とても良いお天気で、青空が綺麗な日に
三回忌が無事に終わりました
朝早く起きて、まるで夫がいた時と同じように
お味噌汁を作って、昨夜から作っておいた煮物に火を入れて
可愛いままごとのような塗りのお膳に、一品一品心を込めて
夫のために作りました
二年近く
一人で食べるために、一人前の食事を作り
もう、人のためにご飯を作るという事を、忘れかけていたのですね
妙に、ワクワクしながら作りました
多めに作ったので、お膳が出来上がった余り物で朝ご飯を食べたら
2年前のホスピスへ行くまでの2週間弱
この家で過ごした時間を早送りのように思い出しました
だんだんと命の炎が小さくなっていくことは、頭では理解していましたが
異常な精神の高まりのせいか、寝込んだ夫との時間が
とても濃密なものに感じられて、不思議なことに
嬉しい感情に似た心の揺らぎがありました
あの不思議な感覚は何だったのでしょう…
今でも、ふと思い出します
子や孫が全員揃って、三回忌と言う節目を祈ってくれて
本当に幸せ者だったね、と心の中で話しかけていました
長いお経の間
この二年という時の一コマ一コマを思い出していたら
一歩進めたようにも感じましたが
昨日より、寂しさを感じもしました
この2年間、たくさんの人が伴走してくれたのですね
そして、これからは
独りで、ゆっくりと歩いて行くのですね
4年後の七回忌を目印に
独り暮らしになれて、自分のペースで生きて行けるように
今日から歩いて行くのですね
こんな、新たなスタートラインに立って
今までと違った、強い寂しさを感じたのでした…
街角のお蕎麦屋さんの玄関で
お客様をお迎えしているキツネ?の置物にホッコリします
こちらは、眼鏡店のお洒落な犬の置物です
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