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2007/02/19
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カテゴリ: カテゴリ未分類
少し前から、FDA(CVM)に FDA Warns Consumers Not to Use Wild Kitty Cat Food Due to Salmonella Contamination という、サルモネラに汚染されたキャットフードのニュースが出ています。

同時期に、人間のサルモネラやボツリヌスのニュースもFDAに出ていましたので、今流行っているのかな、と読み過ごしていました。
FDA Warns Consumers Not to Use Certain Jars of Earth's Best: "Organic 2 Apple Peach Barley Wholesome Breakfast Baby Food" と Update on Salmonella Outbreak and Peter Pan Peanut Butter and Great Value Peanut Butter

でも、キャット・フードでサルモネラというのもおかしいなと思い、読んで見ました。
FDA Warns Consumers Not to Use Wild Kitty Cat Food Due to Salmonella Contamination

FDA collected and analyzed a sample of frozen raw Wild Kitty Cat Food and detected Salmonella in the product
(サンプルの冷凍肉からサルモネラを検出)

とあります。

Cats and other pets consuming this food may become infected with Salmonella.
(猫等に使用すると感染するかも知れない)



The manufacturer declined to recall this product despite several requests by FDA that it do so.
(FDAが何度かリコールを要請したけれど拒否した)

ともあり、これもちょっと異例かな、と不思議な感じがしました。




Wild Kitty Cat Food のHPを見てやっと意味が分かりました。

Wild Kitty Cat Foodは、AAFCOの all life-stages をパスした最初の『生』キャット・フード、と大きく宣伝していました。


考えて見ると、人間用の食材には冷凍製品が数多くあります。
私は生協を利用していますけれど、レンジや湯煎するだけで食べられる食材(魚の煮付けやロール・キャベツ、カニ卵等)はいつも重宝します。
犬用もドライ以外に缶詰、レトルト等ありますので、冷凍があってもおかしくはないな、と思いましたけれど、これまで全く念頭に無かったことも事実です。


同時に、このメーカーのFDAへの反論が、『生』フードの問題点も明らかにしてくれました。

PRESS RELEASE

要約すると(原文は上記リンクをクリックして下さい)、FDAの定める規則通り製造してあり、人間用グレードの、USDA公認プラントで製造された肉を使用している。(衛生管理も含めて)全て規定通り。
缶詰のラベル通りに使用するなら、FDAによって規定された現行法のコンプライアンスを遵守することになると思っています。

当社は、FDAの、サルモネラを含むフードを食べた猫を通して飼い主が感染する、という主張を、ずっと臨床的に検証しようとして、出来ていません。
(We have been unable to substantiate, with clinical evidence, the FDA’s claim that if you touch your cat who has eaten any food that contains salmonella, the salmonella will pass on to you and cause illness)
当社の製品は全てのステージにおいて安全で栄養学的に完全であることが証明されています。



多分、英文の箇所が問題になるところだと思います。

Wikiの サルモネラ

『サルモネラ属の細菌は自然界において、さまざまな動物の消化管内に一種の常在菌として存在している。しかしヒトにおいては、健康な人の消化管における菌数は極めて少なく、その糞便からは分離されることはほとんどない。』

『これに対して食中毒性サルモネラ菌はペットや、家畜の腸管に常在菌として存在する人獣共通感染症であり、そこから汚染された食品などが食中毒の原因となる。』

ということです。

Wikiでは『ペットや、家畜の腸管に常在菌として存在する人獣共通感染症』としていますけれど、例は、ネズミや鶏肉や鶏卵を介した食中毒が近年多い、或いはミドリガメやトカゲ等の爬虫類からの感染報告もある、としていて、犬・猫は挙げていません。

岡山県保健福祉部生活衛生課の 動物由来感染症 にも

『主には虫類や魚類から感染する可能性のある感染症

  ・サルモネラ症

  ・非定型抗酸菌症』

とあり、検索してもミドリガメなどの爬虫類からの症例が多く、猫から、という事例は殆ど出てきません。
保菌しているから、犬・猫から感染する可能性もある、とするサイトは非常に多くあります。


FDAとWild Kitty Cat Foodの主張は、サルモネラに関する限りでは何とも言えません。



でも、今回のニュースで、冷凍フードの存在を知り、改めて検索すると、犬用も割りとあるようです。
この背景には、こういった BARF(BiologicallyAppropriateRawFood) ブームがあるようです。

日本でも、検索するとYAHOOで 犬用の冷凍馬肉 が売られていたり、フードショップでも フローズンフード が販売されています。


こういった製品は、当然寄生虫や細菌感染の恐れがあります。

食品と寄生虫
食中毒を起こす細菌


そして、冷凍肉に対する病原菌・寄生虫の殺菌・駆除は放射線殺菌しかない、ということです。
( 食品照射解説(COMMENT) )

(因みに、食品照射を行った場合、炭素鎖の切断や、炭素鎖からの水素原子の引き抜き反応、脱カルボニル反応など、種々の化学反応が生じる、とのことです。 放射線分解ガスによる照射食品の検知 )



FDAでは、一応冷凍フードに対する規則を定めているようですけれど、日本ではどうでしょうか?
人間の食品とは違い、また、家畜の飼料でもないものが、日本のペットフードという製品であることはよく認識されていることだと思います。
人間の食品では当たり前の規制や対応が後手に廻る、或いは未だに存在しない、というものも少なくありません。

そして、 鳥インフルエンザ や 仮性狂犬病 等で書きました様に、牛・豚は人間の食べる肉でも生のままでは安全ではありません。
SPF豚でさえ同様です。

何れ日本でも冷凍フードのブームが来るかも知れません。
かなりの規制を行っていると思われるアメリカでさえ、こういう問題が発生しています。
冷凍、という選択肢も当然ありえるとは思いますけれど、リスクだけはきちんと認識しておくべきと思います。






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最終更新日  2007/02/19 01:24:24 PMコメント(0) | コメントを書く


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