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2023.08.16
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2023/08/16/水曜日/突然の雨、時々晴れ


今月初め、山からの帰り道、 大村博士 の生家を中心とした一角を訪ねた。生家の敷地内にある手入れの行き届いた小庭が美しい。



この土地は釜無川の南側。地名に 神山 とあるように小高い山の中腹で、東に眺望があれば富士山が良い角度で見られる。

北西遠くには堅固な岩山の上に開けた 韮崎市街 が見える。


大村博士の生家は堅牢な、質素な、力強い、しかし細部においては繊細な、清潔な構えであり、このような在所に産声を上げ、成長する人の人間の容れ物とその精神的内容をあらためて感得させる。


お母さまは、結婚後も暫くは小学校教員を務められたのち家庭に入った。大村少年はその母によって学ぶことの大切さを教えられ育ったろう。


農家の後を継ぐつもりだったが父から進学を勧められ、地元の山梨大学に進学し東京で夜間学校の教職に就いたのが、そのキャリアのスタートだ。



夜間学校では真剣に学ぶ就労学生の姿に刺激され、改めて学び直しを決心し、教師、大学院生と研究の日々を過ごした。

教えるものと学ぶもの、医師と病人、それは一対を為す。その良い影響が双方を癒し、伸ばす。




この母屋で、大村博士によるセミナーが何度か持たれたそうだ。まさに寺子屋だ。

母屋に面して直ぐに蔵が隣接している。母屋とのバランスで言えば蔵は大きく思われる。


静謐な空間でまことに好ましい。



蔵は改装されて、宿泊可能な貸室スペースとなっている。



内装は民藝運動に連なる意匠と家具。日本のスタンダードな暮らしの目指す方向はこれなのでは無いかと思う。


生家から徒歩3分ほどに大村博士のミュージアム


美術館は大村博士に関わるメモリアルと収集あるいは贈呈された、あるいは女子美大との関わりで購入した絵画や彫刻焼き物などの展示と企画展のコーナーからなる。

大村博士が土に親しみ育ったこと、高校大学でスキーに没頭したこと。その好奇心と体力によって土壌の細菌採集、研究実験がやがてノーベルプライズナー辿る道となっていく様が具にわかる。

一方で芸術と民藝を楽しまれている様子も


美術館と道を挟んでお蕎麦屋さんと温泉。

あと清潔な宿と図書館とワインバーがあれば申し分ない^ - ^のだが。





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最終更新日  2023.08.16 10:55:28
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