ワインヲタ入門生のチラシの裏

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2011年03月20日
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カテゴリ: 日本ワイン

先日の 長野のワインの会 のワイン、続いてはシャルドネの白です。
長野シャルドネ06 。生産者はシャトー・メルシャン。日本を代表する大きなワイナリーの一つですね。大日本山梨葡萄酒会社として1877年にスタート、その後1949年にメルシャンとなりました。このワインの葡萄は、長野市等千曲川流域の北信地区のシャルドネを用いていますが、シャトー・メルシャンでは同地区で、1990年代から垣根作りでの葡萄栽培を実践しています。
価格は、写真のお店で2500円。

色は 薄い麦藁。黄色感は多少ありますが、熟した濃さのようなものはありません。

香りは 軽いクリーム、少々の蜜やハチミツ、ナッツっぽさといった樽熟成シャルドネらしいニュアンスに、オレンジやグレープフルーツといった柑橘、少々のメロン、石灰的なミネラルといった要素を感じました。

味わいは 乳酸系のしっとりした酸がメイン。加えて、後口にかけて旨みもしっかりあります。果実味は優しく、酸よりは繊細な印象ですが、存在感が無いわけではありません。また、少々の苦味も。ボディはミディアムで、柔らかな口当たりですが、骨格も感じます。

会では、 ミモレット との相性の良さにびっくり。旨みの多いミモレットですが、その旨みとの相性はもちろん、ナッツっぽい香りとの相性も非常によかったです。他にも、コンテなどのハードチーズとの相性は興味深いです。
その他、食事に合わせるなら、和食系ですと、甘辛系の煮物、春野菜や海老などのの天婦羅、カニの鍋ものなど、あまりあっさりしたものでなければ色々いけそうですし、フレンチやイタリアンでも、あまり脂の強いものや赤身の肉などでなければ面白そうです。

繊細なはんなり感、ちょっと酵母っぽいニュアンスといったものがあるところはやはり国産ワインだなという感じですが、香りの要素や味わいのバランスなど、同価格帯の外国産シャルドネと比べても、決して引けはとりません。
国産シャルドネってどんなのかな、と言う時に、このワインを飲めばそれが大体つかめる、と言うような1本だったように思います。

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最終更新日  2011年03月21日 23時44分44秒
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