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ジーラソーレの土屋シェフが出展している、万博公園の「ロハスフェスタ」に家族で出かけてきました。快晴の空、新緑の公園、咲き誇る花々、売る人、買う人、遊ぶ人・・・スローで幸せな時間が流れていました。まさに平和そのものです。やや遅めに出発したために駐車場で半時間ほど列をしながければならず、公園を散歩しながら彼のブースに到着した午後2時ごろにはすでにすべてのアンティパストが売り切れておりました(^^;)土屋シェフは、いつもの良い顔がさらに良い顔になって、とても楽しんでいらっしゃるようでした。儲け的には大きなことは期待できないけれどPR効果とやはりお客様といっしょになって楽しむことで自分自身もリラックスできるし、更に良いPR効果が期待できる、、、、、、オーナーシェフはいろんなことを同時にやらなければならないんですね。その行動力には脱帽です。ビオワインをグラスでいただきながら、晴天の青空の下、僕もとてもリラックスして過ごしました。子供達も広々とした緑の中でかけまわって、終始ニコニコ顔。いつも買ってあげない甘いものも「今日だけは」OKです。やはり彼らに付き合うとフリーマーケットの買い物どころではないので、お宝の山を目の前にして、ジリジリと何もすることができないのですが、僕も妻も大満足でした。誘ってくださった土屋シェフに大感謝!それから、この無数の出展者の中から一人の懐かしい人物と十数年ぶりに再会することができました。イタリアはカラブリア出身のマリオ君。と、いってももう初老なんだけどね(^^;)大声でイタリア語で叫びながら、豪快にピッツァを焼いておりました(^^;)「MA SCUSA! SEI MARIO? もしや、あんたマリオかい?」というと「HIROFUMI!! ヒーロフーミ!!」と、名前を覚えていてくれたことにびっくりしました(実は「マリオ」という極々簡単な名前を僕は一瞬思い出せなかったんです)まあ人生には色んな出会いがあるものですが、この唐突の出会いも、何かの意味があるのかもしれません。彼も会話の中で、何回もGRAZIE A DIO.....神様のお陰で、というフレーズを挟んでおりました。彼はピッツァ職人として北は北海道から南は九州まで、呼ばれれば色んなイベントに出向くらしいのです。昔はイタリア料理のお店を転々として働いていましたが(その時の友人です)、今はイベントでのピッツァ作りを中心に活動しているらしいのです。「レストランは朝から晩まで働いてしんどいけど、この仕事は本当に楽しいし、俺に合ってる!」体的にはちょっと疲れる、という表情は見て取れましたが、彼の言葉は真実なのでしょう。力いっぱい叫び、歌いながらピッツァ作りに取り組む彼の姿に、頼もしさと一抹の哀愁を覚えながら「一度また会って話をしよう!」ということで、分かれました。6時を過ぎた万博公園は、ほとんど人っ子一人もいない状態で、怖いくらいでした。あれだけいた人々がなぜこうも一気にいなくなれるものかと・・・。僕達家族ののんびり具合も結構ひどいかもしれないけど、それにしてもこの季節の6時で誰もいないって、いったい何なん?まさに嵐の去ったあとの静けさ、祭りの後の寂しさ・・・・巨大な太陽の塔を見上げながら、エキスポランド観覧車の見事なイルミネーションを眺めながら岐路につきました。
2007/04/30
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妻は仕事。日曜日に不在にされると100%、子供の面倒を見なければならない。幸せな話ではあるが残務のチョモランマが眼前に聳え立つ状況の中では、複雑な気持ちはぬぐいきれない(^^;)とはいえ、今日は主夫。子供と家の仕事に集中するしかない。息子は、近所の二人姉妹と外でお遊び。昼前にでかけたきり帰ってこない。夕方近くに家に戻ってきたときには、すでにちゃっかりあちらの祖父母さんから昼食をいただいておった(^^;)娘はまだ友達を欲する歳ではない。昼前に近所の公園にブランコしにいく。道中、いつも半纏姿で近所の路地で井戸端会議を開いている白髪のおばあちゃんに出会う。お天気良いですね、と言葉を交わした後、「おとうさんと、遊んでもうてええな!どこ連れてってもらうねん?」と娘に聞く半纏ばあちゃん。娘は恥ずかしがって無言。僕が変わりに「公園に行くねんな!?」と娘に話しかけると、すかさず「もっとええとこ(良いところ)、連れてってもらい!!」(^^;)やや、うろたえながら挨拶を交わして、逃げるように遠ざかる。近所の公園を否定しないで欲しい・・・。確かにブランコはキーキーと鉄の摩擦音がうるさいけど、八幡堀沿いの公園からは、堀を泳ぐ亀だって見れる。「亀しゃん!!」娘は大喜び。亜熱帯地域の亀じゃなければ良いけど(^^;)公園隣の新しい家からは(古い町並みのくせにね・・・)子供の鳴き声が聞こえてくる。母親が癇癪を起こしているみたい。夕方に息子とその友達(姉妹)と合流して、家の前でドッジボールをしたり、一輪車の練習の手伝いをしてあげたり、キャッチボールしたりして遊んだ。娘はまだ一人遊びでも平気。時々兄に遊んでもらって嬉しそうな顔をしている。この友達と息子の関係は、かれこれ5年になるかな。お姉ちゃんの方はもう小学6年生。妹は息子と同じ3年だけどまだクラスは同じになったことがない。いつまでこんなあどけない関係が続くのかと思う。どこか遠いところに出かけるよりも、家の前で遊んでいるほうが好き!という息子。その愛着が今ここで培われているんだなと思う。そのお向かいの家の取り壊しが始まった。また古い家が一軒、消滅する。夜は、関東から知り合いが尋ねて来てくれて、妻も合流して近所にある全席禁煙のラーメン屋さんで食事をした。知り合いといっても、団塊の世代、僕と同じ身分で70年代前半に(!)ローマの大使館で働いていた方。(因みに僕が大使館で働いたのは、88~90年)小さな子供達と人生の大先輩と過ごした一日。双方共に偉大な存在だと思う。実り多い一日だった。
2007/04/29
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JR長岡京駅前、長岡京市中央学習センター「バンビオ」で開催したワインサロン。皆さんのとっても良い笑顔で終えることができて幸せでした。三つのセクションに分けて進行しました。第一部は、基本のワインテイスティング。白と赤のテイスティング方法について簡単レクチャーしました。ペルラート・デル・ボスコ ビアンコ2005トゥア・リータ素晴らしいトスカーナワインですね。トレッビアーノ・トスカーノ主体。果実味がしっかりとしてるけれど押し付けがましくなく、酸はまろやかだけれど余韻に綺麗でフレッシュな酸がちゃんと残ります。トレッビアーノというと、果実香があまりでない、やせほそっていて品のない酸が際立つ、などの大量生産系の典型的な味わいを出しやすい品種というイメージですが、このワインはその持ち味の良い部分をとても良く引き出してワインとしての品格すら感じさせるものになっています。さすがは、モダンスーパーワインの旗手たるワイナリーの作品です。ロッソ・ディ・モンテプルチアーノ[2003]/ポリッツィアーノ赤ワインではこのワインを扱いました。ポリツィアーノ社のロッソ・ディ・モンテプルチャーノDOC。こちらもモンテプルチャーノ村ではモダン派の最右翼的な存在でしょう。それだけに凝縮した果実味がある。またコケのようなミネラリーな草のような香りも混じっていて、独特の奥行きが香りに出ています。酸、タンニンともにまだビジバシ!いつものように「タンニンは、歯磨きの時のようにグジュグジュ、歯茎に触れさせて下さい」と解説すると、サンジョヴェーゼのしっかりとしたタンニンを捉えていただきやすいのです。ヴィノ・ノビレ・ディ・モンテプルチアーノ[2003]/ポリッツィアーノ第二部では、同じくポリツィアーノ社のヴィーノ・ノービレ・ディ・モンテプルチャーノをINAOの世界規格テイスティンググラスとブルゴーニュグラスの2種類のグラスで飲み比べていただきました。グラスが大きくなることによってどう違うのか。つまり、酸素と触れる面積の比率が圧倒的に大きくなります。果実味が凝縮した美味しくなり、酸とタンニンがアルコールとタイトに結びつき合って、丸みのある印象になる。「え~~!!!こんなに違うんだ!!知らなかった!!」「大きいグラスは雰囲気だけでも気持ちいいね!!」良い雰囲気になってきました。第三部では、3種類のイタリアチーズを楽しんでいただきました。ヴィーノ・ノービレ・ディ・モンテプルチャーノと、このワインでチーズを楽しんでいただきました。トスティカネリーノ モスカート ダスティとても和やかなムードでワインサロンを終えました。参加してくださった皆様、ありがとうございました!!また生涯学習課の皆さんにまた大変お世話になりました。とても綺麗な食事配膳室で開かせていただき他のですが、事務所の観葉植物などを持ってきてくださり、雰囲気がとても優しく綺麗なものとなりました。ありがとうございました。ワインサロンは季節に一回、開いて欲しい!そんな嬉しいリクエストもいただいて、また夏に開催してみたいと思います。※長岡京市中央生涯学習センター「バンビオ」はJRを降りてすぐですしお部屋はとても綺麗で料金もとてもリーズナブル。街中の混雑の中でミーティングするよりも、JRでさっとアクセスできて、かえって時間的にも節約できたりするそうです。公共の施設としてはとても珍しくアルコールもOKです。小さなワイン会にも使えますよ!!http://www.bambio.jp/gakusyu/outline.html
2007/04/28
