ワインヲタ入門生のチラシの裏

ワインヲタ入門生のチラシの裏

2014年05月28日
XML
カテゴリ: イタリアワイン

今回はイタリアの赤です。トスカーナのワインですが、国際品種も使っているタイプ。面白い名前です。
ド・ウ・デス2009 。生産者ファットリア・カルピネータ・フォンタルピーノはトスカーナのワイナリー。キャンティクラシコとの境界近くにあるそうで、20世紀からワイン作りが行われていたという畑を、1960年代から現オーナー家が所有しています。といいましても、畑の平均樹齢は18年、最年長の木で40年程度。サンジョヴェーゼの他、カベルネ・ソーヴィニヨンなども栽培しているそうです。ド・ウ・デスという変わった名前ですが、ラテン古語で「与えよさらば与えられん」という意味だとか。
セパージュは、メルロ34%、サンジョベーゼ33%、カベルネ・ソーヴィニヨン33%。価格は、写真のお店で3866円。

は黒紫。濃いです。

香り は、樽の影響かココナッツやナッツ系のニュアンスを感じました。また、フルーツ感は、意外と赤ベリーっぽさが出ています。ただ、煮詰めたものやジャム系のそれですが。加えて、干しブドウや干し柿、柿のジャムといったような雰囲気も。その他、トリュフや土的な要素、スミレ、若干の佃煮っぽさといったようなものも感じました。

味わい は、色に似合ったタニックなもので、渋み、舌触りともにきっちり感じます。ただ、果実味と酸はどちらも大人しい目かつバランスがよく、かなり落ち着いた印象は受けます。ボディはフルボディですが、口当たりは割となめらかで、重い!という感じではなく、ある種カリフォルニア的な柔らかさはありました。

今回は、トマト、レバーペースト、そして菜の花ペーストという3種のカナッペをつまんだのですが、相性結構良かったです。
トマトとは、トマトの甘みや酸味がワインの渋味と均衡してハイトーンながらバランスを感じますし、穏やかな果実味がそれを支えている感じ。バケットはトーストしていましたがその香ばしさもよかったです。
レバーペーストのものとは、レバーの香りや旨みにワインのパンチ力をぶつけて、その対比を楽しむ感じ。ここでも、レバーの濃さに対し渋みがいい働きでした。
菜の花とは、実は一番良かったかも。菜の花の旨みや甘みはしっかりしており、ワインのインパクトを受け止めつつ、香りの面も相まって各要素が引き立てあっている感じでした。

個人的に、菜の花って実は赤ワインによく合うと思っているのですが、今回のワインにもよかったです。このワイン、パーカーからは「新しいスーパートスカーナ」と評されているようですが、なるほどイタリアらしい明るさはありつつも、落ち着いたバランス感や濃さはそれ系の雰囲気ありました。

にほんブログ村 酒ブログ ワインへ
にほんブログ村
「ワインモア」でこの記事をチェック!





お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう

最終更新日  2014年05月30日 00時33分11秒
コメント(0) | コメントを書く


【毎日開催】
15記事にいいね!で1ポイント
10秒滞在
いいね! -- / --
おめでとうございます!
ミッションを達成しました。
※「ポイントを獲得する」ボタンを押すと広告が表示されます。
x

PR

キーワードサーチ

▼キーワード検索

プロフィール

ぱんだしゅりけん

ぱんだしゅりけん

カレンダー

コメント新着

ぱんだしゅりけん@ Re[1]:2023年、この1本!(12/31) kaoritalyさんへ 今頃気づいてしまい申し…
kaoritaly @ Re:2023年、この1本!(12/31) コノスルはよくできたワインですよね♪
ぱんだしゅりけん @ Re[1]:Natan葡萄酒醸造所ワイン会をしました(01/15) shinakunさんへ ご無沙汰しております。ま…
shinakun @ Re:Natan葡萄酒醸造所ワイン会をしました(01/15) ぱんださん、こんばんは! お元気そうで何…

© Rakuten Group, Inc.
X
Create a Mobile Website
スマートフォン版を閲覧 | PC版を閲覧
Share by: