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クロユリが休眠期に入りました。芽出しの頃から気になっていた「過密」問題を片付けるために、時期は不適切かもしれませんが、ここで選抜と植え替えを行うことにしました。こちらが球根の様子です。左が植え替え前、右が植替え後の球根の様子です。 先ずは球根の掘り上げから取り掛かります。表土を剥がすと球根が肩をぶつける様に密集しているのが確認できました(Before)。この密集が球根肥大化のブレーキとなり、結果として作落ちを来したと考えられます。ヒゲ根をなるべく傷付けない様、気を使いながら全てを掘り上げ、サイズの大きい物、上位7個を元の6.5号ポットに植え戻しました(After)。各球根の間隔は、球根1個分が確保されているので、向う1年か2年は肩がぶつかることはなかろうと思います。これに表土を2~3cm被せて植替えは完了です。尚、この選抜から漏れた小ぶりな個体群は別のプランタ(15✕30cm)に植付け、体造りのための2軍生活を送って貰うことにしました。
2023年06月30日
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アポイギキョウの3番手が開花しました。キチンと開花した花としては2番手ですが、早々に絞咲きが現れました。いや~、実に嬉しい現象です。 この品種としては基本色は「白」と認識しています。かっては白花に次いで「紫」が現れ、その後ごく稀に「白地に紫の絞り模様」が現れるというのが花期のパターンでした。それが今年に関しては、一昨日取り上げた様に、微小ながらいきなり絞り咲きが現れ、続いて本格的な絞り咲きが出る・・・という風に、変り咲きが絶好調の兆しを見せています。「今年ゃあ、初夏から縁起がいいわい」というセリフが漏れそうです^^。
2023年06月29日
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栽培品の品揃え、中でもウチョウランや○×チドリといった図体の小さなものを増強しよう、ということで、この頃頻繁に足を運んでいる姫路市の山野草店に行って来ました。で、今回は上画像のウチョウラン混栽ポットとラン科の希少品1点をリクルートして来ました。 ウチョウランの方は、2号ほどの小さなポットに7品がてんこ盛り状態で植え付けられていました。棚卸しをする気分で、花の顔立ちを1点ずつ写真に収めてみると、出るわ出るわ、7種の別顔が確認できました。それが下画像です。7個の画像を貼り付けると、隅っこに1個分の空地ができてしまいます。で、その空地には現有品1点(右下の赤枠内)の顔を貼り付けて、向う1年のウチョウラン在籍簿ができました。各々に銘がある訳でもないので、この先画像内に付した①番から⑧番の番号で、個体識別して行くことにします(例:ウチョウラン①、など)。尚、27日時点で完全に開花していないものが2点あり、特に必要があれば改めて取り上げることにします。
2023年06月28日
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アポイギキョウが開花しました。昨年より3日早い開花・・・ということは、誤差の範囲としておきます。実はこれより5日早く開花しようとした個体が存在しましたが、ツボミの色が緑から白に変わる頃、先端部を賊に喰われてしまいました。ダメージを修復しようとする作用が被害部位の癒着を起こしてしまい、開花できなかったという”事件”がありました。という経緯があって、今年の幕開けは2番花から、ということになってしまいました。 さて、その2番花についてですが、花弁は4枚で甚だ残念な仕上がり具合です。後に続くツボミをザッと眺める限りでは全て5弁仕立てで準備が進んでいる様で、こうした残念ポイントは今回限りで収まりそうです。また、今回は開幕早々で白地に紫絞りが出ました(上画像)。絞り模様の面積はごく小さい、という弱みはありますが、今年は実生3~4年に達する株が増えており、変わり花が多発するかも・・・という期待は膨らみます。
2023年06月27日
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一昨日紹介したヒメイワウチワが、長期的にストレスなくリハビリに取り組める様、現行の貧相なポットから、一回り大きなポットに引越しさせることにしました。一回り大きな・・・とは言ってみたものの、代表的なスペックである口径は新旧共に3.5号で違いはありません。ただ深さは約2倍になることに加えて、現行品は胴がくびれているのに対して、新居は胴が下膨れ形状になっていて、充填する用土の量は2倍をかなり上回る筈です。 ということで、途中は省略しますが予定通り下膨れポットに植え替えた様子がこちらです。これで高温や乾燥に対する耐久性はかなり向上する筈で、夏場もストレスなくリハビリに専念できる筈です。当初予定通り、再来年の花付きを念じつつサポートすることにします。
