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chiko619 @ Re:新参者(09/22) 「新参者」読みました。 東野圭吾さんは、…
kimiki0593 @ 相互リンク 初めまして、人気サイトランキングです。 …
Twist @ こんにちは! 遅ればせながらあけましておめでとうござ…
Twist @ こんにちは! 遅ればせながらあけましておめでとうござ…
Twist @ はじめまして^^ 先ほどこのロングインタビューを読み終え…
2022.08.07
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カテゴリ: 文芸
前巻 刊行から、1年3カ月を経ての新刊。
 カバーには、猫猫と幼女、そして鏢師が描かれ、
 そでには、鏢師と「何かあったら自分の命を最優先に考えてください」の文字。
 一方、帯には『彼女の「正体」を知ると 9巻 から読み返したくなる』との記述が。

 そして、冒頭「序話」の内容は、初読ではちんぷんかんぷんなのですが、
 今巻を最後まで読み終えた後で、再度読み返してみると、
 そこに記されていることの意味合いが、明確に分かるようになっています。


   ***

玉鶯の死後、都を離れるわけにはいかない玉袁は、
玉鶯の直系に西都を治めてもらうことを望んでいました。
該当者は長男・鴟梟(シキョウ)、次男・飛龍(フェイロン)、三男・虎狼(フーラン)。
しかし、玉鶯の異母兄弟たちは、無頼漢の長男を廃嫡し、
優秀な次男を陸孫の、三男を壬氏の側に置き、政治を学ばせようとしていたのです。

公所に隣接する本邸へと拠点を移した壬氏と、一緒に引っ越した猫猫は、
玉鶯の妻や、長女・銀星(インシン)、かつて外科手術を施した小紅(シャオホン)、
鴟梟の息子・玉隼(ギョクジュン)らと、そこで接することになりました。
猫猫は、葡萄酒醸造所で発生した集団病の謎を解決したり、
異国娘の頭痛の原因を見極め治療したりするなど、ここでも大活躍。


その場に現れた雀に従い、鴟梟、小紅、玉隼らと共に身を潜めねばならない状況に。
鴟梟が去った後は、女鏢師に従って、猫猫は小紅、玉隼と共に幌馬車に乗り移動を開始。
一方、壬氏はというと、鴟梟を亡き者としようとしたのが虎狼だったことを知り、
鴟梟と協力して、西都内に潜んでいる理人国第4王子の行方を追うことを決意します。

猫猫たちは、目指す町の手前で、女鏢師が馬車を離れた時、追手に追われることに。

宗教建築物が建つ町は、鴟梟に恨みを持つ盗賊の頭領・独眼竜に支配されていました。
猫猫が独眼竜たちの夕餉に蛇毒等を混入し場を混乱させると、鴟梟が鏢師たちを伴って登場。
そして、盗賊たちを一掃すると、猫猫に事の詳細を語り始めたのでした。

その後、西都に向かう馬車の中で、猫猫は独眼竜に襲われることに。
それを身を挺して庇った女鏢師は独眼竜を倒しますが、自身も重傷を負ってしまいます。
そして、ここから、彼女の波乱万丈の壮絶な日々が語られていくのです。
彼女の母親や、『馬の一族』『巳の一族』の存在も明らかにされます。
そして、西都の後継者問題は決着し、壬氏と猫猫らは戌西州を後にしたのでした。

   ***

巻末には、「家系図 楊家 玉の一族」が掲載されているので、
これを見ながら、読み進めるとイイですね。
もちろん、ここには書かれていない情報も色々あるので、
その都度、登場人物の人間関係を整理しておかないと、話の流れについていけないかも。





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Last updated  2022.08.07 16:13:42 コメントを書く


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