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2021.12.03
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テーマ: 読書(8283)

本のタイトル・作者



ひとり暮らし 月15万円以下で毎日楽しく暮らす [ すばる舎編集部 ]

本の目次・あらすじ


#01 Mimi(25歳)社会福祉士
月12万円/1K
Instagram:@mroomi___
フォロワー8.2万人

#02 なち(32歳)会社員
月14万円/1LDK
Blog:ひっそり暮らし


#03 nanoha(30歳)会社員
月15万円/1K
YouTube:nanoha style
チャンネル登録者数4.39万人

#04 りお(20代)契約社員
月10万円/1K
YouTube:りおの節約生活。
チャンネル登録者数2.73万人

#05 トモ(46歳)会社員
月15万円/3LDK
Blog:Tomolife

#06 あおみ(30代)パート
月10万円以下/1R
YouTube:結婚願望ゼロ独身パート勤務の暮らし
チャンネル登録者数7.35万人

#07 ショコラ(65歳)パート

Blog:60代一人暮らし大切にしたいこと
『58歳から日々を大切に小さく暮らす』(すばる舎刊)

感想


2021年287冊目
★★★

手取り15万円以下で、ということかと思ったら、実際使っているお金(一部の人は貯蓄を含め)が15万円以下という設定だった。
人気インスタグラマー(みたい。私はインスタをしないのでよくは知らない)を集めた本。

プチプラのファストファッション、厳選したものを持つ、業務スーパーの活用…と、オシャレとライフスタイルの衣に包まれた節約本かと思ったら、後半の「トモ」さん、「あおみ」さんに至って「ちょっと違うな」と思った。

この方々は、「生き方」の方。
そんなに稼がなくて良い。自分が生きていけるだけの金額が、15万円。
それだけ稼げる働き方で、自分の時間を、人生を大切にして生きていく。

ああ、いいなあ。私もこういう生き方をしたい。
けれど私は結局、組織でほぼ労働に人生を費やして生きているのだけれど。
そういう時に、「将来どうする気?」「独身だから出来るんでしょう」「無責任」みたいなことを思うのは、違うよなあと思うんだ。
それは私の羨ましさと、妬ましさと、やっかみで。
それを選択する勇気がない自分への、かなしみ。

ただ、お金はやっぱり必要だ、とも思う。
お金がなくてもできることはたくさんある。
ミニマリストな生活をはじめて思った。
私は少ないお金で楽しく生きていくことが出来る。

けれど、お金があれば、生活に余白がある。
その余裕で「やりたいこと」が出来るのだ。
金銭はそのまま、自由度といってもいい。
諦める、ということがなくなる。

だからこの資本主義社会において金銭が必要で、その金銭を贖うために私は自分の時間を切り売りしているんだけども…。
こんな生き方、嫌だしうんざりなんだけど、ほんと…。

こんなにお金はいらない。
時間がほしい。

いつかの、未来の、将来のために、「今」を犠牲にする。
それは自分の生が保証されていることを前提にしている。
実際はそんな保証、どこにもないのにだ。

今のこの時を慈しんで生きることは、出来ないんだろうか。
時間銀行に時間を預けても、彼らは時間を返してくれない。
お金は―――それに代わるんだろうか?否。
それが分かっていて、なぜ、時間をお金に換え続けるんだろう?

この本の中で「トモさん」が


私の場合は、1日のうちの8時間もの間を会社勤めに使うのが惜しくなっています。
組織に所属しながら、そこで自己実現できれば一番ありがたいのですが、私はそうではなかった。組織からのプレッシャーが重たくないところで、楽しい働き方ができれば、そうしたい。


と仰っていて、首肯すると同時に、「でも私は今ちょっと働くのも楽しいんだよな」と思っている。
山積する問題を解決していく、その力を身に着けていく。
出来なかったことが出来るようになる。知らなかったことを知る。
それが自分(新しいことを覚えるのが好き)には、喜びであるのも確かで。

たぶんその間で、私はずっと揺れていくんだろうな、と今は思っている。




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最終更新日  2023.01.01 01:24:44
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