ワインヲタ入門生のチラシの裏

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2017年03月14日
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今回はオーストリーの赤。キレイ目ツヴァイゲルトです。
ツヴァイゲルト・ノイジードラーゼ2014 。生産者はトマス・レーナー。オーストリーの東部、ハンガリーにも近いエリアであるノイジードラーゼーに、2006年に設立された新しいワイナリーです。ハンガリーからのパノニア気候の影響を受け温暖で、貴腐ワインや赤ワインの生産が盛んなノイジードラーゼーで、ツヴァイゲルトやブラウフレンキッシュ、さらにシャルドネやソーヴィニヨン・ブランといった品種を、オーガニックで栽培、醸造でも天然酵母100%です。
価格は、写真のお店では2418円。

はルビーカラーで透明度もある程度あります。ちょっとオレンジないしガーネット感もあるでしょうか。

香り はラズベリーやクランベリーを中心に赤ベリーのニュアンスで一杯です。フレッシュなものは勿論、ドライフルーツっぽさもありますね。また、チェリー感もあり、色合いに似合った赤いフルーツ中心なものとなっています。そこに、赤い花やローズマリー、タイムなどのドライハーブ、黒い土といったものが加わり、さらに軽く黒コショウっぽさや、若干の茎っぽさといったものが感じられたでしょうか。

味わい は旨みやしっとりした酸の存在感があります。旨みはアタックから後口まで、酸はアタックに明るい印象を残してくれます。果実味は繊細さのある柔らかなもので、酸や旨みの背景として穏やかに広がります。ボディはライトと言っていいと思います。柔らかく滑らかで、丸さを感じる口当たり。タンニンは後口にかけて、ボディ感といいバランスでフッと感じられるといった所。

食事との相性では、やはりこのタイプは魚でも行けますね。カツオの叩きをつまみましたが、カツオの香りとワインの香りの赤いフルーツやスパイス感が、さらに、カツオの質感や脂少なめ旨み強めなあじわいに、ワインのボディ感が合います。因みに、ポン酢で頂きましたが全く問題なしです。また、マグロの赤身とも同様な相性の良さが見られました。
肉ならやはり鳥肉が手堅いかなと。今回はモモ肉をチキンステーキにしてみましたが、鶏の旨み、肉の質感がやはり合います。ただ、あまり脂の強いところですと、ちょっとワインの印象が薄れ気味だったかも。他に、鴨肉の焼き鳥を頂きましたが、こちらのやや鉄っぽさもある味わいの方が、より馴染みやすかったかもしれません。そういう点を考えますと、案外赤身のローストビーフとかにもいいのかもしれません。

オーストリーも、昔は濃く作ったツヴァイゲルトにガッツリ樽を掛ける、というようなワインが結構あったように思うのですが、このワインなどは全く逆の、まさにいま世界的に好まれるキレイ目なエレガント系ワインだなと。
実は、この生産者のツヴァイゲルトは以前 別のものを飲んでいる のですが、そちらとは樽の有無が違うようです。ただ、何方もキレイなワインだったのは確かです。

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最終更新日  2017年03月14日 23時08分52秒
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