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我が家にやって来て2度目の冬を迎えるヤマシャクヤク(山芍薬)です。昨年の今頃のことでした。一般的に店舗に並ぶのは、翌春には花を付ける開花適齢株の筈なのですが、いざ春を迎えてみるとツボミのない「手ぶら」株でガッカリさせられたものでした。 それから1年後となる来春は、花付きは間違いなかろうと信じているのですが、さて、どんな結果が待っていることか...。因みに今顔を出している冬芽は、地表に見えている部分だけで大豆粒ほどです。中央アジア産のヤマシャクヤク(Paeonia.tenuiforia)そっくりに、体色は立派な茹でダコ色です。開花期の4月が待たれます。
2020年11月30日
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今回の登場はリンドウの姉妹です。右は今年の1番花として11/1に開花した個体で、とっくに花としての寿命を終えてしまいました。修繕工事の真っ最中という事情もあって今際の際には立ち会えず、花弁が閉じっ放しになったのが何時だったかも分からない有様です。ただ、キチンと身なりを整えて旅立つ心がけは、いつもながら感服します。・・・という風に書き進めると、いかにも花全体が逝ってしまったかの様ですが、逝ったのは花弁だけで、その内部では今子育て(種子生育)の真っ最中かもしれません。 2ショットの左側は5女辺りの順位で開花した個体ですが、昨日は終日曇りで気温も上がらず、一度も花弁を開くことなく寝て過ごしてしまいました。几帳面な佇まいの一方で、怠け者の一面も併せ持っていて、親しみを感じさせる一品ではあります。
2020年11月29日
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原種ネリネ「Rosea」の1番花が開花しました。昨年と比べて10日遅れの開花です。画像の個体の他に1花軸1輪開花の個体もあって、初日の開花は6輪でした。未開花のツボミの中には、口元をほころばせたものが多数あって、遅れを開花数の立ち上がりで補う気配を見せています。この花の仲間もスイセンと似て、寒さをスタミナ源とする様な特性を有しており、冷え込みがきつくなる12月を間近に控えて、開花はハイペースで進みそうです。 前回この品種を取り上げた際、成長の途中で花軸が干乾びて退場する物が多数発生していることに触れました。その後もこの症状に歯止めがかからず、新たに6本が退場してしまいました。原因は今も分かっていないだけでなく、まだ増えるかもしれない・・・という情けない状態です。
2020年11月28日
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ご縁があって白花タンポポを里子に受け入れて下さる受入先が見つかりました。早速、今最も生きのいい個体を選んで届けました。現時点で5個のツボミがオデコを並べているものです。上画像がそれを植え付けた様子です。植え付け先の用土の質は上々で、定着は間違いなかろうと思います。植え付け直後は画像の通りぐったりと萎れていましたが、1~2日でパリッと復活するだろうと思います。そして1週間そこそこで最初の1輪が開花する筈です。
2020年11月27日
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例年なら茹でダコ色に染まっている筈の赤花糸葉ヤマシャクヤクの冬芽が、どうしたことか今年は薄っすらと緑を帯びてしまっています。「お前さん、もしかして芽出しを始めようとしてないかい?」と聞きたくなる様な装いです。冗談じゃありませんよ。今から例年並みに冷え込む・・・ということは、両手に余る氷点下の朝を含む冬の日々を凌がなくてはならないというのに、お前さんの青葉の装いでは耐え切れる筈もありません。お願いだから、芽を出すのだけはくれぐれも自重してくださいよ。
2020年11月26日
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大規模修繕の工事に伴い、小庭に出るのも不自由している昨今、花鉢には雑草が我が物顔で蔓延りつつあります。工事は間もなく区切りが付きそうですが、この辺でそうしたポットの雑草を駆除しておこう、ということで工事の隙間狙いで作業に取り掛かりました。 上画像は最も重篤に浸食を受けたレンゲショウマのポットで、2ヶ月半ほど手付かずで過ごさせてしまったものです。主たる住人がほぼ休眠に入ったのをいいことに、雑草はポット全域に広がってしまいました。最も多かったものの種別は不明のままですが、全体の7割を占めていました。次はカタバミが2割、コニシキソウ1割といった構成比でした。根はしっかり土壌を掴んでいて、根回りを竹串でしっかり突き解さないと、根が地中に残り完全駆除にはなりません。かなりの手間をかけて、ほぼ完全に駆除した様子が下画像です。今年は秋の手入れとして、全面植替えはできませんが、今回の雑草駆除が精一杯の罪滅ぼし・・・ということになります。
