ニーハオ中国

ニーハオ中国

2008/11/22
XML
カテゴリ: 出産
妊娠中からずっと考えていたにもかかわらず、
結局チビちゃんの名前は決まらないままで
出産の日を迎えた我が家。

夫と義父は「ウシン」が気に入っていましたが、
つばめは日本名でもおかしくない名前がいいということで、
結局だれに最終決定権があるのかあいまいなまま、
チビちゃんが出てきてしまいました。

しかし出てきたからには名前をつけてあげなくてはいけません。
退院時に病院で「出産医学証明」を発行してもらうにあたっては、
子供の名前が必要です。
夫はつばめに遠慮してか、名前のことは言い出さないので、
つばめからこの話題を持ち出しました。

「ねぇ、子供の名前、どうする?」

と聞くと、夫、あいまいな返事。
でもその態度から「ウシン」にしたいことは
分かりました。

出産翌日、義父が来たので、

「ウシンの他にもっといい名前の候補はありますか」

と聞くと、「あるよ」と言って、
ウシンの前に候補に挙がっていた
「テンユウ」とか「テンポウ」とかの
名前を挙げてくれました。
結局、ウシンよりいい名前は思いつかなかった模様。

日本名でも中国名でも通用して、
しかも家族みんなが気に入る名前というのは、
なかなかないものだ。
つばめも、自分で「これが絶対いい!」という
名前の候補があるわけではない。
日本名でも通用するほうがいいけど、
子供は中国で育つのだから、もし日本名と中国名
どちらを重視するかというと、
中国名としていい名前というのを優先するのが
いいだろうと、理性ではそう思っている。

ただ、夫や義父が名前を決めて、
つばめに名前の決定権がないことが悲しかった。
また、子供の名前を完全な中国名にすることは、
子供を完全に中国人として育てるという
夫や義父の意思表示のようで、
子供が半分日本人の血を引いていることを
無視されたような気がしていたのだが、
義父や夫にそんな気持ちがないのはいうまでもない。
ただ、中国人だから、中国の名前しか
思いつかないだけなのだ。

「別にウシンでなくてもいいよ、テンユウでもテンポウでも、
名前は記号に過ぎないんだから。子供が元気に育ってくれれば
それでいい」

という義父の言葉には、つばめへの精一杯の
譲歩の気持ちが込められている。

実際、「ウシン」という名前は、義父の説明を聞くと
とてもいい名前のようで、つばめも最初は違和感が
あったのだが、慣れてみると結構かわいい名前かも、
という気もしてきた。

それで、入院中のベッドで一晩考えたうえで、

「名前、ウシンにする?」

と言うと、夫、

「退院したら、おいしいもの何でもおごるよ」

とうれしそうに言った。

中国の日本大使館に問い合わせたところ、
実は、日本名と中国名、全く違う名前をつけても
戸籍登録はできるそうです。
つまり中国名「ウシン」、日本名「タロウ」でも
いいわけです。
ただ、お勧めはしませんとは言われました。
「(夫の姓)+ウシン」と「(つばめの姓)+タロウ」が
同一人物であることを証明するのが難しくなりますものね。

つばめも、一時は日本名として別の名前を
独自につけようかと考えましたが、
結局、中国名の漢字を日本読みして
「ウシン」で、日本の市役所に出生届を提出しました。

ところで「ウシン」って漢字でどう書くのかって?
・・・それは秘密です(笑)。

↓生後16日目のチビちゃん





お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう

Last updated  2008/12/11 01:34:49 PM
コメント(4) | コメントを書く


【毎日開催】
15記事にいいね!で1ポイント
10秒滞在
いいね! -- / --
おめでとうございます!
ミッションを達成しました。
※「ポイントを獲得する」ボタンを押すと広告が表示されます。
x
X

Profile

つばめ@北京

つばめ@北京

Comments

つばめ@北京 @ Re[1]:北京空港で娘が出迎えてくれた(09/07) ひまわりさんへ コメントありがとうござい…

Keyword Search

▼キーワード検索

Favorite Blog

ホンコンスターオー… ホンコンスターオーさん

© Rakuten Group, Inc.
X
Create a Mobile Website
スマートフォン版を閲覧 | PC版を閲覧
Share by: