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白花リコリス「真夏のクリスマス」の早咲き組4番手がやっと開花しました。花芽のオデコが地上に出て、9日目です。通常なら5~7日で開花するのと比べて、5割増しの日数を費やしました。この個体にはもう1つ、特異な点があります。それがツボミの数で、一般的にリコリスは5~7輪のツボミが放射状に付きますが、この個体は開花済み、未開花合わせて10輪が付いています。開花までの日数といい、ツボミの数といい、数字面では珍記録を残してくれました。 少し遅れて芽出しを始めた本隊の方は・・・というと、早ければ今日、遅くても明日には開花するかと思います。芽出し数も昨日現在で14芽を確認しており、葉っぱの痕跡などから推定して、もう6~7芽は増えそうです。この遅咲き組の開花日は、昨年とほぼ同時ということになりそうです。
2020年08月31日
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赤花糸葉ヤマシャクヤクが葉を枯らせて眠りに入ってしまいました。普通なら「秋の休眠が早まった」として、余り気に留めることはないのですが、今年のこの品種に関してはそうもいかない事情があります。というのは、春の芽出しの頃から元気がなかったことから、深刻な事態が予想されるためです。で、少し掘り返して地中の様子を確認してみました。 2cmほど掘り進んだところで塊根の頭頂部が現れました(円内)。塊根そのものは生体としての色を留めていますが、そろそろ生成される筈の冬芽が見当たらず、甚だ深刻な状況にあることを物語っています。今回の”眠り”は、”永眠”に近い眠りの可能性も否定できません。ここまで確認した後、元通り埋め戻して作業を打ち切りましたが、1ヶ月ほど経った頃、もう一度様子を見て最終判断を下すことにします。
2020年08月30日
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暑さに寄り切られそうになっている白花トキソウです。数株あった仲間は、早々と姿を消してしまいましたが、最後の1株だけはまだギブアップはしておらず、青みを留めています。とは言いながら、来月に入れば大規模修繕の工事が始まり、今の比較的快適な居場所も使用できなくなってしまいます。このままのポット住まいでは猛暑の影響をまともに受けて命を擦り減らすことになってしまいます。ということで、まだやる気満々の気配を放ってはいますが、強制的に撤収して低温環境でノンビリ過ごさせることにしました。 細かく裁断したミズゴケと微粒赤玉土を混合した培地から、バルブを掘り出します。下画像の円内が回収したバルブですが、ポツンと独りぼっちは実に寂しそうです。これを湿らせたミズゴケに包みポリ容器に収容した状態が下画像です。このまま14℃(従来より1℃設定を下げました)の冷温器に直行しました。
2020年08月29日
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普通ならもう開花している筈の「真夏のクリスマス」4番手の昨日の様子です。花軸の丈は芽出しから6日経つというのに20cmしかありません。長女や次女に当たる1番手、2番手の場合、芽出しから6日目には開花していたし、草丈は50cmを超えていました(昨日時点で丈は58cm)。所定の丈に届くまで開花が遅れるのか、この低身長のまま開花してしまうのか、先行きは見通せませんが、この丈のまま開花したりすると悲惨です。後を追いかけている本隊グループに追い越されるなよ!! 「真夏のクリスマス」本隊続報 昨日は追加芽出しは「0」でした。完全に足踏み状態で終りました。
2020年08月28日
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山野草を栽培する中で、最も多い雑用は雑草駆除といって言い過ぎはありません。このクソ暑い(失礼)時期の雑草の主役は、何といってもカタバミです。葉っぱは端正なハート形をしていて、なかなか愛くるしいのですが、この春発芽したものがそろそろ花を咲かせる様になり、確実に種子を結びます。この花の時期より前に駆除しなければ、敵の勢力は倍々ゲームで増殖してしまいます。 上画像でポット一面に分散して繁茂しているのがそのカタバミです。草丈の2~3倍の深さまで根を張っていて、竹串などを根の周りに数回抜き差しして用土と根を解してからでないと、完全な形で駆除することはできません。そうした根気の要る作業でほぼ完全に駆除した様子が下画像です。昨日はこの様な状態のポットを6点ほど処置しましたが、大した動きもない割に体重は目に見えて減少します。「真夏のクリスマス」続報 一昨日8芽の芽出しを確認していましたが、昨日新たに5芽を確認しました。願望込み になりますが、あと10芽を超えて芽出しして貰いたいものです。
2020年08月27日
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早咲きの白花リコリス、「真夏のクリスマス」の本隊グループが動き始めました。昨日夕方時点で8芽がオデコを見せています。地上への顔出しから開花まではざっと5~7日なので、この品種の過去5年の開花実績の平均値に近い動きと見ていいかと思います。また、この品種の総個体数は20を超えている筈(推定)で、残る個体も今日・明日の内に芽を出すのでは、と思っています。月の変わり目辺りから、小庭の賑わい・秋の陣が開幕します。
2020年08月26日
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タッタソウもギブアップです。地上部は完全に枯れ野状態と化し、まるで11月を思わせる光景です。因みに、この画像を撮影した時点で、ワタクシはほぼ全身汗まみれでした。こうなると枯葉はもはや何の役割も果たすこともできません。この際、無用の枯葉は刈り払い、身軽にして残暑の秋を乗り切って貰うことにします。 まずは刈れた葉を葉柄の根元で刈り払います。散髪でいう”五分刈り”です。今回の仕事の目的はこれだけなのですが、地中の様子も少なからず気になります。で、少しだけ表土を払って、冬芽の生成状況を確認してみました。下画像がその様子ですが、冬芽と認定して良さそうなものが5芽確認できました(矢印)。一時は2芽まで減ってジリ貧状態でしたが、ほぼ3年がかりでここまで持ち直したことになります。この秋(10月頃)には全面植替えが必要ですが、その時にはもっとはっきりした形で、リカバリーの様子が確認できるかと思います。この後、元通り埋め戻して、後始末と確認を終了しました。
2020年08月25日
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ネジバナが束の間の休眠を終えて目覚めの時を迎えました。栽培品が姿を消して2週間経ったか経っていないかというごく短期間でしたが、そうした空白期間も終り、2021年度版への切り替えを済ませてしまいました。画像はプランタに植えているものですが、芝生に植えたものもほぼ同じレベルで成長しています。ただ、芝刈りを手抜きしたため、ネジバナの2~3倍の芝に埋もれて、写真もまともに撮れない有様で、今回はプランタ側の画像のみで話を進めることにします。 近畿地方の梅雨明けから3週間余りが過ぎました。この間雨は全く降っておらず、画像の右の様にコケも黄変してしまうような乾燥ぶりです。そんな乾燥下でもネジバナは青葉を送り出してきました。冬の間もこの青葉を保ち続けるだけでなく、葉の枚数も増やし続けるという中々の働き者ではあります。
2020年08月24日
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アツモリソウ「ヘンリー」が僅かに青みを残してはいるものの、最早健康体とは言いかねる状態まで追い込まれてしまいました。9月に入れば建屋の大規模修繕が始まることだし、このまま嵩張るポットに植えたままにするのも考え物です。ということで、この際、低温保存に移行してしまおう、ということにしました。品名ラベルは「四川アツモリソウ」になっていますが、これは購入時の表記で、実際には「ヘンリー」だった、というショボいミスがあったことを形として残したものです。 さて、バルブの掘り上げです。春先のバルブは炭化してしまって、完全に新世代に移行していました。春に購入した時には冬芽は2芽でしたが、半年経って3芽に増えていました(下画像)。これをいつもの手順に従って湿らせたミズゴケに包み、耐水紙で全体を整え、ジップ付きポリ袋に包んで冷温器に直行させました。
2020年08月23日
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早咲きの白花リコリス「真夏のクリスマス」に4番目の花芽が顔を出しました。顔を出した途端にオデコを何者かに一かじりされた様で、苞葉の先端が欠損しています。あまり旨くはなかったらしく、ひと口かふた口で止めてくれたお陰で大事に至ることはありませんでした。この程度なら、傷は花弁までは達しておらず、花は無傷で咲くことと思います。 前回紹介した際、先行した3芽が寝ぼけて早起きしたかどうかに話が向きかけていましたが、どうやらそれは外れだったようです。例年の様に短期間に一斉に開花するという特技(?)を、今年は忘れてしまった様で、長期間ダラダラと咲き続けそうな雲行きです。
