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スタジオ作品の精度の高さを堪能できる盤 イギリスの音楽ユニット、アラン・パーソンズ・プロジェクト(The Alan Parsons Project)は、1975年から1987年まで活動した。この活動期間中にリリースされた最後のアルバムが、10作目のアルバムとなった本盤『ガウディ(Gaudi)』である。同プロジェクトは、英国出身のアラン・パーソンズがエリック・ウールフソンと組んだスタジオ限定のユニットだったが、後にはライヴ活動も展開している。 アルバム前半(LPでは1.~3.がA面で、4.~7.がB面だった)では、1.「サグラダ・ファミリア」が最初の注目曲。この曲のタイトルであるサグラダ・ファミリア教会(聖家族教会)は、アルバム表題となっているスペインの建築家ガウディの代表作である。ジョン・マイルスがヴォーカルを務めるこの曲は、9分近い大作で、長尺を生かした壮大なスケール感が感動的でさえある。3.「クローサー・トゥ・ヘヴン」はウールフソンがヴォーカルをとるナンバーで、精緻に築かれた美しいメロディが印象的である。 アルバム後半に移って、4.「真実をみつめて」は、ジェフ・バラデイルをヴォーカルとし、上品なカッコよさを備えたロック・ナンバーに仕上がっている。6.「インサイド・ルッキング・アウト」は、上の3.と並んでウールフソンの美曲志向が発揮された好曲。アルバムを締めくくる7.「グラシアの散歩道」は、インストゥルメンタル曲で、スパニッシュ・テイストのギターが効果的でありながら、エレキギターもしっかりと聴かせてくれるという工夫の凝らされたナンバーだったりする。 総じて本盤はスタジオ作のプロジェクトというこのユニットならではの精緻さ、そしてきらびやかなサウンドが魅力だと言える。こうしたスタジオでのアルバム作りにおいて、似たようなバンドとしては、スティーリー・ダンがあったが、アラン・パーソンズ・プロジェクトも忘れてはならない。そんな思いを新たにさせてくれる1枚でもある。[収録曲]1. La Sagrada Familia2. Too Late3. Closer to Heaven4. Standing on Higher Ground5. Money Talks6. Inside Looking Out7. Paseo de Gracia1987年リリース。 【中古】 ガウディ/アラン・パーソンズ・プロジェクト 次のブログのランキングサイトに参加しています。 お時間の許す方は、クリックで応援をよろしくお願いします! ↓ ↓
2024.10.30
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2024.10.28
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豪州発の世界的ヒット エア・サプライ(Air Supply)は、グラハム・ラッセルとラッセル・ヒッチコックの二人を中心とするポップ・ヴォーカル・グループ。1970年代後半にオーストラリア国内で注目されていたが、国際的に知られるようになったのは、アメリカで発売された1980年のシングル曲「ロスト・イン・ラヴ」、およびこれが収録された5枚目のアルバムとなる本盤『ロスト・イン・ラヴ(Lost in Love)』だった。 1970年代から80年代にかけてオーストラリア発のバンドやグループ(例えばこちらやこちらはその例)が世界進出を果たしたが、今から思えば、彼らもその流れの中にあったと言えるのだろう。本盤は大きな成功を収め、アルバムは全米22位、さらに3曲が全米トップ5入りを果たした。 表題曲1.「ロスト・イン・ラヴ」は、人気の火付け役となったナンバーで、シングル・リリースはリミックス・ヴァージョンとなっている。柔らかく穏やかな曲調の美曲で、全米チャート3位を記録した。2.「オール・アウト・オブ・ラヴ」もシングルとしてヒットし、1.を超える全米2位に輝いている。あくまで私見だけれども、曲としては確かにこちらの方が出来がよく、ハーモニーを生かしたバラード曲としては歴史に残るほどの超名曲だと思う。 他に注目の曲としては、3.「ときめきの愛を(エヴリ・ウーマン・イン・ザ・ワールド)」もシングルとして発売され、全米5位を記録した。軽妙さが印象に残る好曲に仕上がっている。アップテンポな曲も本盤には収録されているものの、彼らの聴かせどころとしてはやはりバラード曲で、上記以外には、5.「ハヴィング・ユー・ニア・ミー」や10.「マイ・ベスト・フレンド」がいい。 加えて、注目の曲をもう一つ。7.「チャンセズ」というのがそのナンバーなのだけれど、じっくり聴かせるスロー曲である。確かにシングル向きという感じではないものの、聴き手の心境としては、しみじみ聴き惚れるタイプの好曲となっており、本盤の中では外すことのできない一曲だと思う。[収録曲]1. Lost in Love2. All Out of Love3. Every Woman in the World(ときめきの愛を)4. Just Another Woman5. Having You Near Me6. American Hearts7. Chances8. Old Habits Die Hard9. I Can't Get Excited(燃えない心)10. My Best Friend1980年リリース。 【中古】 ロスト・イン・ラヴ(紙ジャケット仕様)/エア・サプライ ロスト・イン・ラヴ [ エア・サプライ ] ジャパニーズ・シングル・コレクション -グレイテスト・ヒッツー [ エア・サプライ ] ブログランキングに参加しています。 応援くださる方は、ぜひクリックをお願いします。 ↓ ↓ ↓
2024.10.25
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1980年代初頭、AORの好盤 ロビー・デュプリー(Robbie Dupree)は1946年ニューヨーク出身のシンガーソングライター。1980年、セルフ・タイトルのデビュー盤(邦盤のタイトルは『ふたりだけの夜』)に収録のシングル曲「ふたりだけの夜(原題はSteal Away)」がビルボード6位のヒットとなり、続いて制作・リリースされたセカンド作が本盤『僕だけの街角(Street Corner Heroes)』だった。アルバムとしての売り上げはデビュー盤に及ばなかったものの、本盤は、デビュー盤と同様の上質のAORアルバムに仕上がっている。 アルバム表題曲の1.「僕だけの街角(ストリート・コーナー・ヒーローズ)」は、爽やかで軽快な好ナンバー。実際にはそうならなかったものの、シングルカットされて大きなヒットになっても不思議のなかった曲だと感じる。続く2.「デスペレイション」と3.「ブルックリン・ガールズ」は、デュプリーの盟友ビル・ラバウンティが書き下ろしたもの。前者は憂をたたえたバラード調、後者はドラマチックな雰囲気のナンバーで、いずれもデュプリーのヴォーカルと見事にマッチした好曲である。 4.「オール・ナイト・ロング」はアカペラ調のナンバーで、ただのバラード・シンガーではないヴォーカル力が発揮されている。5.「フリー・フォーリン」はデュプリーらしさがよく表れたナンバーで、こちらも筆者の好みだったりする。 アルバム後半では、8.「サタデイ・ナイト」と9.「かくせぬ想い(ミッシン・ユー)」が上記の5.と同じくデュプリー節の利いた好曲で、筆者的には好みである。アルバムを締めくくる10.「ロング・グッドバイ」はややベタな感じもしなくはないが、やはり彼らしい楽曲。総じて、いわゆるAOR(大人向けロック)という括りの中でかなり内容がよく、個人的にはおすすめの1枚だったりする。[収録曲]1. Street Corner Heroes2. Desperation3. Brooklyn Girls4. All Night Long5. Free Fallin'6. I'll Be the Fool Again7. Are You Ready for Love?8. Saturday Night9. Missin' You10. The Long Goodbye1981年リリース。 【輸入盤CD】【新品】Robbie Dupree / Street Corner Heroes (Bonus Tracks) (リマスター盤) 【K2018/4/27発売】(ロビー・デュプリー) 【中古】 僕だけの街角/ロビー・デュプリー 下記のブログランキングに参加しています。 応援くださる方は、バナーをクリックお願いします! ↓ ↓
2024.10.21
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2000年代の新クラシックスの1枚 ニール・ヤング(Neil Young)の活動歴は、優に50年を超える。ソロのファーストのリリースは1969年、バッファロー・スプリングフィールドのデビューまでさかのぼると1966年から音楽業界での活動をしていることになる。コンスタントにアルバム制作を重ねているため、リリースされた作品は何十枚もあるが、長い年月を経ながら、いわば連作のようになっている作品もある。 彼の名盤かつ個人的にお気に入りの一枚に、1972年の『ハーヴェスト』がある。アコースティック・サウンドに独特のヴォーカルがピタリとはまった名盤である。そして、その続編とも言える作品は、20年後の1992年に、『ハーヴェスト・ムーン』というタイトルでリリースされている。それからさらに十数年、2005年に発表されたのが、この『プレーリー・ウィンド(Prairie Wind)』で、同じ志向性を継承した作品となった。 オープニング曲の1.「ザ・ペインター」は、シンプルで柔らかい曲調とヴォーカルが印象的。2.「ノー・ワンダー」は、ヤング独特の頼りなさげな調子のヴォーカル(もちろんいい意味で)がピタリとはまった名曲で、筆者的には本盤の中で一推しである。5.「イッツ・ア・ドリーム」も淡々とした弾き語り調の中に同様のヴォーカルの特色が生かされている。 後半では、アルバム表題曲の6.「プレーリー・ウィンド」の切なさがいい。アレンジ・演奏は工夫されている一方、独特の迫ってくるようなヤングのヴォーカルがうまく組み合わされていて、7分超えの長尺だが、これもお勧めのナンバー。9.「ヒー・ワズ・ザ・キング」はややアップテンポの曲で、演奏面でのホーンやハーモニカが効果的にきまっている。アルバム最後の曲である10.「ホエン・ゴッド・メイド・ミー」は、淡々としたピアノ弾き語り調のナンバーで、穏やかにアルバムを締めくくる。 この手の演奏とヴォーカルが現代の感性にマッチしているかというと、必ずしもそうではないかもしれない。けれども、この何十年も前の1970年代の『ハーヴェスト』と同様、落ち着いて噛みしめるリスナーは一定数(むろん、筆者もその一人だが)存在するのだと思う。21世紀に入ってから出されたこの一枚も、過去の名作と同様、名作として何十年も聴き継がれていくことを願いたい。[収録曲]1. The Painter2. No Wonder3. Falling off the Face of the Earth4. Far from Home5. It's a Dream6. Prairie Wind7. Here for You8. This Old Guitar9. He Was the King10. When God Made Me2005年リリース。 プレーリー・ウィンド[CD] [輸入盤] / ニール・ヤング 下記のブログランキングに参加しています。 応援くださる方は、バナーをクリックお願いします! ↓ ↓
2024.10.17
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アンとナンシー姉妹、始動 ハート(Heart)は、アンとナンシーのウィルソン姉妹を中心とするアメリカ合衆国のロック・バンド。1960年代後半に存在したバンド(やがてホワイト・ハートを名乗っていた)にアン・ウィルソンが合流し、やがて妹のナンシーも参加することになった。このバンドは、ハートを名乗るようになり、1975年に本盤『ドリームボート・アニー(Dreamboat Annie)』でデビューした。 1975年当時、バンドはバンクーバーを拠点としており、この年に本盤はカナダで発売された。翌1976年には米国盤がリリースされている。全米ビルボードのチャートでは最高位7位となり、この後、バンドは人気とキャリアを重ねていくことになった。 注目曲をいくつか見ていこうと思う。1.「マジック・マン」はセカンド・シングルとして全米9位のヒットとなった。派手というよりはシリアスでどちらかと言うと地味なものの、バンドとしての実力を存分に発揮したナンバーと言える。3.「クレイジー・オン・ユー」もシングルとしてリリースした曲(全米では35位)。個人的にはこちらのシングルの方がヒットしてもよかったのではないかという気がするのだけれど、曲の展開やアレンジに工夫があり、初期ハートの代表的ナンバーの一つになっている。 5.「夢見るアニー(原題:ドリームボート・アニー)」は、本アルバムの表題曲。2.にイントロ的、10.にリプライズとなる楽曲が含まれていて、この盤の中心軸となっているナンバー。シングル曲としては大きなアクションを起こさなかったし、ロック・バンドという意味では、これがいちばんの代表曲というのには異論があるかもしれない。けれども、個人的には、この曲が本盤のベストでいちばんの聴きどころだと言っていい。 アルバム後半の収録曲の方がやや小粒なのは否めないが、筆者の好みとしては、ややポップながら7.「ラヴ・ミー・ライク・ミュージック」がいい。それから、9.「ハウ・ディープ・イット・ゴーズ」はヒットしなかったものの、最初のシングルだったナンバー。同じくロック寄りというよりはポップな志向を持つ曲だけれど、これもまた佳曲と言えるように思う。[収録曲]1. Magic Man2. Dreamboat Annie (Fantasy Child)3. Crazy on You4. Soul of the Sea5. Dreamboat Annie6. White Lightning & Wine7. (Love Me Like Music) I'll Be Your Song8. Sing Child9. How Deep It Goes10. Dreamboat Annie (Reprise)1975年リリース。 ドリームボート・アニー [ ハート ] 以下のブログランキングに参加しています。お時間の許す方は、 クリックで応援よろしくお願いします。 ↓ ↓ ↓
2024.10.13
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ベニー・ゴルソン追悼(その2) トランペット奏者のアート・ファーマー(Art Farmer, 1999年死去)は1928年生まれで、テナーサックス奏者のベニー・ゴルソン(Benny Golson,2024年9月死去)は1929年生まれ。生まれ年は1年違うものの、5か月の差しかないほぼ“同い年”の2人が中心となって結成されたグループが、ジャズテット(Jazztet)だった。ピアノ、ベース、ドラムスのリズムセクションに、これら2人のトランペットとテナー、さらにはトロンボーンという6人組(セクステット)だった。 ファーマーとゴルソンの共演はこれが最初ではなかったが、1960年に本盤『ミート・ザ・ジャズテット(Meet The Jazztet)』をレコーディングして以降、数年にわたってジャズテットの活動を展開し、さらには1980年代にもこのグループを復活させていくつもの吹き込みを残した。 ジャズテットのメンバーは時とともに入れ替わっていったが、本盤ではトロンボーンがカーティス・フラー、リズム隊はマッコイ・タイナー(ピアノ)、アートの双子のきょうだいのアディソン・ファーマー(ベース)、レックス・ハンフリーズ(ドラムス)という面々である。この豪華フロント3人の演奏は、個々が競い合う、個人技のどこがいいという風に聴くというよりも、とにかくバンドとしての見事なまとまり、アンサンブルを楽しむというのが、本盤の最良の聴き方であるように筆者には思われる。 個人的な好みで、特に聴き逃がせないと思う曲を挙げていきたい。まず、1.「セレナータ」はグループとしてのまとまりを保った勢いのある演奏が身上で、聴いていてワクワクする。4.「アイ・リメンバー・クリフォード(クリフォードの想い出)」は、ゴルソン作の哀愁漂う有名曲で、リー・モーガンの演奏(参考過去記事)でも知られる。 1.と並んでワクワク感が強いのは、5.「ブルース・マーチ」。さらに、冒頭の勢いのよさが印象的なうえ、聴き手を飽きさせない曲の展開が見事なアート作の8.「モックス・ニックス」も外せない。また、トランペットが美しく響く10.「キラー・ジョー」は、ゴルソンのまったりとしたテナー、フラーの安定したトロンボーン、さらにはタイナーのピアノと聴きどころが凝縮された(贅沢を言えばもうあと2倍ぐらいの時間プレイし続けてほしかった)演奏である。 先月(2024年9月)21日のベニー・ゴルソン逝去の訃報を受けて、前回(過去記事)と今回の2作を取り上げた。今後も機会を見てさらに彼の他の作品を取り上げたいと思う。R.I.P.[収録曲]1. Serenata2. It Ain't Necessarily So3. Avalon4. I Remember Clifford5. Blues March6. It's All Right With Me7. Park Avenue Petite8. Mox Nix9. Easy Living10. Killer Joe[パーソネル、録音]Art Farmer (tp), Benny Golson (ts), Curtis Fuller (tb), McCoy Tyner – (p), Addison Farmer (b), Lex Humphries (ds)1960年2月6・9・10日録音。 ミート・ザ・ジャズテット [ アート・ファーマー&ベニー・ゴルソン ] ブログランキングに参加しています。 応援くださる方は、ぜひクリックをお願いします。 ↓ ↓ ↓
2024.10.09
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ゴルソン追悼(その1) 2024年9月21日、サックス奏者で作曲家のベニー・ゴルソン(Benny Golson)が死去した。マンハッタンの自宅で亡くなったとのこと。1929年生まれで享年95歳ということなので、大往生と言えるだろうが、ジャズ界の巨星がまた一人、あちらへと旅立ってしまった。 そのようなわけで、ベニー・ゴルソンの作品を2回にわたって取り上げていきたい。ゴルソンと言えば、「クリフォードの想い出(アイ・リメンバー・クリフォード)」、「ステイブルメイツ」、「ウィスパー・ノット」、「ファイヴ・スポット・アフター・ダーク」、「ブルース・マーチ」など有名曲の作者として知られる。それと同時に、この人物は、テナーサックス奏者としても活躍した。初のリーダー作の吹込みは1957年のことであった。その成果がこの『ニューヨーク・シーン(Benny Golson's New York Scene)』という盤(LPがリリースされたのは1959年)である。 本盤の基礎となる編成は、後にジャズテットを結成するアート・ファーマー(トランペット)とゴルソン自身(テナー)をフロントに据えたクインテット(5人組)。そして、いくつかの楽曲(2.,4.,7.)において、ジミー・クリーブランド(トロンボーン)、ジュリアス・ワトキンス(フレンチ・ホルン)、ジジ・グライス(アルトサックス)、サヒブ・シハブ(バリトンサックス)を加えたノネット(9人編成)という構成になっている。 クインテットの演奏部分に目を向けると、ハードバップ的なすぐれた演奏にゴルソンの哀愁漂うテナーのよさが活かされた作品と言えそうな気がする。例えば、アート・ファーマーの端正なトランペットに加え、ゴルソン節のテナーが堪能できる1.「サムシング・イン・Bフラット」は、このクインテットの本領発揮である。 しかし、本盤はそれだけで終わるものではない。ノネットの3曲に別の傑出した要素が含まれている。それはアレンジとアンサンブルの妙で、作曲家ゴルソンの本領が示されている部分でもある。彼の代表曲の一つである2.「ウィスパー・ノット」、そして、4.「ジャスト・バイ・マイセルフ」、ジジ・グライスのペンによる7.「カプリ」の3曲は、アレンジャーとしてのゴルソンの能力も同時に示す結果になっていると思う。実はこうした編曲の妙は、他の曲にも見られ、5.「ブルース・イット」なんかは、その一つである。ともあれ、ハードバップなクインテット演奏でありながら、大きな編成のアレンジの妙も楽しめるという、ベニー・ゴルソンらしい作品と言えるのではないだろうか。[収録曲]1. Something in B flat2. Whisper Not3. Step Lightly4. Just by Myself5. Blues It6. You're Mine, You7. Capri8. B.G.'s Holiday *CD追加トラック[パーソネル、録音]Benny Golson (ts), Art Farmer (tp), Wynton Kelly (p), Paul Chambers (b), Charlie Persip (ds)(以下、2., 4., 7.のみ)Jimmy Cleveland (tb), Julius Watkins (French horn), Gigi Gryce (as), Sahib Shihab (bs) 1957年10月14日・17日録音。 輸入盤 BENNY GOLSON / BENNY GOLSON’S NEW YORK SCENE [CD] ブログランキングに参加しています。 応援くださる方は、ぜひクリックをお願いします。 ↓ ↓ ↓
2024.10.07
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2024.10.04
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70年代ロック&ポップス名曲選~Part 9(その10) これで70年代の名曲選の第9弾も10回目ということで、一区切りとなります。最後は、グランド・ファンク・レイルロード(Grand Funk Railroad, GFR)のヒット・ナンバーです。1973年発表の『アメリカン・バンド』のタイトル曲、「アメリカン・バンド(We’re An American Band)」をどうぞ。まずは1973年当時の映像です。 GFRは1969年にデビューしました。このシングル曲は初めて1位を獲得し、この後、彼らは人気絶頂期を迎えました。 この曲のステージでの演奏シーンもご覧いただこうと思います。1974年、ロサンゼルスでのライヴ演奏の模様をどうぞ。スリーピースでの厚みのある彼らの演奏の特徴が全開です。 今回の70年代曲選は、これで一区切りとなります。次回からは、通常の更新に戻る予定です。[収録アルバム]Grand Funk Railroad / We’re An American Band(1973年) 【国内盤CD】【新品】グランド・ファンク / アメリカン・バンド 下記のブログランキングに参加しています。 応援くださる方は、バナーをクリックお願いします! ↓ ↓
2024.10.03
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70年代ロック&ポップス名曲選~Part 9(その9) 今回はビリー・ジョエル(Billy Joel)の曲ですが、決してメジャーなナンバーというわけではありません。大ヒットアルバム『ストレンジャー』の収録曲で、シングル「ムーヴィン・アウト」のB面(米盤)だったという曲です。 まずは、「エヴリバディ・ハズ・ア・ドリーム(Everybody Has A Dream)」というその曲をお聴きください。アルバム『ストレンジャー』のクロージング・ナンバーで、6分超えの力作です。 続いては、この曲のライヴでの演奏です。ヒット曲ではないせいか、動画のものが見つけられず、画面は静止画なのですが、1990年代初頭のライヴでのパフォーマンスの音声です。 でもって、これはこれで名曲なわけですが、実は「エヴリバディ・ハズ・ア・ドリーム」は、1977年リリースの収録アルバムよりもはるか昔に書かれたものでした。いわくつきの彼のデビュー盤(過去記事)の時に既にこの曲の最初のレコーディングが行なわれていました。その1971年ヴァ―ジョンの「エヴリバディ・ハズ・ア・ドリーム」をどうぞ。 [収録アルバム]Billy Joel / The Stranger(1977年) ストレンジャー(Blu-spec CD2) [ ビリー・ジョエル ] ブログランキングに参加しています。 応援くださる方は、ぜひクリックをお願いします。 ↓ ↓ ↓
2024.10.02
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