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800万アクセス記念~いま聴きたいこの1曲(其の10) ズッケロ(Zucchero)は、1955年イタリア出身のシンガーソングライター。1980年代から活動していて、イタリアで有名というだけでなく、世界でも知られたアーティストです。そんな彼が、スティング(Sting)と共作・共演し、コロナ禍でリリースされたのが、この「セプテンバー(September)」というナンバーです。9月が終わってしまう前に、ということで、まずは「セプテンバー」をお聴きください。 録音当時、2人ともが60歳代(その後、スティングは間もなく70歳を迎えました)。円熟のヴォーカリスト2人の共演は、なかなか味があってよかったと思います。 続いて、この曲の“アコースティック・ヴァージョン”なるものをお聴きください。こちらも、スティングとズッケロの2人での共演映像です。 [収録アルバム]Sting / Duets(2021年)Zucchero / D.O.C.(2019年) *デラックス・エディション(イタリア)のボーナスディスクに収録。 【送料無料】 Sting スティング / Duets 【SHM-CD】 下記のランキングサイトに参加しています。お時間の許す方は、 バナーをクリックして応援いただけると嬉しいです! ↓ ↓
2022年09月29日
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800万アクセス記念~いま聴きたいこの1曲(其の9) 今回は、マリアーノ・ベッロペーデ(Mariano Bellopede)というピアノ奏者のナンバーです。2015年発表の『ディ・アルトリ・ズグアルディ』という盤に収められた曲をピックアップしたいと思います。「ラ・メール・ヴェルス・リタリエ(La Mer Vers L’Italie)」というナンバーです。 ナポリ出身のピアニストで、既に様々な作品を発表しているとのことです。まだ30歳代末(1983年生まれとのこと)ですので、今後の作品も期待できる音楽家といったところでしょうか。 ライヴでの演奏シーンもご覧いただこうと思います。映像が乱れてしまっていて、音とあっていませんが、雰囲気だけでもということでご容赦ください。「ラ・メール・ヴェルス・リタリエ」から始まり、上記の同じアルバムに収録された「フオッコ・ア・マーレ」という別のナンバーも演奏している映像です。 [収録アルバム]Mariano Bellopede / Di altri sguardi: Racconti dal Mediterraneo(2015年リリース) 下記のブログランキングに参加しています。 応援くださる方は、バナーをクリックお願いします! ↓ ↓
2022年09月28日
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800万アクセス記念~いま聴きたいこの1曲(其の8) ラウラ・パウジーニ(Laura Pausini)は、イタリア北東部出身の女性シンガー。彼女は、イタリア語だけでなくスペイン語や英語でも歌い、とりわけスペイン語圏で大きな人気を博すに至りました。1990年代から現在まで、多数のアルバムやシングルを発表しています。 今回は、「ボルベレ・フント・ア・ティ(Volveré junto a ti)」というナンバーです。2001年の初ベスト・アルバムのリリースの際、同盤の中に新曲として収録され、シングルとしてもリリースされました。この曲名は、同ベスト盤の副題にも採用されています。 この曲名、スペイン語版では「ボルベレ…」なわけですが、イタリア語のタイトルは「エ・リトルノ・ダ・テ(E ritorno da te)」と言います。上記ベスト盤も、スペイン語のものとイタリア語のものがリリースされています。そんなわけで、続いてはイタリア語で歌っているヴァージョンをお聴きください。いかにもイタリアな雰囲気をということで、ミラノでの屋外ライヴでの歌唱をどうぞ。 [収録アルバム]Laura Pausini / Lo mejor de Laura Pausini: Volveré junto a ti(2001年)←スペイン語ヴァージョンLaura Pausini / The Best of Laura Pausini: E ritorno da te(2001年)←イタリア語ヴァージョン 【中古】Lo Mejor De Laura Pausini/Laura Pausini 下記のブログランキングに参加しています。 応援くださる方は、バナーをクリックお願いします! ↓ ↓
2022年09月27日
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800万アクセス記念~いま聴きたいこの1曲(其の7) ジャズ・ナンバーが続きます。ケニー・ドーハム(Kenny Dorham)は、テキサス州出身のトランペッター(1924-1972年)で、個人的にたいへんお気に入りの演奏者です。 筆者は、“静も動もカッコいい”などと言いながら、すっかり虜にされているのですが、どちらかと言えば“静”の代表作である『静かなるケニー』に所収の「蓮の花(Lotus Blossom)」というのが、今回取り上げるナンバーです。 “静”と言ってしまうとしんみりとかしっとりしたものを想像される方が多いでしょうが、この曲、全然そうじゃないんですよね。おとなしめながら“熱い”トランペット演奏なのです。ともあれ、元の曲演奏をお聴きください。 ちなみに、“蓮の花”という意味の、少々紛らわしい曲(「ロータス・フラワー」)が、これ以前に録音の『アフロ・キューバン』に収められています。この盤の方は、“動”の代表作と言われたりしますが、この曲だけ少し浮いていて、バラードです。 「ロータス・ブロッサム」(こちらは「エイジアティック・レエズ(Asiatic Raes)」の名称でソニー・ロリンズが吹き込んでもいます)と「ロータス・フラワー」。いったいどういう関係にあるのか、はたまた単に“蓮好き”だったのか、筆者が知らないだけなのかもしれませんが、どなたかご存じならぜひ教えていただきたいところです。ともあれ、その「ロータス・ブロッサム」の方をお聴きください。 静かなるケニー +1 [ ケニー・ドーハム ] アフロ・キューバン +2 [ ケニー・ドーハム ] ケニー・ドーハム|フォー・クラシック・アルバムズ [ ケニー・ドーハム ][収録アルバム]Kenny Dorham / Quiet Kenny(静かなるケニー)(1959年録音)Kenny Dorham / Afro-Cuban(1955年録音) ブログランキングに参加しています。 応援くださる方は、ぜひクリックをお願いします。 ↓ ↓ ↓
2022年09月25日
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800万アクセス記念~いま聴きたいこの1曲(其の6) さて、ここら辺で少しジャズ・ナンバーを取り上げてみたいと思います。ウィントン・ケリー(Wynton Kelly)は、マイル・デイヴィスのクインテットの一員としても活躍したピアニスト。リーダー作品としては、代表盤としてよく名の挙げられる『ケリー・ブルー』がありますが、今回は、その表題曲である「ケリー・ブルー(Kelly Blue)」です。 ピアノのウィントン・ケリー、ベースのポール・チェンバース、ドラムスのジミー・コブというトリオに、コルネット(ナット・アダレイ)、フルート(ボビー・ジャスパー)、テナー(ベニー・ゴルソン)が加わった演奏です。特にこの曲ではフルートが効果的かつ印象的なように思いますが、ウィントン・ケリーのピアノ演奏のよさも、初めて聴いた人にもわかりやすく印象に残るといったところではないでしょうか。 そんな彼の動いている姿を見ていただこうと思ったのですが、この曲のライヴ映像というのは、残念ながら見当たりません。そのようなわけで、やむを得ず、今回は別のナンバーで動くウィントン・ケリーの姿をご覧いただこうと思います。上記のトリオがジョン・コルトレーンと共演している演奏で、「オン・グリーン・ドルフィン・ストリート(On Green Dolphin Street)」です。なぜこの曲なのかというと、私的な理由としか言いようがないのですが、この曲は、筆者のお気に入りジャズ定番曲の一つだったりします。 [収録アルバム]Wynton Kelly / Kelly Blue(1959年録音) ケリー・ブルー +2 [ ウィントン・ケリー ] 下記のブログランキングに参加しています。 応援くださる方は、バナーをクリックお願いします! ↓ ↓
2022年09月24日
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800万アクセス記念~いま聴きたいこの1曲(其の5) 続いては、ブルースです。1990年に35歳で飛行機事故によって非業の死を遂げたスティーヴィー・レイ・ヴォーン(Stevie Ray Vaughan)のナンバーです。死後、1991年に遺作として『ザ・スカイ・イズ・クライング』というアルバムが発売されましたが、そこに収録された演奏です。 当時、彼の急死(エリック・クラプトンがその飛行機に同乗していたかもしれないというエピソードも含め)は、本当にショッキングなニュースの一つでした。今となってあらためて思いをはせてみれば、まだまだ進化し得た演奏のその先を聴くことができなくなってしまったことは、大いなる損失だったという風に感じます。30歳代で亡くなる人も、80歳台やそれ以上まで生きる人があるというのは、確かにそうなのですが、いま生きていれば60歳代後半になっていたであろうスティーヴィーの後世の演奏を聴きたかった、という人も多くいることではないでしょうか。 ライヴでの演奏シーンもご覧ください。なかなか映像が少なくて、アルバム収録の演奏にはかないませんが、生前のスティーヴィーの雄姿をご覧ください。 [収録アルバム]Stevie Ray Vaughan / The Sky is Crying(1991年) 輸入盤 STEVIE RAY VAUGHAN / THE SKY IS CRYING [CD] 【中古】洋楽CD スティーヴィー・レイ・ヴォーン&ダブル・トラブル / ザ・スカイ・イズ・クライング ブログランキングに参加しています。 応援くださる方は、ぜひクリックをお願いします。 ↓ ↓ ↓
