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chiko619 @ Re:新参者(09/22) 「新参者」読みました。 東野圭吾さんは、…
kimiki0593 @ 相互リンク 初めまして、人気サイトランキングです。 …
Twist @ こんにちは! 遅ればせながらあけましておめでとうござ…
Twist @ こんにちは! 遅ればせながらあけましておめでとうござ…
Twist @ はじめまして^^ 先ほどこのロングインタビューを読み終え…
2007.01.14
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カテゴリ: 文芸

 下巻は「解説」も含めると652ページ。
 でも、途中で一度も緊張感を失うことなく、
 ずっとワクワク・ドキドキの展開で、
 思う存分、たっぷりと楽しむことができました。

 友里佐知子が、まだ猪俣美香子と名乗っていた4歳の頃の
 母トキエとの、木工用ボンドについての会話。
 「酢酸ビニルってやつ。これがなんか、
 水分含んでると白くて、乾くと透明になるってきいた。」


そして、今回最も「やられた……。」と思ったのは、
GPSの位置情報操作、ワープ・神隠し。
これが、ストーリーにおいて、
これほど大きな役割を果たすことになるとは……。

その他にも、ペンダントウォッチ、モカワの花粉、ヘジテーションマーク等々、
様々な場面に、そっと提示された事実が、
ストーリーの中で大きな役割を果たしていく。
まさに、ミステリーの王道を行く構成。

しかし、それだけで留まらないのが、松岡ワールドのすごいところ。
今回の最大のテーマは「親子関係」、そして「子育て」。
友里佐知子の「あゆこ」に対する感情は、特異なものであるはずだけれど、

気をつけないと、誰でも、友里のようになってしまうのかも?





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Last updated  2007.01.14 16:07:08 コメントを書く


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