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特に年を取ってから、時の経つのが早くなったように感じますが、もう師走・12月です。突然、古い話で恐縮ですが、本年は、聖徳太子が亡くなって1403年になります。太子が十七条憲法に 「和を以って貴(たっと)しと為す」 と漢文で記した、 「和」 の精神を敬愛する日本人は今も多くいます。聖徳太子の時代から現在まで、この和の精神は受け継がれ、「他人が幸せでなければ、自分も幸せになれない」という考えが継承されています。かつて、東日本大震災の際にも、日本人が和を大切にする姿勢が、諸外国の人たちから注目されました。極限の状況下で、生活必需品の配給に、列を乱さずに並んで受け取る日本人の姿から、思いやりを感じたといいます。その後に起きた大きな災害時でも、日本人の規律を保ち、冷静に行動ができた背景には、他者を思いやる和の精神が、培われていたからではないでしょうか。和の精神は、職場や家庭でも必要です。日本人が代々受け継いできた精神を大切にしましょう。四方海に囲まれ、北から南まで火山があります。地震国・日本は、災害を免れないと思います。和の精神に誇りを持ち、周囲と強調しながら、日々を過ごしたいものです。合掌
2024/12/03
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「大和言葉」は、漢語や外来語に対し、奈良時代以前からあった日本固有の言葉(和語「わご」)を指します。日本の歴史は古く、旧石器、縄文、弥生時代と古代時代が続き、古墳、飛鳥、奈良、平安となります。和語は、古くは和歌や上流階級の女性が使うが語を指します。昨日のNHK夜8時からの「光る君へ」を、毎週観ていますが、正に、その気を強く感じる次第です。昨日の「光る君へ」でも出てきましたが、夜空に浮かぶ「月」に関係する大和言葉に、「立待月(たちまちづき)」「居待月(いまちづき)」「寝待月(ねまちづき)」があります。夫婦で同居せず、夫が妻の家を訪ねていた時代、夫の訪れるのを今か今かと立って待っている時に、登る月が「立待月(たちまちづき)」です。月の出が遅くなると座って待っているので「居待月」、さらに遅くなると寝て待っているので「寝待月」といいます。また明け方近くになっても残っている月を「有明の月」といいます。百人一首で有名な「今来む(ん)と 言ひ(い)しばかりに 長月の 有明の月を 待ち出でつるかな」の意味は、「貴方が今来ると言ったばかりに、秋の夜長を有明の月が出てくるまで待ってしまった」です。待つ女性の心情が切なく詠まれています。大和言葉には、日本古くからの文化や伝統が隠れています。大和言葉に親しみを持ち、伝統文化の奥床しさを味わいましょう。合掌
2024/12/02
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私は、2年毎にドイツ・ケルンで開かれるフォトキナに出展し、一国一代理店を募集し、世界にアルミケースを販売していました。通訳は日本人と結婚し、スペイン人の女性で、7ヵ国語を喋る人でした。日本では当たり前のように使われている英語で、海外の人には、通じない言葉があります。 「ユニーク(unique)」 も、その一つです。日本では、 「面白い」 という意味で使われがちですが、本来は 「唯一の」 「他に類を見ない」 という意味のため、外国人には、正しく通じなかったり、誤解を招く恐れがあります。もし、日本語圏外の人に、 「面白い」 と伝えたい場合は、 「ファニー(funny)」 や「ユーモラス(humorous)」 という言葉を使うといいでしょう。それより、日本語にも各地方・地方で方言があり、特に家庭の主婦同士が、列車の中で話をしたりしていると、まったく理解ができないことがあります。私は、若い頃、東京の羽田から飛行機で千歳まで飛び、札幌から旭川迄行き、今度は逆に、室蘭本線・函館本線で函館まで上り、函館で一泊し翌日、青函連絡船で、今度は青森に渡りました。さらに今度は、東北本線・奥羽本線で東北を一周し、一週間ほど開け、さらに東海道本線を静岡県島田市まで行きました。要するに、その町々のカメラ店に写真用品を卸して歩いたのです。言葉の解釈違いや、誤解を防ぐには、語源や背景を知り、言葉を正しく使うことが一番です。ただ、そうするには、事前に知識を、得ておかなければなりません。今すぐに実行できるのが、誤解を招く言葉かもしれないということを自覚して、「相手や状況をよく見て、適切な言葉を使う」 ということです。仕事を進めるうえで、言葉は必ず必要です。日々使っている言葉に興味を持つと共に、どのような言葉を使えば、相手に正確に伝わるのかを考えたいものです。合掌
2024/12/01
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