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観終わってから時間が経っちゃったので、こっそりUP(笑)二話ほど見逃してしまったので、細かい部分で分からないところもあり>ダメじゃん★☆★☆★ネタバレあり☆★☆★☆主人公ジュンスが13歳の時から始まる。母はおらず、父は服役中。インチキ薬剤を売っている叔父の家に世話になっている。出所した父が病院で偶然再会した幼馴染の未亡人と再婚してからジュンスの人生が大きく変わる。優しく寛大で包容力のある継母に心酔したジュンスは彼女とその連れ子達のために徹底した自己犠牲の精神を発揮。父が亡くなり、継母が亡くなり父が残した借金を背負いわずか13歳のジュンスは弟妹を養うため懸命に働く。継母の連れ子2人と、父と継母の間に生まれた妹を守り幸福にすることが彼の生きがいとなる。…ここらへんまでが子役。大人になってからは、弟妹からも受け入れられ良い感じになってきたなあ…と思われた矢先弟@ヒョンソクが喧嘩相手を誤って死なせてしまいジュンスは彼の罪をかぶって服役することに―…というのが出だし。子役時代は、とにかく彼が健気で、観るのが辛かった。毎回、観る前に葛藤があった。いざ観始めると、コメディ仕立てで面白く観られるんだけどね。大人編になってからは、ちょっとトーンが変わる。最初の頃はまだ切なさを引きずっているけれど次第に明るく軽い(&ちょっと、おバカな)ラブコメになっていく。今、気付いたけどタイトルの「おバカちゃん(原題では“愚か者”)」はジュンスの自己犠牲ぶりを揶揄するだけでなくちょいとアホらしいラブコメ仕立ての部分をも指しているのかしらん?(笑)韓流ラブストーリーって大抵、四角関係になるものだけれど今作はそういう意味では邪魔者なし。これまた定番の貧富の差はあるけれど、それは障害ではなく20代を刑務所で過ごしたため世間に適合できないでいた主人公を“人並”にし、さらに持前の才能を生かすのに、大いに役立ってくれる。ご都合主義と言われればそうなんだけど(笑)全てを犠牲にしてきたジュンスだから、このくらいは報われてほしいという気持ちになるので、ここはファンタジーとして観ていられる。では、順風満帆な恋話かというとここで当然の如く、殺人犯という過去が前途に覆いかぶさることになる。身代わりに刑に服するって、とてつもない美談の様に聞こえるけれど実際はそうじゃないよね。庇ってもらった人は自分の罪を償うすべを奪われ被害者遺族は憎むべき人を憎むことが出来ない。だから自分を捧げてばかりいた主人公が、健気で美しく見えるのはこの身代わり事件が起こる前まで。自分の人生を取り戻し始めた主人公を邪魔するのは自ら行った、この偽り。この逆転と皮肉が面白いと思う。とはいえ、元々罪は犯してなかったわけだから主人公ジュンスは比較的早く幸福になれる。その代わり、今度は真犯人である弟ヒョンソクが苦しむことになる。なので後半は、ヒョンソクの方が主人公であるかの様だった。恋話の方も、ヒョンソクの方が胸キュン(死語)だったな(笑)ジュンスの相手@ドヒも、ジュンスを愛したことによって継母との関係が改善されたり色々と成長は見せるのだけれどヒョンソクの相手@ジュヨンの成長ぶりの方が大きかった。最初はちょっと嫌な女だったのに次第に健気で可愛くなっていったもの。これって計算外なのか、これもまた計算の内なのか知らないけど全体のバランスとしては、あまり良くない気がしなくもない>ぉでも、楽しめたのだから、これで良し!ってところかな(笑)他にも上の妹@ジンジュ末の妹@ナリ叔父さん…等々色んな人達の人生と恋話が描かれてまさに群像劇の様相を呈していたわけだから。ただ、ちょっと似た様なエピが何度も繰り返されるのでそこは難ですな(^^;)個人的にはやはり、ジュンスのキャラは素敵だなと思った。異性として惹かれるという意味じゃなくて>ぇああいう人間性は素晴らしいなあと思う。とことん優しいし、その優しさを全身全霊で示すし。自分もああいう風になれたら良いな…という憧れ。演じるイム・ジュファンの柔らかい笑顔がとてもよく合っていた。長身で足長なのでスーツがめちゃ似合うしネクタイをなびかせて走る姿はカッコ良くてここは異性としてキュンキュンするところでしたわ(笑)だから、最後まで彼をメインに深く描いてほしかったとはやっぱ思っちゃうんだよね。『愚か者注意報』 2013年/韓国 全133話監督:シン・ユンソプ脚本:チョン・ジウ出演:イム・ジュファン(コン・ジュンス)カン・ソラ(ナ・ドヒ)キム・ヨンフン(イ・ハンソ)チェ・テジュン(ヒョンソク)シン・ソユル(ジュヨン)カン・ビョル(ジンジュ)ヒョヌ(チョルス)キム・ソルヒョン(ナリ)☆トラックバックは何がなんだか…ひじゅに館へお願いします☆http://yakkunchi.blog90.fc2.com/tb.php/2756-3f4de988☆応援クリック、よろしくお願い致します☆ にほんブログ村 人気ブログランキングへ blogramランキング参加中!DVD-BOX-1中古 全44巻セット素顔のイム・ジュファン
2017.12.03
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「生きているのに死ぬほど孤独だった彼を放っておけなかった」TV放映の際、録画予約したのだけれどレコーダーの調子が悪くて何話か失敗またTV放映した時にまた録画予約したのだけれどレコーダーが遂に壊れて失敗後にレンタル店で借りようとしたけれど行くたびに貸し出し中…と、タイミングが悪かったため今回ようやく観ることができました(笑)前知識としては*ソ・ジソプ主演*彼が演じる主人公は頭部に弾丸が埋まったまま、いつ死ぬか分からない状態*悲しい結末に立ち直れない視聴者続出で、原題の頭文字を取って「ミサ廃人」と呼ばれているという程度。何だか暗そう…と思い観たいという気持ちと観るのが怖いという気持ちがせめぎ合いついつい避け気味だったのも事実。(哀れのレコーダーはそんな私に気分を察知したのかも?)まあ、そんなわけで遂に観ました。いやあ、面白かったです!当然、ラブストーリーが主体だと思っていたのだけれど復讐譚に重きが置かれていて、やはり韓国モノらしいですね。その対象は自分を捨てた母親で、現在の彼女には溺愛する息子もいるので愛情や嫉妬も絡む複雑なもの…そんな主人公ムヒョクを演じるソ・ジソプの乱暴だったり繊細だったり怒りに燃えたり弱気になったり…微妙に変わる表情演技が良かったです。ムヒョクは赤ちゃんの時に親に捨てられ、施設からオーストラリアへと養子に出されたという設定。『冬の小鳥』そして『Alone』を思い出します。同じ境遇の若者達の多くが実親への恨みや憎しみを抱えている中ムヒョクはミルクを買う余裕もないほど苦しい状況だったのだろうと思いやり、だから自分がお金を稼いで韓国に戻り親に家を買ってやるのだ…と明るく言っていました。この設定と台詞で彼の本質が素直に伝わってきて見た目はチンピラなんだけど大いに好感が持てました。それだけ愛情に溢れた人でだからこそ、ああいう物語になったのですよね。その後、自分で言っていた「5年後」がやって来ても、相変わらずチンピラのまま…観光客を騙して車に乗せ身ぐるみ剥いで路上に放り出すというしょーもない犯罪で何とか日々を暮している、しょーもない男。しかも、画面に出てくるその犯罪シーンでの被害者は日本人(^^;)なのに彼に対し嫌悪感が湧かないのは、最初の印象が強いからでしょう。実を言うとジソプ氏ってビジュアル的にちょっと苦手だったんです>スミマセンスミマセンでも、ムヒョクはめちゃカッコイイ!絵に描いた様な二枚目ってのじゃなくて弱さを曝け出しているところが逆に素敵。ヒロインのウンチェを演じるイム・スジョンも魅力的です。これまた絵に描いた様な美女ってのではなくて年齢よりずっと子供っぽい。その子供っぽさが素敵。無垢さを表現しようとして鈍感でKYなキャラになってしまう…ってのはよくある失敗(例:朝ドラ)でも、ウンチェはそういうアザトサはなく、ブリッコどころか物事をちゃんと考えてる感があってとても自然な可愛さがあると思います。印象的だったのは初回でユンを助けて顔に怪我したウンチェが終盤でムヒョクの前で顔を怪我するところ。前者ではユンに、後者ではムヒョクに手当してもらうところが象徴的。それに前者では、直接的にはユンを助けて怪我するわけだけどその原因となったのは(お互い気付かないままだったけど)ムヒョクだったんですよね.ユン(ジョン・ギョンホ)が後半になってウザい奴になったのがちょっと残念だったんですが最初から自覚がないだけで本当はウンチェが好き感は溢れていたし元々恵まれた環境にあり母親ともベタベタ状態のお坊ちゃまに描かれていたのであんな風に壊れるのももっともだと思えたし何より最終回で明かされた“事実”によりストンと納得行ったのでした。壊れるしかなかったってところもあるけど、何より意識的に壊れてみせたんだろうなって感じで…ユンと母親の過剰なまでのベタベタぶりには引いたし幾ら家族関係を重視する韓国であっても、あれじゃ幾ら何でも…という気もしてたのでそこのところもまたストンと納得行きました。こんなところも伏線にしてたなんて、さすがだなという感じです。ラストはやはり泣けました。いや、もう、ラーメンのシーンで涙が出てきて後はもう泣きっ放し。ムヒョクの母親が結局は悪い人ではなかった、という結末は賛否両論かなあ…という気もしなくもないけど…でも、復讐は無駄だったということが彼の唯一の救いになったんだろうからあれで良かったんでしょうね。愛の正反対は無関心。ムヒョクは愛することと憎むこと、両方の感情で母親を精一杯愛したと言えるのでしょう。その分、ウンチェの父親が悪役になってしまったけど(^^;)結局は彼は娘の決断により報いを受けたのですよね。でも、ウンチェはそんな父親の罪をも引き受けて「報いは私が受けます」と言い残したわけで男女と親子と色んな“愛”を描き、一つの答を出した物語だと言えるのかも。*機会があったら一話ずつの感想も書いてみたいと思っています☆トラックバックは何がなんだか…ひじゅに館へお願いします☆http://yakkunchi.blog90.fc2.com/tb.php/730-670f89d8☆応援クリック、よろしくお願い致します☆ にほんブログ村☆ドラマ&映画感想は「REVIEWの部屋」に纏めてあります☆
2012.09.16
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evil(悪)の反対はlive(生きる)―DVDを大人借り(笑)その代り非常に駆け足で鑑賞したので細かい点が把握できてないと思いますがそれなりに感銘を受けたので、ちょこっと感想を書いてみます。ちなみに、これをリメイクした同タイトルの日本ドラマは未見です。機会があったら観てみたいと思います。☆☆☆ネタバレあり☆☆☆『復活』のスタッフ&主役による復讐物としか聞いてなかったのでサイコメトラーが出てきたのには少しビックリしました(笑)『復活』との大きな違いは>サイコメトラーの存在は別としてあちらは主人公が復讐をする物語であるのに対しこちらは主人公が復讐される側であるということです。共通しているのは復讐者が死んだと思わせて実は生きていたことと他人に成りすましているという点でしょうか。↑あ、復讐する側とされる側とW主人公ではあるんですが一応、分かりやすくするためにこう書きました。タロットカード聖書の言葉ロダンの地獄門サイコメトラー…等のおどろおどろしい、もしくは神秘的な要素が散りばめられ“魔王”のタイトルにふさわしい暗くて謎めいた物語が進行していきます。とはいえ、その復讐者は最初からイカニモそれらしく登場するので彼の正体が明かされるくだりは別に意外性も何もないんですけど(^^;)その代わり、実は苦しんでいる彼の内面が少しずつ露わになっていきます。ここは賛否両論かな。いや、一般的には「賛」かも。「恨」の国@韓国においては、こここそ重要なのかもしれず大いに「賛」かも。でも、私的には最後まで復讐者にはクールでいてほしかった気もします。最善か否かはわからないけど>多分「否」(笑)復讐者は自分で直接手を下すのではなく、他の人間の心を巧みに動かします。そして、問題の事件に関わった人々を殺させます。その後、弁護士という自分の表の顔を利用して無罪に導いてやります。アフターケアも怠りない(笑)というだけでなく、自分の兄を殺しながら無罪になった主人公に逆の立場を思い知らせるのです。凄く効果的な復讐に仕方だな、と感心したし>するなよ反面、これって自分をもまた逆の立場に置くことになるので当然ながら彼の心には葛藤が生まれてくるわけですからここが面白いな、と思いました。サイコメトラーの女性との淡い恋愛も絡んだりして主人公を含めて三角関係の要素も加わったりしてそこのところは韓ドラらしいと言えるかな(笑)彼女がサイコメトラーであるという設定は物語に雰囲気と動きを加えてはいるけれどそれほど大きな意味合いはなかったような気もしました>スミマセンスミマセンその能力までもが復讐者により操られて警察がミスリードされている…というくだりは面白いと思ったのだけど。でも、個人的には彼と主人公の、まさに表裏一体という感じの関係性をもっと深く描いてほしかったかな。女性を間に入れることでそうしようとしたのだろうけどやはり恋愛が絡んでしまうと、そっちに重きが行ってしまう気がして…ラストでは、色々な事が繰り返される…というオチが興味深かったです。場所も同じだし揉み合っていて弾みで…というのも同じだし彼女が駆けつけて死体を見つけるのも同じです。つまりは鏡面ということなのでしょう。こういう終わり方は凄く好きです。感動どころは、復讐者が主人公の肩に頭をもたれて亡くなっていたこと。まるで兄と弟の様に…だから、この2人の内面のぶつかり合いをもっと強調して描いてほしかったなあ。いきなり話は逸れますが冒頭で殺された少年のカバンから沢山の薄荷飴が零れ落ちたところ復讐を開始した彼の弟が一つ一つをクリアする毎に薄荷飴を食べるところに映画『ペパーミント・キャンディ』を思い出しました。失われてしまった幸福だった頃の思い出…それを象徴するものとして、この甘くて辛い飴が登場するところが似ています。最後、薄荷飴を口にすることができなかった復讐者彼はトンネルを抜けることができたんでしょうか?2007年/韓国監督:パク・チャンホン脚本:キム・ジウ出演:オム・テウン(カン・オス)、チュ・ジフン(オ・スンハ)、シン・ミナ(ソ・へイン)☆トラックバックは何がなんだか…ひじゅに館へお願いします☆http://yakkunchi.blog90.fc2.com/tb.php/424-c32e7f81クリックしてね♪(3つも多過ぎ?) にほんブログ村 人気ブログランキングへ 人気BLOGRANK☆ドラマや映画の感想は「REVIEWの部屋」に纏めてあります☆やっくんち 【送料無料】【セール特価】 ★BOXポイントUP★魔王 DVD-BOX 1価格:15,120円(税込、送料別) 【送料無料】魔王 オリジナル・サウンドトラック価格:2,835円(税込、送料別)
2012.01.03
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『人魚物語/Mermaid Story』2007年/韓国 全4話演出:ヤン・ウォンモ脚本:キム・ドウ出演:ソ・ヨンヒ(スイン)、キム・ナムジン(ミンソク)イ・ジヒョン(ミナ)、カン・シニル(カン刑事)、チェ・グォン(イ刑事)キム・ジョンナン(スヒョン)、チョン・ドンファン(ナム教授)★ ★ ★ ★ ★ ★ ★「誰もが予想できない意外な結末」という宣伝文句につられて観ちゃいました。【ネタバレあり】観てみたら「予想できる結末」でした。でしたけど…何か流れはイマイチでした>スミマセンスミマセンいきなり一年後、次には三年後と、年月が飛んでしまうのも一因かも。出逢いから結婚を考慮するようになる迄と結婚して子供もできて落ち着く迄と無理のない期間を起きたかったのかもしれないけど(笑)でも、ちょっと緊張感が緩んでしまいますよね。もっとジェットコースター展開でも良かった気がするんだけどなあ…。で、それだけ年月が経っているのに、最初の頃に語られた時々意識を失うというスインの症状が、その後は全く出てこないというのもナンダカナ…という気もします。勿論それは、真犯人は夫なのか妻なのか…と互いに疑心暗鬼になるよう、話を持っていくためなんだろうな、とは思うのだけどでも、そうするには、スインが事件の夜の記憶を失っていなければならないんじゃ…?なのに、しっかり覚えていましたいよね。そして事件そのものも、例えば、もうひとつの人格が殺人を行い、元の人格は全く認識していなかった…とかいう真相だったら面白かったかも?少なくとも、子供時代のトラウマ話との辻褄は合いますよね。最後がメロドラマチックな結末になってしまったのも難だなあ…まあ、ここは好みによると思いますけれど。それと、ミナがもっと妖艶で、いかにも人を惹き付けずにはおかないような不思議な魅力を持つ女性だったら説得力あったのになあ…え、そのつもりだった?>スミマセンスミマセン彼女が単に悪女みたいな印象で終わってしまったのも物足りなかったかも。「二十歳の時の教授と三十歳の時のあなたと…」みたいな言い方でミンソクに悪態をついていましたけれど、彼女が本当に愛していたのは教授だけだった、みたいな事実が隠れていたのならもっと深みがあって面白かったかもしれないのになあ…教授との愛が、あんな形で壊れてしまったことが彼女の心の傷となりそのために男性遍歴が始まった…とかね。え、そう描いたつもりなのに伝わらなかったのかって?>スミマセンスミマセンそれにしても、スインが夫に子供を託す時に「鼻がよく詰まるけれど器具を使うのは嫌がるので口で吸い取ってやっていた。あなたにも出来るわよね」みたいなことを言う台詞は妙に現実的だなあ、と思ってしまいました(^^;)ラストで人魚が聴診器を持っていたところは切ないというか哀れを感じました。クリックしてね♪(3つも多過ぎ?) ドラマ&映画感想は「REVIEWの部屋」に色々置いてあります人魚物語 DVD-BOX(DVD) ◆20%OFF! 春の日のクマは好きですか?(DVD) ◆20%OFF!お子さん、ワンちゃん、大事な人の健康管理に本格的な聴診器!ファミリースコープ(ピンク)
2010.02.04
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30代キャリア・ウーマンのラブコメディ。年齢設定から『わたしの名前はキム・サムスン』を思い出させる。なので、ちょこっと比較してみようかと思う>悪趣味?サムスンはちょうど30歳。太めで特に美人というわけではない>キュートだけど3年付き合った恋人がいた。ロマンチックな思い出もあれば、浮気されて苦しんだこともあり、最終的には冷たく振られてしまい…つまり、恋愛のワンセットを経験済み。タルジャは少し上の33歳。ルックスはかなり良く、モテないのが不思議なくらい。でも、恋愛経験ゼロ。仕事は出来るけど、男性に関しては少女趣味で脳内お花畑の人。共通するのは、2人とも言動が結構オバサンになってるところと(笑)恋に落ちる相手が27歳の男性だということ。“恋人のふりをする”というシチュエーションから始まったこと。相手役に関して言うと―サムスンの相手のジノンは、前の恋人に突然去られ3年の間苦しんでいた。前の恋人は年月が互いの絆に影響することはないと信じてそうしたわけだけれど、結局のところジノンはサムスンを選んでしまった。タルジャの相手のテボンは、やはり3年付き合った恋人がいたけれど、とっくに別れていて、もう未練はなく渡米したタルジャを2年の間待ち続けた。―何だかアンチテーゼっぽくて面白い。サムスンのことは、このへんで忘れて>ぇ最初にタルジャが付き合い始めるものの、友達に移行するセドだけどプレイボーイという設定なのにカッコ良くないのは何故?というのが最初に抱いた疑問(笑)でも、その後ソンジュに翻弄されて三枚目になっていくから、あれで良かったのかも。そのソンジェは、シンジャ@『初恋』と同じ女優さんだ。あちらではブ○でウザイ女の子という印象だったけど>こらこちらではクールな大人の女って感じでカッコイイ。中身はかなり屈折していて、凄く良いところもあればウザイところもある。あ、ウザイところに共通点が>こらこらタルジャが「運命の人」と思いこむキジュンは、やはり色々なドラマでお馴染みの人。あんまりカッコイイとは思えないんだけど>こら高学歴で高収入で上品で…という、タルジャの理想の男性像には上手くハマっている。潔癖症らしきところは嫌だったけど(笑)でも、何が嫌かって、彼の元妻ほど嫌なキャラはなかったなあ>私的に当て付けっぽく自殺を図るところなんて、マジで怖い女だよね(^^;)その後も何だか粘着質っぽい行動に出るし。最後は自立できたようで良かったけど、キジュンとの仲が復活してたらちょっと嫌。私が観たのはTV版なので、そこがカットされていたのかもしれないから気になる(笑)テボンの母親も最初は凄い嫌なキャラだったんだけどね。父親に同情してしまい、彼の方を責めるテボンが不思議なくらいだった。でも、終盤では良い人になっていて良かった。タルジャ母との確執が解消されるのが、あっという間だったけどでも、そこをあまり引きずられるのも難だしね。引きずるといえば、テボン&キジュンとタルジャの三角関係をもっと引きずると思っていたのに案外早くテボンとの恋愛が成立してしまったよね。まあ、ドロドロ展開にならない分、良かったけど。でも、その分、テボンの元恋人を登場させたのかもね。まあ、こちらもドロドロ一歩手前で解消されて良かったけど(笑)そういえば、最初は借金に追われているかと思われたテボンが実は金融業をしているお祖父さんに家に帰るよう強制されていたのだったというオチも拍子抜けではあったけど、まあこれもメンドクサイ展開にならなくて良かったかもな。やはり、あくまでもコメディであってほしいから。後半になって妙にシリアスに、涙涙の展開になると、ちょい辛い。最後は全てハッピーエンド。いや、人生は続いていくもので、ハッピーエンドというものはない―というのがドラマ的結論だったな。『キム・サムスン』も、ちょっと似た終わり方だった。やはり、うら若きヒロインではないのが、こういうところに生きていると思う。御伽噺そのままに「めでたしめでたし」とはならない方が素敵だ。とはいえ、全ては幸福な方向に向いて終わった。テボンもタルジャも夢を叶え、テボンの元恋人やキジュンの元妻は勿論テボンのクライアントだった夫妻の娘さんや東大門(?)で働いているテボンの友人やソンジュを悩ませた上司の娘でタレント志望の女の子等、忘れかけてたキャラ達まで全員、頑張っている様子が出てきて嬉しい。ところで、テボン役のイ・ミンギ。これが初見なんだけど、ルックス的にかなり好みっす(笑)ちょっとブッキラボウな感じの話し方も初々しくてカワイイ。☆キャスト、スタッフ及びNG集の動画はHPやっくんちに載せました☆ドラマ&映画レビュー、K-POP歌詞訳、イラストetc.あります♪☆やっくんち☆クリックしてね♪◇人気映画・TVBLOG◇DVD タルジャの春 ビジュアル・オリジナル・サウンドトラックDVD【最大半額決算セール!】 タルジャの春 インターナショナル・ヴァージョン DVD-BOX 1(DVD) ◆25...【最大半額決算セール!】 タルジャの春 インターナショナル・ヴァージョン DVD-BOX 2(DVD) ◆25...
2009.02.19
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『弁護士たち』 2005年 韓国 (全16話)タイトルから、いわゆる職業物だと思っていたのですが、ちょっと違いました。弁護士事務所に持ち込まれる色々な事件を描くものではなく、ヒロインの人生を変えることとなった事件に、上手い具合に弁護士が絡む物語です。凄く面白い、とまでは行かなかったんだけどツマラナイと言ってしまうには忍びないかな(笑)まあまあ観られたかな…という感じ>何様最初に「あれっ?」と思うのはタイトルバックと本編とではジュヒとハヨンの髪形が違う、という点です。それによって印象が少なからず変わっているので、何故このままなのか不思議です。もしかして、ジュヒに関しては、『火の鳥』での悪女イメージを払拭しようと、タイトルバック撮影後に髪を切ったのかも???次に「おおっ!」と思ったのは、ジョンホを演じるキム・サンギョン。映画『殺人の追憶』のキム・サンギョンとは同名異人!?だと誤解してしまいました。だって、だって、『殺人…』ではシャープな雰囲気でカッコ良かったのに~!>こらこらこらで、ドラマですが―医者の娘で音大生、苦労知らずのお嬢様ヒロイン@ジュヒが弁護士の卵ソッキと婚約し、まさに幸福の絶頂にあった時に、突然の事故で両親を亡くし、妹は半身不随になり、借金を背負い、ソッキには去られる…という「これでもか」というくらいの不幸に襲われるところから始まります。そして5年後―苦労し続けのジュヒは、初登場時の溌剌とした雰囲気はなくなりしっかり者だけど臆病で、大人しく地味な女性に変わってしまっています。そのくらいの変化はおかしくない経験をしてきたわけですけれど、あまりにも感情を押し殺しているので、何かちょっぴり愚鈍な印象も受けてしまって感情移入し難いものがありました>ススススミマセンスミマセンそんな彼女を放っておけなくて色々と気に掛けてくれる上司がジョンホなのですがその割には散々こき使ってるじゃん!?という感じも>ぉジョンホはブラック化してしまったソッキと対照を成す弁護士という役割なので、正義・熱意・温かさ・優しさ…といったホワイト属性を有しているはずなんですが仕事の上ではそう言えるかもしれないけど、家庭の方は全く顧みないで妻を精神的に追い詰めてしまっています。しかも妻からの離婚要求にも耳を貸しません。どうせいっちゅーんじゃ!?って感じです(^^;)二面性を描いているのかというと、どうもそうでもない様子です。世間体のためというよりも、結婚は全うすべしという責任感や律儀さのせいみたいでやっぱ、あくまでもジョンホ=ホワイトにしているように思えます。そのためジュヒへの思いも押さえていてドロドロ不倫劇にはならないので良いですが。最後は、ジュヒの両親の事故の件で罪悪感を抱いている妻が離婚を強行しジョンホを解放してくれるので綺麗な終わり方と言えば言えるけど…美味しいとこ取りという気もしなくもなくも…ソッキの方は濃い顔立ちがブラック化が似合うんですけど、意外に詰めが甘かったりして、ちょっと中途半端かも?>ぉまあ、最後は悔い改めてヒロインとゴールインとなるだろうからな、と甘い気持ちで観ていたんですけどね。でも、ホワイト・ジョンホには敵わなかったというか>ぇだから、ああいう最後を迎えるしか手はなかったのだと思うと気の毒でもあります。ちょっとトホホな顛末だった気はするのですが。ハヨンは凄い悪女になりうると思ったんだけど、良い人側で終わってしまいました。いや、彼女がブラック面に落ちてしまったらドロドロ展開は必至だったので、そういう意味では、これで良かったのですけど>私的にはでも、ドラマ的に言うと、ちょい描き足りないキャラだったかな、と思います。トミーは可愛かったです。これまたトホホな感じはしなくもなかったんだけど>ぉ何か、登場人物全員が、そこはかとなく頭悪そうに見え…>こらこらこらラストシーンは、よく分からなかったっす。あの人、捕まったんじゃなかったっけ?まだまだ戦いは続く、ってことなんでしょうけど…それだとソッキの行いが無駄に終わったみたいで気の毒過ぎ。彼が残してくれた資料で、相手の息の根を止められるので待っているのは最後の戦い、ということでOK?まあ、それでジョンホが再びこの事件に関わり、解決させることで検事時代からの彼の重荷も解消するわけですしソッキへの恨みを解消し、妹が元気になることで解放もされたジュヒと結ばれてメデタシメデタシ…という真の結末が待っていると脳内補完しておきましょう。ドラマ&映画感想は「REVIEWの部屋」から行けます☆やっくんち☆クリックしておくれやす◇人気映画・TVBLOG◇ 弁護士たち~あなたに捧げる罪~ DVD-BOX(DVD) ◆20%OFF!■送料無料■V.A CD 【「弁護士たち」オリジナル・サウンドトラック】08/9/17発売殺人の追憶
2008.11.30
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評判は聞いていたけど、これほど面白いとは思わなかった。 韓国の女優さんって、とにかく細いってイメージがあるけど、我らがサムスンは太め。年齢も30歳と、ラブストーリーにしては年齢が上。韓ドラって初恋を実らせる話が多いけど、サムスンが頑張るのは二度目の恋。恋人をオッパ(お兄さん)と呼ぶお国柄だけど、恋の相手は年下。しかもマッチョなイメージが強い韓国俳優の中ではヒョロッとしたタイプ。そこで黙るな!もっとちゃんと言うことは言え!とイライラするドラマが多い中でサムスンは本音を言いに押しかける。カワイ子ちゃんじゃない。とってもオバサン。オバサン過ぎて、ちょいウザイかも…と思える瞬間もないわけじゃなかったけど>ぉ全体的にはとても素敵で共感溢れるヒロインだな。スープ(テンジャンチゲ?)にご飯を入れ、キムチの汁をドバっと入れたものとか大きなボールにご飯とキムチとコチュジャンを入れ、グチャグチャに掻き回したものとか人によっては「ひええ」と思いそうな食べ方をしているのも共感できるなあ>ぉ手に職を持っているというのが、また素敵だと思う。それも、パティシエというのが、実に程良いと思う。ブランド・スーツを着て颯爽と歩いてたらイメージに合わないし(笑)ひとりで携わる仕事であるところや、粉まみれになったり重いものを持ったり、力仕事であるところや、技術とセンスが必要な仕事であるところや、そして出来上がるのは美しい甘いお菓子であるところなどが。韓ドラらしいのは四角関係になるところだけど(あ、サムスンの元彼もいるから六角関係くらいになるのかな?)変に意地悪な人がいないのでホッとする。。ヘンリーなんて、良い人過ぎるくらいだったもの。ヒジンも良い人だけど…サムシク@ジノンが愛した人だから、性悪女じゃなくて良かったと思うのだけど…それでも、何となく好きになれないなかった>私だけ?若くて美人で小柄で華奢で…サムスンと正反対のタイプというのがドラマ的には面白い。サムシクの元から一旦去ったのも、納得いく理由ではあったしね。でも少しばかり思い込みが激し過ぎるのかなあ…それだけ純粋ってことなのだろうけど。何か、意外とサムシク自身の気持ちを考えてあげてない、みたいな>言い過ぎ?それはともかく、彼女が“理想的な恋人”タイプだろうとは思える。そんな彼女からサムスンに心を移したサムシクはアッパレだ>ぉていうか、サムスンといると楽しい…という彼の気持ちはとてもよく分かる。嵐の山でサムスンを先回りしていたサムシクには感動してしまったよ。結婚の許しが出ないまま終わってしまうのは、物足りない気もしたけどそこがリアルで良いのかもしれない。お姉さんや元彼の件も結論は出ないままだし、サムシク母の秘書は突然海外に旅立ってしまうし、色んな事が、あえて結論付けないまま終わってしまうのは人生はずっと続いていくということや、だから前向きに歩いていこうというメッセージが込められていたのかな?ともかく、あの豚のぬいぐるみが欲しい!と思ったのは私だけではないはず(笑)各話のタイトルが面白かったのでHPの方に載せておきます。 配役etc.も。☆やっくんち☆クリックしてね◇人気映画・TVBLOG◇「韓国人気ドラマ」私の名前はキム・サムスン、人形 27cm★9%OFF★私の名前はキム・サムスンDVD-BOX1【送料無料/代引手数料無料】【リボ払いCP】【送料...■送料無料■オリジナル・サウンドトラック■CD+DVD【私の名前はキム・サムスン】■'06/7/5発売
2008.11.19
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「妓生の一番の友が何か分かるか?」「お酒ですか?愛ですか?芸ですか?」「いや…苦痛だ」16世紀に実在した妓生(キーセン)の物語―初めて観た韓国の時代劇は『チャングム(大長今)』でしたが、その華やかな宮中の様子には目を奪われました。この『ファン・ジニ』は、妓生の世界とあって、さらに華やかで色っぽいです。『チャングム』では三つ編みにした髪を頭の周りにぐるっと回した髪形オンリーでしたが、こちらは非対称が基本らしく、髪を頭の片側に大きく結い上げています。そこに大きな簪を挿すので、アクセントというよりも、黒いキャンバスの上に描かれた花の絵のようです。そうした表面の煌びやかさに負けない、強い眼差しを持つハ・ジウォン。以前から目力のある彼女の美しさが好きで、こっそりジウォンたんと呼んでたんですが(笑)この作品に関しては、ちょっと怖くて呼べません>ぉ斜に構えた、冷たい目つきが何とも素敵です>ミーハーそんな彼女の目の強さと美しさが、よく生かされた物語だったと思います。そして、その目が最後には柔らかく優しくなっていくのが見どころかと思います。母親の意向で寺に預けられたチニが、偶然見かけた宴での舞に心を奪われ自分も舞い手になりたいとの願いを抱くようになるところから始まります。どんなに引き離しても、どんな障害があっても、彼女の中の才能が彼女を導いたのでしょうね。思えば『チャングム』も、復讐譚やラブストーリーも含まれてはいたけれど、中心となっていたのはチャングムの料理や医術に対する情熱でした。『ファン・ジニ』においては、舞ですね。時代劇で、主役は女性なのに、求道的な物語になっているのが興味深いです。でも、希望通り教房に入ることができたチニが、まず直面しなければならなかったのは妓生として生きることの辛さや悲しさでした。舞に音楽に詩歌にと、あらゆる芸や教養が要求されるのに、身分は低く、人間扱いされず、娼婦としての役割も果たさなければならない…誇りや希望もあるだろうし、優越感を齎す部分もあるだろうし、かつ絶望も伴う世界です。チニのように芸を追及したい者もいれば、生活の手段のためにこの道を選んだ者もいますがこの女性として最も辛い部分をもクリアしなければ、一人前の妓生にはなれません。その時期の象徴としてチニの同期であるソムソムの悲劇が描かれます。チニもまた恋をします。口では悪態をつきながらも、盲目の母親の前に立って石を蹴ってどかしながら歩く本当は心根の優しい可愛いチニですから、お坊ちゃま@ウノが魅かれるのも理解できます。ただ、ウノはいかにも甘く線が細くて、頼りないなあと思っちゃったんですが>スミマセンスミマセン苦難の世界に生きているチニだから、そんな彼にホッとするものを感じたのかもしれません。その恋はあっけなく消え、チニは喪失感と、2人の逃避行の邪魔をしたペンムへの恨みを杖に何年間かを過ごした後今度はジョンハンに出逢います。最初はウノの面影を彼に求めていたわけですが、そういう気持ち、分かる気がします。実際に似ている部分もあっただろうし、似ていてほしいという無意識の願いもあっただろうし、彼に魅かれていく自分の心を受け入れ難くて、言い訳のような気持ちもあったでしょう。最終的にウノに貰った指輪を捨て、ジョンハンへの愛に生きる決意をするんですけど、事件があったとはいえ、ウノの時と同じ選択=駆け落ちを選ぶことになるのも因縁めいていますよね。他にも色々な愛の形がありました。母ヒョングムと父、母ヒョングムとオムス、タンシムとピョクケス、タンシムとトクパルペンムとソン長官も…チニとムミョンもありましたね。私的にはムミョンが一番カッコイイと思ってたんだけど、都合の良い男扱いで悲しかったっす>ぇでも、そうした人間ドラマが語られた後で、結局のところ、チニは舞を選ぶんですよね。私はてっきり、ジョンハンとハッピーエンドだと思っていました>単純ジョンハンは自分の子供を殺してしまった重荷に一生苦しむことになるのでしょうか?ま、それがあるからピョクケスがタンシムの子供を引き取るという結果を招いたのだと思うけど。そうしたものを全て後にして、舞一筋に進むチニはカッコイイです。後にしたというよりも、経験した全ての事柄や感情を舞に昇華させたというわけですよね。ペンムの死も、チニの血肉になっていると思います。チニに恨まれても仕方ない行為もあったけれど、それは妓生としての宿命を嫌というほど知っているからであり、そんな中で、ペンムなりの舞を追求してきたからですよね。ピョクケスに啖呵を切るペンムはカッコ良かったです。最後の舞は美しかったです。ペンムの死にも泣きましたが、チニの舞にも泣けました。質素な服装で演奏もなく踊る…ドラマ的には盛り上がるシーンだけれど、実際に視聴してどうなのか…と思ってたら、マジで感動してしまいました。ペンムも超えられなかったものをチニは超えたのですよね。だから、終盤はちょっと哲学めいた話になっていったのも納得できます。そして最後の最後に辿り着いたのが、市場で、庶民達と一緒になって、明るい笑顔を浮かべて踊る姿だった…というのが何とも感動的でした。おお、メヒャンやプヨンに言及する間がなかった(笑)メヒャンとペンムの友情&ライバル関係が、プヨンとチニの関係に重なっていきましたが最後にはそれをも、チニは超えていきましたね。『ファン・ジニ』2006年/韓国 全24話演出:キム・チョルギュ脚本:ユン・ソンジュ出演:ハ・ジウォン(チニ)、キム・ヨンエ(ペンム)、キム・ボヨン(メヒャン) チョン・ミソン(ヒョングム)、ワン・ビンナ(プヨン)、チャン・グンソク(ウノ) キム・ジェウォン(ジョンハン)、イ・シファン(ムミョン)、リュ・テジュン(ピョクケス) チョ・ソンハ(オムス)、イ・イネ(タンシム)、チョン・ギョンマン(クムチュン)映画&ドラマ感想は「REVIEWの部屋」から行けます。イラストやK-POP歌詞訳も。☆やっくんち☆クリックしてもらえると嬉しいっす。◇人気映画・TVBLOG◇ 【DVD】ファン・ジニ 完全版 DVD-BOX 1/ハ・ジウォン 永遠の愛を誓った指輪 ファン・ジニ公式オリジナル七宝リング■送料無料■韓国ドラマ サウンドトラック CD+DVD【ファン・ジニ】 08/2/20発売
2008.10.05
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2004年 韓国 / 全16話演出:チャン・ギホン、イ・ミンチョル脚本:パク・ヨンソン出演:キム・ヒョンジュ(Missキム)、チ・ジニ(パク君)、パク・コニョン(ヨンフン)、キム・ソニョン(ウギョン)、ポン・テギュ(ボンギュ)キム・スヒョン(ジニ)、シン・グ(大家さん)、ヨ・ウンゲ(大家さん妻)ソン・ジル(ミノ)、チョ・ウンスク(ジヒ)* * * * * * *“三度の法則”1:新聞は読み終わったら窓拭きに使ってリサイクルに2:冷蔵庫の利用は1日3回3:便器の水は3人使ってから流す「この世で一番簡単で難しいことは…寝起きすること。一生懸命働いた人はぐっすり眠れる。そして朝も目覚めがいい。そういう人が金持ちになる」(by大家さん)チョンホ様@『チャングム』がハジケちゃった!…という印象のドラマでした>ぇヒロインのMissキムが結婚式をドタキャンされる、という悲劇から始まるのですがその時点では、婚約者のヨンフンと、ドタキャンの原因となる女性ウギョンの方に感情移入してしまいました。だってMissキムは物質主義というか、かなり現実家の女性で結婚に向けて節約することを優先し、ヨンフンの夢を無視する形になっていましたから。だからヨンフンが、自分の夢を叶えてくれるというウギョンの方に心が動いてもそれは仕方ないよな…いや、むしろ当然だよな、と思えてしまいました。まあ、その夢を叶えることにも、お金がかかるワケでウギョンは、お金でヨンフンを買ったと言えなくもないワケでそこのところは皮肉なんですけど(^^;)でも、セレブでデキル女でもあるウギョンは恐らく今迄、本音で人と向き合うという経験が乏しかったのだろうと思われますから自然体のヨンフンに強く魅かれていったのは、凄くよく分かります。彼女のヨンフンへの思いは純粋な愛と言えたのだと思います、この時点では。その愛を手に入れるために彼女が用いた手段は結局、お金だったワケでこれまた皮肉なんですけど(^^;)そして結婚式当日、ウェディングドレスを身に纏ったMissキムが受け取ったのはあまりにもアッサリした文面の別れの手紙でした。そんな窮状から抜け出すのに、カメラマンのパク君と駆け落ちを演じるというのが面白いやら悲しいやら…で、そのパク君は破産し投獄された父親に代わり、多額の借金を背負っている身でどこまでも、お金が大きく絡んでくる物語なのでした。10億稼ぐために奮闘するMissキム&パク君。2人が奇想天外なアイディアで成功していく痛快な展開を期待していましたが最初に始めたのは花屋だし、次は屋台だし…意外に堅実というか、現実的でした。それでも、ユーモアがあって、爽やかさもあって、なかなか面白かったです。Missキムは最初は地味な印象を受けたのですが、回を追うごとに可愛く見えてきました。現実家より理想化タイプの方がドラマとしては魅力的に見えるもの>少なくとも私的にはでも、現実に立ち向かう彼女の一生懸命さが、どんどん良い感じに心に迫ってきました。飾り気がないところが好印象だし、自分の家庭を持つことを夢見るところがいじらしいしそれでいてデザインの方面に実は才能がある、というところが素敵ですよね。パク君は、理想の男とさえ思えたチョンホ様とは全然違って、頼りなくて情けない奴で、ルックス的にもあまり素敵に思えないんですが>ドラマ内ではイケメン設定だけどやはり、段々と魅力的に見えてきました。なかなか表情が豊かで、コメディセンスがあると思います。ただ、何かを始めて順調にいったかと思うと邪魔が入ってぶち壊され…というパターンでその背後にウギョンがいる…というのがナンダカナ…だったですね。う~ん、無理にウギョンを悪人にしなくても良いのに…って感じで。結局、彼女は犯罪者になって終わりだもんなあ…(――;)ヨンフンにしても、後になって本当に好きなのはMissキムだと気付くのは良いのですがウギョンに目を眩まされたのは、あくまでも物質的な理由だったという結論はなあ…もうちょっと、感情というか愛情が絡んでいてほしかったなあ…でも、それじゃ綺麗事になっちゃうかな?湿っぽくなって、コメディ向きではなくなっちゃうでしょうかね?ところで、私的には、顔もキャラもヨンフンの方が好みです、えへへ。脇役も充実してました。ポンギュとミノの運転手(つーか子分)が特に好きでした。運転手は最初は全く台詞がなく、でも佇まいが面白く、かつイケメンさんでした。それで好評だったのか、後半はちょっとハジケ過ぎちゃった気もしますけど(笑)出番は少なかったけど、大家さんは大好きな役者さんです。大家さんの奥さんは『チャングム』で私の好きなキャラ上位に入るチョン尚官で違う役柄で見ることが出来て嬉しかったです。まあ、最後はMissキムのサクセスストーリーで上手く纏まったと思います。ヨンフンも貯金を投資したことで夢に向かって旅立つことが出来たし大家さんまで儲かったしお金で解決しちゃったのが最後まで皮肉が効いてて良かったかも。それでいて一番情けなかったパク君は写真の腕を認められて成功してバランス取れていて面白かったです。映画&ドラマ感想は「REVIEWの部屋」に置いてあります☆やっくんち☆クリックしてもらえると嬉しいです◇人気映画・TVBLOG◇波乱万丈~Missキムの10億作り~DVD-BOX (9枚組+特典DISC) 日本語字幕版[KI]チ・ジニ短編ドラマBOX (DVD2枚組)■送料無料+10%OFF■イ・ドンゴン(韓国) DVD【勝手にしやがれDVD-BOX】 07/2/23発売
2008.07.13
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2005年 韓国 (全24話)演出:パク・チャンホン、チョン・チャングン脚本:キム・ジウ出演:オム・テウン(ハウン=ガンヒョク/シンヒョク) ハン・ジミン(ウナ)、コ・ジュウォン(ジヌ)、ソ・イヒョン(ガンジュ) コ・ミョンファン(スチョル)、イ・デヨン(班長)、カン・シニル(ウナ父) イ・ジョンギル(インチョル)、ソヌ・ウンスク(母)、アン・ネサン(父) キ・ジュボン(サングク)、キム・ガブス(テジュン)、キム・ギュチョル(ドンチャン)キム・ユンソク(ゴンミョン)、イ・ドンギュ(ヒス)、チョ・ジェワン(アン秘書)* * * * * * *一般的には、韓国の映画やドラマというとラブストーリーというイメージが強いようですが何よりも復讐譚が多いよなあ…と、私的には思います。しかも、その復讐の仕方が容赦ないというか(笑)中途半端なところで改心して終わるという日本の似非(?)ヒューマニズムと異なりきっちり完遂するところにも大きな特徴があると思います。そう、この『復活』も復讐が大きなテーマとなっています。豪雨の中、血まみれの子供を抱えて歩く不審な男―という、インパクトあるシーンから始まります。その子供が、大人になってから物語は本格的に始まるので、そこまでの成長過程は預けられた家の娘と戯れる姿で簡単に語られるだけなのですが、その少年時代の笑い声が非常にショボいというか、ナサケナイ感じで>こらこらかなりテンション下がってしまいますが、そこで諦めてはいけません>ぉ大人になってからの主人公@ハウンを演じるオム・テウンがとても良いです。これまた韓国モノというと、イケメン俳優が多いというイメージが強いと思うんですがテウン氏はイケメンとは言い難く、さりとて不細工というわけでもなく、とっても普通です>ぇその普通さが庶民的で親しみがあって良い感じに表れるところもあれば、意外にもクールで、ひょっとしてイケメン?という印象を受けるところもあります。やはり、演技力の賜物なんでしょうな。侮れませんぜ、オム・テウン!ハウンと、その双生児の弟シンヒョクと、一人二役を演じているのですがしっかり別人に見えるところが凄いです。双生児(もしくは、そっくりな赤の他人)を同じ俳優が演じるのは定番ですけど髪型や服装が違うだけで、どう見ても同一人物…という場合が多いですよね。実際に同一人物なんだから当たり前なんですけど(笑)でも、テウン氏は兄と弟で雰囲気を全く変えていて、本当に2人の人間がいるようでした。顔立ちは似てるけど…いや、時には顔も違って見えました。―以下は、かなりネタバレになるのでご注意下さい―ハウンはシンヒョクになりすますことになるんですが、表面的にはシニョクなんだけど、素の顔はハウンで、計画を巡らすところ等は両方がミックスされて、また違う雰囲気を醸し出しているのです。まさに兄弟揃って復讐に取り掛かっているという感じで、ホロリときたりして(笑)また、ラストでも、全てを終えた後で振り返る顔がまた、今迄のどれとも違うんです。いやあ、絶賛しちまうぜ、オム・テウン!噂によると、最初はソ・ジソプにオファーが行ったものの入隊で流れてしまったとか…ジソプだとまた違った魅力が出たとは思うものの、今となってはテウン氏以外の『復活』は考えられませんな。他も個性的なキャラばかりで、サスペンス抜きにしても群像劇として十分面白かったと思います。ウナ役のハン・ジミンは『オールイン』、『チャングムの誓い』等も観ましたがこの『復活』が最高に可愛いかも。大きな目と、いかにも清純そうな佇まいが、とても魅力的です。ファッション・センスは置いとくとして>ぉガンジュは、また違う綺麗さがあって素敵でした。キャラ的には最初、ウザイ女と溜息をつき>こらこら途中、彼女を駒にして真相に迫っていくのかな、と思える展開になってきて好感を持ちそれを過ぎると、またウザくなってきて、トホホでした>スミマセンスミマセンジヌはテウン氏のアンチテーゼみたいな甘い二枚目で>こらこらウナを好きになるところ等からしても、もっと目立つ存在であるべきだと思うのですが何故か地味に終わってしまいましたね。おやぢキャラ達が活躍し過ぎちゃったんでしょうか?(笑)ウナ絡みなだけに、彼が出てくるとラブストーリー部分を広げなければならないのであくまでもサスペンスで行くために省いたんでしょうか?そそそそれとも、私が観たのはカットされたバージョンだったりして???おやぢキャラ達は皆、良い味出してましたね。悪役トリオは、それぞれ不気味さやふてぶてしさや、その中にふと見える弱さを上手く表現していたと思います。私的にはヒスを息子と知った時のテジュンが、ひとりになってから微笑むところが、初めて人間味が窺えて良い印象を受けました。ウナ父は素っ頓狂だけど優しいところが可愛かったし、班長は温かさが好きでした。熱い刑事仲間スチョル&ドンインも、癒し系アン秘書も、皆好きだったなあ。ヒスとゴンミョン@ポップコーン探偵は、裏があるのかと登場後しばらく疑っていましたがそれぞれ情のある人物で、可愛いし、ハウンと友情が芽生えるところが良かったです。まあ、ヒスは最後の行為が難でしたけど(^^;)でも、最悪の結果にならなかったことと、ハウンが彼を庇ったこととで友情は続いていくのだな、と思えてホッとしました。キャラ達に触れるだけで長い文章になっちゃいます(笑)復讐譚はスマートに完遂。ハウンの死に終わらなかったところにホッとしました。それでも、多くの人を巻き添えにし、悲しみや傷を残したのも事実だから安易なハッピーエンドにしなかったところも良かったと思います。最後の彼を、死への旅路につく姿だと解釈する向きもあるらしいのですが私は逆だと受け取っています。最後に映った二羽の鳥は亡くなった実父とシンヒョクを表しているのだそうです。ハウンを死に導くためでなく、生きていくよう温かく見送ってくれたのだと思いたいです。タイトルの『復活』は、子供時代、シンヒョクに化けた時、そしてラストそれぞれのハウン=ガンヒョクを表しているのでしょう。映画&ドラマ感想は「REVIEW」イラストは「GALLERY」☆やっくんち☆クリックしてもらえると嬉しいっす◇人気映画・TVBLOG◇ 復活 BOX-I / オム・テウン 復活 BOX-II / オム・テウン【ポイント3倍★7日am9:59迄】UHM TAEWOONG in 済州島~オム・テウンのプライベートバイクツー...
2008.07.06
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原題:『青い魚』 / 2007年 韓国演出:キム・スリョン脚本:ク・ソンギョン出演:パク・ジョンチョル(イ・ヒョヌ)、コ・ソヨン(チョン・ウンス) リュ・テジュン(パク・ドンヒョク)、パク・ハンビョル(カン・ユンジョン) ユ・ジュヒ(ウネ)、キム・ヨジン(ウンス叔母)、アン・ジョンフン(ジョンホ)* * * * * * *太平洋の奥底に青い魚がいるそうだ深い海の底に住むその魚は目が見えないため時に 種類の違う魚と恋に落ちてしまうその魚は愛する魚がお腹を空かせば水面に上がり 釣り針にかかった餌を取り寒い時は心臓を取り出し温めてやるんだそれだけじゃない―死んだ後も体から青い光を放ち愛する魚が暗い海で迷わぬよう 安全な場所へ導いてやるんだ僕は君の青い道しるべになりたかった体から青い光を放ち 安全で平和な場所へ君を導く青い魚に…う~ん…何というか…こういうのを典型的メロドラマというのかな…と定義もよく知らないくせに思ってしまいましたです>ぉコ・ソヨンといえば、シム・ウナと並び評される韓国の美人女優ですが…確かに顔立ちは綺麗なのですが…何か野暮ったい>スミマセンスミマセン服装のセンスと相まって、これはかなり古い作品なのでは…と思っていました。だから全体的に古臭いのは仕方ないな…と。そしたら、まだごく最近のものと分かり、ちょっとビックリ>スミマセンスミマセンオーストラリアに住むヒロイン@ウンスは韓国の叔母の元を訪ねた際、ヒョヌという青年と運命的な出逢いを果たします。意味あったんかい!?と思えるような自動車事故をきっかけに近付くことになる2人。これまた、意味あったんかい!?とツッコミたくなるような暗闇恐怖症によって2人はさらに接近し、やがて愛し合うようになります。婚約までした2人なのに、思わぬ形で引き裂かれ…というところは定番の流れなのですが、別れさせるために互いの親が仕掛けた嘘が実にトンデモナイものでありまして(笑)そんな嘘をつかせた、そもそもの真相が―最終回まで引っ張った甲斐も虚しく―インパクトが弱まってしまったような気がします>私だけ?その真相とは韓国の歴史が関係したもので、当時は正しいとされていたものが覆され、正義の側にあった者が悪に落ちるという皮肉なものなので、ここのとこ、もっと掘り下げてみても良かったのになあ…と思いました。まあ、これがあまりにも重い事情なので、これからの親同士の付き合いは精神的にキツイものがあるよなあ…とハッピーエンドにも幾分の苦味が残るところが興味深いと言えば言えるかなあ。韓ドラ定番の四角関係もあります。ヒョヌの幼馴染みのユンジョンと、ウンスの夫となるドンヒョクの2人が絡みます。ユンジョンは甘さと健康的な明るさを重ね持った美人で、ソヨンより私好みかも>ぉ一応、2人を引き裂く嘘に関わりはするんですけど、その後はむしろ味方になり都合良く使われるキャラになっちゃってて、ちょい不憫でした。ドンヒョクは最初は特にどうとも思わなかったので>ぇウンスと結婚にまで至ってしまったところは、ちょいビックリでした。冷徹で計算高い男のようだったのにウンスに関しては嫉妬深く激情的になるのですが、その際、目が赤くなるところが演技的になかなか良かったと思います。一番印象に強く残っているのは、怒って花瓶を払い落とすシーンで、その花瓶が宙に浮いた瞬間、既に粉々になって割れていたことです>ぉぃドンヒョクはそうやって嫉妬に狂うばかりの役回りで、それは全面的にウンスのせいなのに、彼ばかりが悪役になっていて気の毒でした。前半は妙に几帳面なところが変人扱いだったし、後半はストーカーになっちゃったし、最終的に殺人教唆を疑われて…これで彼が警察に捕まって終わりだったら幾ら何でも酷過ぎですよね。とはいえ、あの結末で良かったかどうかも疑問ですが(^^;)つーか、真犯人はそいつかい…(^^;;)引っ張っといてそれかい…って感じで(^^;;;)で、その事件を経てドンヒョクはいきなり穏やかな人になって、予定調和で身を引きます。あまりにも惨めな彼の姿に「ウンスよ、彼について行きなさい!言われるままに別れるのは女じゃないぞ」と思ってしまった私でした(笑)ウンスの妹のウネが一番好感持てたかも>あまり活躍はしなかったけど顔はあまり好みではないけど>こらこらっ食事シーンでいつも遠慮なくパクパク食べてたところが良かったな>そこかい韓ドラ&映画感想は「REVIEW」、イラストは「GALLERY」に置いてあります☆やっくんち☆◇人気映画・TVBLOG◇ ブルー・フィッシュ DVD-BOX(DVD) ◆20%OFF!<サンソンカード CF>コ・ソヨンスターイルピアス【2.5割引】【お一人様1個限り】フィッシュベッド パロッティ ブルーフィッシュ【税込2950円...
2008.06.01
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『Love Story in Harvard』2004年 韓国演出:イ・ジャンス脚本:チェ・ワンギュ出演:キム・レウォン(キム・ヒョヌ)、キム・テヒ(イ・スイン)、イ・ジョンジン(ホン・ジョンミン)、キム・ミン(ユ・ジナ)、イ・ユクサン(イ・ヨング)、フランク・ゴーシン(ケインズ教授)、イ・チャム(ジェイソン)☆ ★ ☆ ★ ☆ ★ ☆タイトルがダサいなあ、と最初はあまり乗りませんでした>こらこらしかも冒頭で、タイトルのハーバードに対抗するように「大韓民国を背負って立つ」とか何とか豪語するキム・レオンにちょっと引いたりして(笑)でも、観初めるにつれ面白くなってきました。学園モノというのは魅かれるものがありますね。明るさや爽やかさや、一生懸命さや前途の希望…といったものが感じられるからかな。ハーバードのロースクールに通う韓国人青年ヒョヌと勉学の上でも恋愛の上でもライバルとなるジョンミン、そして医学生スインの物語です。最初に大層なことを言いながら英語もイマイチで予習もはかどらないヒョヌですが演じているのがキム・レウォンだからか、おっとりしていて嫌味がありません。少しばかりもどかしさは感じたけれど、次第に優秀さを発揮していく様が頼もしいです。ラブストーリーとしては特に新鮮味はないのですけれど、舞台が外国なのと、ヒョヌが手がける裁判と絡めているところが面白かったです。残念なことに後半は韓国に戻ってしまうし、ストーリーもパターン化してしまいましたが。ケインズ教授がキュートだったので、もっと出番が多ければ良かったのにな(笑)スイン@キム・テヒは綺麗で、気が強そうで素敵です。いかにも貧乏そうで、ちょっと卑屈な雰囲気もありましたけど>ぇそれが一生懸命肩肘張って生きている感じを出していて、いじらしくなります。ジョンミンには心を開かなかったのに、ヒョヌとはすぐ恋に落ちちゃって何だよ、夢のためにストイックになってると思ってたのに、結局好みの問題かよ!?と、拍子抜けっぽくもありました>こらこらまあ、レストランに連れていってくれるジョンミンよりも一緒にボランティアしてくれるヒョヌの方が分が良いよなあ…あのタイプには>ぇ後半に入ると、イマイチっぽい部分が多くはなってきました。外国と学校という2つの要素が、ある種のファンタジー性をもたらしていたのに対し韓国が舞台になると途端に現実に戻ってしまった、と言えるのかも?特に病気ネタが入ってくると、またかよ…って気持ちになっちゃうしなあ(^^;)前半後半とひとりずつ、ライバルとなりそうな女性が登場することはするのですが全く敵にもならないままフェードアウトしてしまいました。ユ・ジナは最後まで頑張ったけど、かき回しキャラ以上の存在にはなれなかったし。やっぱ、スインが美し過ぎるからかしら?ジョンミン@イ・ジョンジンはクールな中に人の好さが滲み出ていましたね。それがシーンによって効果的だったりイマイチだったりしました。ヒョヌの父親への確執も曖昧なまま終わっちゃった気がします。はっ、それはもしやカットのせい?最終的には、“本当は良い人”ってところが生かされていたので全体的に見て、あのキャラで正解だったのだと思います。でも、彼ひとり終始報われない愛に苦しみ、最後は自分を犠牲にするという何とも気の毒な役回りだったのはナンダカナ…という気がしなくもなくもなくもなく…(略それで実質的には彼が主人公だった…と思えるような終わり方ならともかくもあくまでも脇のまま。あくまでも都合良く動かされる存在で終わっちゃったところが、何とも気の毒でした。彼が去った後、ヒョヌ&スインが赤ちゃんを抱いて能天気に笑う写真で終わるというのは何なんだあ!?という気がしなくもなくもなくもなく…(略でも、まあハッピーエンドですから。ああ良かった…と爽やかな気持ちだけ残しておきましょう>ぉ映画&ドラマ感想は「REVIEWの部屋」☆やっくんち☆◇人気映画・TVBLOG◇ラブストーリーインハーバード 小説[KI]ラブストーリー イン ハーバード OST (CD+DVD)ラブストーリー・イン・ハーバード 完全版 DVD-BOX I(DVD) ◆20%OFF!
