ワインヲタ入門生のチラシの裏

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2019年04月27日
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カテゴリ: アメリカワイン
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先日行いました、台所山猫さんでの 爽やかワインと和食の会 のワイン、続いてはアメリカ、オレゴン州のワインです。
ピノ・ブラン2013 ​。生産者ケン・ライト・セラーズはアメリカ、オレゴン州のウィラメットヴァレーにあるワイナリーです。元々カリフォルニアでワイナリーを始めたそうですが、よりピノ・ノワール、そしてピノ・ブランに適した土地を求めオレゴンへ移りました。自身のワイナリーが整うまではドメーヌ・セリーヌのブドウ栽培、それもシングルヴィンヤードのトップキュヴェの畑を任されていたなど実力は折り紙付き。
セパージュはピノ・ブラン100%。ピノ・ノワールで高い評価を得る生産者ですが、オーナーはピノ・ブランもお気に入りの品種だそう。価格は4200円程度。

はツヤのある黄色。そこまで濃いものではありませんが、明確に黄色は感じます。

香り は、開けたてはグレープフルーツ的なニュアンスにバターっぽさが加わるといった所。それが、時間と共に柑橘でもグレープフルーツに加えてミカンやオレンジ、それにキンカンと言ったものが現れ、他にもリンゴや洋ナシなどのフルーティさがよく出ます。また、蜜っぽさやオレンジの花、白コショウ的スパイスやレモンバームを思わせるハーブ、ミネラル、それに軽いホワイトチョコの様なニュアンスも。

味わい はやはりアメリカらしく相応のフルーティさを感じるものです。果実味のアタックがキッチリあります。ただ、それはキレイなもので、フレッシュで強さのある酸を伴いバランスも良好。ボディもミディアムライト程度でクリアーさやハリ、ミネラル感を感じるものです。

会では、お造りから椀物にかけてのところで飲みました。
お造りと合わせたのは、これまでのワインと比べて少しコクのあるこのワインが、サワラの叩きに合うのではないかと考えたから。結果としましては、その香ばしさや旨みに、アタックの面で割と噛み合ってはくれましたが、いかんせんグリューナーとサワラの相性が良過ぎて少し霞んでしまいました。
寧ろ、ヒラメの甘みやどこかミネラル感を感じるような旨みに対し、ワインの果実味がよく馴染んでくれたように思います。また、薬味で付けられていたミョウガとの相性は抜群で、ワインの中に似た香りの要素があるのかと思わせるほどでした。
椀物ともまずまずで、出汁のまったりした旨みにワインの質感や果実味が行けますし、ノドグロ饅頭の豊富な旨みにも負けません。

アメリカの白と言いますとやはりシャルドネ、次いでフュメ・ブランとも呼ばれるソーヴィニヨン・ブラン辺りが有名かもしれませんが、オレゴンのピノ・ブランも、その冷涼な気候を感じさせる見事なバランスのワインでした。
芳醇!というタイプでは確かにありませんが、アメリカ的エレガンスとでもいうべき雰囲気を感じさせてくれたように思います。


ケン・ライト・セラーズ  ピノ・ブラン2013 Ken Wright Cellars Pinot Blanc No.105103
楽天内ではこちらでのみ投稿時現在確認できました。価格は4212円。

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最終更新日  2019年04月28日 21時57分48秒
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