ワインヲタ入門生のチラシの裏

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2012年06月16日
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カテゴリ: イタリアワイン

今回はイタリアワイン。トスカーナの赤です。
ロッソ・ディ・モンタルチーノ2008 。生産者ラ・ジェルラは伝統産地イタリアにあって1978年創業という新しいワイナリー。地元出身のセルジオ・ロッシ氏がビオンディ・サンティからワイナリーを買い取ったのがスタートだそうで、現在もロッシ氏が代表。優れた醸造設備や大きなセラーを持っていますが、一方でビオ的なつくりを実践してもいます。
セパージュはサンジョヴェーゼ・グロッソ100%(サンジョヴェーゼの改良品種)。楽天内に08は既に無く、写真のものは09ヴィンテージで2919円。

はガーネットですが透明度は高め。

香り は土っぽさや革、腐葉土的なものがよく出ているほか、マジパンのようなニュアンスも。その他は、やはりフルーティさが主役でブルーベリーやクランベリーといったベリーやそのジャム、或いは干し葡萄なども含めたドライフルーツっぽさといったものがあります。加えて、プラム的なもう少し濃さのあるフルーツも。

味わい は、果実味が中心ではありますが、バランスに優れたタイプ。その果実味自体も優しさ、軽やかさのあるもので、そこに乳酸系の穏やかな酸と結構しっかり目の渋味が加わってきます。タンニンは、前述の渋味の他、口当りにも印象を残します。エキス分はほんのりで、柔らかなミディアムボディ。

タンニンの存在感はある程度あるので、トスカーナらしくやはり牛肉には合います。ローストビーフやタタキもいいですが、トマトとの相性もよく、トマト煮こみやローストにカポナータを添えるなんていうのもいい感じでした。赤身の旨みと果実味が合う他、脂とタンニンの相性も良しです。また、トマトとはやはり酸や香りの相性がいいですね。
また、ボディが優しく、少し透明感も感じるようなスタイルですので、鰹のたたきなどの赤身の魚、チキンソテーなどの鳥肉にもいけます。

ロッソ・ディ・モンタルチーノってもう少し収斂味があったりボディの厚い印象があったんですが、これは非常にすっきりとした、ある種ピノ的な世界観のあるタイプでした。
バランスいいですし、飲み疲れたりもせず、価格なりの価値のある1本かと思います。

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最終更新日  2012年06月18日 06時42分32秒
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