2020年11月25日
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八重咲スイセンがツボミを大きく膨らませてきました。現在の花芽の丈は20cmほど。草丈は開花時期とは殆ど関係ありませんが、苞葉から透けて見えるツボミの膨らみ具合から判定すると、開花まで3週間ほど・・・といったところでしょうか。 この品種は葉っぱも花芽も最大で90cmを超えることもありました。お陰で持ち味である可憐さや可愛さはすっかり影を潜めてしまい、対策としてこの3年は一切の肥料分を絶ってダイエットに取り組んできました。この効果が出始めて、昨シーズンは葉っぱで50cm、花軸で40cmまで丈を抑え込むことができました。目標は葉っぱ、花軸とも30cm以下です。葉っぱは既に30cmに手をかけており、今年も未達に終わりそうですが、花軸には何とか辛抱して貰いたいものです。
2020年11月24日
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原種ネリネが”賑わいの始まり”を迎えました。出遅れの甚だしかったごく一部を除いて、ほぼ全株に開花が広がり小庭の一角がパッと明るくなった印象です。と言っても全体としての開花状況は、まだ”三分咲き”にも届いていない状態です。この先半月は、日に日に賑わいを増す見通しです。これらに加えて「Rosea」(右手後方の赤いツボミの個体群、左手枠外にも有り)も参戦して一段と華やぎを増す筈で、枯れ野状態の小庭が一時的に息を吹き返した様に感じられる季節です。
2020年11月23日
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元気な個体が極めて順調に生育を遂げている一方で、途中で成長が止まり衰退していくものが発生し始めました。上画像がその様子で、花軸が干乾びて自立できず、最終的に枯れてしまいます。昨年初めてこの現象を確認しましたが、今年も発生してしまいました。 球根が分球してすぐに花芽を立ち上げたものの、小さな球根では養分の供給が追い付かずこの様な立ち枯れ状態に陥ったのか、或いは何かの病気か、などと推測を重ねているのですが、いずれとも断定に至る証左は見い出せていません。すでに5本の花芽がこの症状で退場してしまいましたが、これ以上、この症状が広がらないことを願うばかりです。
2020年11月22日
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小庭のイロハモミジが黄葉しました。とは言いながら、気付きが遅れて一部は既に枯葉色に変わり始めています。昨年は色付きもせずに枯れてしまい落葉したことを思うと、黄色く色付いただけでも”進歩”と言うべきかもしれませんが、目指すところは真っ赤な”紅葉”です。1年後は少しでも”赤み”が差すことを期待して見守ることにします。
2020年11月21日
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”不知時”(ときしらず)と言ってもよさそうな、青花ホタルブクロが開花してしまいました。本来なら5月下旬から6月中旬に咲く野草が、こともあろうに11月にツボミを出してしまいました。それから12日、この間きつい冷え込みがなかったことも幸いした様です。但し、急ごしらえだけあって、十分な手間をかけられなかったことも災いしてか、花のサイズは長さで6割方の3cmしかありません。花色も幾分くすみがあって、かなり無理をした様子が外見にも滲んでいます。今日の雨が上がった後は、気温はガクンと下がるという予報です。低温で体調を崩す前に開花できたのは幸運でした。
2020年11月20日
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昨日取り上げた原種ネリネに、不覚にも後手を引いてしまった、同じく原種ネリネの「Rosea」です。薄い2枚の苞葉では包み切れないサイズまでツボミが膨らんで来ましたが、内心は「5回の内4回はアタシが先行するのに・・・・」などと悔しがっているかもしれません。・・・という風なザけた解説は脇に置いて、こちらも来週後半には開花に漕ぎ着けることになろうかと思われます。 さて、ネリネ2品の花期についてですが、ザックリ言って2ヶ月ほど咲き続けます。流石に終盤は寂しい眺めになるのはやむを得ないところですが、このシーズンは1月下旬まで、ということになりそうです。何はともあれ、冬枯れの小庭に色を添えてくれる、実に有難い存在ではあります。
2020年11月19日
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原種ネリネ(Nerine.undulata )が咲き始めました。昨年より3日早い開花です。いつもなら、もう1つの原種ネリネ「Rosea」が先行して咲き始めるのですが、今年は3年ぶりにこちらが先行しました。だから何かが起きるという訳ではありませんが、発生頻度から、まず「Rosea」・・・というのが意識の中で固定されていて、順序が変わるだけで「おや!?」という小さな事件の様な感覚を覚えてしまいます。 この品種は花序の花付きが多い傾向を示しますが、それでも10~12輪というのが平均的な数字で、後方で左右に立っている個体もこの範囲に入っています。1番花となった中央の個体は、全部で17輪のツボミが付いており中々の大家族です。この時期に咲く草花はご長寿、というのが相場なので17番目が咲く頃にも1番花はまだ健在の可能性が高く、ボリューム感はさぞや・・・などと期待が膨らみます。
2020年11月18日
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10日ほど前に白花タンポポのツボミが首を揃えて出番を待っている様子を紹介しました。その時点では、ツボミ群は2~3週間かけて順次咲き進むだろう、と思っていました。特段の根拠があった訳ではありませんが、次第に気温も下がるだろうし、それくらいが妥当なペースだろう・・・という見立てでした。ところが実際にはこの11月は比較的暖かめに推移しました。そうした気象にも後押しされて、僅か10日ほどで5個の弾(ツボミ)を使い切ってしまいました。 後はどうするの?、ということで、またまた株元を覗き込んでみると、何と既に新たなツボミを準備していました。まだオデコを出しただけなので、この子たちが花開くまでには若干のブランクが生じるかもしれません。ただ、今週一杯は20℃近い暖かな日が続きそうで、ブランクは圧縮される可能性もあります。
2020年11月17日
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八重咲スイセンの花芽が始動しました。昨年と比べて、何と29日も早い始動です。と言っても今年が図抜けて早い・・・という訳ではなく、昨年や一昨年がいつもより遅れたと考えるのが妥当かもしれません。少々乱暴な言い方をすれば、スイセンというのは「寒さ」をスタミナ源としている様な草花なので、暖冬の年は花期が遅れ、寒い年の花期は早まるという単純な反応を示しているだけなのかもしれません。そうした背景を考え合わせて、今年は平均的な年と比べれば若干早めに推移している、と考えるのが妥当な様です。 さて、話を今シーズンの見込みに戻します。花芽が画像程度の時期から開花まで、ザッと3週間で駆け抜けます。これを今年のカレンダーに当てはめれば、12月第1週の週末から第2週の初め頃には開花するかと思います。昨シーズンの1番花は年明け早々の1/4だったので、今年は八重咲スイセンは1年に2回の開花が記録されることになります。奇妙な話ですが、年の変わり目が花期となる品種では時々起きる現象です。
2020年11月16日
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ネリネ・ウンズラータがツボミを広げ始めました。人間で言えば腕や首の屈伸、といったところでしょうか。予想よりかなり早い動きです。このツボミが動き始めた頃には、開花は月末頃か、と見立てていたのですが、最近の動きを見ていると少々・・・では収まらず、かなり早まりそうな気配です。予想外れの言い訳を考えておきます。
2020年11月15日
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我が家の小庭で、今咲いているのは上画像のリンドウの他には、白花タンポポと、白花ダイモンジソウの3点だけですが、ダイモンジソウは咲き始めから1ヶ月が経過して、容貌は既に下り坂に差し掛かっています(因みにここで表示したものは最盛期のものです)。 ダイモンジソウは一旦開花すれば、寿命を終えるまでそのままの姿を維持しますが、リンドウと白花タンポポは夜は閉じてしまいます。日中も曇って気温が上がらない日は開かないか、半開き止まりに留めるというグウタラぶりです(注:立場を変えれば低温障害へのガードが堅いとも・・・)。昨日がそんな天気で、1日中見張っていた訳ではありませんが、修繕工事の隙間に外に出てみると、画像の様な手抜きぶりでした。
2020年11月14日
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時期外れの青花ホタルブクロが開花に向けて歩みのペースを上げてきました。今はモタモタしていたら凍死しかねない、切羽詰まった時期だということに気付いたかどうか、確かなことは分かりませんが、春の開花時と比べてかなり速いペースで容貌を変化させているのは確かです。 春の開花時期なら、この色に変われば1週間以内に開花するのですが、大きさは何とも寸足らずです。正規の開花時の花の大きさ4~5cmに対して、現状のツボミは1.5cmあるかないか、といったサイズです。この子が運よく開花まで漕ぎ着けても、サイズ的にはかなり小粒になるのは避けられそうにありません。
2020年11月13日
