毎日の生活で感じたこと

毎日の生活で感じたこと

2018.09.14
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カテゴリ: 映画
​​​​​​​​​​​今日は、いつもより早く起きました。
その理由は、 KBCシネマの「朝活割引」で映画を見るため。
「朝活割引」は、8時台に上映される映画が、誰でも1100円! ・・・とてもお得です。

料金を支払うと、「サンプル渡してますので、どうぞ~」とプレゼント。
朝活でプレゼントをもらったのは初めてです。



そして見たのは、  ​「判決、ふたつの希望」​​
​レバノン映画として、史上初のアカデミー賞外国語映画賞にノミネートされた作品。​​​
レバノン出身、ジアド・ドゥエイリ監督の実体験をもとに作られた映画です。

主演の一人、カメル・エル=パシャは、
 第70回ベネチア国際映画祭で、パレスチナ人初となる最優秀男優賞受賞!

国際的評価も高い中東の映画で、公開前から見たいと思ってました。



舞台は、レバノンの首都、ベイルート。
パレスチナ難民ヤーセルは、現場監督として真面目働いてました。
仕事をする彼の顔に、水が落ちてきました。
見上げると、ベランダの排水が中途半端に伸びた管から落ちています。

不法建築のため、修理しようとベランダのある家へと向かいます。
応対したのは、キリスト教徒のトニー。
かたくなに修理を拒絶、聞く耳を持ちません。
真面目なヤーセルは、修理を外から強行、建物備え付けの排水管に流れるようにします。

それを見たトニーは、無言で修理された排水管を破壊。
​そんなトニーに、ヤーセルは「クズヤロー」と言葉を投げつけます。​

二人を和解させようと、ヤーセルにトニーへの謝罪を勧める上司。
謝罪のために、トニーの職場へ出向きます。
​謝ろうとしているヤーセルに、次々と屈辱的な言葉を投げつけるトニー。​
ヤーセルはその言葉に我慢できず、トニーを殴り、けがを負わせます。

頭にきたトニーは、ヤーセルを訴え、裁判が行われ、無罪に。
腹の虫がおさまらないトニーは、納得がいきません。

それを耳にした弁護士が、「無料で弁護する」と、トニーの前に。
ヤーセルも弁護士を雇い、二人の法廷での争いが再開・・・

裁判で次々に明らかになる、民族・宗教間の悲しい紛争の歴史。
二人の口論が、国中を巻き込んだ法廷争いへ。
​レバノン人とパレスチナ難民の紛争が起こりかねない事態にまで、発展していきます。​

そんな時、トニーの弁護士は、トニーに関するある事実を知ることに・・・
そしてそのことが、裁判の行方を大きく変えていきます。



きっかけは、些細な口論・・・
それが、ここまで大きな出来事になるとは・・・トニーもヤーセルも望んでなかったでしょう。
口数の多いトニーと、寡黙なヤーセル・・・相反する二人の心の動きにも注目です。

戦争や紛争では、勝者が「被害者」、敗者が「加害者」と呼ばれます。
しかし、立場が逆転することもあります。

​本当に​「被害者」「加害者」と、線引きできるのでしょうか?​​

この映画のように、根底に民族としての誇りがあるなら?
線引きをすることは、片方の民族を否定することになりかねません。
それは、人としての尊厳を奪うことになるのでは・・・?

様々なことを、深く考えさせられ、教えられました。

​自分たちの未来のために、何をすべきかを選択した人々の賢さに感動しました。​
そして、いかに自分が幸せな国で暮らしているかも、改めて教えられました。

中東の人々の悲しい歴史は、他国が関わったことで続いたようにも思いました。
なぜなら、 ​中東の人々には正しい解決策を決定できることが、この映画からわかったからです。​

伝えたいことがたくさんありますが、「ネタバレ」になるので言えない・・・残念!
おすすめの「名画」です。






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最終更新日  2018.09.14 19:20:43


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