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パッとしませんなあ。怪奇大作戦 第9話「散歩する首」カップルでツーリング。イェーイ。ところが空中に浮かぶ生首を目撃してビックリ。バイクを横転させてしまい二人とも死亡。今度は怪しい夫婦が登場。山道を車で走る。運転する夫「こいつぶっ殺して離婚してやる」。疑いの眼差しの妻「この男あたしを殺そうとしているわ。そうはいかないから」。冷めた夫婦。最悪ですな。そこへ道に迷ったカップル登場。「もうヘトヘト」「乗せてってー」。邪魔になると思った夫はカップルの申し出を断って車を出す。しかし、カップルを乗せた方が殺される危険は避けられると思った妻は、無理やり車を停めさせてカップルを誘う。夫「余計なことしやがって~」。ところが空中に浮かぶ生首を目撃してビックリ。車は谷底へ真っ逆さま。カップルと妻は死亡。夫は怪我を負ったものの生き残る。あまりにも事故が不自然なことから地元警察はSRIへ協力を要請。現地に牧が派遣される。そんなこんなで真犯人は夫ではなく、最近姿を見せるようになった怪しい研究者だったことが判明。怪しい研究者は強心作用のあるジキタリスから抽出したガスを死体に吸わせることで蘇生させる研究をしていた。そのため夜ごと生首のトリックを仕掛け、交通事故を起こしては新鮮な死体を手に入れていた。しかもそのトリックとは女のゴムマスクをかぶって首から下は全身黒タイツ。その姿で闇夜に立つとあら不思議、空中に浮かぶ生首の登場でござーい、というチープなものだった。でも夫にとってそんなことはどうでも良かった。自分の手を汚さずに妻を殺してくれたから。ウシシ。あ、人が来た!うわーん、妻よ~なんで死んだんだヨ~とこっちの芝居もかなりチープ。ところが死んだはずの妻がむっくり起き上がり夫を指さす。夫はビックリ「ぎゃー」。怪しい研究者は大喜び。これで自分の研究を認めようとしなかった上司を見返すことができる、と。お・わ・り中三の頃、夜中に再放送していたのを観たが怖かった。特撮はチープだし、音楽もミュージカルソー(横山ホットブラザーズが愛用している楽器)を多用してベタベタ感丸出し。でもやっぱり怖かった。あまりの怖さに裏でやってた「浜村淳の映画へようこそ」にチャンネルを替えたくらい。ちなみにその時やってたのは手塚治虫の「千夜一夜物語」。以来、観直すことはあまりなかったが、結構面白かった。町田警部は欠席、SRIのメンバーも牧以外ほとんど登場せず。舞台は山奥にある掘立小屋が中心。スケジュールと予算の関係だと思われるが、それが却って密室サスペンス風でいい感じ。監督は東映出身の小林恒夫。TBSや東宝系の演出家のようなケレンミなし、サクサク魅せていくが今回のお話と妙にマッチ。喰わず嫌いは良くないねと思った。
2013年11月29日
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死ぬんじゃないかと思うぐらい疲れ果てて。本日横になって何もせず。怪奇大作戦 第8話「光る通り魔」今回のヒロイン・陽子をアパートまで送り届ける上司・清水課長。その直後、光る物体に包み込まれて死亡する事件が発生。つづいて恋人の青木係長も殺されそうになる。犯人は陽子に嫉妬した人物として社内の山本が容疑者として浮かび上がる。しかし、山本は3か月前に失踪、陽子へ遺書を送りつけた後、父親の住む実家・阿蘇へ帰っていた。さらに事件現場に残っていた硫黄は阿蘇山のものと判明。光る物体の正体とは?阿蘇へ向かう的矢所長と牧。山本は阿蘇山で投身自殺をしたが、遺体は見つからなかった。真面目で気が弱く、同僚たちにからかわられ、失踪しても誰ひとり心配する者がいないぐらい目立たない。「あまりにも平凡な男なんですよ。皆からバカにされててね。つまり何て言うのかな・・・」「犯罪を犯しそうにない?」「そうなんですよ!」。 ここで牧は一種の推理をする。山本は投身自殺を図ったが、火口へ落ちずに死に切れなかった。地獄のような硫黄の熱と、陽子へ立ち切れぬ思い、自分を死に追いやった者たちへの復讐心が山本を、ただ光ってうごめくだけの物体すなわち燐光人間へと変えさせたのではないかと。理屈はよく分からないが、牧史郎こと岸田森が語ると本当っぽく聞こえてしまう。牧は改めて陽子を訪ねる。山本が何か預けなかったか?手紙でもメモでも。。。しばらく考える陽子。「そういえば本を渡されました。読んでいませんが」と牧にその本を手渡す。めくると一本鍵が挟まれていたが、心当たりはない。町田警部を通じて鑑識課へ回した結果、東京駅のコインロッカーの鍵であることが判明。ロッカーには膨大な伝票が残されていた。このことをきっかけに北斗公団の汚職が明らかとなった。山本は汚職の責任を一人で負わされていたのだ。その後、陽子と青木係長の挙式が行われた。その場にきっと燐光人間と化した山本も現れるに違いない。山本の復讐はまだ終わっていないからだ。睨んだ通り光る物体が会場をうごめく。牧たちは燐光人間こと山本をガソリンごと炎に葬り去る。お・わ・り脚本は上原正三と市川森一が共同執筆。それぞれ前半を上原、後半を市川が担当したらしい。壮絶なお話でした。山本、全然悪くないよ?コレ。興味のない男から好意を持たれて迷惑だったかもしれないけど、陽子って女もあんまりだなあ。「読んでいませんが」って開いてもいなかったその本は遠藤周作の「沈黙」だったりする。クリスチャンの市川森一が脚本で指定したのでしょう。しかし、これは切ない話だ。一貫して子ども番組のみで活躍した上原正三と、対象的に大河ドラマや小説へと活躍の場を広げた市川森一の二人が共通する「恨みパワー」が炸裂。演出は円谷一。ウルトラシリーズでは子ども番組を意識して本来のカラーを押さえていたのでしょか、冷たくて乾いたタッチ。しかし、これを最後に「怪奇大作戦」の演出から離脱。TBS退社を考え始めていた頃ではないかと。そんなこんなで色々な面から興味深い一本でした。
2013年11月28日
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各方面からボロボロ。ボロボロだなあ。怪奇大作戦 第7話「青い血の女」SRIの助さんこと三沢京助は久しぶりに友人宅で水割りグビグビ飲んでます。タバコもスパスパ。友人に「泊ってけよ」と言われてご宿泊。しかしその夜、寝室で何者かに左手を刃物で切られてしまう。さて、その友人。年老いた父親と仲が悪い。「お前は私を裏切った」「裏切った?成長した子供が親から離れていくのをあんたは裏切りだと言うのか?嫉妬だよ、老人の」とこんな感じ。父親は特許をたくさん持っているため、食べることに困っていない。そして少女のような人形を作り、子供のように可愛がっていたが、いつしか人形は人を襲うようになる。この辺りのことは明確には描かれていないが、最初に助さんを襲ったのは父親の息子と誤って認識してしまったからでは。その後も執拗に助さんを狙い続けたのもそのせいではないか?そんなこんなで今度は女性が殺害され、第一発見者の助さんに容疑が掛かる。さらに助さんが襲われた件も自作自演ではないかと疑われる。SRIと町田警部、初めての対立。そんなこんなでいつしか人形のエスカレートする行動を父親はビビるようになる。「お前は私だけのことを考えてくれている。私だってお前だけが。だからもうやめるんだよ。二人だけで静かにここで暮らそう。私だってあいつが憎い。しかし・・・」なぜそこまで息子のことを憎むのか?しかし、皮肉なことに人形自身も父親の元から離れようとする。「老人を捨てた老人の子どもを殺さなきゃ」。そう言い残すとビルの屋上から落下。粉々に砕け散ってしまう。お・わ・り人形はあくまで人口的に作られたものだが、老人の恨みが人格を与え、ついには殺人を犯すようになる。ありえない話ですが、本筋はそちらではなくズバリ高齢者問題。40年以上前のテレビドラマでこんなことをテーマに扱っていたとは驚愕に値します。これまで演出を担当した飯島敏宏、円谷一、実相寺昭雄は全員TBSからの出向。今回7本目にしてやっと円谷プロ生え抜きの監督・鈴木俊継の登板。如何に当時のTBSが色んな意味で凄かったかを物語っているが、三者に全然負けてません。それにもかかわらず、今日に至るまでほとんど評価されていないのが残念。テーマとストーリーがかなり怖かったです。
2013年11月25日
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理不尽なこと3連発。人生ってディフィカルト&怒り沸騰怪奇大作戦 第6話「吸血地獄」白人の小娘と付き合っていた男が交通事故を起こしましたとさ。死んだはずの白人の小娘が、あーら不思議。生き返っちゃいましたよ。藤子・F・不二雄先生曰く少しフシギ(SF)どころかかなりフシギざます。ところがその白人の小娘、なんと吸血鬼だったんですねー。って、なんだかよく分かりません。なぜなら科学的な説明が一切ないから。別にいいんですよ。「ウルトラQ」なら。でもこれは「怪奇大作戦」。科学的な説明が必要なんです。ファンタジーとかじゃだめなんすよ。つうことで男と白人の小娘の逃避行が始まります。フェリーに乗って場所は別府温泉へ。なるほど「吸血地獄」と別府温泉の血の池地獄に掛けてたんですね。だとしたらベタすぎやんけ。。。そんなこんなでひたすら逃避行。逃げられるはずもないのに男は白人の小娘が大好きなあまり無駄な抵抗を続けます。そんなに入れ込んじゃロクなことないヨ。そして舞台は断崖絶壁へ。自分の腕から血を与える男。男の腕を噛みついて血をチュウチュウ吸う白人の小娘。そして二人はそのまま飛び降りて絶命。救いなし。事件の背景も何もかもわからないまま。お・わ・り面白かったです。あのオシャレ映画ばかり撮ってる映画監督・岩井俊二も絶賛のあまり、リメイク的な映画を作ってしまうほどです。でも、やっぱり、「怪奇大作戦」としてはどやさなのです。脚本を担当したのはやはり金城哲夫。これを最後に「怪奇大作戦」つうよりもTBS・円谷提携作品から降板。「マイティジャック」の敗戦処理作品「戦え!マイティジャック」に専念する。そして円谷プロを退社し、故郷・沖縄へ帰郷する。金城哲夫であれば書けたはず。書けなかったのか、書かなかったのか。今となっては謎ですが、たぶん後者のような気がしますな。そんなことより岸田森の頭皮が一瞬だけ思いっきりズルッと見えたことが何よりも衝撃的だった。おそるべしデジタルリマスター。
2013年11月24日
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今日は奇跡的に早く帰ったが病院へ行ったのでいつもとあんまり変わらん。怪奇大作戦 第5話「死神の子守唄」今回も佐々木守&実相寺昭雄コンビ。氷漬けになった女性の死体が発見。現場検証をするSRI。その様子をじっと見ている女がいたことに三沢は気づく。その女は歌手の高木京子であり、彼女の歌う子守唄が事件の状況と一致していたことが判明する。「8人の娘が旅をした、崖から落ちて3人目が死んだー」こんな暗い歌が大ヒット中という不思議な設定を踏まえて物語は進行する。その頃、牧は被害者の死因から捜査に着手。前回と同じ展開です。死体から多量の放射能が検出されたことから東大病院の放射線科を訪れる。さらに死体に残った血液の異常から原爆症による白血病の治療に効果があると言われているスペクトルG線を浴びせられた可能性が高いことが判明。そんなこんなで高木京子は体内被曝による白血病患者であり、兄の吉野こそが日本に二人しかいないスペクトルG線の研究者の一人だった。「世の中平和だ平和だと浮かれているのに、なぜお前だけが戦争のために殺されなきゃならないんだ。そんな不当があるか。俺は必ず…」。夜な夜な一人帰りの女性を追いかける吉野。スペクトルG線を発射。高木京子に近い年齢の女性を襲っては人体実験を行っていたのだ。アジトを突き止めた牧は同じ科学者として吉野と対峙する。「間違っているというのか?いや間違っているのかもしれない。しかしね、俺がやらなかったら一体誰が京子の白血病を治してくれたのか?日本の国がか?それとも原爆を落としたアメリカがか?誰も何もやってくれない」「吉野君、やっぱり君は間違っている。まず話し合えば…」「話し合って京子が治るのか!」。その後、駆けつけてきた町田警部らに包囲、機動隊から滅多打ちに遭い逮捕される。連行される吉野を悲しげに見送る牧、そして三沢と京子。その場を立ち去る京子はスペクトルG線を自分に突きつけて「死にたくない」と三沢に向かって叫ぶ。次の瞬間、京子の全身は氷漬けに。お・わ・る原爆、体内被曝とテレビドラマで扱うにはあまりにも重たいテーマ。しかも、機動隊による一連の描写はあまりにも政治的であり、明らかに一線を超えている。「怪奇大作戦」における「怪奇」とは人間そのものを指すことがこの一本で明確になったと言えるのでは。
2013年11月19日
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仕事もいいけど自分の時間を作らなければ。やばい。怪奇大作戦 第4話「恐怖の電話」脚本は「アイアンキング」でおなじみの佐々木守。監督は実相寺昭雄。プロデューサーの意図を汲んで真っ先に仕上がった脚本がこのお話。しかも撮影も一番最初に始まったが、時間がかかり過ぎたため四番目に登板。でも四番目でよかったのでは?これがトップバッターだったらきついわ。滝口家に電話。電話に出た玲子は父親に替わる。受話器を耳に当てる父親。しばらくすると不快な金属音が響く。そして電話機ごと全身青い炎に包まれてしまう。前回に続きまたしても人間丸焼け事件。早速自宅を捜査するSRI。執拗に捜査する牧に対して三沢は玲子のことが気になる。つうか、牧の被害者の心情を無視した捜査のやり方が気に食わない。そんな三沢を無視してガンガン捜査を続ける牧。その最中、またしても玲子の目の前で電話に出た男が丸焼けに。玲子の父親を含む丸焼け三人の男の共通点とは?それよりも牧は電話機に事件のヒントがあると思い、電話局を通じて近隣の電話回線、電柱、地下ケーブルなどをしらみつぶしに調べる。その結果、電話機、電話回線共にものすごい電圧が掛かっていたことが判明。さらに焼け焦げた跡を追うと大和電機の社員に辿り着いた。一方、三沢は丸焼け三人男たちがかつて小笠原諸島に駐屯していた旧日本陸軍時代の戦友であり、他にも大和電機の中央研究所長の岡島、小川時計店の小川の二人がいることを突き止めた。彼らはかつて財宝を小笠原諸島に隠していたのだ。ここでようやく牧と三沢の捜査が交差した。容疑者は大和電機の岡島であり、次に狙われるのは小川時計店に違いない。電話機に特殊なアダプターを接続、公衆電話から高熱を送ろうとする岡島。電圧の勢いで一瞬、店内が歪んでしまう小川時計店。岡島を追うSRIと町田警部。しかし、岡島はコンクリートの壁に車ごと衝突し炎上。皮肉なことに自らも焼け死んでしまう。事件は解決。玲子は健康を取り戻し、牧と三沢も和解するのだった。お・わ・り何べん観ても面白い。これが正味25分弱のテレビドラマとは思えない濃厚さ。脚本の構成も見事。真犯人の勤務先が「大和」電機って、やっぱり「大和」朝廷つながりなのでしょう。ちなみに小笠原諸島の返還は「怪奇大作戦」が放送された昭和43年。当時の旬な時事ネタと戦争の影、さらに直接的ではないにせよ佐々木流天皇制問題もちらりと含ませている点が番組の狙いをクリア。この一本を金城哲夫は作家としてどう受け止めたのでしょうか?
2013年11月18日
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今「偽装表示」が熱い。面白い。見逃せない。怪奇大作戦 第3話「白い顔」大企業が入ってるっぽいオフィスビル。仕事が終わってお疲れさん。顔がやたらデカくて背が低いチビノリダーみたいな男が今回のヒロイン・水上順子をデートに誘うが断られる。めげずにエレベーター前で待ち伏せ。それでも振られてしまう。がっくり。タバコでも吸いますか、とライターに火をつけた瞬間、全身に発火。あっという間に火だるまになり焼け死んでしまう。このシーンやたらエグイ。チビノリダーが丸焼けになったことも知らず、地下駐車場で車に乗ろうとした順子は白い顔をした男とすれ違う。順子の父親・水上博士はある実験の最中、顔に大やけどを負い以来、顔を白い包帯で覆ったままである。順子は父親の素顔を見たいと言うが、水上博士は「順子がお父さんを嫌いになってしまうからね」と断る。父親への本当の申し出は「会ってほしい人がいる」と恋人の紹介だった。レーサーだそうです。チビノリダーと違ってカッコいいですね。しかし、そのレーサーも謎の交通事故で死んでしまう。その頃、SRIは警視庁の依頼を受け、チビノリダーの死亡原因を調査していた。その結果、ライターに小さな穴が開いていたことを発見する。そんなこんなで一連の事件は水上博士の犯行だったことが判明。白い顔をした男にわざわざ扮装、自ら開発したレーザー砲を使ってチビノリダーのライターに引火&丸焼け、レーサー狙い撃ちなど次々と実行。その動機は一人娘の順子を嫁に行かせたくなかったから。警察に逮捕され、パトカーに乗る寸前に順子は父親の素顔を見る。水上博士の顔の半分は火傷のあとで覆われていた。泣き崩れる順子。お・わ・りリアル特撮を追求しているだけあってチビノリダーの丸焼け、レーサー運転の車がガードレールから崖下へ転落、ラストの水上邸炎上などいずれもすごく丁寧。特に水上邸炎上シーンは夜間だったこともあって違和感なし。さて今回も金城哲夫が脚本を担当。ただし上原正三との連名。おそらく金城が仕上げた脚本を上原がリライトしたのでしょう。これは結構屈辱だったのでは?その指示を出したのはTBSのプロデューサー・橋本洋二であったのは容易に想像がつく。これは実に厳しい采配です。でもおかげで前回と違って橋本が狙いとする人間の持つ怨念が盛り込まれ、作品がピシッと締まっているのも事実。
2013年11月17日
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風邪なおらん。怪奇大作戦 第2話「人喰い蛾」本当は第1話になるはずだったが、特撮のリテイク等の理由により第2話に回され、代わりに「壁ぬけ男」が第1話に差し替えられたいわくつきの一本。溶けた人間の死体が発見。いずれもマルス自動車の社員だった。捜査の結果、チラス菌という生物を溶解される特殊な菌が使われていたこと、それを蛾に付着させて殺害していたことが明らかとなった。そして犯人はマルス自動車の社員であり、バックに外国自動車メーカーによる日本への経済進出が絡んでいた。観た感じ何かが足りない印象を受ける。特撮云々以前にストーリーの面でこりゃ第2話に回されても仕方が無いなあと思った。たんなる産業スパイ物で犯罪の裏にある人間が持つ怨念といったものが全く描写されていないからではないかと勝手に分析。脚本を担当した金城哲夫はこれまで第1話をほぼ担当。それが今回屈辱の第2話への降格。「怪奇大作戦」の世界観が作家の資質に合わなかったのか。とはいえ、今回のお話は外国資本が日本人を操って経済進出を画策するという構図自体、沖縄出身である金城哲夫ならではのアイディアで面白いのですが、やっぱり何かが足りない(ちなみに外国資本を宇宙人に置き換えると「ウルトラセブン」になる)。あともうチョイといった感じなのですが「マイティジャック」の敗戦処理もあり、ぎりぎりのスケジュールの中で執筆したと思われ、実に残念。製作サイドもこれでゴーサインを出さざるを得なかったのでしょう。他方でメインライターの金城に代わって、めきめきと台頭していくのが「壁ぬけ男」を執筆した同じく沖縄出身の上原正三だったりする。バックボーンは同じでも、こうも作風が違ってくるものなのかと作品とは違う部分でそれはそれで面白かったりする。
2013年11月16日
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またまた大きな仕事がやってきた。土曜日午後から図書館へ行こうと思っていたのに、こりゃ休み返上になりそう。風邪も全然治らないし。怪奇大作戦 第1話「壁ぬけ男」本日から気持ちを入れ替えます。現在NHK-BSで絶賛再放送中&リメイク版も放送中。つうことでこれを機会にちゃんと観直します。「ウルトラセブン」の後番組としてスタート。特撮は抑え、その分ドラマパートを重視した傑作。とはいえ、実写と分からないようなリアルな特撮を追求。予算は「ウルトラセブン」とほぼ変わらなかったという。警察の手に余るような特殊な犯罪を捜査する民間組織SRIこと科学捜査研究所と科学を悪用する犯罪者との駆け引きが基本設定。怪獣も宇宙人も登場しない。そして記念すべき第一回目に登場したのが怪盗キングアラジン。夜な夜な出没しては仏像やらを盗みまくり。警視庁の町田警部もお手上げ。そこで警視庁OBで町田警部の友人である的矢忠率いるSRIに協力を依頼。キングアラジンは大勢の目の前で壁や床にのめり込んで姿を消したという。原子人間?とチープな発想をするSRI職員の三沢京助。仮に原子人間だったとしても仏像についてはどう説明するのか?と的矢らから突っ込まれる。この時点で「怪奇大作戦」がリアル志向のドラマであることが視聴者へ何気に伝えられる。でもキングアラジンはホントにズブズブと床に姿を消す描写あり。しかも特撮ではなく本編で。これはスゴイです。そんなこんなで国宝を盗んでセスナで逃亡。ヘリコプターで追いかける町田警部とSRIのメンバーたち。ところがセスナから十数羽の鳩が放たれ、そのまま墜落してしまうが、同時にキングアラジンも脱出していたことが判明。その瞬間を撮影したフィルムからキングアラジンの正体が天才手品師・一鉄斎春光と判明。春光は20年前、箱抜け脱出に失敗して以来、表舞台から姿を消していた。町田警部とSRIのメンバーたちは春光の自宅へ急行するが「さーて何のことですかな?」ととぼける春光。そんなこんなで湖に浮かぶ箱の中に逃げ込む。水中に沈んでいく箱からわざわざマイクを使って「さよーならー。ワハハハ」と嬉しそうな春光。以下、奥さんが解説。春光は再び脚光を浴びたかっただけで盗みなどに関心はなかった。そしていつでも復帰できるように何度も箱抜けにチャレンジしていた、と。どんどん箱を沈めていく春光。「聞こえますよー。お客さんの拍車喝采が」とニコニコの春光。すかさず町田警部が「狂ってる!」と放送禁止用語を口にする。正直な人です。そして春光は水圧で箱ごと押しつぶされて死んでしまう。逮捕は取り逃がしたものの真犯人を突きとめることに成功。ただし、春光に壁ぬけの原理を教えた科学者は謎のままお話は終わる。江戸川乱歩風の展開で実際にその線を狙っていたとか。後味の悪い終わり方だが、観た印象はカラッとしててそう感じさせないところがまたすごい。つうことであと数分で再放送始まります。♪レッツゴー お・わ・り
2013年11月14日
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最近また肩凝りがひどい。無敵超人ザンボット3 第23話「燃える宇宙」最終回。布団の中で泣いちゃったよ。なぜ戦うのか?何のために犠牲を払うのか?その犠牲は報われるのか?正義とは?それらの答えが全て突きつけられる。ビアル一世号の前に現れるバンドックの胴体。そして巨大な眼から光線が発射される。ザンボット3は謎の空間で怪獣と戦う。またビアル一世号も別の怪獣と戦う。しかし、いくら戦っても手応えが無い。激しいミサイル攻撃の応酬。ザンボット3は腹部に被弾し、宇宙太は大怪我を負うが、痛みのおかげで自分たちが催眠状態に陥っていたことに気がつく。目の前の怪獣は幻だと説明するが、信じようとしない勝平と恵子。「勝平!右上だ!ミサイルを撃て!撃たなかったらお前を呪い殺すぞ!」