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ネリネ・ウンズラータが裾(!? )の乱れも気にする暇もないかの様に、子育てに集中している風な眺めです。中のツボミの膨らみが限度を超えたためか、苞葉がめくれてツボミが露出してしまいました。という風に書き進めると、何となく開花が近い様な印象を持たれるかもしれませんが、そこは少々違っています。画像は実寸を縦横とも約2倍にクローズアップ撮影しています。実際の大きさは7~10mmしかなく、開花までに2倍ほどに育って貰わなくてはいけません。それにはあと2~3週間はかかりそうです。 花芽の発生も一巡した様なので、ここらで棚卸を・・・ということで、昨日夕刻時点で本数を数えてみました。結果は2品種で総数61本確認できました。本数だけで判定すれば、我が家史上最高に匹敵する本数です。年末から年始にかけて、大いに楽しませて貰えそうです。
2020年11月12日
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最後の花を見てはや5年が経過してしまった白花重弁ヤマシャクヤクです。長い長い休養期間が続いています。植え付けや日々の世話に、何か大きな瑕疵がありはしないか、などと考え込むこともないではありませんが、これといった問題を見つけられないまま今日に至ってしまいました。裏返せば「来年はきっとよくなる」という希望を見いだせないまま、ということです。 この品種も”ヤマシャクヤク”という名を背負っていますが、実は樹木です。名称への信頼性は少なからずぐらついていますが、長年使ってきた名称に強い未練があってそのまま使い続けています。といった名称がらみの問題はさて置き、かっての様にあでやかな開花風景を復活させたいものです。
2020年11月11日
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氏名不詳のボタン、4歳です。つい最近までシャクヤクと信じて育てて来たのですが、よく似た花を咲かせても樹木の方を牡丹、草の方をシャクヤクと使い分けているらしいことが分かり、解釈を変えてしまいました。 これまでは春の芽出しの様子や葉の構造も、草と見分けが付きませんでした。来年は5年目を迎え、もしかすると樹木の片鱗を見せてくれるかも・・・などと期待を込めて見守っているのですが、実際に花が咲くようになるにはまだ4~5年は待たなくてはいけません。この真っ赤な冬芽に、その気概が秘められていればいいのですが ....
2020年11月10日
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万物が生命活動を休止して眠りに就こうとするこの時期に、何としたことか青花ホタルブクロがツボミを付けてしまいました。茎も葉も猛暑に負けて、一旦は地上部は全て姿を消していたものが、暑さが一区切り付いた頃から新葉が顔を出し始めていました。余りはしゃぎ過ぎると寒さがやって来た時痛い目を見そうで、ハラハラしながら見守っていたのですが、とうとうこんな仕儀となってしまいました。 こうなった以上、行けるところまで行かせてやりたい気持ちになります。霜が降りるようになるまであと1ヶ月と少し。急いでコトを進めないと凍死しかねません。間に合うかどうか微妙ですが何とか頑張って貰いたいものです。
2020年11月09日
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5日前に紹介した、リコリス(ヒガンバナ)の種子の続報です。花軸を刈払い、露地に投げ出してしたものを点検して合計3個の成熟色(!?)の固体を採取しました。大きさは小ぶりのグリーンピースほどで、表面は固く黒光りしています。内部を切り開いて確認する訳にはいかないので、水を注いでみるといずれも沈んだことから、内部は実が詰まっているらしいと判断しました。 これなら「もしかすると・・・・」ということで、蒔いてみることにしました(下画像)。暫くは寒冷処理として2~3℃に設定した冷蔵庫で過ごさせています。月が変わる頃には取り出して、冬場は屋内で過ごさせるつもりです。何分にも種子を結ばない3倍体遺伝子の品種であり、当然の結果で栽培指南の情報はありません。実施しようとしていることは、的外れかもしれませんが、取り敢えず実験をスタートします。
2020年11月08日
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ユキワリイチゲ(雪割一華)が芽出しを始めていました。このところ大規模修繕工事の進捗によっては小庭にも出られないこともあって、このユキワリイチゲの芽出しはこんなに大きく伸びてしまってから気が付いた次第です。いやはや、何ともお恥ずかしい次第です。 顔見せ早々の色合いは全身茶褐色で、これでも”草”か!! というい身なりです。葉緑素の生成能力が低いのか、この子たちの葉や茎が緑に変わるのは花が咲く頃(3月)です。花後長期間繁茂することもなく休眠に入ってしまうので”草らしい草”の姿はボンヤリしていると見逃してしまいそうです。全部で7芽が顔を出しています。この内3芽に花が付いてくれれば、ワタクシとしては「大満足」なのですが、果してどうなることやら ....
