ニーハオ中国

ニーハオ中国

2008/06/12
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カテゴリ: 考えごと・所感
今日新聞を見たら、
福田首相に対する問責決議案とかいうのが
可決されたという記事が出ていた。

これを見て、夫が以前にふと漏らしたセリフを
思い出した。

中国は共産党一党独裁で大変だね、ってつばめが言うと、
夫、

「だけど日本の政治家は、何がなんだか分からないうちに
 コロコロ変わって、大変だね」

と言ったのだ。

そう言われてみれば、確かにそうかも。

首相になっても、野党やらマスコミやらに
もみくちゃに攻撃され、
何の成果もあげないうちに
なんだかしょうもないスキャンダルで
どこかに消えてしまうとかいうことが
日本ではままある。

どうせ短命なんだったら、
長い目で見て、国の将来なんて
考えても仕方がない。
今を何とか乗り切って、
みんなの機嫌を損ねないようにすることが
最優先になったりする。

だから年金問題も、健康保険の問題も、
財源不足・消費税の問題も、
ずーーっと前から言われながら、
ずーーーっと先延ばしにされて
今日まで来た。
もう問題が表面化して、
どうしようもなくなってから
どうにかしようとすることになる。

その点、中国は「こうすべき」と政策が決まったら
即実行できる政治形態になっている。
一党独裁だから、何でもし放題、と
批判する向きも多いが、
なにせ超長期政権。
長い目で国の将来を考えた施策が打てる
というメリットもあるような気がする。

それに中国共産党も馬鹿ではない。
国の運営についてはそれなりに真剣に考えているし、
ある意味、日本よりいい線行ってるのでは?
と思うこともある。

日本人の中には、
独裁政権に弾圧されて生きなければならない中国人は
かわいそう、などと同情して、
そんな政治形態を変えるべきだ、なんて
おせっかいなことを考える人もいるようだが、
私が見る限り、当の中国人はそれなりに
現在の共産党の国家運営に満足している人が多いように見える。
そりゃ、文革の時代を生きてきた人々からすれば、
今の中国の状況は天国みたいに感じられるのかもしれないけど!?

あれあれ、いつのまにか中国の話になってしまいました。

福田首相に対する問責決議案は、
法的拘束力もなく、
結局与党の多い衆議院では
「首相信任決議」が可決されたので、
実質的には意味なし、でしたね。
福田首相に精神的ダメージを与えるのが
目的だったのでしょうか。

日本の首相は、
あちこちからの攻撃で
いろんな精神ダメージを受けながら
政治運営を行わなくちゃならなくて
本当に大変ですね。
攻撃をかわすのにエネルギーの大半を使ってしまうから、
大したことができずに退陣することになってしまうのでしょうか。

日本の首相よ、
自由な発言の許される国で
政治をするのも苦労が多いことと
同情いたします。





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Last updated  2008/06/13 11:22:56 AM
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