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October 22, 2003
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カテゴリ: 日々の生活
昨日の映画をまだ引きずってます。

イギリスの、そしてロンドンの想い出に浸り始めてしまった私。
あの映画に出てくる町の景色や学校、子どもたち、大人たち、
みんながとっても懐かしく思えちゃって‥‥‥
またしても私のイギリス恋しい病が始まったみたい。
初めての外国で、初めての長期滞在(16ヶ月)。
仕事を辞めて、ただ「イギリスで暮らす」ことだけを
目的とした夢のような16ヶ月。

今でもことあるごとに懐かしくなっちゃうんです。

「Melody」のロケ地はHammersmithとLambeth。
HammersmithもLambethもそこを目的地として
降りたことってなかったと思うんだけど、
ロンドンジプシーをしていた(笑)私たちは
しょっちゅう通過してる場所だった。
今日はイギリスで住んでいたところを思い出しながら
つらつらと日記を書いてみようかな。

イギリスに行って一番最初に滞在したのは
いわゆる旅行者向けのホテルでした。
わりとロンドンの中心で、BayswaterとQueenwayとLancaster Gateの

ここ じゃないんだけど、同じ並びで(番地が3つ違いだから)、
名前もほとんど一緒のホテルを発見しました。
たぶん似たような外観だったんじゃないかと思います。
雰囲気だけ思い出せたら、とアップしてみました。
私たちが泊まったのは「Leinster Towers Hotel」。

「Fawlty Towers」 を連想して笑った人は、
かなりのイギリス好きと思われます。(笑)
「モンティ・パイソン」はかなり有名だけど、
こっちはそんなに知られてない。
あのジョン・クリースが主演のどたばたコメディなんだけど。
あらら、ホントにそういう名前のホテルもあるんだ。
場所はTorquay(トーキー)じゃないんだけどね。
「Fawlty Towers」については ここ を読んでね。

さてさてロンドンのホテルの話に戻ります。
最初、フロントの人の話すイギリス英語が聞き取れなくて、
けっこうビックリしちゃいましたね。
え?こんなにわかんなくて大丈夫かしら、なんて。

ホテルについて私たちが最初にしたこと、
何だかわかります?
電話帳を引っ張り出して、私たちと同じ苗字の人が
いるかなー、なんて探したわけです。(笑)
もちろん日本語の○○じゃなく、
アルファベットの綴りで同じ人を探したんだけど、
けっこういたんで、うれしくなっちゃいました。
しっかり電話帳の写真を撮ってあります。

それから外に出て周囲を散歩。
近所の売店で Ribena のブラックカラントのジュースパックを買って、
ブラブラとハイドパークまで歩いて、
同じく売店で購入してた絵はがきを書いたんだよね。
日本の家族や友達宛に。
空気が冷たくて、軽井沢のようだって書いたことを覚えている。
この日は7月12日。

それからイギリス人の友達L(♂)の家に数日間居候。
この友人の家はPutneyにありました。
ここでいろいろ初体験させてもらいました。
まず「シェア」っていう住み方を知りました。
キッチン、バス・トイレは共同で、寝室は別々という使い方。
一緒に住んでいるのは知っている人というわけでもなく、
フラットメイト募集ということで初めて会う人の場合もある。
私たちが泊めてもらったときはフラットメイトがいなかったので、
友人はフラットメイトの部屋を使い、
私たちが友人の部屋を借りました。
今でこそうちの定番のズッキーニとベーコンのバター炒め
なんていうのもここで初めて食べたのよね。

コインランドリーも初体験。
水の温度設定の仕方がわからなくて熱湯で洗濯しちゃって、
色落ちしたもの、染色されたものがいくつかありました。
そしてビックリ、イギリス人の食器の洗い方。
知ってる人は知ってるけれど、
食器を洗剤で洗ったあと、すすがないんですよ!
そのままふいちゃうの!きれーに。
これはどこのお宅にお邪魔してもそうでした。
たいてい食器洗いはご主人のお仕事でしたけど、
石鹸水の入った洗い桶に食器を入れて洗うでしょ、
そして洗剤がまだタラーッとたれてる状態で磨き上げる。
ウーン、かなり抵抗がありましたが郷にいっては郷に従え、
ということで、人様のお家ではそれで納得していました。
自分たちの家に住むようになったらやっぱり水ですすいだけれどね。
イギリスは日本ほど水量が豊かではないというのも
その理由と聞いたことがあるけれど、要するに節水ですね、
確かにシャワーとかもお湯の量が寂しかったな。
あ、これ、高級住宅に行くとなぜなんでしょうか?
とっても豊富にお湯が出るようです。
私の日本人の友人たちはみんないいところに住んでいたので
(会社の転勤でしたので)そこで体験しました。