2008.05.14
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『スマイルアゲイン』2006年 / 韓国 全20話演出:ホン・ソンチャン脚本:ユン・ソンヒ出演:キム・ヒソン(オ・ダニ)、イ・ドンゴン(パン・ハジン)、ユン・セア(チェ・ユガン)、 イ・ジヌク(ユン・ジェミョン)、イム・チェム(オ・ジュンマン)、 キム・ボヨン(サラ・チョン)、ホン・ジヨン(オ・ユンギョ)エンディング・テーマ:『できないこと』(ウ・ソンミン)* * * * * * *ちょうど観終わったところ、ちょこっと検索してみたら8話から脚本家変更とのこと。うう~ん、納得>ぇ『サンドゥ学校へ行こう』『パリの恋人』『勝手にしやがれ』…etc.私の中では“爽やか系ハンサムなのに何故か振られ役”というイメージのイ・ドンゴン。本人も新境地開拓を図ったのか、この作品はちょっと違う彼の姿が楽しめます。最初は高校時代>韓ドラの法則ドンゴン演じるハジン始め、主要キャラの簡単な説明文がマンガみたいに出てきたりして明るい学園コメディの趣で始まります。『ウッチャッサ』(韓国のお笑い番組)のコント『親切なヒョンスさん』のキム・ミンスとヤン・サンヒョプがクラスメート役で出てたのが嬉しかったな。あまり目立たなかったけど。そんな中、孤児院育ちの貧しいハジンは大学に行く資金欲しさに、ヒロイン@ダニに敵愾心を抱く金持ちの息子の依頼を受け、彼女を騙そうとするのですが本当の恋に落ちてしまいます。そこまでは、割とよくあるシチュエーション。これで改心して純なラブストーリーになるか、冷たい野心家の青年として歩むか…その2つが予想されるパターンですが、何と彼は、別の女性@ユガンと駆け落ちしてしまうのです。ちょっと、ここは予想外。個人的に、第1話はイマイチ乗らなかったのですがこの展開に、ちょっと興味が湧いて観続けることができました。進学どころか、犯罪にも手を染め、転落していくハジン。愛してもいない女性のために自分の人生を犠牲にするハジン。彼のお金で留学までし、上昇していくユガンと、彼女のヒモ化していくハジン。一方、高校時代は軽い接触しかなかったジェミョンは、その頃からスターでその後プロ野球選手となり栄光の道を歩んでいたのですが、試合中の怪我により挫折してしまいます。ハジンは、そんな彼に近付き、親友のふりをして取り入り、野心を満たそうとします。ピカレスク・ロマンの趣です。この辺は暗いのだけど、ダニが登場すると画面が明るくなり元のコメディ・タッチが戻ってくるのが救いでした。でも、そんな彼女にも色々な試練が降りかかります。暗く傷ついた人々が微笑みを取り戻していく物語なのかな、と思いました。まあ、大まかに言えばそうなんですけど(笑)そこまでシリアスでもなかったかな。やはり主流はラブストーリーです。全体に地味な雰囲気があるのと>私だけ?あまりにも偶然が重なるところは、ちょっと難だなあ…と思います。スイスに全員が揃っちゃうところとか、帰国後、全員が同じ職場になっちゃうところとか。ジェミョン父の過去、ハジン母の死の真相、ユガンの父の行動、ユガンが取り入るサラの過去、ダニの母の正体…etc.最初の方で、それらの一部を強調する描き方をしておけば一貫性が出たと思うのですが伏線が効いてなかった…というより、全てが後付けっぽい印象でした。だから、途中で脚本家が変わったという噂に大きく頷いてしまいました>ぉどうせなら、ハジンをもっと悪人に描いても良かったような気がします。何となく中途半端だったなあ…。悪どさから言ったらユガンの方が上だったし(^^;)彼女が最終的には良い人になっちゃったのは、まあ“お約束”なんでしょうね。と言いつつ、彼女が不幸になる結末だったら後味が悪かったろうとは思います。ただ、彼女のために人生を棒に振ったハジンなのに、一時的には怒りを表しても別れただけで恨みは残さず、むしろ心配したりして気遣ってて歯がゆいというか…そんなん綺麗過ぎるんとちゃう?という感じはしました。まあ、腐れ縁というか(笑)、ある種の愛情は持っているんだろうなあ…とは思いますが。ジェミョンとの仲も、もうちょい深く描いても良かったなあ。最後はジェミョンが助けに走ったし、同じ職場のままハッピーエンドだから2人の間にも真の友情が成立したのだろう…と脳内補完はしましたが(笑)ジェミョンは夢に挫折し、ソフトボール部の監督という新たな夢も断たれ、ハジンに裏切られ、ダニとの恋に破れ、父親に失望し…全く踏んだり蹴ったりの人生だったので、彼のフォローももっとしてやってほしかったな。最初は彼の方が素朴で純情で良い感じでしたし、後半も思った程ブラック化しなかったし(笑)ソフトボール部のメンバーも個性派揃いなのに、そこも生かせてなかったですね。終盤は背景扱いだったし。ここもまた、脚本家交代による路線変更なんでしょうか?―ちょっと苦言過ぎ?まあ、全体的には面白く観ることができました。ラストにはまんまと騙されましたし(笑)ダニが何度もハジンに裏切られても、最後の時は(くっついたり離れたり展開がまだ続くのかい…と一瞬ツッコミを入れてしまったけど)それをハジンの芝居と見抜き、動じない強さを見せてくれたのが良かったと思います。キム・ヒソンは、とってもキュートでした。清楚なイメージはそのままに、男勝りで気が強いスポーツウーマンを生き生きと演じていて彼女もまた新境地開拓ですな。ところで、「ダニ」と呼ばれてるにも関わらず、字幕は「ダンヒ」と書かれてたんだけどやっぱ語呂がマズイからかしら(笑)REVIEWの部屋に映画やドラマの感想色々あります☆やっくんち☆◇人気映画・TVBLOG◇■送料無料■サウンドトラック CD【スマイル アゲイン】 07/11/21発売●全国基本送料無料!スマイルアゲイン DVD-BOX韓流スター/スペシャル・トークDVD :イ・ドンゴン
2007.10.21
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原題『Open Ended』1999年 韓国脚本:ソン・ジナ演出:イ・ガンフン、キム・ジョンヒョク出演:イ・ミヌ、イ・ミヨン、キム・ヒョンジャ* * * * * * *僕は、あなたを愛したことはありませんだから、心配しないでイ・ミヌ(神話メンバーに非ず)の泣き笑い顔のアップで終わるのはいかがなものか>ぉ…と言いつつ、観ている私も似たような泣き笑い顔になっているのでありました。以前に感想を書いた『ひまわり』、『メッセージ』と同じ“恋をテーマに様々な人生模様を描いたオムニバス・ドラマ”の一作です。前の二作に比べるとキャストも舞台も物語も非常に地味ですし、難病&死という韓ドラの法則を、まんま取り上げていながらも物語そのものは淡々と進み、決して激しいラブ・ストーリーには発展しないところなど、ドラマより、むしろ映画に近い雰囲気を持っていると思います。サンホは建築を学ぶ学生で、休みに郷里の済州島に帰ると、廃屋になっている古い家に少しずつ手を入れています。父は既に亡く、母親が食堂を経営しているのですが気が強く意地っ張りで口の悪い彼女とは、素直に話ができない状態のようです。そんな彼が偶然に出会った年上女性チャヨンは、末期癌のため恋人(既婚者)に別れを告げ、死に場所を求めている途中でした。自分には明日という日はないので、やれることは今日するしかない…と言ってチャヨンはサンホの家の改築を手伝うようになります。サンホを演じるイ・ミヌは『天国の子供たち』でお馴染みですけれど、あのドラマでの役柄は三枚目で、あまり若くないイメージでしたよね>スミマセンこちらのサンホ役は全く逆で、純朴で真面目な大学生です。イケメンとは言い難いものの>スミマセンスミマセン雰囲気が良いし、なかなかカワイイです。てゆーかね、黒を基調とした帽子、ジャケット、カーゴ・パンツという出で立ちがどうしてもどうしてもウリオッパ(Moon Hee Jun)を思い出させるのですわ。おまけに入隊直前という設定だし。ラスト・シーンには軍服を着ているし。…もう、これだけで冷静には観られませんっ>ぉ勿論、顔も雰囲気も違いますけどね。 (←ここ強調「あんたの所から見たら、私の姿は滑稽かい?」「もうすぐ若い娘さんが、そっちに行くってさ。順番どおりにいかないもんだね」「うちのサンホが初めて惚れた相手なんだ、よろしく頼むよ」サンホに入隊通知が届いた時、母親が海辺で亡夫に語りかける姿に泣けます。“open ended”というのは建築学の専門用語で空間の終わりを新たな空間の始まりにする―家の構造からすれば最後の空間が新たな空間の始まりになる―と、ドラマの中で説明されています。建築の真髄は壁や屋根にあるのでなくて、中の空間にある―とも。サンホはチャヨンに「愛している」とは決して言いません。死ぬ時、そばにいてほしい…という彼女の願いに答え、2人して海辺に行きますが彼女が息を引き取る瞬間は描かれません。次の瞬間、場面は変わり、軍服姿のサンホがタクシーを降りて、家に帰ってきます。恐らく2年後、除隊した姿でしょう。家の空間に、チャヨンの記憶は確かに存在していて、サンホは前述の台詞を呟きます。先日観た『セクシーボイスアンドロボ』第1話にも通じるものがありますね。私は、こういうテーマに弱いようです。☆やっくんち☆◇人気映画・TVBLOG◇韓流ドラマ「ラブストーリー」DVD-BOX天国の子供たち DVD-BOX(DVD) ◆20%OFF!純愛中毒{LEE#Byung‐hun#コレクターズBOX}