2020年11月07日
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白花タンポポが咲き始めて2日が過ぎました。その1番花はまだまだ健在で、日中は開いて夜間は閉じる、というサイクルを繰り返しています。上の画像で12時の位置の茎がその1番花の花軸です。昨日は日中も気温が上がらず、花は半開き以上に開くことはなく、夜には完全に閉じてツボミに戻っていました。 さて、その足元には多数のツボミが屯していました(円内)。昨日現在の個数は5個、向う2~3週間の間に開花する見込みの個体です。これらを使い切る頃には開花のペースはグンと下がり、寒さに耐えるモードに移行してしまいます。
2020年11月06日
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リンドウが持ち前の几帳面さ、用心深さを存分に発揮しています。この時期のごく一般的な晴れた日なら、日中は花を開いて夕方になれば閉じるという、この品種の掟に従った生活を繰り返します。閉じた時の姿形は円内の様にツボミの頃の様でもあり、キチンと整えられた毛筆の穂先の様でもあります。 加えて、昨日の様に急に気温が下がった時などは、野放図に花を全開にすることはなく、内部のシベや花托を凍死のリスクから守っている様に見えます。昨日の場合は初の冷え込みに加えて、午後にはすっかり曇ってしまいました。昼過ぎには半開きだったものが、2時頃には画像の様にピシャリと花を閉じてしまいました。個々の花が半月ほどこんな動きを続けますが、花としての寿命を終える際にもこんな状態に身なりを整えて旅立って行きます。
2020年11月05日
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白花タンポポが咲き始めました。昨年と比べて11日遅れです。原因については、建屋の大規模修繕工事に伴う足場と保護ネットで日差しが遮られていることを疑っています。足場で100%日差しが遮られる場所の個体は、未だにツボミの兆しも見せていないことを考え合わせると、的外れな疑いではないと考えています。 この子たちのこの先の生活サイクルをザクッとまとめると、霜が降りる様になる12月後半まではポツリポツリと咲き続けます。厳冬期に当たる12月後半から2月一杯は月間数輪程度にペースを落とします。その後暖かさの訪れと共に爆発的に咲く様になり4月後半から5月初めまでこの状態が続きます。その後は地上部は姿を消し、2ヶ月から3ヶ月の休眠に入る・・・というのがこの子たちの1年です。先ほども触れましたが、今年は日差しの不足もあって、いつもの様な爆発的な咲き方は影を潜めることになるかもしれません。
2020年11月04日
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リコリスは種子を生成しないというのが定説になっています。確かに自生種のヒガンバナでも、栽培品でも花後の花軸の先端に種子を結んだ状態を見たことがありません。花後の様子を定点観測してみると、1週間ほどで花軸が萎れ始め、後を追う様に花托も萎れてしまい、種子を生成する余裕もなく消滅してしまうのが常です。 ところが花後すぐに花軸を切り取ってその辺りに放置しておくと、特段水遣りしなくても花托が成長することがあります。画像がその様子で、殻を破いてみると成熟色と思われる黒色に色付いています。大きさは大豆粒ほどの球形です。殆どの場合この様に黒くなる前に成長が止まってしまい、内部も液体のままでそれ以上進行することはありませんでした。 今年初めて黒く成熟色(?)まで進行したものを見つけ、興味津々でそれをカッターで切り分けてみると内部は固形化していました(円内)。つまり一見して種子の体裁が整っています。引き続き調査して、この状態まで成長したものが見つかれば、これが種子として本物か偽物か、蒔いて発芽するか追っかけてみようと思います。
2020年11月03日
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リンドウが開花しました。昨年と比べると5日遅れの開花です。午前中は日差しがありましたが、午後には完全に曇ってしまい、この画像を撮影した後、暫く経って覗いてみると口を閉ざしていました。ということは、外に出るのがもう少し遅れたら開花宣言はもっと先に延びていたかもしれません。予報では今日の天気は終日雨ということなので、花が開くかどうかは微妙です。完全な闇となる夜間は、更に徹底してツボミの時の様に捻りまで加わえる様に閉じてしまいます。
2020年11月02日
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