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2016/10/17
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​歌を聴きながら
Light in Starless Sky - PERSONA3

​とある日の昼 雑煮 ​​



体を温めたくて生姜を摺って入れました
 おもち焼きすぎ!


認知症を考える  ​一環性の原理​
人は人の言う事を聞かない

​​生活(行動)は、常に ​​ 選択の連続 ​​
譲歩や協調性は人間関係の選択であり、「従う」も他力本願に見えて自分の意思で決めている
人(生物)が行動するには理由が必要
無駄なエネルギーの消費は抑える
なるべく有利になるよう策を講じる
そして結果を求める
方法や切っ掛け​ の問題で、脳にとって頭を使いすぎるのはエネルギーの浪費であり、できるだけ早く安心感を求めたい
妥当なところで手を打ちたいが、精神疾患や認知症状で理解できないと、より本能的・衝動的になり 「言う事を聞かない」 結果になる


エネルギー節約と時間の節約​
生物の 根底で 一貫性の原理 が働いているが、人は知識と理性やエピソード記憶などで、新たな自分の法則を発掘し効率化を図っている
朝起きて何をどうするか?人それぞれに手順がある

例えば、歯磨き
目的や意味? 虫歯や歯槽膿漏、口臭etc
いつ磨く? 朝、昼、晩 必要なとき
方法? 歯磨き粉(液)の量、道具等 商品のコダワリ
結果? スッキリした 歯が丈夫・綺麗 
目的(歯磨き)のない行動はないが、かと言って目標(結果)にたどり着くとは限らない
認知症の進行で上記の何処かが欠け、 自分のしている事の意味が分からなくなってしまうと 彷徨うことになってしまい ​​不安になる 
結局、相手の ​「言っている事(目的と意味)が分からない」​ のだから、 脳は「言う事を聞けない」 ​​


​​ゴールのない一貫性​​
​思い出したように動こうとするのは何故か?​
植物人間の男の子は、24時間同じ歌を繰り返し歌うので休憩はしないし食べることもできない
その子の脳は、バグで同じことを繰り返し続けている

認知症の方が、疲れきってしまうまで歩き続けたり、ベッドの上で立ち上がっては転げ落ちてしまうのに、 何度も繰り返す
​普通なら行動を控えるが、認知症などで ​​ 自分の状況が把握できず ​​ 判断が出来なくなる
​永遠に繰り返えされるのだから、
支援介護する者も出口が見えず、イラついて叱ってしまう 
仕事ならば正解は可能な限り見守ることになるが限度と言うものが有る
家庭内介護なら大きな負担になり大切な時間を取られ疲れ切ってしまう
特に、 ​せん妄状態などで現れる危ない行為を止める​ には、 ​拘束か怒り飛ばすしかない
ここら先が分岐となる
もともと​
​人は人の言う事を聞かないのだからイラつくのは無駄​ だと、何とか正気を取り戻せないと虐待になってしまう

ひたすら歩き回る方の例
散歩を日課​ にしていた
​保険の外交の仕事​ をしていた

​​自分で決めた 過去の習慣(一貫した行動) 長年の仕事
​今は目的や意味の部分を失って、ただ「歩こう」と思って動きだす ​​
​​ 何で歩くのか本人が分かっていない ので ​達成感を得られず終りがない​ (辞められない)​​

過去の言動や行動が切り取られて現れる​ 認知症
見ている側には 目的や意味が分らないので事実が隠されてしまい、そこに見落としているものが有る

​本人は何をしても達成感がなくスッキリしないので、 ​いつも不安な気持​ ちでいる​
​​ ​(主人公の自分)が薄れていく認知症​​
​​ ​一貫性が働き過去の行動を繰り返す ​​​ 人は多い
現在は自覚なく、その意味を失っても 行動の根本理由は過去から見出す ことができる

​ただ、真実は分からない
推測と可能性の域をでることが出来ない 認知症の支援介護
​だからこそ難しく、安易であってはいけない​
そこを配慮出来ないと 傷つけ、追い詰めてしまう

統計上は将来2~3人に一人が何らかの支援介護を受ける事になる
無関係と言えない時代になっている
少しでも考えておけば少しでも良い方行へ行ける


※​​ 歯磨き ​​
実は、歯磨き粉にミントなどの刺激を付加するには大きな意味がある
日本人は他の先進国に比べ歯の健康(オーラルケア)に遅れていた
困った政府が何とかならないか?と民間企業に働きかけ、企業は売り上げアップのため頑張った
結果に結びついたのがミントだった

​​爽快感が一つの 目標達成 として分かりやすく、ただスッキリするより印象を 脳に固定しやい
結果として
習慣化にアプローチする戦略になった

​​​ 歯を磨く=爽快  と、言う 単純明快 さが 一貫性の図式 にガッチリと組み込まれた
ただ、この爽快感さえ 認知症で ​悪い刺激になってしまい吐き出す場合がある
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Last updated  2023/03/22 12:09:08 PM
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Re:認知症を考える   
こんばんは(^^)/
興味深い文章だったので、何度も読んでしまいました。
心理士であり、介護職に入ったばかりなので戸惑いも多い毎日ですが、認知症について一つ体感した事があります。
それは「不安」です。忘れている事に「不安」を感じ、何かをし続ける人。当然怒れば不安は増すし、拘束すれば廃用症候群になってしまいます。ただ・・・私のいる現場ではそういった人を気長に待ってあげられる余裕はないみたいです(-_-;) (2016/10/17 11:54:53 PM)

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