2022年09月23日
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800万アクセス記念~いま聴きたいこの1曲(其の4) ジャンル面での迷走は続きますが、ご容赦ください(苦笑)。今回は、少し前に紹介したニール・ヤング(Niel Young)のアルバム、『アフター・ザ・ゴールド・ラッシュ』に収録されているナンバーで、「サザン・マン(Southern Man)」です。 まずは、元のアルバムに収録されたヴァージョンをお聴きください。 続いては、ライヴでの演奏シーンをご覧いただきたいと思います。ブッカー・Tらが参加してている渾身のライヴの演奏です。1993年の演奏とのことですので、最初の発表から20年以上が経過した時点でのライヴということになります。 今回はライヴの演奏をもう一つ。2000年のCSN&Y(クロスビー、スティルス、ナッシュ&ヤング)によるライヴの演奏の場面です。 [収録アルバム]Neil Young / After the Gold Rush(1970年) アフター・ザ・ゴールド・ラッシュ [ ニール・ヤング ] Neil Young ニールヤング / After The Gold Rush 輸入盤 【CD】 ブログランキングに参加しています。 応援くださる方は、ぜひクリックをお願いします。 ↓ ↓ ↓
2022年09月22日
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800万アクセス記念~いま聴きたいこの1曲(其の3) いきなりでジャンルが迷走していますが、今回はプログレです。キング・クリムゾン(King Crimson)の1973年作、『太陽と戦慄(Larks' Tongues in Aspic)』の表題曲です。同アルバムでは、A面が「太陽と戦慄 パートI (Larks' Tongues in Aspic, Part One)」から始まり、B面が「太陽と戦慄 パートII (Larks' Tongues in Aspic, Part Two)」で終わるという曲構成になっています。まずは、13分の長丁場ですが、アルバム冒頭の“パートI”をお聴きください。 この曲が収められている上記のアルバムは、キング・クリムゾンの代表作ともされます。何よりもその良さは、静と動を意識した精緻な即興演奏という点にあると言えるでしょう。 続いては、アルバム最後に収録されている“パートII”の方をお聴きください。こちらは上のものよりは短いのですが、それでも7分超の演奏です。彼らのライヴのレパートリーとしても親しまれることになった楽曲です。 何だか“動かない映像”だけになってしまいましたが、今回は精緻な演奏をお楽しみいただくということで、ご勘弁ください。[収録アルバム]King Crimson / Larks' Tongues in Aspic(太陽と戦慄)(1973年) 太陽と戦慄(SHM-CD Edition) [ キング・クリムゾン ] 【国内盤CD】キング・クリムゾン / 太陽と戦慄 下記のブログランキングに参加しています。 応援くださる方は、バナーをクリックお願いします! ↓ ↓
2022年09月21日
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800万アクセス記念~いま聴きたいこの1曲(其の2) 続いては、キューバ出身でメキシコに帰化して活躍しているシンガーソングライター、フランシスコ・セスペデス(Francisco Céspedes)の楽曲です。本ブログでも過去に紹介している2002年リリースのアルバム『…アイ・コラソン』に収録されているナンバーで、筆者のお気に入り曲の一つです。映像が動かず、アルバムのジャケット・イメージだけなのですが、まずは元のヴァージョンをお聴きください。 ずんぐりむっくりの髭のおじさんという風貌(失礼!)からは想像がつきにくい美曲で、味のあるヴォーカルのナンバーです。彼は、名のフランシスコの部分の愛称である、 “パンチョ”とも呼ばれて親しまれています。上でメキシコに帰化したと書きましたが、メキシコを拠点としつつ、スペインやチリなどスペイン語圏の主な各国でも人気を博している人物です。 そのようなわけで、もう一つの映像は、スペイン絡みのもので、スペインの著名グループ、プレスントス・インプリカドス(Presuntos Implicados)によるヴァージョンです。