2007.04.16
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1999年、韓国演出:イ・ガンフン、キム・ジョンヒョク脚本:ソン・ジナ出演:イ・ビョンホン、イ・スンヨン、キム・ソナ、チョン・ユソク “恋をテーマに様々な人生模様を描いたオムニバス・ドラマ”全8作の内の第一弾だそうです。前にレビューを書いた『メッセージ』は同シリーズの第二弾で、そのためラスト近くにソン・スンホンがチラリと出演しています。でもって、本作ですが…まずは、ネタバレ注意!ってことで * * * * * * * * * *ラブストーリーというよりもサスペンス・ドラマです。一言で言うとストーカー事件。でも、芯にあるのは心の病気。酒乱の父親から虐待を受けるという、辛い子供時代のトラウマからヒロイン@スンヒは男性不信に陥っています。彼女にアプローチしてくるテソン@ビョンビョンにも最初っから仏頂面。マトモに顔も見てやりません。何て勿体ない!…と、ファンの声が聞こえてきそう(^^;)彼女の職業は地下駐車場の料金係なのですが、周囲に人がいない場所なのに勤めているのは若い女性ばかりで、制服はミニスカ。これって、どーよ?どーなのよ?彼女の趣味はネットでサスペンス小説を書くこと>BEST3に入る人気サイト対人関係は拒否しながらも、自分の内面を表現したいという欲求はあるってことですよね。ストーカーによる不気味な出来事が起こり始めてから―それも明らかに、相手は彼女の部屋に侵入してるし、どこかに監視カメラも仕掛けてるという状況なのに―逃げるよう忠告する友達の言葉も無視して、彼女は立ち向かっていくことを決意します。ガス・ピストルまで用意して。だから本当は、とても前向きで、精神力のある女性なんですよね。テソンは同じビルにある日本料理店で働く板前さん。板前コスプレをした二枚目俳優ではなく、本当に板前に見えます>さすが演技派料理を運ぶ女性に持ち方を注意したり、喫煙している後輩を怒ったりするエピは彼の少々度を越した潔癖性と、もう一方の激しすぎる人格をもしかしたら表しているのかもしれないけれど、「料理人たるもの、こうでなくては!」と、思いっきり肯定して観てしまいます。昼はハンバーガー、夜はコンビニで買ったキムパプとコーヒー牛乳…という食生活のスンヒに、自分が作ったお弁当を強引に渡すところはちょびっと引く部分はあるけど、大いに感心もしたりして(笑)私だったら有難く頂いちゃうところなんだけど>ぉ…そんな女だったら、テソンは関心を持ったりはしないんだろうなあ(遠い目)そんな彼が実はストーカー本人だった…というのは、すぐ分かっちゃうのですが問題は、そこじゃないのよ。そんな彼は実は二重人格だった…という真相も、意外性を狙ったものではなくそれに葛藤するビョンビョンの演技を堪能すべきなのよ。2つの人格は、行動だけを見ると、善と悪とにハッキリ分かれてるけれど心の部分は、それだけの単純なものではないと思います。寂しさを湛えた白テソンは、何か脆いものが感じられたし攻撃的な黒テソンは、白テソンへの歪んだ愛情が動機となっている様子でした。それにしても、黒テソンったら怪力!彼に疑惑を持ったヨンウンを襲うシーン、階段から突き落とすだけでも恐いのに、頭上高く抱えあげちゃうなんて…ひょえ~!「夢だったんだ。好きな人と一緒に自分の家のテーブルでご飯食べて、TV観て、音楽聴いて…つまらない夢かな?」はにかむテソンが可愛い。そして悲しい。「それってただの普通の暮らしでしょ」クールに言い放つスンヒ。ツンデレならまだしも、ツンツンかよ。つまり彼も彼女も心の傷に苦しんでる同士だった、ってことですよね。だから、テソンがそんな状態に陥った原因や今までもどんな形で苦しんできたのかという過去の逸話をほんのちょっと描いてくれてたら、もっと深く感動できる作品になってたでしょう。そこが、ちょっと惜しいかな…。「信じてくれたら僕もまともになれたかもしれない」彼女を救うために自殺を選んだテソン…最後に見せた微笑は、むしろ彼が救われた瞬間だったとも言えるのかもしれません。彼を信じてあげられなかったスンヒ…生き残った彼女は、これから先、罪悪感や後悔の念を抱き続けることになるのでしょうか?それとも彼の微笑が、彼女の心も救ったのでしょうか?「ヨンジュは、ひまわりを見るたびに深い悲しみを覚えるのだった。密集した種を囲んで不細工な花びらを無防備にさらす姿が、太陽だけに付いてまわる、そのだらっとした素直さがヨンジュは悲しかった」↑スンヒの小説の一節が、実は一番印象的でした。☆やっくんち☆◇人気映画・TVBLOG◇イ・ビョンホン スペシャルドラマDVD-BOX(DVD) ◆20%OFF!●送料無料!プチプチで丁寧梱包します。ラブストーリー DVD-BOX VOL1韓国プラチナマガジン(Vol.6)
2006.12.03
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1999年、韓国演出:イン・ガンフン、キム・ジョンヒョク脚本:ソン・ジナ、イ・ジナ出演:ソン・スンホン、チェ・ジウ、チャ・スンウォン 一言で言えば、プレイボーイが純愛に目覚める物語―よくある題材ではあるけど、なかなか面白かった。バックに韓国語のバラードが流れると、それだけで許しちゃおうって気にもなるし>ぉ今も忘れられない亡き恋人の面影を求めている…と、女心に取り入って一ヶ月だけの恋愛関係を楽しむチュンソン。歯が浮くような台詞で格好つけた別れを演出する彼の姿から物語は始まる。だから最初は「何だよコイツ」ってカンジなんだけど(笑)先輩インギと交換したポケベルに、インギ宛てのメッセージが届いたことからチュンソンの心に変化が生じ始める。メッセージの主はインギの元カノ@ミンジョン。「一日三食、ちゃんと食べて」ストレス解消を兼ねて料理するようにとのメッセージに促されて本当に料理を始めちゃうチュンソンが、ちょっと可愛い。映画『イルマーレ』でスパゲッティを作るシーンを思い出した。それからというもの、彼女からのメッセージを楽しみにするチュンソン。…何て単純なヤツ(笑)新しい彼女へヨンとのデートに、ミンジョンが所属する劇団のお芝居を観に行って、子供向けの内容に呆れるへヨンを尻目に、結構マジでハマってるチュンソン。…何か憎めないヤツ(^^)そして今度は自分が、彼女にメッセージを送り始める。マナーが身についてる男は、それだけ女性に慣れてるから要注意―前の彼女の話を始めるような男からは、すぐに立ち去った方が良い―洗練された女性になるには髪と靴に気を使うこと―さすがプレイボーイ。何故か彼女が気になって仕方がない状態から、一途にインギを思う健気さに感情移入するようになり、やがてインギへの嫉妬心も芽生え始める。しかも、ナンパは大得意だったはずなのに、彼女に近づこうとすると、途端に気弱で不器用になる。そうした心の動きが面白かった。演じるスンホンッシが、いかにもスレた感じの遊び人タイプではなく、基本的に真面目そうなイメージがあるから良いんだよね。ミンジョンの方は、プライドがないわけでもなく、ブリッコしてるわけでもなく忘れられなくて恋しくて、メッセージを送らずにはいられなかった。…ああ、そういう気持ちは分かるよお。ある日、思い切って会いに行ったら、彼の顔を見ても何も感じない自分に気付いた。ただ、もうメッセージを送る相手がいなくなったことに寂しさを感じる。…ああ、そういう感覚も分かるよお。と、同じ女として共感できるキャラなのが、また良かった。おまけに、プレイボーイとしての先輩であり師匠でもあるインギが、女性を引っ掛ける手段として用いていた「本当に愛していた恋人の死」は真実だった…というオチも良い。彼とヘヨンが付き合うことになった、というオマケもね。所々、背後にワザとらしい男女の姿が映る。互いにじっと見つめ合ってたり…もう一組のカップルと鉢合わせして、何やら揉めてたり…狂言回しってやつ?最後の最後、ミンジョンが待つ店に駆けつけたチュンソンの前に黙って立ってるへヨン。彼女もまた象徴?(本当言うと、ここらへんの意味合いはよく分からなかった ←アホ)でもってラスト。受話器越しの会話から、直接顔を合わせての会話に変わる寸前でThe Endってとこがちょっと洒落てたんじゃないかな(^^)ミンジョン@チェ・ジウが付けてた、りんごのペンダントが可愛い。***追記***これは全8作のオムニバス・ドラマの一作で、それぞれ次の作品の出演者がチラリと顔を出してるのが、話題の一つだと後で知った。だから、上記の女性はヘヨンでなく、もしかしたらソン・ユナさんだったかも!?あ~、真面目に観てない証拠だわ。スミマセンスミマセン☆やっくんち☆◇人気映画・TVBLOG◇『メッセージ』DVDラブストーリー DVD-BOX VOL.1ソン・スンホン モバイルセットB(画面カットシール+液晶クリーナーストラップ )
2006.11.27
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