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「ちょっぴりマニアックに行きましょう!」ということで、イタリア南部シチリア島の東北部にだけスポットをあてたテイスティング講座を開きました。ここ数年で、「シチリアといえばインツォーリア、ネーロ・ダーヴォラ」という土着品種の代表選手といえる二つのブドウを越える勢いで急激に頭角をあらわしてきたブドウ品種があります。ネレッロ・マスカレーゼです。今日はこのブドウ品種が主人公です。ほとんど一人芝居の様相を呈しています(^^;)今回は、3種類の比較テイスティングを用意しました。最初の比較ワインはコレ!テヌータ・デッレ・テッレ・ネーレエトナ・ロッソ・ヴィーニャ・カルデラーラ [2004]イタリアワインのモダン化を推進したその先導者の一人、マルク・デ・グラツィアの所有するワイナリー。このワインは、まだまだ「こなれる」必要がありますが。色から香り、香りから味わいへと移る、そのストーリー性においてかなりエキサイティングで、ドラマティックなものを楽しむことができます。特に酸とタンニンはまだギスギスした印象ですが、そのポテンシャルと質の高さは「洗練」の一歩手前です。カルデラーラ・ソッターナ、というのが本当の名前です。おそらくエトナ火山麓の比較的低いところにある、釜のような形をしたブドウ畑なのだと思います。「下のほうにある釜」というような意味です。あるいは地質用語の「カルデラ」とかけているのかもしれません。エトナ ロッソ ヴィーニャ グアルディオーラ [2004] (テッレ・ネーレ)次は、ほとんどあフィロキセラ被害にあっていないブドウ畑でできるという老木から生まれるこのワインです。標高が7,800mとめちゃくちゃ高いのですが、意外にもカルデラーラ・ソッターナよりもはるかに丸い印象です。酸の美しさ、タンニンの細やかさも、素晴らしい。果実の開き具合はカルデラーラの方が上なので、このワインはまだ香り的には閉じてる。もう少しは瓶の中で熟成させたいと思いました。いずれにしてもネレッロ・マスカレーゼのポテンシャル、そしてエトナのテロワールを知るには最高のサンプルだと思います。第二の比較テイスティングは、北東部メッシーナのDOCファーロのパラーリ社から2種類のワインを。最初は、ロッソ・デル・ソプラーノ。楽天ではすべてが売り切れ状態のようです。テッレ・ネーレがそのテロワールからにじみ出るような佇まいを見せるのに対して、パラーリ社のそれは、華麗であり、やや派手な印象があります。香りの奥行き、スパイシーさ、甘さなどが凝縮した果実味の隙間から感じやすい。「分かりやすさ」といえば、分かりやすいかな。パラーリ・ファーロ[2003]これは絶滅しかけていたファーロDOCをインターナショナルなレベルにまで引き上げたパラーリ社(DOCの唯一の生産者)のファーロDOC。シンプルなDOCでこの値段にはびっくりしてしまいますがそれだけの質的な価値は十分に持っているでしょう。ネレッロ・マスカレーゼ主体、ネレッロ・カップッチョ、ノチェーラ、カラブレーゼが混醸される。18ヶ月のフレンチオーク熟成。色が淡いのは相変わらず。しかし果実香の強さ、液体の柔らかさ、余韻の優雅さ、などどれをとってもイタリアでトップクラスの出来栄えではないでしょうか。テヌータ・レ・クエルチェ、リブランディなどで圧倒的存在感を見せるドナート・ラナーティのコンサルティングと聞くと納得がいきます。品種を個性、土地の個性を重視しながらも、よい意味で国際的な批評にも耐えうる味付けをしています。最後のペアはこれ!エトナ・ロッソ[1999]/ラ・カラブレッタロッソ・デル・エトナ[1997]/ラ・カラブレッタこのワイナリーはガンベロ・ロッソには登場しないんですね。インポーター「ヴィナイオータ」さん(素晴らしいインポーターさん!)が独自に引っ張ってる面白いワイン。エトナ・ロッソDOC。いわばテッレ・ネーレと同じなわけですがヴィンテージも造りもぜんぜん違います。こちらは良質の伝統派でしょう。99は、おそらく今一番良い状態ではないでしょうか?香りの複雑味、アルコール感のヴォリューム、酸とタンニンの引き締め具合。非常に粘っこくも綺麗な酸が余韻に残りますが、97は下降線に入っていると思いました。やや酸化香が強い。酸に酢酸系の香り、味わいがしっかりと出ています。そして、決定的によろしくないのは香りにニュアンスとして、それでもしっかりと感じることのできる「カビ」の匂い。これは、おそらく古い大樽の匂いでしょう。そして、これこそ、古き良きイタリア赤ワインの香りでもあるんですけど・・・。そういうワインはなかなか味わえるものじゃないですからね。これはもしかしたら、最も重要なイタリアワインの一つかもしれない、とまで感じます。グローバリズム、モダニズムなどととかく「流行」に走り、伝統や土着性をおざなりにしがちなワイン界にあって、こういうワインは120%良識アル古いワインではないかと思うからです。というわけで、ネレッロ・マスカレーゼの世界をどっぷりと味わったテイスティング講座でした。細部にはまだ触れて行きたいと思います。ブリュット・メトード・クラシコ[2003] ムルゴ最後はこのワインで閉めました。ネレッロ・マスカレーゼ100%、瓶内二次発酵の3年熟成スパークリング。イル・ムルゴです。まだまだ洗練の世界には遠いと僕は判断しますが、一部では非常に評価が高いですね。何はともあれ、このブドウのポテンシャルと信じて、こういう大それた醸造に踏み切る生産者のパイオニア精神をリスペクトしたいと思います。次回は、5月18日(金) テーマは「バジリカータの超モダンな古典ワイン」です。
2007/04/27
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いつもなら帰宅するとランドセルをほっぽりだして「テレビ見てもいい?」と駄目と分かっていても聞いてくる息子。毎日、明日の準備、宿題のまとめ(ほとんど学童でやってくる)、それが終わったらテレビと順序だててやっているのに、必ず毎日聞いてくる。何故かわからん。ところが、今日はテレビを見ようとする様子もなく、絵本などを覗き込んでいるので、しばらくそっとしてから「なあ、お料理手伝ってくれる?」と聞くと、うん!と元気な返事で近寄ってきたのでいっしょに料理することにした。ご存知の通り、子供といっしょに料理をすることほど時間を食うものはない。2倍以上の労力かもしれない。それでもできるだけいっしょにやろうとするのは、近い将来任せられたらラッキーだと思っているから(^^;)今日は、骨付き鶏のから揚げとチャーハンをつくった。油ものは本当に要注意。わざと水をたらして、どれだけ油がはねるか見せてあげたら、めちゃくちゃ喜んどった。油の下の方で水がはじける音には独特の小気味よさがアル(^^;)でも、この油がはねたら大火傷やで!と念を押した。火が通りにくい揚げ物は中火から低音で、最後に温度を上げてカラリと仕上げる。これを数回繰り返してシンプルなから揚げの出来上がり!「つまみ食いしてもいい?」と聞くので「つまみ食いは、料理するものの特権!」と言いつつ、ただ食うのではなく、「味見する」「火の通りをみる」のを目的に食べることと、ついでに「特権」の意味を教えておいた。もちろんただ「うめえ!」と食うだけでもOKなんだけど。次はチャーハン。お米一粒一粒に、油を浸透させながら、高温で短時間に炒める・・・・これはまだ力のない息子には無理と判断して、中火でじっくりパラパラ、カリカリのチャーハンをつくる。後ろからフライパンをいっしょに持って、あおり方を教えるが、やはり大きなフライパンをご飯といっしょに持ち上げて振り回すのはまだ早い。パスタもそうだけど、「あおり」をしないとすばやく全体に均等に味をなじませるのが難しくなるので、ご飯がフライパンの中で前後するだけの息子の「あおり」にも「うまい!うまい!上手や!小学3年でそこまでできたら合格!すごい!もう少し大きくなって、力がついたらもっと上手になるわ」と褒めた。遠くで一人遊んでいた娘も、台所に遊び道具を持ってきて、流しの下で遊んでいる。そのうちザルを帽子にして踊りだして、皆で笑った。妻は準夜勤務なので、この子達が起きている間は帰らない。娘は明日の朝、起きたら母がいると聞いて、なんとか表面上は納得してくれている。生野菜を添えて、3人で食事。息子が国語の時間に習っている物語を全部解説してくれた。描写するボキャブラリーが少ないからか、何を言ってるのか分からんときがあるが、とにかく面白そうに話す。映画なんかもそう。「クレヨンしんちゃん」のエピソードを何度も何度も語ってくれる。そしていつもなんだかよく分からないけど、面白い。やはり、後片付けまでは、まだ協力しにくいみたい。この歳ではまだかな。食事の前か後か、とにかく楽しくできれば良いと思う。
2007/04/26
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月に一度のケータリングサービス。大鍋2つを駆使して、小学校180人分のカレーを作る。3升5合の炊飯釜5つでご飯を炊く。カレーは脂っこいので、後片付けの皿洗いが大変。最後に熱湯に通しながら洗うので、手がやけどしそうになる。食事前に各学年の子供たちが取りに来る。「わあ~~良い匂い!!」「おいしそう!!」この言葉を聞けば、今日ここで働いた価値を十分に感じることができる。食事の後は、「ごちそうさまでした」「ありがとうございました!」「美味しかったです!」とかなんとか、しっかりとしつけられている、という感じ。非常に感じが良くて、こちらも気持ちよくなる。仕事の後、外に出ると見事なヴォーリス建築の講堂が中庭に臨める。ここは古い町並みの中にあって、ヨーロッパ的な風景がそっくりそのまま小さな空間に見ることができるちょっと穴場的な場所だと思う。講堂はヨーロッパ調だが、細部が日本的で、これもまた風情を感じさせる。すぐ隣では、巨大な新しい校舎が建設中。この古いヴォーリス空間は完全に押されて、小さくなっているが、その威厳、風格、情緒は大きな新しい校舎がどんなにがんばっても足元にも及ばないほどの偉大で美しいものだ。給食を作って、優雅な気分にも浸れる。
2007/04/25
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夕刻、娘を保育園に迎えに行きます。。今日は、否、今日も、予定より仕事ははかどりませんでした。でも、ワンフレーズ、ワンフレーズはとても充実していたので、気分はぜんぜん悪くないです。ただ、気づくといつも予定より20~30分ほど、お迎えの時間が遅くなっています。娘の保育園は、八幡山の麓にあり、その周りは古い民家とお庭的な畑、そして広大な竹やぶに囲まれています。駐車場の手前に山に続く小道が延びているのですが、冬場は暗いので、怖くて入れません。でも今の季節からは、竹の青々とした光に囲まれて小さな散歩ができます。と、いってもやや不気味ですし、誰も入ろうとはしない空間です。(誰かが入っているの、ほとんど見たことないな・・・)「竹やぶがいい!」と、娘が、まるで「パンダコパンダ」のパパンダのようなことをいうので、今日は竹やぶの中を少し散歩しました。「うぐいすは?」実は、この場所はうぐいすの鳴き声が見事に響き渡る場所なんです。あまり晴れたときには鳴かずに、湿った日に良く鳴くので、「今日は、鳴かへんのちゃうか・・・」と半信半疑で奥へと入っていきました。風が笹の葉を揺らして、ざわざわとした奥行きのある音を奏でています。ホ~ホキョキョ!!一瞬、耳を疑ったのですが、透き通った音が笹の音の中に聞こえました。「あ、鳴いた!鳴いたな!?」と、興奮して、だっこしている娘に言うとニコニコしてうなずいています。ホ~ホ~~~ホ~~キョキョ!「やった~!また鳴いた!!」ほ~、ほ~、Ho~~キュキュ?「な、なんじゃ、今の?」ほ~~~~~~~~キュキュキュ!!おそらく2羽はいたかと思うのですが、見事なステレオ音響で竹やぶの奥と手前から、ウグイスのデュオが聴けたのです。耳を澄ますと、竹の笹の葉の音、他の鳥のさえずりが、ウグイスのソプラノに重なって、素敵なシンフォニーになっています。それもなかなか激しいインプロヴィゼイションの応酬でした(^^;)気持ちがす~~~っと、浄化されて、きらきらと輝きだしたような気がしました。そのままず~~~っと、娘とそこにいて聴いていたかったのですが、次は息子を迎えにいかなければなりませんでした。娘もお腹がすいていると見えて、駐車場に向かっても抵抗せず、「トテトチップチュ、食べたい!」などと言っています(^^;)とても幸運なことに近江八幡の山の麓に住む僕は、こんな素敵な体験を日常的に味わえるのです。いいでしょ?(^^)
2007/04/23
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食品の裏側筆者は、元食品添加物のトップセールスマンで、化学調味料などを知り尽くした人。自分で開発したいわゆるレトルトのミートボールを家族が食べているのを知った瞬間、戦慄が走り、翌日には会社を辞めてしまったような人なので、その添加物がどういう目的で、どれぐらい添加されて、どれほど安全(危険)なものかそして、その添加そのものが、消費者側のニーズにこたえたものであることをも指摘しながら、食品添加物の裏側、業界の裏話をまじえつつ、軽快に書かれています。僕も普段、買い物にいけば、必ず表示を見ますし、あまりにもややこしいカタカナが書かれてあるものは買わないし、「アミノ酸」ですら不快感を感じて、できるだけそういうものとは無縁の食卓を作ろうと努力はしています。○の素は当然、だしの素も絶対に使わないし、健康や人体への害というよりは感覚、味覚的な観点からも人間には必要のないものと思います。アミノ酸など、味覚自体を甘やかすものでしかないでしょう。人間の感性に対する冒涜です。とはいえ、これらの添加物から完全に離れて生活することはできません。僕もたまには利用しますし、特に時間がないときには、たとえトータルで数十種類の添加物を人体に取り込もうと、空腹から解放されたことに感謝はします。便利であることは否定の仕様がないと思います。この本は、そんな様々な食品添加物と自分の食生活の距離感のようなものを考えさせてくれるような内容で、これを読んで僕は更に、これら添加物とはできるだけ遠いところに身を置いて生きたいと切望します。特に日本が誇る主要発酵調味料、しょうゆ、みりん、また米、油や塩などの食のベースとなるようなものに関しては、もっともっと気を配りたいなと反省しました。「スナック菓子は、即席ラーメンのスープの粉をまぶして食べているようなもの」・・・・・確かにそうなんですよね。本当に恐ろしい!何が恐ろしい!って病気になるというよりも、人の味覚がスポイルされて、それが当たり前になっても何も感じない人が増え続けると同時に、添加物の需要も、個人の食卓からは消えても(○の素など)、全体的には増え続けているということ。食品の裏側
2007/04/22
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久しぶりに復活したチーズの企画です。前回までは隔月の企画でしたが今回からは毎月です。ガンガン行きます!「フォルマッジ&ヴィーニ」チーズとワイン・・・・そのまんまのタイトル・・・・(^^;)色々とイベントを増やしているのですが、一種の焦りのようなものがあります。「ワインやチーズ、またはサラミなどを味わいつくして、イタリアの食文化を知るのには、人生は短すぎる・・・」妙に奇を衒った言い方かもしれませんが、残りの人生を考えると、色んな味覚に遭遇するチャンスをここ日本でも得ることができるなら、そのチャンスを逃すべきではない!!「食いてえ!」「飲みてえ!!」という心の叫びに忠実にありたいと思います(^^;)確かにじっくり、ゆっくり感性を駆使して、味わうことが大切なのですがまたそれとは違った次元で、会ったこともない味覚に出会いたい、という思いがあります。いえ、チーズの場合は勿論ワイン同様に視覚も嗅覚も深い楽しみがあります。チーズって、「乳の形」でしょ?フォルマッジョ(伊語のチーズ)って、「フォルマ=形」から来ているから、視覚的に色や形を見ること自体に、ワクワクするような、なんとも艶かしい興奮を覚えてしまいます。あのくすんだ、汚れたような表皮の深い色合いや、象牙のような木目の内部・・・・う、美しい!あまりにも美しい!!そして香り・・・草、干草やその乳の源泉である動物の住む小屋の臭いとかナッツの香りとか・・・時にフルーティーであったりするチーズの香りは、本当に素晴らしい!!あ~~ん、モウ!の世界です(^^;)しかし、何を考えて、あのようなものをありとあらゆるところで作り、食し、伝統としてきたのか!ワインと全く同様にヨーロッパ人の味覚的な要求の強さといいましょうか、味覚的個性の強さと欲望の深さに感嘆するばかりです。今日は、ピエモンテのチーズを5種類、ワインを4種類テイスティングしました(ご参加くださった皆々様、ありがとうございました!!!)5×4=20つまり、20通りの相性を楽しんだことになります(^^)なんとも贅沢な体験!!詳しくは無料メルマガで触れます。どうぞ、ご購読を!!http://www.mag2.com/m/0000134052.html次回は来月の第三土曜日・・・・ロンバルディア・ヴェネト特集。想像しただけで心がキュンとなります!うぉ~~~~!楽しむぞ!!http://viteitalia.com/subframe06.html
2007/04/21
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近年のプーリア州(長靴のかかと)での動きの中で、ネーロ・ディ・トロイア種という葡萄への注目度がアップしているようですね。一昔前はウーヴァ・ディ・トロイアと言われた葡萄で、中心はプーリア州の中部、カステル・デル・モンテDOC。あんまり個性的とはいえないような、プーリアの一般的なワインというイメージだったけど、ガンベロ・ロッソ誌の最優秀賞を取ったりもしています。でも今回基本編として注目したのは、やはり最南端の二つのワイン。プリミティーヴォ・ディ・マンドゥーリアDOCとサリチェ・サレンティーノDOC。前者はプリミティーヴォ種100%。後者は、主体がネグロアマーロ種で残りがマルヴァジア・ネーラ種。近年の洗練されたラインの作品群よりも、素朴系の典型的なものをコレクションしてみました。プリミティーヴォ・ディ・マンドゥーリア[2004]/ポッジョ・レ・ヴォルピその迫力アルアルコール感とどっしりとした果実味、また余韻にのこるカカオ系の深みはプリミティーヴォの真骨頂ともいうべき味わい。DOC法の中で「最低」アルコール度が14%というのは、北部のアマローネ以外にはこのプリミティーヴォぐらいしかない基準。いかに糖度を高くできる葡萄かというのがわかります。他の品種じゃあまりにリスクが大きいでしょう。それにサレントIGTのプリミティーヴォが多いのも、そうした高い基準のワイン法を避けるためと言うのもあるでしょうね。サレント半島の主要ワインとしてプリミティーヴォと比べてみたのはコレです。僕のワインセミナーでは定番となっている比較テイスティングです。サーリチェ・サレンティーノ・ロッソ・リゼルヴァ[2002]/ポッジョ・レ・ヴォルピ酸とタンニンのストラクチャーのあり方が、サリチェ・サレンティーノの方が木目細やかな印象です。果実の出方は、プリミティーヴォがスピリッツ漬けした果実なら、サリチェは良く熟れたフレッシュな果実からジャム。そしてタンニンは細やかで、より口蓋に深く刻印する粒子。味わいの全体像を見るとこの二つのワインが好対照な佇まいをしたワインであることが良く分かります。ジーラソーレ土屋シェフが手がけたくださったサレント半島のお料理は、今回は特別に2種類!1つは鯖のソット・アチェート。シンプルにボイルしたものを酢でしめる事一時間。にんにくオイルとディルなどの香草で深める。もう一つは、カラマーリ・リピエーニ。つまりはイカの詰め物。面白いのは、オリーブ、ケッパー、そしてペコリーノチーズが入ること。コクのしっかりとした詰め物とイカの風味がとてもバランスよくマッチしておりました。え?魚介系と赤ワイン?!と思われるかもしれないけれど、鯖の味わいの強さとサリチェ・サレンティーノの繊細なヴォリュームはとてもよく合っていましたし、オリーブ、ケッパー、それにペコリーノチーズをあしらったイカ料理にいたっては、むしろ赤ワインの方が白よりもしっくりと合っていました。なによりもオリーブ、ケッパーの相性が赤ワインと合います(^^)芳香性の方向性がいっしょなのよね。ということで、春真っ盛りの江坂でプーリアワインと料理をじっくりと堪能してサレント半島の味覚を抱きしめることができました!!次回は、5月11日(金) カンパーニア(ナポリ)ワインとお料理特集です(^^)ご予約まだの方は、お急ぎ下さい!!http://viteitalia.com/Manebi.htm来週は中級編が始まります。今、最も注目株の地域と言っても過言ではないでしょう。シチリア東部、エトナ山付近のワインです(^^)
2007/04/20
