ワインヲタ入門生のチラシの裏

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2013年10月19日
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カテゴリ: イタリアワイン

今回はイタリア北東部、エミリア・ロマーニャ州の白です。
エミリア・ビアンコ・ソラータ2011 。生産者カルディナーリはピアチェンツァ東端にある家族経営のワイナリー。10haの畑を持ち、昔から実践されていた混植混醸を行っています。また、混植されている畑では除草剤などを使わず、醸造でも酸化防止剤も控えている自然派な作り手。ただ、歴史自体は新しく、1970年創業だそうで、現代は2代目が管理しています。
セパージュはマルヴァジア、ソーヴィニョン・ブラン、オルトゥルゴ、モスカート。価格は、写真のお店で2709円です。

は濃い黄色。黄金といっていいくらいです。

香り は、使用品種のアロマティックな感じが出ていますが、どれかが突出しているという感じはありません。それでも、ちょっとソーヴィニヨン・ブラン的グースベリー感やグリーンハーブっぽさはあったでしょうか。その他、軽い白コショウ感や石灰岩的雰囲気、それにフローラル、黄色い花、ナッツ、蜜、それに軽いオイリーさといったものも感じられました。

味わい は明るい酸が印象的。色や香りのイメージとはちょっと違う、ミネラル感を伴う骨太なものながら、軽快さもある酸です。果実味はトーン低め。酸の背景となっている感じ。後口にかけて旨みも感じます。ボディはさらっとしたライトですが、ハリはありました。

食事との相性では、やはりしっかりしたものが好ましそう。
骨付き鳥の白ワイン煮とあわせて見ますと、鳥の鉄っぽい旨みやハーブの利いた香りが、ワインの香り・旨みと良くマッチしました。明るい酸も、脂感を上手く和らげてくれます。
一方、お寿司をつまんでみますと、脂の乗ったブリやサーモン、それに赤身といったものとの相性はよかったですが、サンマやサバといった青物との相性ではやや臭みが出てしまう感じでした。

イタリアでも混植混醸=ゲミシュター・サッツが行われているとは聞いていましたが、今回初めて飲むことが出来ました。
使用品種の影響もあるのでしょうが、アロマティックな感じはありました。ただ、冷涼な酸がありつつもおおらかさも感じたのは、土地の個性だったのかなと思います^^

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最終更新日  2013年10月22日 22時44分41秒
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