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2022.03.21
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テーマ: 読書(8559)

本のタイトル・作者



人生の土台となる読書 ダメな人間でも、生き延びるための「本の効用」ベスト30 [ pha ]

本の目次・あらすじ


序章 読書で「人生の土台」をつくる
1章 読書で「ロールモデル」を見つける
2章 読書で「世界を動かすルール」を知る
3章 読書で「日常の暮らし」をひっくり返す
4章 読書で「自分のこと」を誰よりも知る

引用



(略)
「ゆっくり効く読書」は、すぐに効果は表れないけれど、読むことで自分の中に何かが一滴ずつ溜まっていって、少しずつ自分の人生を変えていく。
(略)
今の時代は、単に何かを知っているだけではすぐに時代遅れになってしまう。
知識を詰め込むだけではなく、根本的に物事を考えるための価値観や枠組みを持つことが必要だ。
そして、根本的に物事を考えるための価値観や枠組みを手に入れるためには、「すぐに効く読書」ではなく「ゆっくり効く読書」が必要なのだ。


感想


2022年069冊目
★★★

「日本一のニート」として有名な『しないことリスト』のphaさんの本紹介本。
子供の頃からのすごい読書家。そして多ジャンルを横断的に読んでらっしゃる。



phaさんは子供の頃、死ぬのが悔しかったのだそうだ。
何かをしても、すべてはいつか消えてしまう。ならばなぜ生きるのだろう?
根源的な自分の問いを追い駆けるために、本を読む。

私も子供の頃からたくさん本を読んで来た。
大人になっても相変わらず、ずっと本を読んでいる。
私はジャンルを問わず何でも「面白そう」と思ったものは読んでみるので、Twitterの読書界隈を眺めていると不思議だった。
どうにも、読書家の多くは、ひとつのジャンルを読むようなのだ。
日本の小説、海外ミステリ、ノンフィクション、古典、エッセイ、実用書、ビジネス書。
特定の1ジャンルを読んでいる人が多い。
あれもこれも、と様々なジャンルに手を出している人の方が少ない。

これはいったいどうしてなのだろう、と考えていて、ふとスポーツと同じなのかと思い至る。

しかし世の中の多くの人は、自分が応援している特定のスポーツがある。
サッカー、野球、バスケットボール。
彼らはそのルールに詳しい。そして贔屓のチームや選手もいたりする。
私にはそれがない。
どちらがどう、ということではないのだけれど、私はスポーツ全般について語りたいのだと思う。

スポーツをする意義とその発祥と歴史について。
けれどそういう人が、あまりいない。さみしい。
phaさんを始め、読書案内の本を出される方は多読家にして濫読家が多いので、こういう本を読むととても参考になる。

本を読まずに生きていける人は強いのだろうな、と私は思う。
本を必要としないほどに、その人の世界は、強いのだろう。
誰かの言葉で世界を支えなくてはならないほど、私のそれは脆いから。
絶えず補強して取り繕わなければならないほど、私のそれは壊れやすいから。

けれど一方で思う。
本を読まずにいられるということは、それは結局―――耳を塞いで自分の言葉だけを聴いているだけなんじゃないか。
硬直した正しさに拘泥して。

2019.09.19「 本を読む習慣をつけるには?活字中毒者が方法を考える(導入)
2019.09.20「 本を読む習慣をつける方法は?(実践編)

小学生のころ、私は不老不死を願っていたphaさんとは逆に、毎晩二度と目覚めることがないように祈っていた。
そんなとき、『ソフィーの世界』に出会った。

「世界はどこから来た?」
「私はだれ?」

幼い私ははじめて、自分の問いが普遍的なものなのだと知った。
今でも私は、その答えを求めている。
知りたい。
きっと死ぬまで、その根源的な希求が私を作っていく。
答えはない。
だから、本を読む。

紹介されていて気になった本



かなわない【電子書籍】[ 植本一子 ]

「すべての期待を裏切る一大抒情詩」というキャッチコピー。写真家の日記。


明日、機械がヒトになる ルポ最新科学 (講談社現代新書) [ 海猫沢 めろん ]

AIと人間についての話も興味があるジャンル。
紹介されていたこれは、

パパいや、めろん 男が子育てしてみつけた17の知恵 [ 海猫沢めろん ]

の海猫沢さんの著書だ!


時間の比較社会学 (岩波現代文庫 学術108) [ 真木 悠介 ] ​​

「時間」についても最近興味がある。


書きあぐねている人のための小説入門 (中公文庫) [ 保坂和志 ] ​​

小説は悲劇が起こりうるような舞台装置なのだという話が面白い。


愛と家族を探して [ 佐々木 ののか ] ​​


結婚の奴 [ 能町 みね子 ] ​​

「家族」という制度についても、いろいろ思うところがあるので、ほかのひとの意見が聞きたい。


わたしを離さないで (ハヤカワepi文庫) [ カズオ・イシグロ ] ​​

最近はじめて読んだ

クララとお日さま [ カズオ・イシグロ ]

のカズオ・イシグロ。
カズオ・イシグロといえば『わたしを離さないで』なので、読んでみたいな。


八本脚の蝶 (河出文庫) [ 二階堂 奥歯 ]

若い編集者が自殺直前までウェブにつけていた日記だそう。読みたい。

これまでの関連レビュー


読んだら忘れない読書術 [ 樺沢紫苑 ]
ドラゴン桜 超バカ読書 [ 桜木建二 ]
本は読んだらすぐアウトプットする! [ 齋藤 孝 ]
ご本、出しときますね? [ BSジャパン ]
物語の海を泳いで [ 角田光代 ]
ものの見方が変わるシン・読書術 [ 渡邊康弘 ]




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最終更新日  2022.12.04 00:28:41
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