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chiko619 @ Re:新参者(09/22) 「新参者」読みました。 東野圭吾さんは、…
kimiki0593 @ 相互リンク 初めまして、人気サイトランキングです。 …
Twist @ こんにちは! 遅ればせながらあけましておめでとうござ…
Twist @ こんにちは! 遅ればせながらあけましておめでとうござ…
Twist @ はじめまして^^ 先ほどこのロングインタビューを読み終え…
2012.03.24
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カテゴリ: 教育・子育て

 本著を読んでから、それを目指すのと、
 本著を読まないまま、それを目指すのとでは、
 色んな意味で、大きな違いが出てくるだろう。

 私は、本著に登場する水月昭道さんの『 高学歴ワーキングプア 』は、既読である。
 また、鷲田小彌太さんの著作では、『 社会人から大学教授になる方法 』も読んだ。
 さらに、主要参照文献に挙げられているものの中では、
街場の大学論 』はもちろん、『 理系のための人生設計ガイド 』等々も読んでいる。

しかし、それらの著作と本著が決定的に違うのは、
大学教員を目指すという観点からの、現時点におけるリアルタイム・速報性と共に、
既刊書よりも相当内部事情に突っ込んだリアリティ・現実味である。
それは、数多くのケース・事例紹介によって、より一層強く読む者に伝わってくる。

研究だけでなく、教育、そして雑務にと、様々な業務に追われる大学教員の日々の生活や、
その職に到達するまでの、かなり不安定でリスキーな生活実体が、克明に描かれている。
また、その背景にある、大学や大学院の現状が、かつての牧歌的時代と大いに違うことや、
そこで働く教員の、組織や年齢構成等についても、その様子が手に取るようによく分かる。

本著の事例を通じて、改めて認識したのは、その職に辿り着くまでの競争の激しさ。

周囲との協調性、ネットワークに至るまでの、人間性も大いに問われている。
さらに、語学力や海外生活の経験の有無が、かなり重要なポイントになってきているようだ。





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Last updated  2012.03.25 10:54:16 コメントを書く
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