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ま、確かに家で食事と共にワインを飲むのに、プレミアムなすんごいワインは必要なさそうなんだけど・・・。「一度、飲んでみてエなあ!」という高価で価値のあるワインと言うのはやはりあると思う。特にワインの世界では「高い」ということにも、様々な付加価値が存在するわけで、「あのワインを飲んだことがある!」というのは、それだけで何か人生に華を添えるような、そんな気持ちの高ぶりというか、熱くなるものを与えてくれるように思う。なんのために生まれてきたか。そりゃ、うめえワインを飲むためだろ!と即答したくなるようなワイン。飲んだ後に、「あ、もしかしたらこのワインを飲むために生まれてきたのかもしれない!」なんて、思えるワイン。あまりにもこじつけかもしれないけど、そう思いたくなるようなワインと自分との関係って、やっぱりあると思う。「運命」でしょうか。ということで、「高価で」「プレミアム価値があって」「一人では手が出ないような」ワインをお食事と共に楽しみましょう!というイベントを作ってみました。イタリアワインが大好きな仲間と共に飲めれば幸いです。メインワインをそのプレミアムワインとして、料理の中では、そのワイナリーのスタンダードワインを飲みながら、そのプレミアムワインの価値や歴史的な意味、なぜそんなに高いの?と言う部分も含めて、僕が簡単レクチャーする企画です。一回目のワインはビオンディ・サンティ社のブルネッロ・ディ・モンタルチーノ・リセルヴァ 75 です。とんでもないワインを第一回目に持ってきました。コース料理との兼ね合いでこの価格も信じられないでしょう?これは、会場であるコン・ヴィーノの米屋オーナーシェフ(ソムリエの資格も有)のご協力の賜物!(実は彼とはイタリア在住時代からお友達でした)ワイン仲間と圧倒的に密な時間を愉しんで見ませんか?詳しくは、コチラで!http://viteitalia.com/TakaneInvito.htm
2007/04/19
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京都高島屋のルンガロッティ「ワイン・ミュージアム」にお邪魔してきました。僕は、百貨店のミュージアムによくあるような絵画の展覧会みたいな会場で、入場料などを取られて、ウンブリアの本拠地にあるような昔のワイン醸造機器の数々が展示してあって、と、もっと大規模なものを想像していたのですが、その展示場は驚くほど小さく、「イタリア展」という巨大市場の片隅の極々一角だけのミュージアムだったので、正直かなりがっかりしました。また隣接しているワインショップやチーズショップ、その他の食品売り場の喧騒に比べるとワインミュージアムがいかにも物悲しく閑散としている様子にも、何か心が痛む思いがしました。ただ中に入ってみると、小さな展示室の中は、ワインという人類が最も愛してきた稀有の飲み物の驚きと愛情と、畏怖、いたずら心が満ち満ちていて、とても豊かな気持ちになりました。もっと色々な解説と共に見れたら良かったのだけれど・・・。「神話」「愛(媚薬としての?)」「薬」というようなテーマごとの陳列でしたが科学という概念が存在しなかった時代のワインの神秘というものに、あらゆる角度から、その思いを表現したような大皿、壷、水差し、磁器、陶器などが飾られていました。印象に残ったのは、エトルリア時代と思われる陶器のワイン皿で、これは昔の「グラス」のようなものだったと思うのですが、底に神か悪魔のような顔があり、ワインを注ぐと睨まれる、というような一種のからくりのある浅鍋です。赤ワインを注げば、闇の中から、顔がうっすらと現れるであろう、この容器を昔の人はどんな思いで作り、使っていたんだろうと思いました。ユーモアとして?それとも本当に神への畏れとして・・・。きっとこの時代は一神教ではなく多神教の時代なので、愉しんでたんだろうな・・・・。古代のバッカスの絵が多くあり、その後はルネッサンス、バロックの時代の作品にジャンプします。ワインはありとあらゆる時代に存在していたはずなのに、形として残されているのは、やはり多神教の古代と人間文化が花咲くルネッサンス以降になる。(もちろん、たまたまそういうコレクションなのかもしれない)キリストの血とも言われるワインですが、一神教的な宗教観から解放されたところに、ワインはポジショニングしているんでしょう。時間の余裕がなく、すぐに帰らなければならなかったので、帰りの電車で後悔の念が強くなりました。もう一度、行こうかしらん。ルンガロッティ/ルベスコ・ヴィーニャモンティッキオ・リゼルヴァ[2000]歴史と共に、人間の深遠さを伝えてくれるルンガロッティの代表作です。僕はこのワインにひざまずきたい。
2007/04/18
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4月21日(土) 15:00~17:00は、イタリアチーズとイタリアワイン、もうちょっと限定すると、ピエモンテチーズとピエモンテワインでウハウハしたいと思います(^0^;) ピエモンテ 知られざるマニアックチーズ& 超基本ピエモンテワイン特集 イタリアでもっともワインに対する愛着と伝統を、その土地の 味わいと生産者のアイデンティティのつながりを強烈に持つのが ピエモンテ地方です。 またチーズの種類の多さでも他の生産地区の追随を許さず、 ワイン同様にこの地方のヴァラエティーに富んだ地勢や 微気候を食文化に表現しています。 ロビオーラ・ディ・ロッカヴェラーノは僕としては世界で一番 美味しいシェーブルチーズ!ラスケーラは、どんな赤ワインにも しっかりと寄り添うチーズも珍しい!ブラは、熟成の度合いで 実に素敵な味わいの変化を見せる代表格!(因みに「ブラ」は スローフード協会の本部がある村の名称でもあります)その他 知られざるピエモンテチーズをたくさん味わいましょう!! あわせるワインは徹底して「典型的」にこだわります。 白のアルネイス種はランゲ、ロエーロなどイタリアワインの 質的トップにある生産者がひしめき合う地区のブドウ。 赤のドルチェット種とネッビオーロ種はピエモンテワインの 「騎士」と「王」、または名バイプレーヤーとスター的ブドウ 品種です(^^) 今回は、伝統的味わいの継承者として、中堅的な ポジションを固めるワイナリー 「コルデーロ・ディ・モンテゼーモロ社」のワインを コレクションして、ピエモンテワインの真髄に迫ります。 チーズとワインのピエモンテ的世界にどっぷりとつかる魅惑の 2時間です!じっくりゆったり、そしてのんびりと楽しみましょう。 場所は、大阪肥後橋のボナ・フォルケッタさん 参加費は ¥4000 税込み です! 詳しくは、 http://viteitalia.com へ!
2007/04/17
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(昨日より続く)レモンのグラニテにて、ちょっぴり、舌と嗅覚、そして気持ちを一休みさせて、ほっこりした後・・・最後のワイン、バルビ社のこのワインについにたどり着きます!ファットリア・ディ・バルビBrunello di Montalcinoブルネッロ・ディ・モンタリチーノ2000ディナーの盛り上がりは最高潮に達し、彼女たちは各テーブルからやんやの喝采と写真攻撃にさらされ始めました(^^;)そんな中でもラッファエッラさんはしっかりとアピールすることを忘れません!「ブルネッロはトスカーナワインの、そしてサンジョヴェーゼワインの最高クラスのワイン。最低樽熟成2年と4ヶ月の瓶熟成が義務付けられていますが、バルビ社のブルネッロは3年の樽熟成、ステンレスタンクに移して休ませた後に、瓶熟成で6ヶ月セラーに寝かせます。(料理より早くサービスされたワインだったので)皆さん、今飲み干さずにちょっと我慢して料理の到着を待ってくださいね。最高のワインは、料理との相性も最高であらねばなりません。今夜ご用意してくださった料理は、このブルネッロのためにあるような素晴らしい料理です。このハーモニーを是非楽しんで下さい!!」お料理は、「子牛肉のトリュフとチーズ詰め物焼き」トリュフと言うのは、いわば、大地の香りももっともエロチックに表現する食材ですね。ブルネッロというのはワイン真髄、赤ワインの熟成感を余すことなく表現する稀有のワイン。香りは、フルーツが煮込まれたり、ドライに乾燥させたような香りになり、それを凌駕するように、「なめし皮」「シガー」の香りがじわじわとにじみ出てくる。味わいは、酸とタンニン、それも見事にアルコールのふくよかさにコーティングされた繊細で美しい酸とタンニンが全体の味わいをリードしながら現れます。大帝現る!そんな厳かさすら感じさせるワインには、やはり地中深くから艶かしさと共に、ただただ嗅覚的刺激だけを人間に与えるために存在するような(!?)、ワインが良く合います。深み、重みだけが強調されそうな相性ですが、さもありなん。料理には軽やかなチーズが、ワインにも確かな凝縮した果実があり、味わいの基調となる酸のポテンシャルはすべての構成要素をふわりと盛り上げるのです!!(僕って、ホントに通訳してたのかな・・・・相性かなり楽しませていただきました!!興奮しました!!)しかしこの辺りからは、各テーブルを回ってのご挨拶が始まりましたので、デザートをじっくり楽しむことはできませんでした。しかし、「アメディ社高級カカオ”チュアオ”」を使ったチョコレートのお菓子には、思わず、ドキッとしました。あまりの美味さに笑いと涙が出そうになりました。(いや~~~、デザートワイン欲しかったなあ・・・・・・って、お前ちゃんと働け!)お客様全員にご挨拶してて、気づいたのですが、アレッサンドラさんとラッファエッラさんが実によくお客様を見ていたということでした。「あなたは本当に熱心に話を聴いてくださいましたね!ありがとうございました!光栄でした!」「着物が本当に素敵!今日一番エレガントなテーブルで!!」すね!」「結婚記念日、おめでとうございます!失礼でなければ、何周年か教えてくくださいますか?え!?6周年、素晴らしいですね!!え!?ご主人覚えていない!?いけませんよ!!」「お誕生日、おめでとうございます!失礼じゃなければ何歳か教えてください!え?○○才!?私たちには、小さな娘さんにしか見えませんよ!」気軽に、スマートにプライベートなところに入りながら相手を褒める。お客様も本当に幸せだったのではないでしょうか。最後にラッファエッラさんが挨拶されました。「もう私はこの街に恋に落ちそうになっています。(拍手喝さい!)是非、もう一度来たい!だから、皆様も是非、一度我々のいるトスカーナとヴェネトにいらしてください!」(行きましょう!)熱い雰囲気の中、ディナーは終了しました。最後にホテルのスタッフの方々といっしょに写真撮影などをしてお別れしました。彼女たちは明日は(日曜日)は、朝、曳山祭りを見て、そして京都で8人全員集結して、観光を楽しまれるそうです。良い時間を過ごされますように!!