2020年08月22日
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サギソウに続いてサワランもギブアップです。梅雨の半ばには6芽ほどの青葉が確認できましたが、全て黄変して枯れ野の風情を漂わせています。それなら・・・ということで、これも球根(バルブ)を撤収して、低温保存に切り替えることにしました。 で、ポットの用土をぶちまけて、全てのバルブを回収したのが下画像です。春先に植え付けた時点では総数は6個だったので、この半年で2個増えたことになります。前列の大きめの4個体は開花能力を備えた成熟株と見做して間違いはなさそうですが、後列の微小球4個は更に1年か2年の修業が必要かもしれません。予想の当り外れは別にして、PE製ケースに敷き詰めた、水を含ませたミズゴケに埋めて、一丁上がりとしました。来年は寒さの底を過ぎ次第、ポットに戻して芽出しの時を待つことになります。
2020年08月21日
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先般の台風が中国、韓国をかすめて日本海に抜けた際、小庭に並べたレンゲショウマのポットが落下、転倒してしまいました。我が家と台風の相関は、通過コースが東を通った時は風の被害は殆どありませんが、西を通過すると手酷い風害を被る傾向があります。今回はかなり離れたコースだったにも関わらず被害なしという訳にはいきませんでした。 その転倒で、ポット深部の用土が動いて空洞でもできたのか、見る見る元気をなくし、こんな姿になってしまいました(上画像)。このままでは枯死の恐れあり、ということで、時期としては甚だ不適切ですが、被害ポットの植え替えを実行することにしました。掘り上げに当たっては地中の様子が現認できれば・・・と、かなり慎重に作業を進めたのですが、結果ははっきりしませんでした。で、以降はお決まりの流れで新たな用土で植え付けを済ませました(下画像)。既に冬芽(円内)も準備されていました。まだまだ続く猛暑の中で、かなりのストレスになるかとは思いますが、無事に定着して欲しいものです。定着しさえすれば、来年も豊作間違いなしと思うのですが、果して ・・・・
2020年08月20日
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白花リコリスの「真夏のクリスマス」が咲き進んできました。左が最初に開花した個体で、7輪のツボミ全てが開花しました。右は1日遅れで2番手として開花したもので、昨日現在6輪中3輪まで開花しています。残る1個体は、まだ草丈20cmほどで、開花まで後1-2日ぐらいはかかりそうです。 現在開花中の激早3個体の他には、現段階では直ちに後に続こうという気配は見られません。断定的なことは言えませんが、もしかすると、今開花中、若しくは準備中の3個体は、ただの寝惚けかフライングだった・・・ということかもしれません。それも、確定できるのはあと1週間、動きがないことが条件になります。
2020年08月19日
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サギソウの「銀河」が暑さにギブアップして葉を枯らせてしまいました(上画像)。こうなると最早球根(バルブ)の成長も期待できないし、最悪の場合、培地の温度上昇で球根そのものが煮上がる様に命を落とすこともないとは言えません。ならば、いつもの様に球根を掘り上げて、低温(15~16℃)環境で春までゆるりと過ごさせよう、ということになります。 生き残った球根を掘り出した状態が円内です。3個を回収しましたが、大きさは開花適齢のサイズに達しており、来年も無事に育て上げれば花に逢える筈です。これを湿らせたミズゴケに包み、そのミズゴケがバラけない様に耐水性の紙で巻き上げ、ジッパー付きポリ袋に収めて「一丁上がり」です。今回の「銀河」を含めて、現在5品種が冷温器で休養中です。
2020年08月18日
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超早咲きの白花リコリス「真夏のクリスマス」が開花しました。昨年と比べて15日も早い開花です。この速さ加減が、過去の実績と比べてどうなのか、2015年まで遡って調べてみました。以下がその結果で、順序は2015 → → 2019 の並びです。 8/24 8/29 9/4 8/29 8/31という結果で、今年の早咲きぶりは度を越したものであることが分かります。但し、その理由は不明で、この冬が異様に暖かかったことや、この夏がこれまた”危険な”暑さであることと、どこかで繋がっているかもしれませんが、ワタクシの知見レベルでは歯が立ちません。 ところで、この品種の総個体数は20点は超えている筈なのですが、いま花軸を立ち上げているのは3点だけです。昨日時点では、後を追うものはなさそうで、激早ぶりがこの3点だけに留まる様なら、理由の推測は違ったものになるかもしれません。
2020年08月17日
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リンドウがツボミの準備を始めました。花の時期は10月下旬というのに、何とも気の早い準備ぶりです。”ツボミの準備”とはいうものの、今、目に見えている部分はイチゴや柿のヘタに相当する部分だけで、花となる部分はまだ形もありません。花弁は5枚の尖ったヘタ(正:萼弁、萼片)の中央から顔を出しますが、その時期から書道の筆の様に几帳面に折り畳まれ、形も整っています。更に、開花してからも晴れた日中は花弁は開いていますが、夜はツボミの時の様にキチンと折り畳んで眠りに就いている様に見えます。こちらが昨年の開花直前の様子ですが、ナマのツボミが見られるのはかなり先の話です。
2020年08月16日
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上画像は1週間ほど前に取り上げた、ムサシアブミが暑さにギブアップした様子で、同じ画像を再登場させたものです。今回の作業は、昨日紹介した黄金オニユリが引越した跡地に、このムサシアブミを移動させようというものです。 ムサシアブミの芋を掘り上げた様子がこちらです。”四分五裂”を大幅に超えて、大小取り混ぜて9個に分裂していました。いずれはこの内半分以上を近くの森に返すつもりですが、今の気象条件では定着は期待できないことから、実施時期は先送りとします。これらの芋を引越し先に仮配置した様子が下の画像で、この後、ほぼ画像通りの位置に定植して作業を終了しました。猛烈な暑さの中の作業だったにも関わらず、”プチ”熱中症(注:大量の汗を掻いた後、真水だけを補った際、Naイオン不足で手の指などが痙攣を起こす症状)に留まったのはラッキーだったかもしれません。
2020年08月15日
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先般紹介したハマナスの撤収跡地に、予定通り黄金オニユリを植え付けることにしました。で、まずはあちこちに散らばった対象物の掘り上げから始め・・・るつもりだったのですが、数日しか経っていないというのに、1株だけどこだったか思い出せず、結局今回の移植計画から漏れてしまいました。近隣は白花のヒガンバナが既に動きを始めている可能性があって、むやみに掘り返す訳にもいきません。いやはや、何とも面目ない事態となってしまいました。取りこぼした個体は、春の芽出しの時期にもう一度作業を行うことにします。 といった一騒ぎを経て、掘り出した球根を跡地に仮配置した状態が上画像です。この後それぞれの位置に適度の深さに穴を掘り、埋め戻す前にたっぷり水をかけた後覆土する、という作業を繰り返して引越しを済ませました。
2020年08月14日
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早咲きのリコリス、「真夏のクリスマス」が動き始めていました。仕切りの木材の上に35cmのプランタを置いていため、その陰に隠れて気付くのが遅れてしまいましたが、実際には1日か2日前には顔を出していたかもしれません。 昨日現在、最長の花芽の丈は既に20cmに届いています。この他に、円内の様にチョコンとオデコだけを出した状態のものが2芽確認できました。昨年と比べて半月も早い動きで、早ければこの週末にも開花するかもしれません。この「真夏のクリスマス」を皮切りに、10月初めまで全体で7~8品種が入れ替わり立ち代わり咲き進む見込みです。
2020年08月13日
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2ヶ月ほど前、ハクサンチドリの地上部が枯れてしまったのを機に、地下のバルブを引き上げて水で湿らせたミズゴケに包み、更にジップ付きポリ袋に収容して、15℃前後に設定した冷温器の中で夏越しさせていました。冷温器に入れた時点では、今年のバルブがまだ生命反応が認められたと共に、来年向けバルブと固く結合していたため、その時点では両方ともミズゴケに包んで保存していました。それから2ヶ月経ち、そろそろ親世代のバルブも成仏した頃合いと見て、開封してみました。予想通り親バルブは黒く変色して腐敗が進行していました(上画像)。結合も軽く捻っただけでポロっと外れました(下画像)。子バルブを2ヶ月前の画像と比較してみると、冬芽が2倍ほどに成長していることが確認できました。この時期から成長するのはまずいので、再度荷造りして冷温器に入れるに当たり、設定温度を2℃ほど下げました。9月に入る頃、再度様子を確認して、必要な措置を考えることにします。
2020年08月12日
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5日前、リコリスの一部品種で、開花前のルーティーンの様に背伸びをする品種があることを紹介しました。前回は黄花ぼ「山の根ゴールド」を取り上げましたが、今回はもう一方の無銘品です。特徴は黄花で、群を抜いて花が大型であることです。差し渡し径は20cmを超えることも珍しくありません。無銘のままでは何かと不便なので我が家だけで通じる仮名称として「ジャイアント・イエロー」と呼んでいます。花期はこれも図抜けて遅咲きで、10月に入ってから咲き始めます。 話を本題のルーティーンに戻します。一度は枯れて切株状の先端を1cmほど残していましたが、先月末頃から背伸びを始めて、現在一番大きいものは7cmほどまで伸び上がっています。この背伸びした切株の中心から、ツボミとそれを支える花軸が芽吹きます。更に花が終わり花軸も枯れた後、次の年度に対応する葉が、同じく古株の中心から芽吹きます。という風に、今伸び上がっている古株が将来に向けて何かに生まれ変わる様なことはありませんが、次の世代を世に送り出すに当たって、旅立ちをサポートする・・・といった程度の働きはあるかもしれません。
2020年08月11日
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露地に植えたムサシアブミ(武蔵鐙)が暑さに音を上げてとうとうギブアップしてしまいました。本来なら秋も深まる頃まで葉を茂らせ、せっせと光合成に励み、地下の芋を太らせる筈なのですが、当家の小庭の暑苦しさは半端ではない様で、毎年梅雨が明ける頃には葉を枯らせてしまいます。枯れるのは葉だけで、地中の芋には何も起きることはありません。細かく追及すれば、光合成によるデンプンの生成が止まるため、芋の充実ペースは低下しますが、その芋をどうこうする訳でもないので、具体的な被害が生じることはありません。 同じサトイモ科の仲間であるユキモチソウ、マムシグサ、ウラシマソウを一括りにして、不気味系四兄弟、時によっては四天王などと呼んでいるのですが、ムサシアブミ以外の3点は梅雨入り前に早々とギブアップしていました。この3点はいずれもポットに植えていますが、ポットの方が地温が上がり易く、ギブアップ時期も早くなる傾向が顕著です。
2020年08月10日
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上画像は昨日の書込みで黄金オニユリ撤収のAfter画像として掲載したものですが、今回は次なる工事のBefore画像として再登場させました。今回の主役はその画像の中心に鎮座するハマナスです。 この品種は2004年に羅臼岳、斜里岳に登った際、足を伸ばして立ち寄った野付半島の道路脇に生えていたハマナスの実を1個持ち帰ったものが起源になっています。ここ数年は図体が大きくなるばかりで、一向に花が咲かなくなってしまいました。その上、近傍の品種の手入れを行う際、腕と言わず背中と言わず、ところ構わずチクチクとトゲを差して痛い思いをされられて来ました。 花さえ見せ付けられれば、チクチクも我慢できるのですが、それもナシのつぶてでは我慢も限界です。ということで、このハマナスとはこの夏限り・・・ということで、撤去することにしました。”ひこばえ”による再生も却下する意味で、根も抜き上げてしまいました(下画像・円内)。撤去した後地には、黄金オニユリを集約しようと思っています。
2020年08月09日