単にフランシスコ・セスペデスの曲を彼らが演奏しているというのではなく、ご本人が登場して歌っているヴァージョンです。 [収録アルバム]Francisco Céspedes / …Ay corazón(2002年)Presuntos Implicados / Versión Original(1999年) ↓いずれも、これらのアーティストによる別盤です(今回の曲が含まれている盤とは異なるのでご注意ください)。↓ 【中古】 Francisco Cespedes / Donde Esta La Vida 輸入盤 / Francisco Cespedes / Warner Music Latina [CD]【ネコポス発送】 【中古】 Francisco Cespedes / Vida Loca 輸入盤 / Francisco Cespedes / Warner Music Latina [CD]【宅配便出荷】 Presuntos Implicados / Gente 輸入盤 【CD】 ブログランキングに参加しています。 応援くださる方は、ぜひクリックをお願いします。 ↓ ↓ ↓
2022年09月20日
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800万アクセス記念~いま聴きたいこの1曲(其の1) 800万アクセスを記念して、今回も、“いま聴きたい曲”を30曲、順に取り上げていきたいと思います。しばらくの間続くことになりますが、ぜひともお付き合いください。 まずは、少し前から突然聴きたくなっていたナンバーからスタートです。マドンナの1989年リリースのアルバムの表題曲で、シングルとして大ヒットして全米や全英で1位を記録しました。 続いてもう一つ映像をご覧ください。同じ曲の後世のライヴのシーンです。2005年7月、ハイド・パークでのチャリティ・ライヴでの様子をご覧いただきたいと思います。堂々のライヴ・パフォーマンスと歌唱です。 [収録アルバム]Madonna / Like A Prayer(1989年) 【輸入盤CD】Madonna / Like A Prayer (マドンナ)【★】 【中古】 ライク・ア・プレイヤー/マドンナ 【中古】afb 下記のブログランキングに参加しています。 応援くださる方は、バナーをクリックお願いします! ↓ ↓
2022年09月19日
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2022年09月18日
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INDEXページ(ジャンル別、アーティストのアルファベット順)を更新しました。ここ最近の記事を追加しています。INDEXページへは、下のリンク、もしくは本ブログのトップページ(フリーページ欄)からお入りください。 アーティスト別INDEX~ジャズ編(A-G)へ → つづき(H-M)・つづき(N-Z) アーティスト別INDEX~ロック・ポップス編(A-B)へ → つづき(C-D)・つづき(E-I)・つづき(J-K)・つづき(L-N)・つづき(O-S)・つづき(T-Z) アーティスト別INDEX~ラテン系ロック・ポップス編(A-L)へ → つづき(M-Z) アーティスト別INDEX~邦ロック・ポップス編へ 下記ランキングに参加しています。応援くださる方は、各バナー(1つでも ありがたいです)をクリックお願いします! ↓ ↓
2022年09月15日
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ジャズ・シンガー然としたヒット盤 ダイアナ・クラール(Diana Krall)は、1964年カナダ生まれの女性シンガー、ピアニスト。1990年代以降で大成功を収めたジャズ歌手として知られ、何度もグラミーを受賞している。 本盤『ザ・ガール・イン・ジ・アザー・ルーム(The Girl in the Other Room)』は、2004年に発表された彼女の7作目のアルバムである。ジャズというジャンル分けを超え、全米チャート(ビルボード)で4位。カナダでは1位のほか、ポルトガルでは6週連続1位(他にも英・仏・独など各国のチャートで上位入り)というヒットとなった。 何を隠そう筆者がちゃんと彼女のアルバムを通して聴いたのは、この作品が最初だった。その時からの印象なのだけれど、ダイアナ・クラールという人は、シリアスなジャズ歌手である。“ジャジーにキメたポップな歌い手”(だからと言ってそれが悪いわけではないが)とは、一線を画していて、陰鬱なジャズ・シンガーらしさをなかなか崩してはくれない。 とはいえ、本盤の選曲はなかなか面白い。まず、リリースの前年(2003年)に結婚した夫のエルヴィス・コステロとの共作が、本盤収録曲の中核(2.、5.、9.~12.がこれに該当)を占めている。さらに、注目なのは、ロック/ポップといった分野も分け隔てなく、曲を選んで、結果、ジャズ・シンガーとして歌い上げている点である。この点に関して、3曲ほど挙げておきたい。まず、3.「テンプテーション」は、トム・ウェイツの曲で『フランクス・ワイルド・イヤーズ』(1987年)に収録されていたもの。次に、4.「オールモスト・ブルー」は、夫のエルヴィス・コステロのナンバー(原曲は、1982年の『インペリアル・ベッドルーム』に所収)。さらに、8.「ブラック・クロウ(黒いカラス)」は、ジョニ・ミッチェルの曲で、『逃避行』(1976年)に収録されていたナンバー。こういう風に、ジャンルを超えたジャズ側での選曲・パフォーマンスは、歴史的に見れば、決して特異なことではない。その当たり前のことを、自分流に解釈してこのように提示できるダイアナ・クラールの力量は恐るべしといったところだろうか。[収録曲]1. Stop This World2. The Girl in the Other Room3. Temptation4. Almost Blue5. I've Changed My Address6. Love Me Like a Man7. I'm Pulling Through8. Black Crow9. Narrow Daylight10. Abandoned Masquerade11. I'm Coming Through12. Departure Bay~以下、日本盤のボーナス・トラック~13. I'll Never Be the Same14. Sometimes I Just Freak Out2003年録音、2004年リリース。 ザ・ガール・イン・ジ・アザー・ルーム [ ダイアナ・クラール ] 【中古】 【輸入盤】Girl in the Other Room/ダイアナ・クラール 【中古】afb 以下のブログランキングに参加しています。お時間の許す方は、 クリックで応援よろしくお願いします。 ↓ ↓ ↓
2022年09月13日
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レア・トラック集で追うザ・フーの進化の過程 ザ・フー(The Who)は1964年レコードデビューのイギリスのバンド。ビートルズ、ローリング・ストーンズと並び、そして日本ではあまり評価されていないキンクスを加えて、英国ロック史上の4大バンドと呼ばれたりする。 ザ・フーと言えば、以前にも書いたように、大音量やファズのかかった歪みのサウンド、暴力的な破壊性などが思い浮かべられることも多いが、その音楽性の展開や幅の広さはあまり話題にならない。デビュー時の『マイ・ジェネレーション』から『トミー』(1969年)や『フーズ・ネクスト』(1971年)にいたる道のりは、ある種、急激な変化のうねりの中にあった。10数年の時を経て、1985年になってからリリースされた『フーズ・ミッシング(Who’s Missing)』は、いわゆる未発表・レア音源のコンピレーション盤で、1965年から71年にかけての音源を編んだものだったが、そうしたザ・フーの進化の過程を如実に示すものになったと思う。 でもって、その“進化”の真髄はどこにあったのだろうか。それがすべてというつもりはないけれど、なによりも第一に“洗練”があったと感じる。その洗練度が上がる大きな動機の一つは、シンセの導入にあると思うが、“洗練”されたからといってすなわちこじんまりした演奏に落ち着いてしまうわけでもない。実際、最後に収められているライヴ・テイクにおいても、進化すれどもこじんまりするわけではないことが十分に示されていると感じる。 なお、2011年のリイシュー日本盤ではさらに6曲が追加収録された(追加収録の部分は、筆者は未聴)。また、1985年当時のリリースの後(1987年)には本盤のタイトルをもじった『トゥーズ・ミッシング(Two’s Missing)』という続編となるコンピ盤も発表されている。[収録曲]1. Shout and Shimmy2. Leaving Here3. Anytime You Want Me4. Lubie (Come Back Home) 5. Barbara Ann6. I'm a Boy7. Mary Anne with the Shaky Hand8. Heaven and Hell9. Here for More10. I Don't Even Know Myself11. When I Was a Boy12. Bargain (Live)1985年リリース。 【中古】 【輸入盤】Who’s Missing/ザ・フー 【中古】afb 下記のブログランキングに参加しています。 応援くださる方は、バナーをクリックお願いします! ↓ ↓
2022年09月10日
