320life

PR

プロフィール

ノマ@320life

ノマ@320life

キーワードサーチ

▼キーワード検索

カレンダー

2022.08.27
XML
テーマ: 読書(8289)
本のタイトル・作者


台所図鑑 キッチンには人生がつまっている [ 大木奈 ハル子 ]

本の目次・あらすじ

はじめに

・70代1人暮らしの台所
・猫踊る!白×木目の明るい台所
・60代シンプリストの台所
・ゆるミニマリストの台所
・築古団地をDIY
・偏愛ミニマリストの台所

・鉄鍋育てる自宅サウナ―
・かっこいい系インダストリアルキッチン
・アウトドア好き家族の台所
・家事を「お家遊び」に
・ミニマリスト男性の合理化ミニキッチン
・アジアンテイストなDIYキッチン
・毎日フル稼働!大忙しの台所
・アメリカンアンティークなDIYキッチン
・インテリアデザイナーの台所
・我が家は「お酒の飲める美術館」!
・キャンピングカーの台所

・ミニマリストの小さなキッチン
・お寺に嫁いだスパイス大好きママの台所
・雑貨好き等身大カップルの台所
・50代で建てた小さな平屋の台所
・シンプルだけど工夫いっぱい

・アンティーク・骨董品大好き台所
・汚部屋経験を活かしたキッチンづくり
・紅茶とパンの香り漂う優しい台所
・散らかりにくい台所
・これぞリアルな男性1人暮らし
・美容アドバイザーの台所
・簡単DIYでリノベキッチン
・みどり色大好きオウム飼い主婦の台所

おわりに
見せてください!あなたのお茶碗

感想

2022年218冊目
★★★★

著者2名を含めた33人の台所。
元は、著者2人の運営するキッチンと愛用品のWEBマガジン「 台所図鑑 」のコンテンツ「台所拝見」。

いやあ、台所好きにはたまらん。舐めるように細部まで見てしまった。
どちらかというと、設備・そこにあるもの、がメインの紹介。

で、読んでいて「このキッチン好き!」と、「そうでもない」がある。
これって何だろうな?いったいどこが好きで、どこが好みじゃないんだろう?

色々見ていると、私は「海外っぽい」キッチンが好きみたいだ。
元々パリのアパルトマンみたいなインテリア本が好きで、あのポップでカラフル、ごちゃごちゃしてる感じが好き。
アジアンでも古民家でも、その人の「これが好き」が垣間見えるような楽しい空間にときめく。

で、私はミニマリストを標榜しているし、指針としているんだけども、そういうキッチンは「へー」「掃除ラクそう」と思うけど、ときめかないんだよなあ…。
がらーん!の部屋に「すごーい!」と思っても、写真を拡大して食い入るように見る食いつきはない。
それって、のっぺりしているからなのかな。
フラットでニュートラル。
よくミニマリストは禅寺を目指すけど、その静謐さは没個性ともいえる。
ダイソーのキッチンバサミを半年に1回買い替えるというミニマリストが出てきて、「それは…」となった。
そういうところがなんかなー。もやっとするねん。

というわけで、シンプリストやミニマリストのキッチンはときめかなかった。
ナチュラル系(昔で言うところのカムホーム系)もあんまり好みじゃない。

築古団地をDIY
は、扉の色が可愛い。
公団型キッチンの扉にターコイズブルーの壁紙を貼ってらっしゃる。
うちの台所の扉も色をつけたくなった。
アニメ「輪るピングドラム」の高倉家のキッチンが理想なので、幅広マステとかでカラフルにしてみようかなあ。
すぐ飽きるの分かってるから。笑
この方の使ってらっしゃる「テーブルウェアイースト」の「和のスモールボウル6色セット」も、色味が素敵。

オブジェ好き主婦の台所
は、カラフルで賑やかな感じがアジアンぽくて、香港の台所みたいで素敵。
香港に行った時に牛乳瓶が可愛くて、飲んだ後服にくるんでスーツケースに入れて持ち帰った私としては、こういうの大好きですねん。
フューシャピンク×グリーンとか、もういいよね!!!

インテリアデザイナーの台所
は、ほんま外国っぽい。ヨーロッパ。
ほかの方のところで、「なぜ海外のアパルトマンぽく見えるのか」を検証していて、それは文字がプリントされたものがないから、とあって「なるほどー」となった。
プラスチックも少なく、ステンレス・鉄・木・ガラスのみ。
私も視覚情報苦手でラベルは全部剥がすし、物理的・情報的に剥がせないものは裏を向けるのだけど、めっちゃ日本やねんな…。なんでなん?

簡単DIYでリノベキッチン
は、いっちばん私好みで「はうあ!」と心を奪われたキッチン。
築50年以上の昭和っぽい団地をリノベした、著者のおひとりのお家。
いやもう、私、団地大好きだし、カンカン(缶)・瓶・箱が大好物なんですよう。
このキッチンは、その組み合わせでときめく。
プラスチックを使わずカンカンを使った収納。
カラフルでにぎやかで楽しい。
インテリアのこだわりが「色数を制限して統一感を出さない」「~風というテイストを意識せず自分が気に入ったモノを飾る」なのも好き。
「ユーモラスでレトロ」まさにこれ!!
スチールラックの無骨な感じに、キッチュな赤。
いいなあ、こんなキッチン。憧れる。

自分が飾るもの、暮らす場所。使うもの。
それって、「自分がどうありたいか」「どんな自分でありたいか」だよな。
私は人生の最終目標として、「ウィットに富んだクレバーな人間」になりたいと思っていて、それって「ユーモラスでレトロ」とも通じるものがあるかも。

「すき。すき。すき。ぜんぶすき。」という空間で暮らすのが夢。
でもそれってミニマリズムと同じで、「役に立たない物」「好きじゃない物」を排除する狭量さの現れになるのかしらん。

これまでの関連レビュー

働く台所
男と女の台所 [ 大平一枝 ]




にほんブログ村 にほんブログ村へ






お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう

最終更新日  2022.12.03 23:44:06
コメントを書く
[【読書】暮らし・生活・インテリア] カテゴリの最新記事


【毎日開催】
15記事にいいね!で1ポイント
10秒滞在
いいね! -- / --
おめでとうございます!
ミッションを達成しました。
※「ポイントを獲得する」ボタンを押すと広告が表示されます。
x

© Rakuten Group, Inc.
Design a Mobile Site
スマートフォン版を閲覧 | PC版を閲覧
Share by: