したST-4ケーブルを誤ってコントローラー端子に刺してしまったのだ。画面表示されることから、マイコンは生きている様なのだが、コントローラーが全く反応しない。コントローラーとの通信をどの様に行っているかで、修復の可否が分かれる。分解して回路を追いかけてみようと思う。途中にインバーターでもあれば交換すれば直せるが、マイコンダイレクトだった場合は、修復が困難になる。またマイコンは表面実装されていたと思うので、マイコンの交換、プログラム吸い上げ、書き込みができるか判らないし、かなり重症の可能性が高い。ST-4端子の1番ピン端子改造は推奨できない。Binary Star Watching
2011.11.15
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収差や周辺画像のボケ方を確認する為に、今回はマチ針を使ってダンボールに50mm間隔で穴を空けて収差テスターを作成した。前回は千枚通しで穴が大きくなりすぎたが今回はうまくいった様である。ご覧のとおり、屋内テストでコマ収差を確認することができる。コマ収差、ゴースト、明るさのムラ(ドーナッツ状)等の目視判断により、AstroTech イメージングニュートン 610mm 15cm F4.0(AT6IN)にGSO 2" Photo Visual Coma Correctorを取り付ける際の最適なコマコレクター接眼部側後端(フィルタネジ高を除く)とNEX-5の受光素子までの距離は以下のとおりとなった。コマコレクター接眼部側後端(フィルタネジ高を除く)とNEX-5の受光素子までの距離は・72mm未満で、強いゴースト・119mm以上で、コマ収差の拡大となる・至適な距離は77-114mmまでの間で、特に77mmと87mmの距離の画像上の明るさムラは少なくなりフラット-ナーの効果は87mmで最大に得られると考えられる。・LPS-V3のFF設置では、目視上114mm以上でゴーストが消失するが、77mmと99mm以上でも比較的ゴーストを弱く、月以外であれば、77mmと99mm-114mmが適切と考えられる。結論:・フィルターのない場合とLPS-V3 FFフィルター共用で考えた場合の最適距離は、屋内実験の結果77mmと考えられる。・ノンフィルター又は対物側フィルターの場合、目視上最もフラットな画像が得られる距離は87mmと考えられる。これらの実験は、屋内で行い無限遠でのテストではない。よって、星空の下での検証が必要である。Binary Star Watching
2011.11.13
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曇りの日が続くので、コマ収差や周辺像の湾曲を調べる為、屋内用望遠鏡収差テスターの作成してみた。とは言っても、ダンボール紙に50mm刻みで穴を空けて透かして使用するという簡単なものである。失敗の原因は、千枚通し(径3mm)で穴を空けたたことによる。コマ収差よりも星像の方が大きくなり、収差の状況が不明瞭となってしまった。やり直しだ。Binary Star Watching
2011.11.12
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AstroTech イメージングニュートン 610mm 15cm F4.0(AT6IN)のコマ収差対策として個人輸入したGSO 2" Photo Visual Coma Correctorでのゴースト像であるが、解決の糸口が見えてきた。白熱電球の強力な光源を用いての屋内でテストを繰り返し、ゴーストの出なくなるコマコレクターとNEX-5の受光素子までの距離を実験的に求めた。左はフィルターなし、右はLPS-V3のFF設置(ゴーストが出やすい環境)での実験である。結論としては、コマコレクター接眼部側後端(フィルタネジ高を除く)とNEX-5の受光素子までの距離が、実際の星空よりも過酷な白熱電球下の条件において、・フィルターを用いない場合:77mm以上(木星では72mm以上)・LPS-V3 FFフィルターの場合:114mm以上(木星では72mm以上)でゴーストが目視では判別できなくなった。この距離は、鏡筒(610mm 15cm F4.0)やフィルターの組み込み位置(FF設置)により変化するものと考えられる。なお星空下でのテストは93mmまでは、コマが改善することが判っているが、それ以上に距離を離した場合の周辺像のボケやコマの状態はまだ確認できていない。次回は、その点も確認したい。Binary Star Watching
2011.11.09
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AstroTech イメージングニュートン 610mm 15cm F4.0(AT6IN)のコマ収差対策として個人輸入したGSO 2" Photo Visual Coma Correctorであるがゴーストに悩まされる。コマコレクター接眼側後端(フィルターネジ高さを除く)からNEX-5の受光素子面までの距離が61mm(コマコレクター標準添付アダプタを用いてTアダプタを介した接続)同一の受光素子面までの距離にて室内でのコマコレクターのゴーストの再現実験を行った。コマコレクター接眼側後端(フィルターネジ高さを除く)からNEX-5の受光素子面までの距離が61mm(コマコレクター標準添付アダプタを用いてTアダプタを介した接続)我が家で最も距離のとれる廊下の端においた白熱球を対象としたところ青のゴーストが著明に再現できる。ゴーストが発生しやすいLPS-V3 FF設置での状態。コマコレクター接眼側後端(フィルターネジ高さを除く)からNEX-5の受光素子面までの距離は同一であるが、ゴーストにフォーカスを合わせると白熱球のフィラメントの赤や青の像として合焦することに気付いた。ゴーストが発生しやすいLPS-V3 FF設置での状態。緑の像での合焦は万華鏡の様なはでなゴーストが出る。ゴーストが発生しやすいLPS-V3 FF設置での状態。これらのゴーストが出にくい受光素子面までの距離を絞れそうである。続く
2011.11.08
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どうでもいいような記事ですので読み飛ばして下さい。どうも私の居住地区では、天体ネタは不利の様に思いだした。(気付くのが遅いって)遠征すればいいことではあるが、遠征2回で、高額フィルターが買えてしまう。都心のより暗い場所を求めて、東京ベイエリアでの撮影を試みるも、見えるのは2等星までで、アンドロメダでさえ、5cmの双眼鏡での眼視も不可能。関東エリアでの光害は凄まじいものがあり、夕暮れでもないのに空が赤い。しかしながら、光害のせまる方向や、LPS-V3、P2、Hαフィルターワークにより、東京ベイエリアにおいても天の川の撮影に過去に成功した経験がある。魔法の光害カットフィルターの恩恵である。浦安市総合運動公園しかしながら、最近では状況は更に悪化している様に思える。LEDの普及のせいかか、震災後は、光害カットフィルタの効果が以前ほど得られない様に感じてきている。LED白色波長に対応した光害カットフィルターの新製品の登場が期待される。LED光害に関する記述はネット上には見られないが、皆さんは最近の光害の変化でお気づきの点はありませんか?
2011.11.06
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AstroTech イメージングニュートン 610mm 15cm F4.0(AT6IN)のコマ収差対策として個人輸入したGSO 2" Photo Visual Coma Correctorであるが、困ったことにゴーストが発生することについては、前回のブログで紹介したとおりである。GSO 2" Photo Visual Coma Corrector -Newtonian Telescope今回はこれを解決する手掛かりを得たのでそのレポートである。上の写真は露出オーバーで撮影した木星であるが、ご覧のとおり結構強いゴーストが発生する。この様なゴーストは以前、ビクセンの旧型のコマコレクター2で強く発生し、現行コマコレクター3ではほとんど見られないことがブログでも話題になっている。わざわざ倍の値段の製品を個人輸入するよりも、優秀な国産コマコレクター3を購入すれば苦労せずに済んだかもしれないが、サイズが大きく、接眼部ごと変更する必要もあり、見送った次第である。しかしながら、今回のテーマでもあるGSOやAstroTech、その他のOEM製品においての同形状のコマコレクターに関するゴーストについての報告はネット上を調べても見つけることが出来ない。評価が悪い製品でもないので、特別な条件(610mm F4.0鏡筒やSONY-NEX受光素子ローパスフィルターや光害カットフィルターのFF配置)においてのみ発生するのかもしれない。ということで、コマコレクターとNEX-5の受光素子までの距離を変更して、ゴーストがどの様に変化するかを観察してみた。GSO 2" Photo Visual Coma Correctorには、48mm-42mmTのアダプタが付属していて、Tリングを介してカメラに接続できる。この場合、 コマコレクター接眼側後端(フィルターネジ高さを除く)からNEX-5の受光素子面までの距離は61mmとなる。コマコレクター接眼側後端(フィルターネジ高さを除く)からNEX-5の受光素子面までの距離を67mmに延長したところ、ゴーストの像はかなり軽減することがわかった。 コマコレクター接眼側後端(フィルターネジ高さを除く)からNEX-5の受光素子面までの距離を72mmに延長したところ、ゴーストの像はわからなくなった。コマコレクター接眼側後端(フィルターネジ高さを除く)からNEX-5の受光素子面までの距離は何ミリまで有効であるか、更なる延長を試みた。コマコレクター接眼側後端(フィルターネジ高さを除く)からNEX-5の受光素子面までの距離を87mmに延長したところ、異なるゴーストの像が現れる様になった。但し、このゴーストはLPS-V3をFFに入れた場合にのみ発生している様だ。LPS-V3のFF設置の場合、77mm程度が適切である可能性が高いが、87mmよりも延長することで再度ゴーストが消失する可能性もあり、今後再度調査してみたい。LPS-V3をFFで設置しない場合は、更に延長可能で今回のテストでは最も長い93mm(今回はこの長さまでしか試していない)でも合焦可能で、延長するに従い、コマも改善することが判った。また、延長すればするほど、焦点距離が短くなることが判った。以上まとめると、コマコレクター接眼側後端(フィルターネジ高さを除く)からNEX-5の受光素子面までの距離が・72mm未満でゴーストが発生する。・87mm付近で、LPS-V3 FF設定のみにおいて、新たなゴーストが発生する。・93mmまでのテストでは、合焦には問題なく、延長するに従い、コマが改善し、焦点距離も短くなる。・93mmよりも延長した場合についてはテストしていないので、判らない。さて、今回コマコレクター接眼側後端(フィルターネジ高さを除く)からNEX-5の受光素子面までの距離を変更する実験をするにあたり、使用したのは、ステップダウンリング48mm-46mm(2.5mm厚)2個、ステップアップリング46mm-48mm(3.5mm厚)2個、46mmフィルター枠(5mm厚フィルターは除去している)4個である。これを全て連結した場合、コマコレクター接眼側後端(フィルターネジ高さを除く)からNEX-5の受光素子面までの距離は93mmなる。こんなに延長するくらいならば、GSO 2" Photo Visual Coma Correctorに付属する2インチバレルアダプタを利用可能であるかもしれない。もしかすると、ビクセンフリイプミラーを付けても合掌するかもしれない。このことについては、今後レポートしたいと思う。Binary Star Watching
2011.11.05
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