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ブルース・ロックの偉大なるギタリストに捧げた盤 ゲイリー・ムーア(Gary Moore)は、1954年生まれの北アイルランド出身のミュージシャンで、2011年に急死している。スキッド・ロウやシン・リジィでの活動を始め、ジャンル的にはハード・ロックという印象が強いが、1990年の『スティル・ゴット・ザ・ブルース』以降、ルーツへの回帰をし、ブルース関連に軸足を置くようになっていった。そのような中、ブルース・ロックの偉大な貢献者に捧げるアルバムを1995年にリリースした。それがこの『ブルース・フォー・グリーニー(Blues for Greeny)』というわけである。 表題のグリーニーというのは、ピーター・グリーンのこと。この人物は、フリートウッド・マックの創設メンバーにして、初期フリートウッド・マックを牽引したアーティストである。ブルース・ロックからハード・ロックへの流れができていった歴史的な過程は、周知と言ってしまえばそれまでなのかもしれない。けれども、その“脈流”をさかのぼっていくかのような形でヘヴィ・メタルやハード・ロックに熱中する若い層に示していったのは、ゲイリー・ムーアの大きな功績とも言えるような気がする。 選曲は、表題が示すようにピーター・グリーンの演奏で知られるナンバーがひたすら並んでいる。11曲のうちの多くは、フリートウッド・マックの最初のアルバム(参考過去記事)に収録されたものだが、それ以外の曲も含まれていて、ピーター・グリーンがジョン・メイオールのグループ(ブルースブレイカーズ)に参加していた時期のナンバーも収められている。 本作のレコーディングで使用されたレスポールは、ピーター・グリーンから譲り受けたものだという。ムーア自身は、『スティル・ゴット・ザ・ブルース』よりも“このアルバムの方がより純然たるブルース・アルバムだ”と述べていたのだという。筆者はピーター・グリーンが大好きなので、ついつい元の演奏を思い浮かべつつ本盤を聴いてしまうのだけれども、本来、その必要はないのかもしれない。むしろ、このアルバムを聴いてから、過去をさかのぼってピーター・グリーンを聴く。その方が本盤の正当な聴き方と言えるように思ってみたりもする。[収録曲]1. If You Be My Baby2. Long Grey Mare3. Merry-Go-Round4. I Loved Another Woman5. Need Your Love So Bad6. The Same Way7. The Supernatural8. Driftin'9. Showbiz Blues10. Love That Burns11. Looking for Somebody1995年リリース。 [枚数限定][限定盤]ブルーズ・フォー・グリーニー/ゲイリー・ムーア[CD]【返品種別A】 ブルーズ・フォー・グリーニー [ ゲイリー・ムーア ] 下記のブログランキングに参加しています。 応援くださる方は、バナーをクリックお願いします! ↓ ↓
2022年09月06日
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長いキャリアの中でも、1,2を争う名盤中の名盤 ニール・ヤング(Neil Young)の名盤はという話題になると、候補に挙がるアルバムがいくつかある。そんな中でも、『ハーヴェスト』(1972年)と並んで必ず上位に数えられる名盤が、この『アフター・ザ・ゴールド・ラッシュ(After the Gold Rush)』(1970年)である。ニール・ヤングの名作というよりも、1960年代末から1970年代初頭のロック音楽を代表する名作と言ってもよいと思う。 本盤は、ニール・ヤングの作品としてはサード作となるが、時期的には“スーパーグループ”であるCSN&Y(クロスビー、スティルス、ナッシュ&ヤング)が人気を博した頃と重なる。CSN&Yの『デジャヴ』のリリースが1970年の3月で、この『アフター・ザ・ゴールド・ラッシュ』のリリースは同年の9月であった。そんなこともあり、スティーヴン・スティルスのほか、クレイジー・ホースのメンバー、ニルス・ロフグレンらがレコーディングに参加している。 カントリーをベースとしたロックで、すべての曲に当てはまるわけではないものの、アルバム全体としては、やや暗いトーンである。はずれのない全11曲だが、個人的な好みでいくつか個別の曲に触れておきたい。表題曲の2.「アフター・ザ・ゴールド・ラッシュ」は、ニールの特徴の一つともいえる、あの頼りなげな声のヴォーカルで切々と歌を紡ぐところが魅力。4.「サザン・マン」は、南部の黒人問題を取り上げていて、演奏も重々しいので、気軽に聴ける感じの曲ではないが、本盤中でベストの1曲と言えるかもしれない。ピアノ伴奏による8.「バーズ」は、シンプルな演奏ながら、これほど耳に残るナンバーはないといった感じで、ニールのアーティストとしての力量が如実に表れている。他に、6.「オー・ロンサム・ミー」も、9.「アイ・キャン・リアリー・ラヴ」も捨てがたく、こうやって曲を挙げ続けるとほとんど全曲をピックアップすることになってしまいそうだったりする。 ともあれ、上で述べたように、この『アフター・ザ・ゴールド・ラッシュ』は、ニール・ヤングの代表的な盤であると同時に、その当時のロック界を代表する名盤である。クラシック・ロックに少しでも関心がある人にとって、この作品が“これを聴かずには死ねない”盤の一つであることは間違いない。ニール・ヤングを聴く最初の1枚である必要は必ずしもないかもしれないが、ニール・ヤングに触れてしまったら、本盤は絶対に外せない作品ということになると思う。[収録曲]1. Tell Me Why2. After the Gold Rush3. Only Love Can Break Your Heart4. Southern Man5. Till the Morning Comes6. Oh, Lonesome Me 7. Don't Let It Bring You Down8. Birds9. When You Dance I Can Really Love10. I Believe in You11. Cripple Creek Ferry1970年リリース。 アフター・ザ・ゴールド・ラッシュ [ ニール・ヤング ] アフター・ザ・ゴールド・ラッシュ<リマスター>/ニール・ヤング[CD]【返品種別A】 次のブログのランキングサイトに参加しています。 お時間の許す方は、クリックで応援をよろしくお願いします! ↓ ↓
2022年09月04日
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詩人サビーナの魅力が詰まった一枚 ホアキン・サビーナ(Joaquín Sabina,本名ホアキン・ラモン・マルティネス・サビーナJoaquín Ramón Martínez Sabina)は、1949年、スペイン南部出身のシンガーソングライター。若い頃には、文学を学び、フランコ独裁体制に抗してロンドンへ亡命するなどした経歴を持つ。フランコの死後に帰国し、1970年代末から現在まで音楽活動を続けている。その一方、詩人としても活動していて、詩集を出版したりもしている。 スペインのアーティストで、アルバムもたくさんあるので、限られた数の盤しか聴いていない。とはいえ、筆者は、ある時からホアキン・サビーナの世界に引き込まれていった。その最大の理由は、詩的世界の強さにあるように感じる。 冒頭の1.「ノ・ペルミタ・ラ・ビルヘン」からして、詩的な歌/語りの世界が展開される。2.「バモノス・パル・スール」のようにアップテンポの曲もあれば、13.「カマス・バシーアス」のようにラテン・スタンダード風の曲調のナンバーもある。これらを含めてどの曲も素晴らしいのだけれど、やはりアルバムの神髄は、作曲して自分で歌ってしまう詩人としてのサビーナの本領発揮の部分にあると思う。そうした観点からすると、上記の1.と併せて、3.「ラ・カンシオン・マス・エルモサ・デル・ムンド(世界でいちばん美しい歌)」、6.「ぺセス・デ・シウダー」、12.「クアンド・メ・アブラン・デル・デスティーノ」なんかが核になっていると言っていいだろう。 余談ながら、こうしたサビーナの魅力に主眼を置くならば、本盤のジャケットは少々ミスマッチな気がしなくもない。試合を終えたばかりのボクサーのような姿をしたサビーナ自身の写真がジャケット表面で、裏ジャケットもガウンを着たボクサー姿である。もっと詩的世界を表現するような、いわば“アーティスティック”なジャケットでもよかったのではないかと思う。実際、筆者もリリース当時にこの盤を見かけたのだけれど、ジャケットの印象から直感的に購入を後回しにしてしまった(今となっては後悔)。そんなわけで、ジャケット・イメージと盤の魅力は決して一致していないかもしれない、ということをぜひ記しておきたいとも思った次第である。[収録曲]1. No permita la Virgen2. Vámonos pa'l sur3. La canción más hermosa del mundo4. Como un dolor de muelas5. 69 punto G6. Peces de ciudad7. El café de Nicanor8. Lágrimas de plástico azul9. Yo también sé jugarme la boca10. Arenas movedizas11. Ya eyaculé12. Cuando me hablan del destino13. Camas vacías14. Semos diferentes2002年リリース。 Joaquin Sabina / Dimelo En La Calle 輸入盤 【CD】 以下のブログランキングに参加しています。お時間の許す方は、 クリックで応援よろしくお願いします。 ↓ ↓ ↓
2022年09月02日
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