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2019.08.31
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カテゴリ: 雑記
アンパンマンが、嫌いでした。

いかにも子供向けな派手な色使いとフォルム、敵を殴るし頭渡すし暴力的!
キャラクターものなら、ムーミンとかにして!
と、思っていました。

でも、ご多分に漏れず、うちの娘は2歳をすぎてから、アンパンマンにドはまり。
寝ても覚めてもアンパンマン。
「そんなに好きなら…」と増えていくアンパンマングッズ。
「こどもなら、アンパンマン好きでしょう?」といただくことも多い。

部屋にはアンパンマンのポスターが貼ってあり、アンパンマンの指人形が転がり、おしゃべり図鑑からアンパンマンの声が繰り返される。たくさんのアンパンマンのおもちゃ、絵本もアンパンマン、見るテレビもアンパンマン。


最近、「プリンセス」「プリキュア」を保育園のお友達から徐々に知って行っている娘。
あと数ヶ月で、4歳。
そろそろ、アンパンマンも卒業なのかな。

…さみしい。

まさか自分がそんなことを思う日が来るなんて!

夫と娘は、アンパンマンミュージアムにも行った。
私と娘は、アンパンマン展に行った。

そこで見た、
「ひもじい人を助けるという正義が、変わることはない」
という、やなせたかし先生の言葉にぐっときて。

戦争が終わり、昨日までの正義が、悪になる。
何を信じればいいか分からなくなる。


アンパンマンがはじめ、「野蛮」「下品」と、教育者や保護者たちから受け入れられなかったとき。
はじめにアンパンマンを受け入れたのは、「無垢な批評家たちでした」という。
それは、子どもたちだった。

「何のために生まれて、何をして生きる、分からないまま終わる、そんなのはいやだ!」
「もし自信をなくして挫けそうになったら、良いことだけ思い出せ」


子供だましじゃない。
本当に伝えたいことを書いてある。
そしてそれは、親となった大人にこそ、刺さる。

娘は、アンパンマンが大好きだったことを、きっと忘れてしまう。
私みたいに、「ださい」「子供っぽい」と思うかもしれない。
でも、いつか大人になって、もし子供が産まれて再会したら。

「ああ、そういうことだったのか」

と、思うんじゃないだろうか。
あの時、受けていたメッセージは。

「アンパンマンは君さ」

一人一人が、アンパンマンになれる。
大義は変わる。時代で、世の中の空気一つで、政治で、宗教で。
そのなかで、諦めてしまわずに、正義を追求すること。
たとえその正義を遂行することが、時に孤独であっても。
出来ることから、みんなのために。

「君は優しいヒーローさ」

それは、いつかすべてを忘れてしまっても、どこかに残るかもしれない。

過渡期の娘、まだまだアンパンマン大好き。
さらに下には、姉によるアンパンマンの英才教育を施された息子がいる。
寂しがらずとも、我が家のアンパンマンブームは、もう少し続くのだろう。

どんなに泣いていても、アンパンマンがいれば機嫌が直る。
アンパンマンは、親たちのヒーローでもある。
病院にもスーパーにも検診にも、子供が行くところには手書きのアンパンマンが溢れている。

「助けて、アンパンマン!」

反り返るギャン泣きも、保育園の自転車に乗らない時も、その力を借りてきた。
私も、職場にアンパンマングッズを持って行こうと思う。
赤ちゃんの来客時、さっと出せるように。

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最終更新日  2019.08.31 05:12:28
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