2023年06月26日
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これまで取り上げたネジバナは、いずれも他の品種のポットやプランタに寄生した個体でしたが、いよいよ露地ものも咲き始めました。画像は芝生の隅に陣取った総勢40株余りの内の先頭切って開花した白花、赤花から1芽ずつを抜き出したものです。ネジバナは右巻き、左巻き、全く巻かずに縦に一直線に並ぶものが存在しますが、ここに掲載した画像はエイヤッと選んだのですが、両者共に左巻き(標準的なネジとは逆)でした。巻き方のバラエティーは、もう少し咲き進んだ頃にサンプルを取って、紹介したいと思います。
2023年06月25日
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ヒメイワウチワ(姫岩団扇)のサブポットが賊に浸食されて、半分ほどの葉っぱが形が変わるほど食い散らかされてしまいました。実行犯はヒメシロモンドクガの初期の幼虫(円内)でした。1週間ほど前から異変には気付いていましたが、相手が小さく(画像の個体で体長10mm)、昨日まで発見できずにズルズルと日にちが経過してしまい、被害も拡大してしまいました。春先の新葉の盛りを過ぎた頃に比べると、葉のボリュームは半減してしまいました(いと悔し)。お仕置きとして、常備薬キ●チョールを一吹きすると、簡単に眠りに就いてしまいました。被害をを受けた株は、次の春まで新葉が芽吹くことはなさそうです。当然来年の花への期待は控えざるを得ません。
2023年06月24日
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ハクサンシャジン(白山沙参)のツボミが、成長を加速させています。現在の大きさはコメ粒より幾分大きいか・・・といったサイズ感です。この大きさから開花までは1週間から長くても10日ぐらいと見当を付けています。当り外れは神様の思し召し次第・・・ではありますが、この月末から来月早々ぐらいにはアポイギキョウも参戦見込みで、楽しみの幅は広がります。
2023年06月23日
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ヤクシマショウマ(屋久島升麻)が開花しました。先般、ツボミ発生の際にも紹介した通り、昨年は作落ちしたため今回の開花では前年比較はありません。ご覧の通り、これでもかっ、と言わんばかりに地味な風貌です。花の大きさは、日常生活で馴染みがあるもので例えると「蚊」ほどの大きさです。群れる様な咲き方をする訳でもなく、目立たないことは”第一級”です。これでも花芽が多数立ち上がれば、少しは存在感は増すと思われるので、1株で3~4芽の花芽を送り出せる様、リハビリに取り組むことにします。
2023年06月22日
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ホウオウシャジン(鳳凰沙参)のツボミが始動しました。今のツボミの大きさは、ゴマ粒より僅かに大きいぐらい・・・といったところです。今回が我が家で初めての花付きなので、この状態から開花まで何日かかるのか、といった予備知識は全くありません。 然らば・・・ということで、標高1500~2500mの高山帯で咲く山野草を、人里(標高100m程度)で栽培した時、花期は1ヶ月から3ヶ月早まる、という現実を元に今回のケースを推測してみます。仮に2ヶ月早まるとすれば開花は今月末頃ということになりますが、現在のツボミが10日後に・・・とは考え難いので、更に半月から1ヶ月先と考えれば7月後半ということになり、これなら仮説としてあり得ない話でもなさそうです。ということで、それくらいの時期に咲いたらいいな~、という目安として見守って行くことにします。
2023年06月21日
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白花ネジバナが開花しました。昨年と比べて4日早い開花です。アバウトが過ぎる、と指摘を頂きそうですが、誤差の範囲という事にしておきます。 2週間前にも今回と同じ件名で取り上げた案件が、「赤」だ、「白」だですったもんだしましたが、今回の白は前回よりかなり固そうに見えます。とはいえ、何が起きるか分からない実生2年目のこの品種のことです。1週間ほど経った頃、またぞろ同じ轍を踏むことがない様、近くの神社にお参りでもしとくか ....
2023年06月20日
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コオニユリ(小鬼百合)が開花しました。・・・という風に書き始めると、苗なり種子を手配して、ある程度の期間育てて来た様に思われるかもしれませんが、本当のところはどこからか風に乗るなどして運ばれて来た種子が発芽し、知らぬ間に成長して、ここに来て花を咲かせた、というのがこの子の生い立ちと考えられます。いくら繁殖力が強いとはいっても、発芽したばかりのものが僅か3ヶ月ほどで花を咲かせる筈はないので、恐らく昨年の内に発芽し、家主が気付かぬ内に、草陰に隠れる様に命を繋いで来たのかもしれません。 そんな経緯で、当家のプチ花壇の一隅に隠れる様に住み着いたものなので、オニユリの仲間らしからぬほど、図体は小柄です。「く」の字に曲がった茎を、真っ直ぐに伸ばしても50cmを僅かに超えるか、というサイズです。この夏、きっちり日差しを浴びて過ごせば、タップリ球根に養分を蓄えることができ、来年は1.5mを超えるかもしれません。この先は我が家の山野草コレクションの一角として処遇することにします。因みに、このコオニユリが今年我が家で開花した51番目の作物ということになります。
2023年06月19日
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実生3年目に入ったばかりの濃色赤花ヤマシャクヤクが、5月に入って間もなく葉を枯らしてしまいました。あと5年ほどで花を咲かせる能力が備わるか・・・という段階でしたが、枯れてしまってはね~~。本当に枯れてしまったのなら、場所を開けて別品種に席を譲ることを考えなくてはいけません。逆に塊茎がまだ生きているなら、夏場もしっかり潅水し続けなくてはいけません。状況を正しく掴むために地中の様子を確認することにしました。 枯れ残った葉柄を辿って表土を剥がしていくと2cm弱掘り進めてところで塊茎に行き着きました。塊茎の他に根にも光沢があって、枯れてはいないことが見て取れました。枯れたのは葉っぱだけだったことが早々と確認できたのですが、冬芽は手付かずの状態でした(こちら)。結論をまとめると、①個体としてはまだ生きているが、②来年に向けての冬芽はまだできていない、という2点だけです。この先3ヶ月ほどで冬芽が生成できれば、来年に向けて命を繋ぐことは可能ですが、これができなければ冬の間に塊根は腐敗して一巻の終りになってしまいます。ということで、自動潅水の優良席をあてがい、延命措置を続けることにします。
2023年06月18日
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ここ数年、ジリ貧状態が続いているシュンラン「天紅香」のプチ手入れです。一時はこのポットに4芽が存在していたのですが、それ以上に増えるでもなく、さりとて枯れ果てるでもない中途半端な状態が続いています。今回はこのポットで老化が進み枯れてしまったバルブを切除し、残るバルブの窮屈感を緩和することにしました。 と言っても、大がかりな移植を行うものではなく、表土を2-3cm掘り上げて、相互に固く繋がったバルブを切り離すだけの作業です。で、早々に作業に取り掛かりましたが、表土を掘り返した段階で、すでに新子が成長段階に入っているのが見つかりました。この軟弱そうな新子にストレスが加わらない様、慎重に作業を進め、元通り埋め戻した様子がこちら。円内が今回の作業で見つかった新子です。今年1年様子を見て、1年後花に繋がる動きがなければ、コレクションとしての維持を見直すことも必要かもしれません。
2023年06月17日
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ホタルブクロの1番花開花から1週間が経過しました。このわずかな期間に、用意していたツボミの7-8割が開花してしまいました。・・・という事は、残る2-3割のツボミが開花したら祭りは終りか?、というと、そんなことはありません。現在の開花品の主力は花茎の中段より上ですが、これより下の葉の付け根には、”やぶ蚊”より小さいツボミの素が認められます。新たなツボミが限りなく・・・という訳にはいきませんが、画像に収まっている花やツボミの半分程度は新たに生成されるのでは、と目論んでいます。久しぶりの大豊作になりそうです。
2023年06月16日
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10日余り前、ツボミが動き始めたオウゴンオニユリです。その頃にはお猪口ほどの空間に細密細工の様に配置されていたツボミが、今ではたばこのフィルター部ほどに成長し、ツボミを支える茎も30cmほどに伸びました。外形上は着実に開花に向けて歩を進めている様です。因みに、この品の例年の開花日は6月末から7月初めですが、今年もこれに近い日程に乗りそうです。 花の咲く位置は、我が家のコレクションの中では例外中の例外で2mほどの高所であること、花色が「黄金」にも例えられる鮮やかな黄で、日差しを受ければ一段と鮮やかさを増す、などを思うと、何とかこの品が咲いている間に梅雨が明けてくれないか、などと願わずにはいられません。
2023年06月15日
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4月半ばに仏炎苞を広げたユキモチソウ(雪餅草)でしたが、その仏炎苞の中に収めた花はスムーズな受粉に成功した様で、トウモロコシの様に行儀よく並んだ実は、大きさは概ね揃っていて、生育は順調な様に見えます。今のところ、この実を喰おうとする不届き者は出ておらず、実はすくすくと成長している様に見えます。 問題は秋も深まる10月から11月頃で、赤く色付くとよく目立ってしまい、鳥類の格好の餌食となります。仮にヒヨドリやツグミのお腹に入ったとしても、種子が消化されることはなく、ウンチの一部として広範囲にバラ撒かれることになります。フカフカとした土の上に落ちるか、或いは鉄道の砂利の上に落ちるかという運不運は付きまといますが、何とか無事に成熟して安住の地を見付けて貰いたいものです。
2023年06月14日
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今回取り上げるのは、芝生のネジバナエリアで最大最強の群落です。今年、この群落では9芽の花芽を確認しました。画像で朱点を付したのがその花芽です。 この群落を遡ると、芝生中央部通路で発芽し1年ほど経過したものを、端っこに移植したのが始まりでした。既に5年は軽く超えている筈です。移植後暫くは単一株で、白花を咲かしていましたが、2年か3年後に2つに分裂し、初期の群落がスタートしました。その後、いつの間にか赤花を咲かせる様になると共に、年毎に株数を増やし続け、現在に至りました。 肥大化した群落は、単一株に分割して、適度の間隔を確保して植え替える必要がありますが、問題は我が家の芝生だけでは収まりきりそうにないことです。近くの公園にでも拡散させるか ....
2023年06月13日
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ウチョウランが1番花開花から10日経過して、ほぼ満開の領域に達しました。最初の1輪も、少し黄ばみが広がったものの、まだ健在です。今が「見頃」というのでしょうが、何分にも鶏卵Mサイズの殻に収まる空間の景観です。小庭の一角に置いて、これで賑わいをもたらすことなどは期待の圏外でしかありません。 映える空間が小さいということは、裏返せば一定の空間により多くの個体を収容できることを意味します。この考え方に沿って、類似品種を積み増しているのですが、今年はこれらが極度の不振で、辛うじて三途の河原で躊躇している有様です。こうした瀕死の品種には向う1-2年はリハビリ期間と割り切って、再生に取り組んでいくことにします。
2023年06月12日
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6日前、ネジバナの本年第1号が開花した際、花色に関しては少々疑わしさはあったものの、強引に「白花」と分類していました。その後時間が経過するに連れ、どんどん赤みが濃さを増し、園芸を趣味とする者の良心に照らして、その時の判定は変更せざるを得ない状況に立ち至ってしまいました。 1日1輪ほどのペースで咲き進んで来ましたが、そのいずれもが時間の経過と共に「赤」ににじり寄ってしまいます。今では未開花のツボミは白いものの、開花済みの花は「赤」にしか見えなくなってしまいました。ということで、本件で取り上げた個体はごく一般的な「赤花」だった、ということに判定を変更します。これに伴い前年比較も「22日早く」開花したことになります。いやはや、何とも面目ない話で ....
