ワインヲタ入門生のチラシの裏

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2017年03月28日
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カテゴリ: ドイツワイン
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先日の ドイツワインセミナー でのワイン、先ずは3世代のお爺さんが手掛けるワイナリーのワインです。
ツェラーペータースボーン・リースリング・ホッホゲヴェックス・トロッケン2013 。生産者はSMW。SMW=ザール・モーゼル・ヴィンツァーゼクトという名前の通り、特にゼクトで有名なワイナリーですが、スティルワインも手がけており、こちらはトロッケンになります。トリーアにあり、オーナー=今回試飲した3世代のお爺さんに当たるアドルフ・シュミット氏は、モーゼルワイン醸造組合名誉会長で、元モーゼルワイン生産者協会会長という肩書を持ち、今では一線を退かれているようですが、モーゼルワイン普及のため、全世界を飛び回っています。
セパージュは勿論リースリング100%。ホッホゲヴェックスとは、基本モーゼル、今ではより広い地域でも用いられているという独自のランク付けで、QbA基準よりエクスレ度がより高いものに該当します。価格は、エルムンドさんでは2850円位のようです。

は薄い黄色。ただ、薄いながらも軽いツヤ感があります。

香り は白桃やアプリコットといったモモ系フルーツや、リンゴ、ライチ、それに軽いミカンやグレープフルーツ、レモンといった柑橘が見えるなどフルーツ感しっかり。しかし、ハチミツやナッツを思わせるニュアンスや、ハーブ、白い花、微かな白コショウっぽさといったようなものも見え、フルーティさを強く感じる、というよりは複雑な雰囲気を感じさせます。

味わい は、トロッケンという事でやはり辛口。果実味は繊細で、インパクトとしてはやはり酸が前に来ます。その酸は旨みを伴いつつも明るく、量の多さを感じさせるものでした。また、後口にかけては少々の苦味も。ボディはライトボディで滑らかさのあるものですが、相応の丸さや軽いハリといったものは感じられました。ミネラリーな骨格のあるものですね。

今回は食事には合わせませんでしたが、やはり和食との相性はいい、というお話を伺う事が出来ました。
私としても、やはり白身魚やイカ、エビ、カニなどのお寿司や、同じような食材の刺身、レンコン饅頭やしんじょなどのお椀などと合わせてみたいところ。特に、椀物は、練り物は勿論、出汁との相性も興味深いところ。
或いは、まさに今の季節ですが春野菜や山菜などの天ぷらあたりもよさそうです。

しっかりした香りと明るい酸味で、ハツラツ感がありつつも、その柔らかさやバランスの良さ、繊細な果実味が、ただフレッシュなだけではない印象も与えてくれます。
このワインは、まさに和食と合わせて楽しみたいワインという感覚でした。逆に、ドイツではこれをどういった食事と楽しむのか、今度是非聞いてみたいところです。

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最終更新日  2017年03月28日 23時20分42秒
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