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chiko619 @ Re:新参者(09/22) 「新参者」読みました。 東野圭吾さんは、…
kimiki0593 @ 相互リンク 初めまして、人気サイトランキングです。 …
Twist @ こんにちは! 遅ればせながらあけましておめでとうござ…
Twist @ こんにちは! 遅ればせながらあけましておめでとうござ…
Twist @ はじめまして^^ 先ほどこのロングインタビューを読み終え…
2022.07.24
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カテゴリ: 文芸
前巻 に引き続いての海外編。
 今回は、葵がニューヨークで大活躍。

 序章『迷える心』では、香織がパースへの短期留学や小日向、店長について語り、
 葵がニューヨーク行きの経緯や、清貴への気持ちの変化について語ります。
 その契機となったは、上田が「曜変天目」を『蔵』に持ち込んだこと。
 葵はそれを見て激しく動揺したのに、清貴は瞬時にそれを再現品と見極めたのでした。

掌編『出発前夜』でも、葵の清貴への気持ちは落ち着かず、
清貴からの「僕としては、今すぐでもあなたと結婚したい気持ちですよ」という言葉に、

葵は、恋する人の才能に嫉妬しているのでした。

本編『摩天楼の誘惑』では、葵が好江、利休と共にニューヨークへ。
まずは、利休の幼馴染み・一ノ瀬遥香の父が営む和傘店を訪ねます。
そして翌日、サリー・バリモアが招いた「キュレーターの卵」たちは、
いきなり、彼女の特待生となるための試験に臨むことになります。

その中で、葵は持てる力を存分に発揮し、見事3人の特待生のうちの一人に選ばれ、
3人で「アーティストの卵の展示会」の一角をプロデュースすることに。
一方、サリーは、フェルメールとその贋作師・メーヘレンの展示会に注力。
そんな中、 清貴が修行の際世話になったトーマス・ホプキンス が現れます。

美術界の権威・ホプキンスから、愛弟子であるサリーと篠原陽平とが仲違いした理由を、

そして、さらに聞き込みを進め、篠原が所有する「フェルメールらしき絵画」を見ることで、
サリーと篠原とが決裂に至った事の真相に辿り着いたのでした。

葵たち特待生のプロデュースは、高い評価を得ることが出来、
サリーは、どうしても展示したかった絵画を展示することに成功します。
そして、サリーは葵にニューヨークでの修業を勧め、そのサポートを申し出ますが、


そして、掌編『流した想い』では、香織が鴨川河川敷で秋人の弟・晴彦に出会い、
互いを慰め合います。
続く『エピローグ』では、清貴目線で今巻における葵の感情の推移を振り返ると共に、
葵目線で前巻と今巻の海外編の顛末を振り返ります。

   ***

今巻も、前巻序章の中で秋人が述べた言葉に集約されていきました。
登場するキャラクターたちが、お互いを認め合い、競い合い、高め合っていくのが
とてもイイですね。





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Last updated  2022.07.24 12:34:43 コメントを書く


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