と宇宙太からそこまで言われ、指示に従ってミサイルを発射する勝平。指定した地点からバンドックが現れ、怪獣はビアル一世号に姿を戻す。そしてビアル一世号が怪獣だと思って戦っていたのはザンボット3だったことが分かる。つまり同士討ちをしていたのだ。怒りに燃える勝平。宇宙太、恵子と共にザンボット3でバンドックの体内に突入。身体を貫通するようにバンドックを切り裂いていく。しかし、バンドックはザンボット3の両腕を焼き切ってしまう。限界を悟った宇宙太は勝平のザンボエースだけ分離させると、恵子とバンドックへの突撃を試みる。「宇宙太!まだ一緒に戦えるのに!」「冗談じゃないぜ。こっちは手足が無くなっちまったんだ」「とにかく二人で体当たりぐらいできるわ。とどめを刺してみせる!」「宇宙太!恵子!早まるな!」。もう泣けてくる。なぜここまでして戦うのか?「出力最大!勝平、先に行くわね!さようなら・・・父さん・・・母さん・・・」「す、すまねえ・・・恵子!かーーーーーっぺーーーーーいーーーー!」メカが飛び散ってグシャグシャのコクピットで叫ぶ宇宙太。バンドックに激突して大爆発を起こす。「う・・・宇宙太、恵子・・・お前たちだけを死なせはしないぞ!」。ザンボエースもバンドックの体内に潜り込み攻撃を続けるが、集中砲火を浴びる。そして同乗していた愛犬・千代錦も爆風に吹き飛ばされてしまう。「千代錦ーーー!」。ザンボエースはメチャクチャに体内を突き進む。そこには巨大な脳が佇んでいた。自分はガイゾック星人に作られたコンピューターだと語る。さらに悪い考えを持った生物に反応するように作られたという。勝平たちの先祖にあたるビアル星人はかつて悪の考えに充ち溢れたため、ガイゾック星人が滅ぼした。それから200年後、今度はビアル星人が逃げ込んだ先・地球が悪の考えに充ち溢れるようになった。そのため自分は地球を滅ぼすために目覚めた・・・と勝平に語る。「地球の人間がみんな悪い人たちだというのか!?」。憎しみ合い、嘘のつきあい、わがままな考え、ましてや仲間同士が殺し合うような生き物が良いとは言えないと指摘される。「そんなことない!みんないい人ばっかりだ!」と勝平は涙を流しながら反論するが、コンピューターの問いに答えられない。なぜ我に戦いを挑んだのか?地球の生き物が頼んだのか?本当に家族や親しい友人を殺してまで護る必要があったのか?悪意のある地球の生き物がお前たちに感謝してくれるのか?地球という星がそのようなやさしさを・・・。お前たちは勝利者となった。しかし、お前たちをやさしく迎えてくれる地球の生き物が・・・いるはずない。涙する勝平。そしてコンピューターは大爆発を起こす。勝平の生存を確信した兄・一太郎らはビアル一世号から必死に呼びかける。地球に向かって落下を始めるバンドック。このままでは大気圏内で燃え尽きてしまう。ビアル一世号はバンドックの下に回り込み、少しでも落下の速度を減速させようとする。「勝平!生きているならお前だけでも脱出しろ!」。大爆発するバンドックとビアル一世号。その爆風で飛ばされるザンボエース。地上へ真っ逆さまになって落下を続ける。「じいちゃん・・・父ちゃん・・・ばあちゃん・・・俺たちやったよね・・・ちゃんと闘ったよね・・・宇宙太・・・恵子・・・いち兄ちゃん・・・」。水面に落下するザンボエース。「俺たちは・・・つまらないことなんか・・・しなかったよな、なあ・・・アキ」。海岸に横たわり無残な身体をさらけ出すザンボエース。その眼からは涙が流れている。浜辺に打ち上げられた勝平。朦朧としたまま涙を流し、震えながら泣き続けている。勝平は女性に膝に抱きかかえられている。プスペアのミチだ。そして香月の姿があった。「ミチ、お前の勘は当たっていた。おかげで俺たちが一番先に勝平に会えたんだ」「だって、ここあたしたちの海だもん。勝平はここに戻って来ると思ってた」。香月はミチに勝平のことが好きなんだろうと聞く。「あたし、ブスだから」「いいじゃねえか。俺だってこいつに惚れているんだ!」。そこへ街の人たちが詰めかける。大群衆になって勝平に近づいてくる。もちろん生きて帰ってきたことをよろこんで、やさしく迎えにきたのだ。その中には帰還していた神ファミリーもいた。「ちょっと待ってくれ、勝平はまだ・・・」と慌てる香月。ミチの膝の上で少しずつ意識を取り戻す勝平。ゆっくりと目を開き、空を見つめたまま。お・わ・り