疲れたのでここでいったんアップ。
あー、今日もまた長いダラダラ日記になりそう。
独り言のような、覚え書きのような。




続きです。
Putney(パットニー)で数日を過ごしたあと、
今度は私の幼なじみのいるRichmondの家に居候。
彼女夫婦は一流企業の転勤族なので、
とても素敵なマンションに住んでいました。
もちろんお湯の量も豊富に出るような、ね。(笑)
その週末には一泊で一緒にワイト島へ行って
私たちにしてはかなり贅沢なホテルで優雅な休日。
ホテルの名前を忘れちゃったのが残念だけど、
かわいくて素敵なところだった。
いろいろ探してみて、 ここ が一番イメージに近い。
メモ魔の私としたことが、なぜ名前を控えておかなかったのかな?
でも、お食事が何というのか、味にムラありで、
最初に出されたエビのスープが死ぬほど塩辛かったの。
なのであとのお料理は味があるんだかないんだか、
よくわからないくらいだった。
もしかして腕に自信のないシェフの陰謀?
最初に舌を麻痺させて味音痴にしようという?(笑)
ワイト島をドライブして再びロンドンに帰り、
また違うイギリス人の友人の家へ移動したのでした。

今度の友人宅はWandsworthというところ。
日本で親しくなったLという友人の両親の持ち家だったの。
Lが日本に行った後、空き部屋になってたLの部屋。
いまはマリアとジャスティンという女性たちが借りているけれど、
いずれちかいうちに空くはずなので、
そこを私たちが借りて使うように、と
Lと彼女のご両親は考えてくれていたらしい。
そしてそれをマリアが私たちに伝えることになってたんだって。
だけど私たちにはそんな話、ひとことも伝わってこなかった。
ジャスティンもそれを知ってたのか知らなかったのか、
今となっては知る由もないことだけどね。
その時、私たちを歓迎してはくれたけど
滞在させてくれたのは2泊のみ。
Lの話だと、もっといてもいいはずだったんだけどな。
そろそろ真面目に家探しをしないと
本当のロンドン・ジプシーになっちゃう。

実はこの辺からちょっとおかしな具合に
コトが進んでいたみたいなんだよね。
それはみんなあとになってから気づいたことだったんだけど。

そこで紹介されたのがLの友人であり、
マリアの友人でもあるマークという人物。
彼ら3人は演劇の学校で一緒だったんだって。
聞けばマークは最近友人クレイグと共同で家を買ったとのこと。
今はクレイグが住んでるだけでまだ借り手もいないから、
よかったらそこを使わないか、と声をかけてくれたの。
これこそ渡りに船!とばかり、
さっそくそこに引っ越した私たち。
その時には何の疑いも持たず、素敵な場所が見つかったと、
無邪気に喜んでいたのだけれど、
今になって冷静に考えると、
たくさんのお金(1年分の生活費)をもって、
イギリスに初めてやって来た安全ボケした日本人なんて
一番の「カモ」だったんじゃないのかしら?
楽しい思い出をそういうふうに考えるのは辛いけど、
でもそうかもしれないと思える事件が
これからしばらく続くことになるのでした。

to be continued......

☆☆☆去年、実に15年ぶりにイギリスに帰って(笑)きました。
   その時のスナップはこちら、
「うるとびアルバム(イギリス編’02)」
   スライドショーでご覧下さい。




書き出してみて驚いた。
私が過去のロンドン滞在の一時期を
こんな風に回想するなんて初めてのことだから。
いつもいつも楽しくて、いいことばかりだと思ってた。
確かにイヤなこともあったんだけど、
それに関連性があるなんて考えてもいなかった。

今だって本当はそう思ってない。
だけど、もしかしたらって思うと、
物事って別のとらえ方ができちゃうんだね。
Wandsworthの次に住んだHonour Oak Parkの家。
目の前に公園が広がり、裏にはプライベートガーデン。
一軒家の2&3階を他の同居人とシェアしてたんだけど、
たまたまそこに住んでいるときに使えない車を買ったのも、
盗難にあったのも、きっとみんな偶然だったのだと思う。
それ以上の楽しい経験もそこでしたはずなのだから。

最近ちょっと怖い本を読みすぎたのかもしれない。
悪意に触れたことがほとんどない私としては、
あるいは触れているのに気がつかないおめでたい人なのかもしれないけど、
物事に何か悪意が介在してると考えることはまずないことだから。
いちばん考えたくないことだからね。
これは私の「もう一つのロンドン回想記」になるのかもしれない。
あえて裏側をみようとする、私の珍しい視点からの。







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最終更新日  October 26, 2003 09:47:55 PM
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