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chiko619 @ Re:新参者(09/22) 「新参者」読みました。 東野圭吾さんは、…
kimiki0593 @ 相互リンク 初めまして、人気サイトランキングです。 …
Twist @ こんにちは! 遅ればせながらあけましておめでとうござ…
Twist @ こんにちは! 遅ればせながらあけましておめでとうござ…
Twist @ はじめまして^^ 先ほどこのロングインタビューを読み終え…
2009.10.18
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カテゴリ: 文芸

 小説本編は525ページもあり、そこにDVDが付いている。
 即ち、小説がメインでDVDはオマケという扱い。
 それでも2,400円という価格設定からは、単なるオマケでは済まされない。 

 冒頭に「DVD収録の映画を先に御覧頂いてから、
 小説本編をお読みになられると、より一層楽しめます」とあるから、
 やはり、このDVDを見ないわけにはいかない。
 そこで、著者が脚本・監督を務める87分の撮り下ろしオリジナル・ストーリーを鑑賞。

しかし、この「超大作シネマDVD」、実はあまり評判がよくないのである。

そんな事前情報を知った上で、私は鑑賞を始めてしまったので、
ちょっとばかり、負の先入観をもちながら画面を見つめることになってしまった。

そして、負の期待は現実のものとなる……冒頭から「あらららら……こりゃ、ヒ・ド・イ」。
最新鋭の戦車、戦闘機、軍事関連建造物等、全てが実にオモチャオモチャしていて、
まるでTVでカラー放送が始まった「ウルトラマン」初期のような映像。
映画なら「ゴジラ」でも、もう少し「リアリティ」を持たせようという努力が画面に感じられた。

でも、それは仕方がない。
このストーリーに本気でリアリティを持たせ、実写化しようとするなら、
とんでもないお金がかかってしまうだろう。
劇場公開&相当の観客動員が見込める、大ヒット間違い無しの作品であるならば、
それくらい多額の制作費でも、ひょっとすると計上できるかも知れないが、


だから、あのステルス機の微妙な揺れや不自然な動き等には、
だれもが皆、最初から目をつむる覚悟をして、
この作品に相対するという姿勢が要求されるのである。
そうです、やっぱりこのDVDはあくまでもオマケなんです。

お話しの方はかなりアラカルト的で、つくりとしては少々荒っぽいように感じた。

時間の関係で、そんなに細かい所までいちいち描写してはいられないのは理解できるが、
全体として、少々説明不足の感が否めない。

もちろん、「千里眼シリーズ」にすっかり浸りきっている私にとっては、
大半の登場人物がどのようなキャラであるか既にインプットされているため、
お話しの方は無理なく自然に流れていき、しっかりと楽しむことが出来た。
それでも、国連と美由紀の関係等、一部繋がりが分かりにくい所もあった。

結論、このDVDは「千里眼シリーズ」岬美由紀ファンへの、
著者からの、大きな大きな10周年プレゼント。
忙しい中時間を割いて、私たちのために動く美由紀を見せてくれた松岡さんに
心から感謝いたしましょう!

でも、奥田さん、とっても綺麗なんだけど、
美由紀は、あんな場面であんな物言いはしないだろうとか、
あんな表情は浮かべないだろうというところが、私の中では結構あった。
ファンの間でイメージが出来上がっている人物を演じるということは、とても難しいですね。





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Last updated  2009.10.18 12:59:02 コメントを書く


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