2007/04/16
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北ビワコホテル・グラツィエさんで行われたワインメーカーズディナーにイタリアワイナリーの二人の女性の通訳として参加してきました。お一人はヴェネト州マアジ社のアレッサンドラ・ボスカイーニさん。もうお一人は、トスカーナ州ファットリア・デイ・バルビ社のラッファエッラ・グイディ・フェデルツォーニさん。米原駅でお二人と今回の火付け役でらっしゃる日欧商事さんの方々とお会いしました。米原駅からホテルのバスで約20分弱だったでしょうか、田園風景と琵琶湖のさざなみのきらめきに包まれながらのドライブでしたが明らかにお二人が、すごくリラックスされているのが分かりました。「私たちは本当にラッキー!だって、他の人たちはみんな大都会でのイベントでしょ?空気が綺麗なったのが分かるわ!!」(8人の「女のワイン」のキャンペーンなので、他の6人の方は別の都市でのディナーで、日本国中に今夜だけ別れているのです)桜の花と菜の花に彩られた風景は、彼女たちの故郷の丘陵地のように、心と体に優しかったのでしょう。今回は、長浜の伝統曳山祭りの期間と上手く合致したこともあってディナーは勿論満席(約70名!)そしてホテルも大入りの状態で、ロビーは観光のお客様でごったがえしていましたが、北ビワコホテルのスタッフの方々が機敏ににこやかに応対されていたのが印象的でした。滋賀県の長浜市はイタリアのヴェローナ市と姉妹提携を結んでいる関係もあって、このホテルの内装、家具、様々なオブジェにいたるまですべてがヴェローナ、あるいはヴェネトの空気が充満しているのです(^^)あのジュリエッタ像のレプリカもある!!さて、ディナーのほうですが、最初の乾杯のドリンクとしてこのワインがサービスされました。フェッラーリ マキシマム・ブリュット750ml【hatsumoude5】まあ、このディナーのオープニングには100点満点のワインですわね。香りの繊細さ、華やかさ、泡の細やかさ、立ち上がりの美しさ・・・。このグラスから放たれる華やいだオーラ!すばらし!アレッサンドラさんのご挨拶。「ジュリエッタの像まであって、ヴェネト地方の雰囲気が満喫できる中でのディナーは本当に素晴らしいし、私は本当に幸せです!」窓から見える外のお庭には、なんとヴェネツィアのゴンドラまであるのですから、本当にすごい雰囲気なのです。お二人の最初のワインは、このワインでした。マアジ「コルバラカ・ソアヴェ・クラシコ・スペリオーレ」2003(白)マアジ社のソアーヴェ・クラッシコ・スペリオーレ コルバラカです。ソアーヴェの中でも最も素晴らしいソアーヴェの一つと言って良いでしょう。「"ソアーヴェ”という言葉はイタリア語で、piacevoleピアチェーヴォレ=心地よい、とleggeroレッジェーロ=軽い、を意味しています。その意味の通りの味わいがグラスの中にあります。前菜やパスタ料理、また白身のお魚、お肉料理など幅広く合わせることができるワインですが、私は琵琶湖湖畔でのパーティーなんかにもあわせると良いと思います!」とアレッサンドラさん。お見事なコメントです。琵琶湖のほとりのホテルということもありますし、僕自身が滋賀県の人間と言うこともあるでしょうが、本当にすぐに"琵琶湖湖畔でソアーヴェ”がイメージできたんです!!(僕、「琵琶湖湖畔とソアーヴェの会」企画します(^^)しかし、そういう雰囲気的な部分を除外したとしてもこのソアーヴェは本当に美しいと思います。柑橘系の果実や花の香りがはっきりと感じられるのですが、昨今の売れ線ワインとちがって、「これでもか!」という思い果実を全く感じさせません。フレッシュ&フルーティーのワインが持つエレガントさの権化のような存在です。このワインに合わせたお料理は「イカのツィミーノ風」と呼ばれるトスカーナはリヴォルノのお料理でした。ヤリイカをほうれん草、にんじん、セロリ、玉ねぎなどをたっぷりあしらったトマトソースで軽く煮込んだお料理。トスカーナのラッファエッラさんが「ん~~!このお味、ペルフェット!!(パーフェクトの意)」と歓喜されています。とても素朴なイタリアの地中海料理です。相性のほうも、ほとんど完璧だったと思います。ほうれん草が豊富な魚介系のトマトソース。ワインの緑草の香りがほうれん草とぴたりと来て、そのほうれん草によって軽くなったトマトソースがワインの奥ゆかしい果実風味にぴったりです。見事なスタートです。二つ目のワインは、トスカーナからこのワインです。ブルスコ・デイ・バルビBrusco dei Barbiラッファエッラさん曰く。「このワインの”ブルスコ”という名前は、19世紀にモンタルチーノに実在した盗賊の名前をモチーフにしています。わが社は700年にも及ぶ歴史の中でトスカーナに根ざしてきました。だから現当主が、歴史と密接に関わる名前をつけたのです。ブルスコは晩年に農夫となり、慎ましやかに人生を閉じたことは付け加えておきます」醸造法は、新しくとも、スタイルは伝統的。実に面白いワインである。このワインは一種のマセラシオン・カルボニックを採用しているようですが(特許も取得しているようです)、フレッシュで軽やかな味わいとしっかりとしたストラクチャーを同時に感じることができるいわば、サンジョヴェーゼの若さの魅力を最大に引き出したワインということができるでしょう。「このワインとの相性には、とても興味深いお料理で楽しんでいただきます。スカンピのポルチーニ茸クリームソース。普通、白ワインとあわせるだろうと思われるでしょうが、このワインの軽いタッチは海老のお料理にも良く合うでしょう。クリームの甘みとサンジョヴェーゼの酸のバランスを是非お楽しみ下さい!!」とラッファエッラさん。アレッサンドラさんもそうですが、ホテルやレストランのサービスやお料理についての賛辞も忘れない姿勢は素晴らしいと思いました。ディナーは徐々に温かい雰囲気に包まれ、それをも越えて熱いものすら感じられるようになりました。次のワインは、コレです!マアジCostasera Amarone Classicoコスタセラ・アマローネ・クラシコ2001アレッサンドラさんのメインワイン「アマローネ」です。曰く、「アマローネを語ることは、ヴェネト、ヴェローナを語ること、私の家族を語ること、それは私の心を開放することを意味します」「ヴァルポリチェッラというヴェローナワインの代表格の味わいを凝縮した味わいということができるでしょう。」「イタリアではこのワインは"巨人”と呼ばれます。ワイン・ジャーナリストのヒュー・ジョンソン氏は"心優しい巨人”と呼びました」場内からため息が漏れ始めます。やはり、ワインに親しんでいる人も、そうでない人にとってもアマローネのインパクトは、唐突であり、ショッキングであり驚きであり、ワインの魂に触れる瞬間なのでしょう。「もちろん、お料理との相性は完璧のはずです!!なぜってご用意してくださったお料理は”アマローネのリゾット”なんですから!!」甘みのあるお米、お米の甘みに、アマローネの甘い香りとアルコールから来る甘みが加わって、豊満で繊細な甘みが楽しめるリゾットに仕上がっています。やや固めに仕上げた玉ねぎの食感がリゾットに躍動感を加えています。長くなりすぎたかな・・・・明日に続きます(^^;)
2007/04/15
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昨日の続き。トスカーナ州カペッツァーナ社のベアトリーチェ・コンティーニ・ボナコッシさん。1200年の歴史ですよ。恐ろしい。おそらくトスカーナで初めてカベルネ・ソーヴィニョンを植えたのはこのワイナリーじゃないですかね。だからこそこの国際ブドウの使用が古典地区で唯一「義務付け」られています。テヌータ・ディ・カペツァーナ・バルコ・レアレ・ディ・カルミニャーノ 2004年ベースのワインですが、威厳すら感じますね。へたにカベルネ・ソーヴィニョンを使ったスーパータスカンを高い値段を払って買うくらいなら、このワインを100本買いなさい!と言いたい(^^;)サンジョヴェーゼとカベルネの畑からにじみ出るような味わいが素朴に感じられてワインの素晴らしさに思わず感謝したくなります。トスカーナ州モンタルチーノのファットリア・デイ・バルビ社からは当主のフランチェスカ・コロンビーニさんがいらっしゃる予定でしたが日本に来て体調を崩されて出席できなかったため輸出部のラッファエッラ・グイーディ・フェデルツォーニさんがお話されました。僕が明日通訳をするご本人です。ここも700年の歴史です(^^;)印象的だったのは、「古くからのワイナリーだからと言って、それがワインの味わいにそのまま現れているわけではありません。伝統を重んじながらも飲みやすさ=新しさを表現することが大切で、それはお飲みいただいて評価してくだされば分かることだと思います」ロッソ・ディ・モンタルチーノ2003ファットリア・ディ・バルビロッソ・ディ・モンタルチーノは、やはりトスカーナのサンジョヴェーゼの伝統とモダン性の融合を最もいい形で表現するワインではないでしょうか。キャンティ・クラッシコのように外国資本に侵略された場所(一部?それとも大部分?)とは違い、モンタルチーノにはまだ「サンジョヴェーゼ信仰」が厳然とあるように思われます(だから「無神論者」という名前のワインもある)。ミネラルの苦味のあるニュアンスに覆われて、チェリーやプラムの香りが重々しく登場します。スミレや森の下生え、麝香のような香料のかおりすらも。なまめかしさすら感じてしまうのは、僕が最前列でこれら女性8人のフェロモンを吸い続けたからだけではないでしょう(^^;)ヴェネト州ヴェローナのマアジ社、アレッサンドラ・ボスカイーニさん。マアジ社はヴェローナ大手のワイナリーの中でも最も信頼性の高いワイナリーだと思う。この人に会うのはもう3,4回目ですが、笑顔が本当に素敵ですね。「マアジのミッションはヴェネトの価値、豊かさを伝えること。それは1きつい労働、2土着ブドウの個性、3土壌、4文化的価値、5醸造法の唯一性=アッパッシメントにあります。」トアール.ロッソ IGT 赤(マアジ)コルヴィーナ種(80%)特有の甘いチェリー香。そこにハーブ系の香りが重なっています。これは20%含まれるオゼレータ種の特徴でしょうか。オゼレータ種は、生産性が低く(房が普通のブドウの半分ぐらいで、粒はコショウ粒より少し大きいくらい)、見放されつつあったヴェローナ土着ブドウをマアジ社が現代によみがえらせたもの。100%オゼレータのこんなワインもある。マアジ オザール 1998年【蔵出し限定予約品】[1998]取りを務められたのがトスカーナ州のバディア・ア・コルティブオーノ社、エマヌエーラ・ストゥッキ・プリネッティさん。コルティブオーノのいう名前は三つの意味を解釈できるそうです。ブオナ・コルティヴァツィオーネ=豊かな収穫クルト・ブオノ=豊かな文化コルティヴァーレ・ブオーノ=善を育む修道院ワイナリーの見事なたたずまいは、現在「グラヴィティー・フロー」という最新式の設備を備えています。「伝統とは、今を楽しく生きるために存在しています」という彼女の訴えはとても心に響きました。色んな「楽しい」がありますが、唯一「良く生きる」ためには不可欠な部分ではないでしょうか。バディア・ア・コルティヴォーノ・カンチェッリ・サンジョヴェーゼ 2002年テイスティングしたのは「キャンティ・クラッシコ2004」です。(楽天でこのワインがないことはほとんど信じられません)今日のワインの中では一番凝縮感の高いワインだったと思います。スミレ、オーク、チェリー、具ラックチェリー、メンタンガス(白トリュフとも言う^^;)、森の下生え。特筆すべきは酸とタンニン。特にタンニンは実に密で柔らかく、しかも整然とその粒子が並んでいるようで感心しました。余韻も長く、アルコールから来る滑らかさ、甘さもしっかりとしたストラクチャーに対抗して、バランスを保っています。会の後に、マアジのサンドラ・ボスカイーニさんと、バルビのフェデルツォーニさんにご挨拶に行きました。今日最大の目的がこれでした。お二人ともにこやかで、実に温かみのある方です。素晴らしいテイスティング会をオーガナイズされたJET(日欧商事)さんに大感謝!!明日は、長浜の北ビワコホテル・グラツィエで、メイカーズディナー。僕は通訳で参加です。では、明日はこの長浜での素敵なディナーについて触れます!