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黄金オニユリが反復してムカゴを生成し、ばら撒いています。取り敢えずは現状の個体数(4点=画像中央部に分散している葉の大きいもの)で十分で、これ以上の増量は必要ありません。「やめろ」と言って、「ハイ、承知しました」と応じてくれる相手でもなし、こうなるとムカゴ生成の根源である茎を処分する他はありません。ということで、園芸バサミを取り出してチョキチョキと刈り払った状態が下画像です。図体が大柄なだけに、刈り払ってみると、かなりスッキリしました。これで光合成による球根の充実もストップすることになりますが、図体は現状でも十分に持て余しており、問題はありません。来年も今年並みに咲いてくれれば十分です。余談ですが、下画像右寄りに2本のユリが残っていますが、これは原種ユリ(Lilium davidii )で、こちらは最古参株が枯死した影響で、全滅の危機に瀕しており、秋まで光合成に励んで貰わなくてはいけません。
2020年08月08日
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具体的な開花プロセスに入るのは1ヶ月も先のことですが、その前のルーティーンの様に動きを見せ始めてしまった黄花リコリスの「山の根ゴールド」です。他のリコリスと合わせる様に、梅雨入りの頃には葉を全て枯らせて、実質的な休眠に入っていました。球根ギリギリまで枯れて、地表には何も残っていませんでしたが、ここに来て枯れた葉のキワキワが次第に立ち上がって地表に姿を現したものです。この「山の根ゴールド」と、もう1つの黄花品だけに見られる、開花プロセス前の特異な動きです。とは言え、無制限に伸びるという訳ではなく、例年通りならこれぐらい(2~3cm)で止まる筈です。 この品種の花芽が動き始めるのは、通常は8月末から9月の初っ端です。それに先立って、白花の「真夏のクリスマス」が真っ先に開花する、というのが定石の様に繰り返されているのですが、さて、今年はどんな展開になることか ....
2020年08月07日
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今年のネジバナの出来栄えはよくなっかったのですが、悪いなりに種子を実らせ、風に乗せて散らし終えた模様です。芝生に植えた約10株の群落もそうした任務を全て消化し、束の間の眠りに入ってしまいました。 これまでは芝生の刈込みに当たっても、ネジバナが子育ての最中、ということで、約0.2m×1.2mのエリアについてはアンタッチャブルとしていました。上画像の上段がその様子です。そのネジバナの任務も終ったということで、刈り残していたエリアを一気に刈込むことにしました。画像下段が刈り終えた様子です。これで刈り残しはなくなった訳ですが、先行して1週間前に刈込んだ範囲は、早いところは既に3~4cm伸びてしまいました。程なく次の刈込みを入れなくてはいけません。あ~~あ(溜息)
2020年08月06日
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トキソウがとうとう葉を枯らせてしまいました。暑さに負けたものと断定して、ほぼ間違いなかろうと思います。で、このまま放置すると、地上部だけに留まらず、地中のバルブにも被害が広がってしまいかねません。ここ2年ほど実施して好成績を上げている定温保存をこの品種にも適用することにしました。 まずは地中のバルブを掘り上げます。こちらが生存株のバルブの様子ですが、部分的に根の先端に被害が生じ始めていました。もっと早く、地上部が黄変の兆しを見せた時点で今回の処置に踏み切るべきだったかもしれません。これを湿らせたミズゴケで包み、そのミズゴケがバラけない様に耐水性の紙で巻いてジッパー付きのポリ袋に収容しました。この後、日中で16℃、夜間15℃に管理した冷温庫に収容して春を待つことになります。余談ですが15~16℃というのは、この品種にとっては休眠どころか、最も快適な温度域ともいえます。という訳でこの先、定期的に状態を確認し、必要な措置を考えて行かなくてはいけません。
2020年08月05日
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この春、期待の新顔として調達したヤマシャクヤク(山芍薬)でしたが、結果は”手ぶら”(注:ツボミなし)でした。一般的に流通に乗るのは当年開花見込みの苗の筈なのですが、仕入れ先が遠方なので、クレームも面倒くさくて諦めました。で、来年こそ・・・と期待を込めて見守っていたのですが、暑さが応えたのか梅雨明けを待ち切れずに茎は枯れてしまいました。まさか枯死した筈はない、とは思うのですが、やはり地中の様子は気になります。 取り敢えず枯れ枝は無用の長物なので根元から切り払ってしまいました。その上でいつもの病気が発症し、地下の様子を覗き見してみることにしました。竹串とアイスクリーム用のスプーンを使って慎重に用土を掘り進みます。1cmほど掘り進んだ辺りから健康そうな白いヒゲ根が姿を現しました。更に0.5cmほど掘り進んだところに冬芽が用意されていました。これなら来年はきっと”手土産付き”で顔を出してくれるに違いありません。これだけ確認して、元通りに埋め戻して、プレミアムシート(自動潅水が最も確実なエリア)を割り当て、この夏を越させることにしました。因みに、こちらが措置を済ませた様子と冬芽の様子です。
2020年08月04日
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イナゴ、バッタ、カミキリムシ、そしてこれ、クツワムシ、という具合に、続々と賊どもが出動し始めました。今は体長1cmにも届いていない若齢ですが、あと1ヶ月もするとすっかり大人級の体形になり、猛烈な食欲を発揮し始めます。 このクツワムシも今は1cmほどですが、周囲は一面食痕だらけです。勿論この個体だけが実行犯という訳ではないでしょうが、この子も一定の役割は果たしている筈です。見た目には小さくて可愛いのですが、放置すれば我が家の山野草群に対して牙を剥いて来ることになります。ということで、可哀そうですがキ●チョールを一吹きして退場願いました。画像はこの過程で撮影したものですが、夜になって画像を編集していて、撮影時には気が付かなかった珍しい光景が写り込んでいるのに気が付きました。 それが右下で上下逆に映っているカマキリの存在です。キッチリとファイティングポーズをとっているではありませんか。両者の距離は5,6cmです。もしかしたらこのカマキリは中央部のクツワムシを狙って狩猟の最中だったのかもしれません。だとすれば、獲物を横取りしてしまったことになります。知らなかったとはいえ、悪いことをしてしまいました。獲物は地上に落下しましたが、カマキリ君、絶対食べちゃダメだよ。お腹をこわすからね!!
2020年08月03日
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梅雨入り直後には、画像で枯れかけている大きく伸びた葉っぱの線まで広がっていた枝(?)振りが、いつの間にか中心部のこじんまりした構成に変貌してしまったダイモンジソウの「瀬戸翠」です。この品種はここ何年か花の時期が近付く頃に賊の襲撃を受けたり、時には葉を枯らせたりして花を咲かせずに終わることが多くなっています。今の枝振りの小型化も、その前兆ではないか、などと悪い方の予感が先行してしまいます。 そうした諸々の要因による作落ちは、突き詰めれば8月、9月の暑さが原因ではないか、と思う様になりました。で、今年はこの2ヶ月間の過ごし方を大きく変えてみることにしました。具体的には、建屋北側で、10時から3時の直射光が最も強烈な時間帯に日影となる場所に移動させることです。日差しがないだけに、気温は5℃ぐらいは下がるので株の体力温存にはかなり貢献するかと思います。時々元の場所に戻して日光浴をさせれば、命は維持できるのではないか、などとお気楽に想像しているのですが、まずは実験のスタートです。
2020年08月02日
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殆ど毎年のことですが、我が家の雪割草が開花する頃、葉っぱは殆ど残っておらず、開花を紹介する場合には どアップで撮影して葉がないことが判らなくしています。この様に葉っぱを失う原因は、梅雨明け以降の高温と強烈な日差しで″葉焼け”を起こしているためです。 昨日この地域(関西)も梅雨明けが宣言されました。これまでは何とか高温や日差しの攻撃にも耐えて来ましたが、この先2ヶ月の猛攻撃には耐えられません。ということで、初めての試みになりますが、今年は8月、9月の2ヶ月間は屋内に避難させることにしました。この場所なら日差しは遮断しているし、適度に空調も利かしていて気温は28℃を超えることは滅多にありません。昨日時点の生存品11鉢全てを避難させたことで、高温と日差しに対してはガードが効きますが、逆に管理人が長期間留守をしてしまうと水切れを起こしてしまうという新たなリスクが生じます。この先2ヶ月は極力引き籠り老人に徹して、水切れリスクを回避することにします。
2020年08月01日
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