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chiko619 @ Re:新参者(09/22) 「新参者」読みました。 東野圭吾さんは、…
kimiki0593 @ 相互リンク 初めまして、人気サイトランキングです。 …
Twist @ こんにちは! 遅ればせながらあけましておめでとうござ…
Twist @ こんにちは! 遅ればせながらあけましておめでとうござ…
Twist @ はじめまして^^ 先ほどこのロングインタビューを読み終え…
2023.04.15
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カテゴリ: 文芸
『ラプラスの魔女』 の前日譚。
『マスカレード・イブ』 と同じパターンの作品であり、
 元の作品を決して傷付けることのない優れた作品であるところも同じ。
 本当に、東野さんはスゴイ……。

   ***

鍼灸師・工藤ナユタは、北稜大学で流体工学を研究する准教授・筒井を通じて、
日本を代表する脳外科医・羽原全太朗の娘・円華と知り合う。

その秘められた力によって空気や水の流れを読み、様々な人たちを手助けするのだった。

「第1章 あの風に向かって翔ベ」では、
引退の危機に追い込まれていたかつてのスキージャンプの名選手・坂屋を復活へと導き、
「第2章 この手で魔球を」では、
ナックルボールを補給できなくなった若手捕手・山東から、再挑戦の意欲を引き出す。

「第3章 その流れの行方は」では、
水難事故で息子が植物状態となってしまった教師・石部を、新たな希望に目を向けさせ、
「第4章 どのみちで迷っていようとも」では、
パートナーが自死したと苦悩するピアニスト・朝比奈に、真実を提示する。

しかし、円華の本当の目的は、工藤ナユタを工藤京太に戻すことだった。
かつて工藤京太として、13歳で映画『凍える唇』で主人公を演じた工藤ナユタ。

その内容は、主人公が性に溺れ、さらには同性愛にも目覚めるという内容だった。

「第5章 魔力の胎動」は、一転して青江修介視点のお話。
3年前のJ県灰堀温泉村で起こった硫化水素中毒事故が描かれる。
親子3人が亡くなった不幸な事故の真実を解明し、男性客の自殺を未然に防いだ青江は、
3年前を思い出しながら、D県警の要請で赤熊温泉駅へと降り立ったのだった。



こうして、お話はスムーズに『ラプラスの魔女』に続いていくのですが、
シリーズ第3弾 『魔女と過ごした七日間』 が、3月17日に発売されています。
円華は魅力的なキャラクターなので、今後もシリーズは継続しそうな予感。
映画化も間違いなしでしょう。





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Last updated  2023.04.15 16:02:20 コメントを書く


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