2007/04/14
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大阪のリッツ・カールトンにJET主催の「女のワイン」試飲会に出席してきました。イタリアの名だたるワイナリーの社長や醸造家、マーケティングなどに携わる女性8人がずらりの壇上に勢ぞろいすると、なかなかの迫力です。いつものテイスティングセミナーよりも緊張しました(^^;)ピエモンテ州ランゲ、ロエロ地区のヴァルフィエーリ。フリウリ州コッリ・オリエンターリ・デル・フリウーリ地区のリヴィオ・フェッルーガ。ウンブリア州トルジャーノ地区のルンガロッティ。シチリア州、メンフィのプラネータ。トスカーナ州カルミニャーノ地区のカペッツァーナ。トスカーナ州モンタルチーノ地区のファットリア・デイ・バルビ。ヴェネト州ヴァルポリチェッラ地区のマアジ社。トスカーナ州キャンティ・クラッシコ地区のバディア・ア・コルティブオーノ。どれをとってもイタリア醸造家のトップクラスのワイナリーばかり。そしてこれらのワイナリーの醸造、経営の中軸を担っている方々が勢ぞろいした8人の女性です。時間的な制限もありそれぞれのワイナリーの代表的スタンダードワインを1本ずつだけのテイスティングでしたが、8種類のワインでイタリアの旅をすることができ、しかもそれぞれのワインの作り手の話しを聞きながらの経験は素晴らしいものでした。一人一人の表情や声とワインの味わいをプラスして評価する楽しみ(^^)ヴァルフィエリ社のマリア・キアラ・クレリチさん。ハスキーヴォイスで、厳格な感じ。投資の世界にいらっしゃった方でもある。淡々とワイナリーとワインのことを説明するあたりが飾りのないピエモンテ人を彷彿とさせますが、最後に「5代目となる孫がこのワイナリーを引き継ぐかどうかは分かりません。まだ生まれたばかりですから」と言われたときに微笑を誘い好印象でした。ヴァルフィエーリ・ロエロ・アルネイス 2004年テイスティングしたこのワインも、若さがいっぱいのフルーツの香りを放ちながらも、ふくよかなボディーを見せる、その嗅覚から味覚への表情の変化がロエロ・アルネイスらしい個性を持っていました。見事です。フリウリのリヴィオ・フェッルーガ社のエルダ・フェッルーガさん。「海あり、丘陵地あり、平地あり、アルプスありの美しいフリウリに是非来てください!」というメッセージはやはりイタリア人から聞くといいですね。また国際ブドウと土着ブドウがせめぎ合うフリウリの白のヴァラエティーの豊かさはイタリアを代表するものであり、「世界三大白ワイン産地」と呼ばれているそうです。ブルゴーニュ、フリウリ・・・・あと一つどこだ?(誰がこんなこと言い出した?)リヴィオ・フェルーガSharjsシャリス2005フリウリ白ワインのエレガントさを見せ付けるようなワインです。その芳香性の奥ゆかしさとでもいいましょうか。確かに果実味がしっかりとあるのですが、それが華の香りに包まれているとでもいいましょうか。花に囲まれた日当たりの良いガーデンでフルーツを口にしているような幸せに包まれました(^^;)余韻の長さ、心地よく持続する果実の熟れた、それでいて綺麗な酸を感じさせる香り。素晴らしいです。ウンブリア州ルンガロッティ社のテレーザ・セヴェリーニ女史。女性醸造家としてはトレンティーノのエリザベッタ・フォラドーリさんと並ぶ偉大な存在ではないでしょうか。彼女が強調していたことで、興味深かったのは、「ワインやワイナリーの話よりもウンブリアを知って欲しい」という言葉でした。「ワインの味わいを楽しむためには、その周りに風景やお料理、文化や芸術というものを知ってこそ、さらに深まる」と。これが醸造家の言葉なのですから、それはワインの真理なのかもしれません。(彼女のワイナリーが所有するワイン・ミュージアムの展覧会は京都大丸にて来週よりはじまります)ルンガロッティTorre di Giano Biancoトッレ・ディ・ジャーノ・ビアンコ2004僕のお気に入りの白です。柑橘系の香りが黄色い花の香り、そして洋ナシやももの香りのニュアンスと共に穏やかに出ています。味わいはやや微発泡。口の中をさっぱりさせて、ブドウ本来の小さな苦味を残していきます。「トレッビアーノはボディーを、グレケットは香りと個性を」と表現されていましたが、トレッビアーノをこれほど上手く綺麗なワインにまとめるのはなかなかのものだと思います。本当に素敵です。シチリア州プラネータ社のフランチェスカ・プラネータさん。いまやシチリア全土に5社も所有するトップワイナリーの広告塔。8人の女性の中でも若さと美しさが凛と光っています。「シチリアは広大な島であり、それぞれの地域にそれぞれの土着ブドウがあり、味わいの多様性を表現していきたい。国際ブドウを醸造する中で、ネーロ・ダーヴォラという素晴らしいブドウのポテンシャルが発見できた」そう、ワインのグローバリズム化著しいシチリアにあって、その功を見るなら土着ブドウの個性を国際ブドウとのせめぎあいの中で見出せたことではないかと思います。プラネタLa Segreta Rossoラ・セグレタ・ロッソプラネータの素晴らしいところは、品種の個性をきちんと整理して一本の中に表現できていることです。ネロ・ダーヴォラからはフレッシュさとスパイシーさを、メルローからは柔らかさを、シラーからは二つのブドウのつなぎ役を、と言う具合に。このワインはステンレスのみの発酵、熟成なのですが、余韻にコーヒーやチョコレートの香りが確かに残ります。果実香もチェリー、プラム、そして木苺と心地よい熟れたフルーツを感じることができます。やはりレベルが高い!後半のあと4種類は明日へ。(実は全部書いたら文字数が多すぎてエラーになっちゃった)明日は、北ビワコホテル・グラツィエさんでメーカーズディナーです。とっても光栄なことに、僕は通訳として参加します(^^)
2007/04/13
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例によって、冷蔵庫の中の寄せ集めパスタ。すべての材料を大体1cm角に切り、鶏のもも肉は脂身からカラリと揚げるようにいためる。もちろんオリーブオイル。にんにくは別にいらない。今回も冷蔵庫になかったから入れなかった。「僕もやりたい!」と新小学3年生の息子の登場。いつも、テーブルを拭け、箸を並べろ、では納得しないらしい。フライパンでいかにも「料理を作ってる」という感じがいいんだろう。包丁で材料を切ることと、パスタを鍋に入れること、そしてフライパンの前に立って調理すること。これらだけは、いつも積極的に参加してくれるが、テーブルのセッティングだけは消極的な彼。全体をまんべんなく混ぜたりしながら、フライパンのあおり方を教えたりしたが、やはりまだまだ力が足りなく、気づいたときには、もうそこにおらずテレビの前に立っておった(^^;)別に何の変哲もない、特徴もないパスタだったが、素晴らしい出来栄えだった!ナス、赤ピーマンなど好んで口にしようとしない息子が一口食べて「美味しい!」とむさぼりついてくれた。野菜のトロトロ感、香りの出方、パスタの茹で具合、オイルと茹で汁の絡み具合、パスタと具=ソースの比率、このあたりが綺麗に決まるとパスタ料理の醍醐味がアップする。野菜の繊細な甘みに、フラスカーティの甘さと綺麗な酸とわずかな苦味はぴったり来た!コスタン ティーニフラスカーティここに来て、フラスカーティはやや酸が出すぎてきた(^^;)でも、この酸が返って、鶏もの肉の脂身にきちっと反応してくれて、さわやかに口の中を洗ってくれる。ややへたってきたワインも料理との相性ではぜんぜん活躍できるのだ!
2007/04/12
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自宅から近江八幡駅までは、車、自転車、徒歩、バスなどその時の気分に応じて手段を選んでいるのですが、昨日はバスにしました。自宅が近江兄弟社学園の近くなので、バスは新入生とおぼしき、中学一年生と旧市街への観光客で満員状態でした。バスの運転手が、マイクで独り言のように「きゅうくつでごめんね」とか「もうこれ以上は入らへんねぇ~」とか言っています。2駅ほど過ぎて、ほとんどギュウギュウ状態で、何人かの乗客が乗れなかった後に気づいたのですが、僕の前の中学生の群れの後ろに席がポッカリひとつ空いているじゃありませんか。多分遠慮のかたまりか、友達から離れたくなかったからでしょう、中学生の誰もがその席を見てみないふりをしている、というふうでした。ぼくは、声高らかに言いました。「ごめん!そこ一つ席が空いてるから誰かすわってくれへんかな!もう少し詰めたらお客さんが入れるから!」し~~ん と一瞬したのですが、体の大きな女の子がすぐに座ってくれました。「ありがとう!」と言って、前に詰めようとすると、その子が座ってくれたお陰で、なぜかかなりのスペースが空いて、結構大きなスペースが出来上がりました。良かった、良かった。終点の駅に着いて、皆が続々と降りていくとき、財布を取り出していた僕にハイキング帰りと思しき老人が言いました。「ありがとう!!若い子にちゃんと教育してくれはったな!」まあ、大げさな!でも、そう言われて悪い気はしませんでした。こういう場合、公衆の空間の中では、なかなか言葉がでにくいものですが、言葉の窒息状態を解放すると言う意味では、ワインの描写をするのと同じように、言葉を出してみるのは大切なことかもしれません。ただワインは自分の言葉を出すだけなのですが、見ず知らずの人にしゃべりかける。しかも注意や叱責をするのは、かなりの気遣いが必要です。だいたいはろくでもない奴が対象になるので(^^;)、気を遣うことすらバカバカしい気もしますが、ろくでもない奴だからこそ、自分を守るためにも、言葉選びはとても大事だなと感じます。タバコや携帯のおしゃべり・・・・昨日の中学生はまだかわいいものです。というか、そういうのを放置するからろくでもない大人になるんですね。
2007/04/11
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お客様の間、特になじみ深いお客様の間で、僕はとても忘れ物が多いことで有名です(^^;)セミナーの後、イベントの後、色んな忘れ物をして帰宅してしまいます。言い訳はしないことにして・・・、今日は先週の忘れ物を取りに「イタリアワイン講座」開催地である「ジーラソーレ」さんに行って、バイキングランチを楽しんできました。前々から一度行きたかったのですが、これでようやく実現させることができました。他人に迷惑をかけない範囲なら、忘れ物もなかなか良いものです(^^;)さすがにイタリアンのお店だけあって、色んなスパゲッティがあって、創作的な前菜もアリ、創作的中華ありで面白かった。店内は子供づれのお客様で盛り上がっていました。興味を引いた料理は、水菜と鶏のミンチをにんにくオイルであえたスパゲッティ。にんにくや良く聞いており、鶏と水菜のペア、そして水菜とスパゲッティの食感の相性も面白い。家での料理としても簡単にできます。ごぼうのアラビアータや、長芋のアンチョビ風味(土屋さんは実に長芋が好きだ^^;)大根のホイコウロウとか、微笑しちゃうような料理が満載なのです。シェフの土屋さんのお茶目さが出ています。後で、これからの講座でのお料理の打ち合わせや、バイキング料理のメニュー作りなどについて土屋さんとお話をしてきました。帰りに長岡京駅前にある市の生涯学習センター(通称「バンビオ」)に行って、4月28日(土)のワインサロンの場所を確保してきました。この日はワインで色々と遊ぼうと思います。GWの予定が立っていないあなたは、必ず来てください!(^^)http://viteitalia.com/NagaokakyoInvito.htm
2007/04/10
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このような企画は日本でも初めてでしょう(^^)近江八幡の売れっ子パン職人「壱製パン所」の谷さんとのコラボで実現しました。今回は、「ローマ&中部編」ということで、ローマ料理の話、ワインテイスティングの話、相性の話など、お話してきました。谷さんはローマの伝統パンである「ピッツァ・ビアンカ・ディ・ローマ」を作ってくださり、そのパンとワインを楽しみました。お出ししたワインは次の通りです。コスタン ティーニフラスカーティフラスカーティとしてはかなり洗練された(?)、綺麗な果実味をもったワインです。参加者の皆さんからは「酸っぱい!」というご指摘もいただきましたが、本来は酸の鈍いワインでもっと苦味が走ります。このワイナリーは以前訪問したときに、苦味の強いマルヴァジア・ディ・カンディアを減らして、デル・ラツィオを増やすと言っていましたから、そうした展望をしっかりと実現してきたのでしょう。スポルトレッティVilla Fidelia Biancoヴィッラ・フィデリア・ビアンコ2000フレンチオークで熟成した味わいを感じていただきたくて選んだワインです。開けたてはむしろフラスカーティのほうが果実を感じるのですが、ややワインがぬるくなってきてからのこのワインのエレガントさは素晴らしかった!トロピカル系の香りが前面にでていますが、ニュアンスが若々しい草木のようで、それでいて余韻居残るしっかりとしたロースト香は面白いと思いました。鶏のグリル、豚のグリルなど、シンプルでこげの香りを楽しむ料理なら合うでしょう!!あっさりとした魚は濃い果実味が魚の繊細さを台無しにしてしまいそう。でもつなぎ焼くのクリームなんかがあると、例えば、えびのクリーム系のソースなんて合うでしょうねえ~。モンテプルチアーノダブルッツオ[2003]/マシャレリローマの「裏手」、アドリア海側の代表ワインといえばコレでしょう。お客様にはやや酸やタンニンがひっかかったようでしたが、これくらいならもっともっと酸っぱくて渋いワインが沢山あることを強調しました。確かに、このワインは骨格はしっかりとしていますが、かといって、過剰なものはまるでなく、むしろ柔らかささえ感じられる良質のデイリーワインだと思います。 モンティアーノ [2003] ファレスコ初めての会ということもあって、とっても奮発しちゃいました(^^)この日のお客様は本当にラッキーだったと思います。ラツィオ州では最高クラスの評価を得ているワイン。イタリアでも屈指のメルローということができるワインです。果実味の凝縮感といい、酸とタンニンの洗練度はやはりさすがという味ですね。どこがローマやねん!という突っ込みも可能でしょうが、イタリアワインを過去とのつながり、そして未来とのつながりで見るときに、こういったワインは非常に意味を持ってくると思います。このワインのお陰でラツィオワインのレベルが上がったというのは言い過ぎかもしれませんが、良くも悪くも皆が刺激を受けたことは確かです。最後にローマ料理の写真を沢山見ていただきました。少し歴史の話を織り交ぜながらご覧いただきましたが、お客様、皆さんの熱い視線が印象的でした。パンは素敵なローマの香りがしていました。ぱりぱりとした触感と中身の柔らかさ、オリーブオイルのほのかな香りとセモリナ粉独特の香り・・・。パンそのものだけとなら、圧倒的にフラスカーティが合うのではないかと思います。やはり、毎日の生活のパンと自然に共存してきた伝統ワインは、なんの注釈もいらない形でぴたりとくっつくんですね。次回は、6月6日(水) 15:00~17:00の予定です。テーマはまだ未定。北上するか、南下するか・・・・。お土産のパンもある素敵な企画です。次回は是非あなたも!!
2007/04/09
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ノルマというのは、シチリアはカターニャ出身の作曲家ベッリーニのオペラの名前で彼がたいそう気に入っていたナスのトマトソーススパゲッティについたが「ノルマ風のスパゲッティ」僕の料理、特にパスタ料理は「これを作ろう!」と材料を集めたものではなく、冷蔵庫にあるものを無駄なく使うためにいわば「発明」する場合が多いのですが、今日は、ナスあり、トマトあり、ケッパーあり、バジリコありで、オリーブはなかったのですが、「おう!シチリア風だ!」と一人喜んで、作ったわけです。最近、息子が毛嫌いするようになった赤ピーマンを入れたので、本来のものとは随分と様変わりしてしまいましたが、なかなか素晴らしいアル・デンテのパスタ料理が出来上がりました。ワインは、トレッビアーノ・ダブルッツォトレッビアーノ・ダブルッツォ [2005]/マシャレッリこのワインは、開けたてよりも次の日の方がフルーツがしっかり出ていて良いと思う。酸のへたりが早いので、それ以上置くとあまりよろしくないが、それでも甘みとフルーツのクリアな香りがだんだんと出てくる。酸と放物線がシンクロしないのがいけないね。トマトソースに南イタリア系の白ワイン。これは間違いなく合います。ただこのトレッビアーノにはもうすこしまったりした、しかも香りでそれとわかるはっきりした果実味があったほうが上手くソースと絡み合うと思う。なんせ、ケッパーも入っているし、赤ピーマンもあるので、味わい全体を纏め上げる果実は必要。ややトレッビアーノで全体の味わいがシンプルに薄くなったような気がしました。一方赤ワイン、モンテプルチャーノ・ダブルッツォでは、特徴的な合い方をしました。モンテプルチアーノダブルッツオ[2003]/マシャレリパスタの方の味わいのアクセントはケッパーにあります。これは昨年のツアーで買ってきたサリーナ島のケッパーの塩漬けなのですが、香り、塩気、酸味ともに非常にしっかりしています。(考えてみれば、日本の貧弱な野菜の中に、あのケッパーだけを入れるのはちょっと酷だなあ・・・。)トレッビアーノの場合はやはりこのケッパーとの味の強さのバランスがイマイチ良くない。ところが赤ワインののモンテプルチャーノは香りの質といい、味わいのヴォリュームといいとても綺麗に重なるんですね!ケッパーだけを噛み砕きながら、モンテプルチャーノを口の中に注いで両者を混ぜると、ちょっと感動的なフレーヴァーが膨らみました。オリーブ&ケッパーの味付けは南イタリアのパスタ(プッタネスカ)とかグアッツェットという料理(魚などをトマト、オリーブ&ケッパーで煮る料理)で典型的なのですが、これには圧倒的に赤ワインが合います。これはイタリア本国でも王道的で「魚は白ワインが良いが、ソースがグアッツェットの時は赤が良い。なぜなら味わいの強さと香りの強さが赤ワインに匹敵する強さになるからである」というようなことを僕はよく聞きました。とにかく、ケッパーを口に含んで噛みながら、赤ワインを注ぎ込んでください。ムフフ・・・・・って、笑えます。
2007/04/08
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ローマ人の物語(6)共和制から帝政へ。面白いのは初代皇帝がいわば帝政という名の独裁を声高々に宣言したのでも、明文化してものがあるわけでもなく、表向きは共和制で執政官も二人選出し、元老院も温存される中で、その政体の「実質」がいつのまにか帝政に変わっていったということ。この本の中に何度も出てくるカエサルの言葉。「人間ならば誰にでも、現実のすべてが見えるわけではない。多くの人は、見たいと欲する現実しか見ない」アウグストゥスは、表面上は共和制を前面に出しながらも、独裁という帝政を、つまりはローマ帝国の行政から軍事=防衛に至るまでを、一人の頭脳の中で一度構築し、そして二度目の構築=帝政の実現と世襲を実現していく。ローマ帝国を現代の「基本的人権」というパラダイムから見ると、戦争のあり方といい、奴隷などの扱いなど、とんでもなく残虐というか、残忍極まりない、人権もへったくれもないエピソードが満載されているのですが、塩野七生さんの筆は全くそういう観点がなく、むしろ人間の歴史的な流れとその当時を生きた人間の心のあり方に忠実にローマを描いているように見えます。つまり、ローマ化=文明化することによって人間たちが享受したポジティブな側面にライトを当てている。むしろキリスト教以降の一神教や啓蒙主義のあり方にネガティブなものを投げかけている。そうローマは元来多神教の国家であり、人の数より神様の数の多い街すらあったらしい。「千と千尋の神隠し」的な世界。そんなローマ人の面白い死生観が短いエピソードの中に紹介されている。墓地のエピソード。彼らは死を忌み嫌ったりしなかった。「人間」というのを「死すべき者」という言い方すらしていた。だから墓地=死者のいる場所を生者のいる場所から隔離することもしなかった。すべての道はローマに通ず、その街道沿いには貴族から平民にいたるまでの様々な墓が埋め尽くされていたといいます。今もアッピア旧街道にその片鱗を見ることができるのですが、その墓碑に刻まれた文章もなかなかユニークそのもの。「おお、そこを通り過ぎていくあなた、ここに来て一休みしていかないか。頭を横に振っている。なに、休みたくない?と言ったって、いずれはあなたもここに入る身ですよ」「幸運の女神は、すべての人にすべてを約束する。と言って、約束が守られたためしはない。だから、一日一日を生きることだ、一時間一時間を生きることだ、何事も永遠でない生者の世界では」「これを読む人に告ぐ。健康で人を愛して生きよ、あなたがここに入るまでのすべての日々を」お茶目なローマ人。ようやく僕が暮らしたローマの、不躾で下品で野放図で、それでいて享楽的な明朗さを持った現代ローマ人の心が見えてきた。
2007/04/07
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「ワインと料理で巡るイタリア講座」が始まりました!今日は「シチリア編」でした。最初に「鼻のストレッチ」で香りを言葉に置き換える練習をウォーミングアップ程度にしてから、シチリアについての簡単レクチャー、そしてワインテイスティング&お料理との相性ミニディナーという流れです。ヴィジター参加の方も含めて14名様が集まりました。初めての方もヴェテランの方もいっしょにテイスティングしたワインは・・・インソリアシチリア白土着ぶどうの第一人者インツォーリア種のフレッシュなワイン。「洋ナシ」「トロピカルフルーツ」「柑橘系」など香りの描写では色々なフルーツの名前が飛び交ったようにこのワインの素敵なところはこの色々なフルーツがまるでフルーツポンチのようにグラスの中に納まっていること。トレッビアーノやマルヴァジアにあるようなやや苦い後味も南イタリアらしく、それでいて酸がぼやけていないので、引き締まった肉質を感じます。プラネタ・コメータ 2005年シチリアの華プラネータ。何を血迷ったんだろう・・・フィアーノだなんて。フィアーノはカンパーニア州(ナポリ)のブドウ品種でしょ?って、決め付けることはないだろうけど、「何をしでかすか!?」という感じですね。でもテイスティングしてみると、さすがはプラネータという出来栄え。というか、やはりシチリアの土着ブドウワインや国際品種ワインと比べてもどこかたたずまいやエレガントさの出方が違う。プラネータ社らしい果実味の豊かさが出ながらも、シチリアの暑い太陽を受けた「ドギツサ」が全くなく、しなやかで、奥ゆかしさすら感じさせる香りのエレガントさがある。味わい臭い手も酸が美しい。え?これって、シチリアの酸?といっしゅん途方に暮れますが、見事な滑らかさ、豊かなアルコール起源の柔らかさが酸を美しく包み込んでいるのです。ポッジョノッテ 04美味しいワインです。色合いから香り、そして味わいととても綺麗なクレッシェンドを描きます。つまり、見た目よりも香りが良く、香りよりも味わいが良いワイン。このレベルでそういうワインはなかなかお目にかかれません。サイア 03テヌータ セッテ ポンティこの質でこの価格は驚き以外の何物でもありません。果実の凝縮と熟成感の見事なバランス!!そして酸とタンニンの強靭さも素晴らしい。良質のワインとは良質の酸とタンニンの賜物であることが分かります。テイスティングの後、シチリアの代表ブドウであるインツォーリアとネーロ・ダーヴォラのスタンダードなワインでジーラソーレの土屋シェフが手がけるシチリア料理をいただきました。シチリア編のお料理は「サルデ・ア・ベッカフィーク」イワシの詰め物料理ですが、中にパン粉やアーモンド、松の実、レーズン、それにレモン汁やオリーブ、ケッパーなどをあしらったオーブン焼きです。相性を見るうえでの要領を説明した後、ディナー形式で参加者の皆さんの自己紹介をしながらお料理とワインを楽しみました。初回ということもあって、テイスティングについてかなりの時間を割きましたので、時間がまた遅くなってしまいました。僕も最終電車ギリギリでした(^^;)ワインについてはメルマガ「エモーション!イタリアワインの極め方」で詳しく述べていきます。http://www.mag2.com/m/0000134052.html相性について、詳しくはメルマガ「自分磨きのワイン術」で述べていきます。http://www.mag2.com/m/0000134032.html次回は、4月20日(金) テーマは南イタリアの長靴のかかと「サレント半島」です。http://viteitalia.com/Manebi.htm
2007/04/06
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トレッビアーノ・ダブルッツォ [2005]/マシャレッリモダンでありながらも、土着ブドウのポテンシャルを最大限に引き出す。醸造家でありながらワイン熱弁家のマシャレッリさんのスタンダードワインには、トレッビアーノらしさが充満している。クリアな果実があまりない。でもそこには雑草をイメージするような苦味を伴った柔和な甘みがある。口に入れるとシャープな酸が余韻にかけてしっかりと出てくる。「シャープ」と書くと聞こえが良いが、線が細くて尖っていて、どこか苦々しい酸だ。下手なワイナリーのものだと、この果実味が酸化しすぎて、不快な香りになり、その上、酸が飛び上がるほどの鋭さを感じさせる。いや、酸そのもののポテンシャルは大したことないくせに、酸の鋭さを感じるというのは、アルコールの滑らかさがまるで出ていない証拠だと思う。マシャレッリのトレッビアーノには、「柔らかさ」が上手く出ていて、適度に酸化系フルーツとずけずけした酸をコーティングしている(あれ、褒めてるつもりだけど、どうでしょう^^;)上手くコーティングすると、ある種の「くせ」、ある種のネガティブな個性がひっくり返る。つまり素敵な個性、ポシティブな持ち味に変わる。この感覚は、まるでクセの強い鶏肝のソテーにパセリ入れたとたんに、高貴な香りに変身するのと似ている。モンテプルチアーノダブルッツオ[2003]/マシャレリモンテプルチャーノも同様にそもそもは垢抜けないブドウだと思う。かつてのサンジョヴェーゼのようにウーロン茶の出がらしのような香りがあったり、強烈な酸とタンニンはとても硬くて鋭くて、調和が取れにくい。それだけで「苦手」のレッテルを張る人も多いのではないか。マシャレッリのモンテプルチャーノはそこにワンタッチの綺麗な甘さが加わる。それはもちろん添加された糖分ではなく自然のアルコール発酵によるアルコールの甘み。個性のあからさまで野放図な味わいを軽くコーティングするアルコールの甘さ。マシャレッリの良質のモダン性のありかだと思う。昼飯に、ラグースパゲッティを作った。というか、もともと作り置きしておいたトマトソースに、これまた腐らないうちにと火を入れておいた牛肉ミンチを混ぜただけのこと。やや肉に臭みがあったので、また緑の香りいっぱいのオリーブオイルをかけると見事な旨みに変わった。ワインの中のアルコール、そしてアルコール由来の甘みと柔らかさ。料理の中のエクストラ・ヴァージン・オイルの香りと辛味、そしてオイリーさ。「ウン・トッコ」=ワンタッチの旨みを足すのか足さないかでワインも料理も天と地を行き来できる。
2007/04/05
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ワインのインポーター「稲葉」さんの試飲会に行ってきました。ハッとするような、感性をくすぐるワイン。ジ~ンとその場で余韻に浸りたくなるようなワイン。ナヌ!っと、心をかき乱されるようなワイン。それぞれに個性を放った良質なワインであふれていました。本当にびっくりするほどイタリアワインの質が優れていました。予定より早くテイスティングを済ましたので、他国(フランス&スペイン)のワインも数種試してみましたが、今回は彼らの面目躍如なるエレガントさや過激な果実味に出会うことはできませんでした。あ~、それにしても南から北までブドウ品種、スタイルの様々なワインが野心的なワイナリーによって現在進行形の形で存在していることに妙に感動しました。モダンなワイナリー、古典的なワイナリー、それぞれが自らのポリシーを貫く姿はどちらも「野心的」に思えました。お客様であり友人でもある人たちとの会話も楽しみ、彼らに知人を紹介してもらったりして、その場を後にしました。その後、肥後橋の「ボナ・フォルケッタ」さんにて今月から再開するチーズのイベントフォルマッジ&ヴィーニの打ち合わせと新しいイベントの話をしました。シェフの田中さんは大のナポリ好きで、その魅力を前面に出した会を催せたらと思っています。田中さんとお話をしていて、ワクワクして鳥肌が立つようでした。その後、江坂の「ジーラソーレ」さんで今週から始まるイタリアワイン講座の最終ミーティングをしました。料理とワインで巡るイタリア講座 地方料理とワインが合体した講座。素晴らしい会になること間違いなし(^^)ほぼ定員に達していますので、ご希望の方はちょっと急いでください。ローマ人の物語(6)この本を読みながら電車に揺られて実家に帰りました。今日は、両親に子供たちのお迎えを頼んでいました。昨日の「信長」のイベントの話をしながら、ゆっくりと食事をとりました。あ~、良い一日だった。
2007/04/04
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故郷安土で信長が愛したイタリアワインに親しむ会を開催してきました。信長所縁の(?)おばんざい料理と、イタリアワインのコラボ。しかし、信長とイタリアとのかかわりはあったのか?もちろんありました。クアトロ・ラガッツィこの本に克明に描かれているように、イエズス会のイタリア人神父ヴァリニャーノに天正少年使節団をローマに派遣することを決心させたのは信長だった。もちろんこの頃のイタリアはイタリアではなかった(今もそうだったりして・・・)教皇領があって、トスカーナ大公国があって、ヴェネツィア共和国があり、ミラノ公国、ナポリ・シチリアの王国など、大小入り乱れた都市国家の時代。そういえばこの映画に信長がワインを飲むシーンがありました。東宝 影武者自らの陣営に家康を迎えた信長が「南蛮の酒よ」といって、いかにもヴェネツィアガラスのグラスで、ぐいっと一口飲み、そのグラスを家康に渡す。今度は家康が神妙な顔つきで恐る恐る飲むのですが、口に入れた瞬間、うぇ~~!と言って苦しんでいる。その様を見て、信長と森蘭丸が大笑いをするというちょっとコミカルで、それでいて両武将のキャラクターが見事に表現されたシーンです。今思うに、まともな味覚を持っていたのは信長ではなく家康ですね(^^;)おそらくはポルトガルから運ばれてきたワイン・・・まともな味だったとはとても思えません。ちょいと、話がそれました。僕の家族やご近所さんも含めて、そして遠方よりお越しくださったヴィーテ・イタリアのお客様に心から感謝したいです。お出ししたワインは以下の通りです。ウェルカムドリンクとして、ウンブリアのサルチェート。フルーティーな辛口スプマンテ。天正少年使節団も立ち寄ったアッシジのワインとということです。そして教皇庁ローマのワイン、フラスカーティ。ルネッサンス・バロック時代のローマの威厳とフラスカーティの庶民性のコントラストが面白い。もうちょっとヘビーで格式のある赤ワインも存在してよいように思うのですが・・・。トスカーナのサンジョヴェーゼとシラーのブレンド。フレッシュ&フルーティーで非常にバランスの優れたワインです。フィレンツェではトスカーナ大公の大歓待を受けたそうです。やはり反宗教戦争のPRとして使節団は名バイプレーヤーだったんですね。しかし、現実に日本人がルネッサンス・バロック時代にリアルタイムでその文化に接していたなんて、その事実だけでも妙に気持ちが高ぶります。ヴェローナには逗留していませんが、彼らはヴェネツィア⇒パドヴァ⇒ヴィチェンツァ⇒マントヴァ⇒ミラノ と旅をしています。ヴェネト地方の代表的ワインとして、そしてフラスカーティのよりも果実味が高く、樽香のほのかに利いたきれいなワインです。アマローネは、ボッラ社の最高ライン「レ・オリジニ」をお出ししました。時間がたつにつれて余韻の香りにシガーやレザーの香りが顕著に出てきました。味わいはわりと細いのですが、熟成香はさすがです!参加者の皆さんも、大変お気に召されたようでした。最後はやはりモスカート・ダスティ!お客様がお土産で持ってきてくださった長浜の黒壁スクエア内「カフェ・パクト」のチーズケーキが最高に合いましたし、おばんざいの最後を飾った温かなきなこのお団子にも寄り添っていました。また何か面白いワインをお出ししたいと思います。あなたも安土までいらしてください!関西でも指折りのハイキングコースが楽しめますよ!!
2007/04/03
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4月13日(金) からスタートする予定でした「イタリアワイン講座中級 情熱編」が都合により、4月27日(金)開講に延期されることになりました。すでにご予定に組んで下さっていたお客様、また最終調整をされてお申し込みになられる予定のお客様には大変ご迷惑をおかけいたしますが、プログラムをもう一度ご確認ください。すべてを一回分ずつずらした上で、最終回の「フランチャコルタ特集 その2」が8月4日(金)になります。★中級編プログラム 「ごめんなさい!ワイン」をご用意して、スタートしたいと思います。どうぞ、宜しくお願いいたします。
2007/04/01
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