2023年06月11日
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ホタルブクロが開花しました。昨年と比べると2日遅れですが、この程度は慣例に倣って誤差の範囲とします。昨日現在の弾(ツボミ)の付き具合を見る限り、かなりの豊作が見込まれ、今月下旬までは楽しめるのでは・・・と期待しています。 一足先に花期を迎えた青花ホタルブクロのツボミが、傘を畳む様に縦方向に折り目を付けるのに対して、この白花のホタルブクロのツボミは、というと、提灯を畳む様に横方向のシワを寄せる様に折り畳んでいます。今回、この過程を定点観測してみましたので、その結果をご覧頂きましょう。開花7日前頃は傘畳み風に縦折れ目ですが、これは花弁ではなく萼弁です。ここから3日ほど経つと、萼弁が割れて花弁が顔を出しますが、縦方向に押しつぶした様にシワだらけです。このシワを伸ばしながらツボミは大きさを増し、開花前日には概ねシワは取れましたが、先端はまだ閉じたままでした。という過程を経て、釣鐘型の花弁が整った訳ですが、1番花の右後方には4日遅れで後を追っているツボミが見られます。この子たちも参加して、開花ラッシュの時を迎えることになります。
2023年06月10日
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生い茂った周囲の芝が刈り払われるのを待っていたかの様なタイミングで、露地のネジバナが花芽を立ち上げました。画像の群落だけで5個の花芽が確認できます。この群落も起源を遡れば、1株だけだったものが4-5年をかけてこんな大群落に成長しました。元の1株を更に遡れば、芝生の中央付近に根を下ろした1株でしたが、中央部は人(ワタクシ)の往来があって踏み付けられて消滅する恐れがあり、この場所に移植したものです。このままでは過密は明らかで、早急に分割と植替えが必用なのですが、これと同等かそれ以上の群落が数ヶ所あり、移動先にも事欠く事態が生じています。 さて、この群落の先行きは?というと、開花まであと10日ほどかと思われます。この場所に移植した頃には白花を咲かせていましたが、年季を重ねるに連れ赤花に変貌してしまいました。株別れで新たに発生した個体は白花に戻っていないか、という期待がないでもありませんが、さてどうなることか ....
2023年06月09日
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ヤクシマショウマ(屋久島升麻)が始動しました。昨年は作落ちしたので、2年ぶりの再会が見えて来た訳で、まずは一安心・・・という心境です。 その作落ちの原因は、一昨年の夏越し失敗でした。6.5号ポット一杯まで増殖していたものが、一時は全滅寸前まで追い詰められてしまいました。特段軟弱な品種という訳でのないものを土俵際まで追い詰めてしまったことは、お恥ずかしい限りです。辛うじて枯れ残った残存株に、2年掛かりで再生に取り組んで来たのが、何とか報われた形です。これと言って派手な花ではなく、遊歩道の脇で咲いていたとしても気付かずに通り過ぎてしまいそうな存在ですが、取り敢えず我が家の大切なコレクションが維持できることには大いに満足しています。尚、この品種の花期は我が家では6月中旬から下旬です。
2023年06月08日
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昨日紹介した通り、間もなくネジバナの花期が始まります。で、その現場は?、というと、ご覧の通りネジバナの株は刈り残した芝に半ば埋もれています。「ネジバナの花軸は、埋もれた葉先から10cm以上伸び上がって咲くから、それでもいいじゃん」という考え方もあるかと思いますが、年に一度の晴れ姿がそんな背景では悲し過ぎる、ということで毎年今頃に、電動バリカンでは刈り取れないネジバナ株の周りの芝を園芸バサミで手刈りするのが恒例になっています。 5cmを超えて伸びた芝の根元は諸々の虫の休憩場であり隠れ家になっています。そうした虫の巣窟に手を突っ込んで芝を刈るという仕事は、決して気持ちのいいものではありませんが、そこはじっと我慢して刈り進める外はありません。80cm×20cmほどのごく限られた範囲に1時間ほどをかけて刈り払った様子がこちらです。取り敢えず、この範囲は、何時咲き始めても気持ちよく眺められる状態になりました。残る1.8m×20cmほどの範囲も晴れ間を選びつつ刈り進めることになります。
2023年06月07日
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ネジバナが咲き始めました。昨年と比べて実に18日も早い開花です。昨年の記録は露地で咲いたものに対して、画像の個体は原種ネリネのプランタに寄生発芽して、今年初花を咲かせたものです。経験則では露地ものよりポット/プランタものの方が若干早く咲く傾向があります。とは云え、その差は1週間にも満たない差であり、今回の早咲きぶりはただ事ではなさそうに思えますが、健康面でこれといった問題もないので、この一件は見なかったことにします。 本来なら「白花ネジバナが・・・」と書き進めたいところでしたが、色の具合が何とも中途半端で、純白でもなく、かと云って赤花と言い切るほど赤くもありません。こちらが一昨年の赤花品の様子ですが、これには遠く及ばない淡白な赤です。ということで一人で喧々諤々考えた結論として、これは白花と見做すことにしました。「異議あり」の声が聞こえた様な気がしますが、そういうことで今後話を繋いで行くことになりますが、悪しからずご了承を・・・・
