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3月17日(金)に、TVで 「エピソード1~堕天使~」を見ました。 そして翌3月18日(土)の午後、本書を購入。 「エピソード1」に関連の部分だけ読みました。 夕食を食べながら、昨日「エピソード1」を見損ねた同居人と一緒に 録画した「エピソード1」を改めて見直してから、 「エピソード2~悪魔降臨~」を鑑賞、その後すぐに本書を読破。 「女王の教室」に明け暮れた2日間でした。ドラマの方は、期待に違わぬ内容。天海さんのホワイト・グレー・ブラックのそれぞれの真矢の演じ分けに拍手!それに比すると、本書の方は、前作「女王の教室ザ・ブック」の出来が結構良かっただけに、多少の物足りなさが……。でも、ファンとしては、是非とも手元に置いておきたいものですね。編 者:日本テレビ編発行所:日本テレビ放送網株式会社
2006.03.19
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先週、本著の著者である黒田日出男教授のお話を聞く機会がありました。 黒田先生は、現在中学校で使用されている、 帝国書院発行の歴史の教科書を書かれた方で、 お話の中では、その仕事に携わることになった経緯や、 教科書を書かれる際に、どのようなことに力を入れられたかを詳しく説明され、 それが、どのような思いを込めて発行されたのかがよく分かりました。 黒田先生は、これまでの歴史研究が、 専ら文献資料による政治史中心に進められてきたことに触れ、それ以外の史料についても、同じように扱っていく必要性を説き、絵画史料の重要性を強調されていました。当日は、具体例もいくつか示して頂き、私にとっても、たいへん興味深い講演内容でした。お話を伺った後、さらに知りたいという欲求が起こり、本著を購入し、早速読んでみたのですが、大変読みやすく、お話同様、とても分かりやすい内容でした。どの章も、たいへん興味深い内容ばかりでしたが、特に『熊野観心十界曼荼羅』の絵解きの部分は、ほんとうに面白かったです。本著の難点は、図版が白黒で、サイズがやや小さいため、絵によっては不鮮明で、ちょっと見にくいこと。カラー版でより大きなサイズであれば、もっと楽しめたかも知れません。発行所:筑摩書房(ちくまプリマーブックス153)著 者:黒田日出男
2006.03.07
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主人公は、博士を外に連れ出し、散髪を済ませた後、公園で「28の約数を足すと28になる」という発見を披露する。博士は、それは「完全数」だと言い、28以外に6や496、8128、33550336、8589869056があることを主人公に教えるのだった。そしてさらに、約数の和がそれ自身より小さいのが「不足数」大きいのが「過剰数」だということ、完全数は連続した自然数の和で表すことができることも教える。このあたりは、本当に数学数学していて、「数字嫌い」の人には、結構読み進めるのが辛いかも……。以前、博士の出した宿題をやってきたルートは、ラジオの修理を再度要求する。しかし、博士は、そこからまた、新たな宿題を出す。そして、ラジオの修理終了と、宿題を解くのとどちらが早いか競争だと言う。その後話題は、阪神タイガースのことに。2年連続最下位の去年とは違い、今年(1992年)は開幕から調子が良い。博士は、江夏の調子はどうなのかとルートに尋ねる。ルートは、江夏が自分の生まれる前にトレードに出され、すでに引退したのだと告げる。さらに主人公が、江夏はカープで活躍し日本一になったと補足する。それらの言葉に愕然とする博士……。ここでの博士のショックは、結構分かる気がしました。縦縞のエースであった江夏しか知らない人にとっては、その後の、彼の「優勝請負人」の球歴など、想像だにできないでしょうから。結局、博士の宿題は、主人公がやる羽目に。けれど、ルートのちょっとした言葉がヒントになり、主人公は、閃きという名の祝福を受けることになる。そして、宿題の発表会で、ルートがその答えを博士に伝えると、博士から大いなる賞賛を受けるのだった。実は、博士は、野球の試合というものを一度も見たことがなかった。彼は、図書館で新聞のスポーツ欄を読み、打率や防御率のデータを熟読するなかで、江夏のファンになっていたのだった。完全の意味を真に体現する、貴重な数字「完全数」28を背番号にもつ男。それが江夏豊なのでした。
2006.03.07
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主人公の母は結婚できない男の人を愛し、主人公を産み、結婚式場で働きながら、女手一つで育てあげた。主人公もまた、高校3年の時に妊娠し、父親のいない子を18歳で産んだ。それが、博士から「ルート」と呼ばれるようになる、現在10歳の息子。博士は、主人公と会話する中で、彼女が息子を一人家に残したまま働きに来ていることを知る。すると、博士は大いにあわて、彼女に家へ早く帰るように促し、明日からは、息子を学校からこちらへ直接来させろと言う。そして翌日。息子がやってくると、彼の被っていたタイガースのマーク入りの帽子を取り、その頭をなでながら「ルート」という愛称を付ける。ルートの加わった3人の生活は、すぐに軌道に乗っていった。学校の宿題を一緒に解く博士とルート。そして、博士が新たな宿題を出すと、その代償に「ラジオの修理」を要求するルート。博士の家にはテレビがなく、ラジオも壊れていた。でも、阪神ファンのルートは、野球の経過がとても気になる。そこで、ラジオの修理を要求したのだった。そして、実は、博士も江夏豊のファンだったことが分かる。それにしても、主人公が家に帰ってから、自分で「友愛数」を探そうと試みたり、その作業の中で、「28」の約数をすべて足すと、これが何と「28」になることを発見する場面には、驚いてしまいました。いくら数学者の家で家政婦を始めたといっても、そこまでやろうという気になる人は珍しいのでは?こんな彼女だからこそ、博士の家で働き続けることができたのでしょう。
2006.03.05
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時は、1992年。場所は、瀬戸内海に面した小さな町。そして、主人公はキャリア10年以上の家政婦さん。学校で分数を学んだばかりの息子がいる。彼女が、今回派遣されることになったのが、「博士」と呼ばれる、64歳の数学専門の元大学教師。顧客カードを見ると、ブルーの星が9つ。家政婦が、先方のクレームでこれまで9回交替したという印。主人公が、これまで関わった中では、最高記録の手強い相手。博士には義理の姉がいて、彼女が今回の依頼主。彼女は立派な母屋に住み、博士は裏庭の先にある貧相な離れに住んでいる。依頼内容は、月曜~金曜の午前11時~午後7時に離れに来て、博士に昼食を食べさせ、掃除・買い物・夕食の準備をすること。ただし、博士は、今から17年ほど前に交通事故に遭い、記憶の蓄積が1975年で終わっている。それ以降のことについては、頭の中に80分しか記憶が保持できない。主人公の靴のサイズや電話番号、誕生日、博士が学長賞としてもらった腕時計の番号、それらの数字から描き出される「数式」の美しさには、読んでいて、「へ~っ」と思わずボタンを押したくなるほど。でも、私が一番気に入ったのは、博士の袖口にあった「新しい家政婦さん」のメモ。それには、主人公の似顔絵が描いてあったのですが、博士のかわいらしさが感じられました。
2006.03.05
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楽天のBooks Rankigでも、 最近、ベスト10によく顔を出しているし、 映画のCMも、テレビでよく見かけていました。 CMは、ほんの短い時間なのに、 寺尾聰さんの「ぼくの記憶は80分しかもたない」という台詞が 何とも言えない哀愁を漂わせ、とても印象深いものでした。 でも、この作品に関する私の知識はココまで……。先日、電車の中で読むものが無くなったった時、いつものように、本屋さんに寄りました。その時、文庫本のコーナーに、たくさん平積みされていたのがこの本。実は、先に記事を書いた『「ビミョーな未来」をどう生きるか』をすでに購入することを決めて、レジに向かう途中だったので、「どーしようかな……」と、一瞬躊躇したのですが、「まぁ、いいか。」ということで、手に取り、購入したのです。そして、『「ビミョーな未来」をどう生きるか』を読み終えた後、早速、読書を開始しました。
2006.03.05
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東京都初の民間人校長である藤原和博さんの最新刊。 文章は、6時間の授業形式で、 中学生たちに語りかけるように書かれてます。 今の中学生が生きている時代は、 彼ら・彼女らの父母が育った時代とは違うこと。 そして、これから生きていく「成熟社会」では、 どのような「力」が必要とされているのか。 そんな「力」を、これからどのように付けていくのか。 そして、その「力」をどのように仕事に活かしていくのか。今という時代、そしてビミョーな未来を見つめることで、これからの時代に「働く」ということを、深く考えさせられます。また、その時、「クレジット(信任)レベル」をあげるということがいかに大切なことなのかが、読むほどに、強く伝わってきます。「クレジットレベルを上げる10個の基本」は、藤原さんが、これまでの3年間の校長生活の中で、実際にたくさんの中学生たちと接してきたからこそ、書くことができたのではないかと、感じました。ぜひとも、中学生たちに読んでもらいたい一冊です。発行所:筑摩書房(ちくまプリマー新書028)著 者:藤原和博
2006.03.05
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