ワインヲタ入門生のチラシの裏

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2015年12月24日
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カテゴリ: アメリカワイン

メリー・クリスマス!という事で、今回はターキーやチキンによく合うオレゴンのピノ・ノワールです。
ピノ・ノワール・ヤムヒル・キュヴェ2011 。生産者はドメーヌ・セリーヌ。アメリカにおいて、著名なソムリエによって行われたブラインドテイスティングで、DRCに勝ったということで有名になったワイナリーですね。1989年にオレゴン州のダンディ・ヒルズで開業しました。北海道と同じ程度の緯度かつ地中海性気候という恵まれた条件を活かし、自社畑でピノ・ノワールとシャルドネを栽培しています。シャルドネは、カリフォルニアクローンが多かった黎明期のオレゴンにあって、より当地に適したディジョンクローンを植えています。
価格は、写真のお店で5400円。

はガーネット系。赤みもありますが黒さも感じます。ただ、透明度はしっかり。

香り はラズベリーやブルーベリー、そしてそれらのドライフルーツといったベリー感やダークチェリーといったものが感じられ、さらに柿や少々の梅っぽさなどのフルーツの要素もありました。また、キノコやクリーム、それにトーストや黒蜜、ウッディさ、微かな醤油、加えて桜の花のようなものも感じられ中々に複雑。しかし、不快な要素はなく、それらがよく調和しています。

味わい は全体的に繊細でトーンの低さがありますが、果実味が軸ではあります。その果実味を、しっとりと旨みを伴う酸が追ってくるといった感じ。渋みは後口にかけてアクセント的に穏やかに入ります。ボディはミディアムで、クリアーさとハリを感じる良い質感。また、タンニンの触感も少々。

食事との相性では、やはりこれは鶏でしょう。ローストチキンのハーブ風味を合わせますと、脂のコクやハーブの香りにも馴染みますが、鶏の肉の持つ滋味、旨みと結びつきそれを磨き上げてくれます。
また、これまたクリスマスっぽいですがローストビーフとも中々。ただ、脂の強いものよりは赤身の方がいいでしょうね。今回は、和牛のものですが赤身の部分でしたので、肉の旨みにワインのクリアーな味わいとフルーティさがよく馴染んでくれました。
今回はこの2種だけでしたが、キノコ系のソースのパスタや肉料理なんかもよさそう。まだあるなら、トリュフにもいいのではないかなと^^

オレゴンらしい、トーンの低さ、やや内向的な雰囲気はありつつも、香りの華やかさ、味わいのバランスの良さを感じられるワインでした。流石はオレゴンを代表する作り手のワインです。

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最終更新日  2015年12月24日 23時59分50秒
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