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図書館の新着コーナーで目に入ったタイトル。爆風スランプだ!と、意気込んで読み始めた。でも、80年代の洋楽ばかり出てきて、ボンジョヴィとポリス、レインボーくらいしか知らなかった。物語は1984年と2024年を行ったり来たりする。それにしても40年前はまだダブルラジカセがあって、カセットテープをダビングしていた。CDが出たと思ったら、いまはアルバムの中の一曲だけ買える音楽配信が出来る。人類の進歩ってすごい❗️YouTubeでオジーオズボーンを聴きながら読了。大きな玉ねぎの下で [ 中村 航 ]
2024.10.30
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これはフィクションだろうかなぜ日本だけが経済成長しないのか、物価が上がっているのに賃金が上がらず、税負担だけ多くなるのか。「消費税を下げろ」と野党が要求すると、判で押したように自民党の政治家は「社会保障の財源だから出来ない」と答える。これは財務省の官僚からレクチャーされているからだ、と思った。国債や国家予算の仕組みについても勉強になった。選挙前に良い本を読ませてもらった。以前読んだ、古賀茂明「日本を壊した霞が関の弱い人たち」でキャリア官僚堕落ぶりに驚いたが、今回はワニの口理論が財務省のまやかしであることを知り、憤慨した首木の民 [ 誉田哲也 ]
2024.10.25
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母をテーマにした5つの短編。毒母では無いが母は強い。女が元々強いのではなく環境によって鍛えられて強くなるのだ。「セメタリー」は、コロナ禍で父が亡くなったのに帰って来るなと言われ、数年ぶりに帰省したら、お墓が無かった話。すごくスッキリした。「アフェア」の本文には出てこないが、帯に書かれた、鞘当て、と言う言葉が分からなかった。そんな意味があったとは。嫁、妻、母である私にとって、とても気持ちが良い読書でした。マザー [ 乃南 アサ ]
2024.10.24
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「競争の番人」の続編。公正取引委員会の審査官、白熊楓は九州事務所へ転勤。イケメンの常盤と呉服業界の内偵に乗り出す。カルテルの可能性が浮上し、東京から小勝負たちがやってくる。九州が舞台なので古い業界の問屋と小売りの力関係や暴力団とのからみなど、知らない世界を見せてもらった。また白熊が東京へ異動することになり、続編がありそうな感じ。「ダメなことにダメって、ちゃんと言ってくれる人がいるんだ」という言葉が今の世の中を反映しているようで、公正取引委員会の人に頑張ってもらいたいと思った。競争の番人 内偵の王子 [ 新川 帆立 ]
2024.10.17
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40歳以上限定の結婚情報サービス会社の話。そこで相談員として働く桐生恭子の発案で、大邸宅「M屋敷」に交際中の会員を泊まらせ、一緒に暮らしてみるという「プレ夫婦生活」プランがスタートした。中高年なので、ずっと独身の人より離別や死別の人も多い。1週間の同居生活の中で交際中に気づかなかった相手の良いところや悪いところが見えてきて、真剣交際に進む人もいれば、交際を中止して、ほかの人を紹介してもらう人もいる。若くないからこその問題もあって、それぞれの事情がとても参考になるし、興味深い。結婚させる家 [ 桂望実 ]
2024.10.12
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ネパールの少女が売られたり、さらわれたりして、インドの売春宿で働かされている。首都カトマンズから離れたバスも通っていない集落の子供たちは学校にも通えず、家の手伝いをする。貧困のせいで親に売られる少女もいるし、行商人のふりをして集落に来た男に騙されて連れ去られもする。マイティネパールというNGOの活動で助け出された少女たちは読み書きや職業訓練を受けて自立していく。日本では著者の長谷川まり子さんが代表のラリグラス・ジャパンが支援している。日本でも貧困のために身売りした時代があった。世界では今も続いている。わたしは13歳 今日、売られる。 ネパール・性産業の闇から助けを求める少女たち [ 長谷川まり子 ]ーー祖父母と妹と貧しいくらしをしていた少女スニタは14歳のときに、仕事を紹介してくれるという男にだまされ、売春宿に送られました。ーーお母さんにお使いを頼まれておじさんに会いに行こうとした15歳のアンジュは、バスターミナルで記憶を失い、インドの売春宿に売られてしまいました。そしてブローカーの女から「おじさんがお前を売ったんだ!」と聞かされたのです。ーー10歳だったカビータは、継母からインドでメイドとして働くよう命じられ、迎えにきた女性に連れて行かれたのが売春宿でした。1年後、保護されたカビータは勉強とスポーツで自信をつけ、その後看護師して新たな人生を歩みはじめています。
2024.10.09
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児童書だし、最初は軽く読んでいたが、最後のほうはもう無理、難しくてついていけない。はやく孫にプレゼントしてしまおう。やわらかい頭ならきっと理解できるだろう。世界一ひらめく! 算数&数学の大図鑑 [ アンナ・ウェルトマン ]内容紹介(「BOOK」データベースより)たくさんの“おもしろアイデア”に触れられる!ひらめきの種になる、世界中のすごい発明や残念な失敗、考えが盛りだくさん。ゆかいなイラスト、なっとくの解説。「なんでそうやって考えるの?」が自然に身につく。ゼロから考え始める力がぐんと育つ!「わからない」だって楽しい。正解/まちがいは数学の中ではとてもちっぽけ。考えつづけることの楽しさもわかる!
2024.10.09
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地元図書館の児童書の新着コーナーで見つけて借りてきた。「乙女の本棚」シリーズ。とにかく絵のインパクトが凄い。内容は今昔物語を参考ににしているらしいが、答えの無いミステリーかホラーのようだった。初出は「新潮」1922年1月。真相がよく分からないことを「藪の中」と言うのは芥川の小説からきているそうだ。他のシリーズも読んでみよう。藪の中 (乙女の本棚) [ 芥川 龍之介 ]
2024.10.09
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羽田空港は何回か利用したことがあるが、東京モノレールは一度も乗ったことがない。山梨からは品川駅から京急に乗ったほうが近いし安い。この作品はモノレールの路線図があったので物語の流れが分かりやすかった。途中に駅があることも、通勤、通学に利用する人がいるのも知らなかった。そして、単線だと思っていたモノレールは複線だった。だってモノだから。いつもの小野寺作品は都内の地名や知らない路線の駅名が出てきて、これって必要ですかと思っていたが、今回は路線図を何回も見直して、楽しめた。モノ [ 小野寺 史宜 ]
2024.10.09
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読み終えて、「ぶりぶりぎっちょう」が球を打って転がして遊ぶ道具だと理解した。検索したら、平安時代から続くホッケーのようなものらしい。そして舞台は京都、6月2日、戦国最大のミステリー本能寺の変の日。成仏できない信長は400年間も本能寺の変を繰り返していた。正倉院宝物の香木、蘭奢待(らんじゃたい)を切り取った信長。部下に褒美として切り与えていたらしい。もう一編は京都の女子寮にまさかの「清」さんが現れる話。信長や清少納言が現代に現れたら、こんな会話をするのかな、聴いてみたいことが沢山あるから、夢に出てきてくれないかな「蘭奢待らんじゃたい」を見たことがあります。数年前、東京国立博物館の特別展で展示されていました。長さ40センチくらいの木の塊で、数ヶ所切り取られたあとがあり、短冊のような和紙でそこに名前が書かれていました。足利義政、織田信長、明治天皇、と書かれていたのを覚えています。六月のぶりぶりぎっちょう [ 万城目 学 ]
2024.10.02
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