2023年06月06日
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アムールナデシコが開花から8日経ちました。早々に花の量産体制に入り、見頃を迎えました。この品種が蜜を大量に生成するかどうかは知りませんが、ハナアブ(? 円内)を誘って身辺は少なからず賑わっている模様です。まあ、2日間ほど大荒れの天気が続き、ハナアブにしてみればひもじい思いを強いられ、天気の回復を待って速攻で出動したというのが、当たらずとも遠からじ・・・だろうと思われます。
2023年06月05日
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3月の初めに新潟市まで足を伸ばして調達して来た雪割草4点のうち、3点は既に植え替えを済ませましたが、この1点だけはズルズルと実行が遅れていました。梅雨に入り、今なら植替えに伴うストレスも比較的軽くて済みそう、という(甘い)見通しに基づいて植え替えを実行しました。対象は「興野の紅」の銘を持つ千重咲の品種(円内)です。 現状のポットは3.5号の陶鉢です。苗を掘り上げてみると株は分化が進行中で、3分割の途上にありました。この際・・・ということで思い切って切り離して各々を別のポットに住み分けさせることにしました。既に回り始めた根は複雑に絡み合っており、かなり手こずりましたが何とか定着に必要な分量の根を残して3分割できました。これを新居の5号陶鉢に植え付けた様子がこちらです。梅雨が明けるまでに定着してくれれば、来年の花付は半分は達成した様なものなのですが、さてどうなることか ....
2023年06月04日
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オウゴンオニユリが開花に向けて助走を開始しました。ツボミは茎先端部の葉っぱ毎に1輪か2輪付きます。ツボミの生成は始まったばかりですが、目視でそれと分かるものが10輪ほど確認できます。最終的には15から20輪まで増えるかと思っています。こうした古参株が4点頑張っており、この夏も賑わいを演じてくれそうです。開花が例年並みなら、あと1ヶ月弱。夏場の品揃えの谷間を埋めてくれる貴重な存在です。 一般的にオニユリと名の付く品種は種子を実らせることはないと聞きますが、この品も生真面目にその特性を順守しています。その代わり・・・という様に、ムカゴによる増殖という手段を身に付け、猛烈な増殖力を発揮しています。原産地の津島では野生種が絶滅に瀕していると聞きますが、当家での振舞いを見ている限りでは信じ難い事象です。
2023年06月03日
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ウチョウラン(羽蝶蘭)が開花しました。昨年は作落ちしたので、更に1年遡って2021年と比べると、実に40日も遅い開花ということになりました。直近1週間ほどを振り返ってみても、花弁1枚だけは開いているのに、残る花弁は閉じたまま・・・という状態が続いて来ました。昨日に至ってやっと全5枚の花弁の内側が覗き見られる状態に漕ぎ着けました。 その花の出来栄えは?・・・というと、半開きにも達しない状態が長く続いたためか、白い花弁が黄色く変色しかけています。大幅な開花の遅れといい、開花間際のぐずりといい、今年のウチョウランには「問題あり」判定が避けられません。対策案は思いつきませんが、何らかの手当てが必要なことは間違いありません。
2023年06月02日
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困ったことが起きています。この春、スミレの「彩雲」が全く花を咲かせないのに、次々と種子を実らせているのです。 画像右が成熟してサヤが弾け、種子をばら撒いた後の様子です。こうなる前が画像左の状態でした。更にこの前段階に、通常なら「花」の時期がある筈なのですが、どうしたことか今年は全く「花」を咲かせることなく果実の段階に飛んでしまいます。施肥に抜かりがあったのか、はたまた今冬のきつい冷え込みで貯め込んだストレスの影響か、等々、思いを巡らせてはいるのですが、結論は出そうにありません。取り敢えず、この夏はリハビリ期間として施肥に気を遣うことにしますが、来年も同じことを繰り返す様なら勘当も考えなくてはいけません。
2023年06月01日
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全30件 (30件中 1-30件目)
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