2013年11月13日
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「ちりとてちん」の再放送だけが毎日の楽しみ。無敵超人ザンボット3 第22話「ブッチャー最後の日」今回も悲惨なお話。最近やたら気持ちが落ち込むのは寝る前に「ザンボット3」を観ているせいではないかと気づいたけど、次回で最終回なのでまあいいか。遅いか。「ザンボット3」は日本サンライズの製作第一回作品。そのためか作画が荒い。話数によって仕上がりに差がある。要するに統一されていない。スタッフも旧虫プロ、東映、タツノコプロ。Aプロから流れてきた人材による編成だったとのこと。その辺の影響もあったのか。そんなこんなで最終決戦。バンドックから二体のメカブースト出撃。ガイゾックの指令を受け、ブッチャーも自ら戦いに挑む。一方、神ファミリーは女性、子ども、香月、ミチを睡眠状態のまま脱出カプセルにそれぞれ乗せて地球、それも駿河湾に向けて発射するところだった。神妙な雰囲気のなか勝平だけがおどけているが、地球に向けて一つずつ発射されるカプセルを見て涙ぐむ。しかし、最後に母親・花江のカプセルの発射だけとになった時、ミサイル攻撃を受ける。出撃するザンボット3。父親・源五郎はキングビアルからビアル三世号を分離。メカブーストを誘導させ、その間にビアル一世号から花江のカプセルを発射させようとする。これまで温厚に描かれていた源五郎だが、今回だけはテンションが高く、作画も荒々しいタッチで別人のように演出されている。無事に花江のカプセルは発射され、次々と駿河湾へ落下していく。それを地上で見ていたのが香月の妹・かおると香月の両親だった。「あ、流れ星!」「かおるちゃん何をしているの?」「早くお兄ちゃんに会えるようにってお祈りしているの」。泣ける演出です。地上に軟着陸するカプセル。睡眠から覚め、外に出るとそこが駿河湾付近であることに驚く香月たち。すかさず無線でビアル一世号へ連絡する香月。「どういうことなんだ!なぜ俺たちだけ地球へ送り返したんだ!」「みずくさいぞ!なぜ一緒に戦おうって言ってくれなかったんだ・・・」。また、神江家、神家の家族がそれぞれ最後の交信をかわす。「そうか、地球へ着いたのか。聞いたか勝平!みんなが着いた地球を何が何でも守らないといけないぞ!」と勝平に呼び掛ける源五郎。ビアル三世号はすでにボロボロだが、バンドックに総攻撃を試みる。なんとか最後に地球に着陸した花江と交信をかわす。「あとはよろしく頼んだぞ!」。メカブーストに突撃。その衝撃でコクピットから猛烈な勢いで空気が船体の外へ流れ出す。極限状態の中、そのままメカブーストを押しつぶし爆発。号泣する勝平。「勝平!悪いが泣いている暇はないぞ!」「勝平!お願い戦って!」宇宙太と恵子が呼びかける。そしてビアル一世号のイオン砲をザンボット3に接続、エネルギーを双方から充填させてバンドックにむけて放つ。大爆発を起こすバンドック。そこに漂うブッチャーの姿を発見。「お前たちは何のためにワシと戦ったのだ?」地球の平和のために決まっていると答える勝平に対して「一体誰がそんなことを頼んだのだ?お前の身内は次々死んでいった。誰がありがたがっているんだ?誰が感謝しているんだ?誰が喜んでくれるんだ?」と問い続ける。そして地球はいずれ滅びると言い残すと爆発する。ようやく戦いが終わったことを実感する勝平、宇宙太、恵子。しかし、そこに首のないバンドックが出現した。次回いよいよ最終回。さあてどう戦ってくれるかのう。。。(語り・永井一郎)。
2013年11月12日
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なんとなくやる気が出ない無敵超人ザンボット3 第21話「決戦!神ファミリー」いよいよガイゾックとの最終決戦。今回も悲惨なお話。それを隠すかのようにコミカルな演出がなされているのが印象的。バンドックを追って宇宙空間を飛ぶキングビアル。なんとなく前回とつながっていないのは仕方ないか。香月は兵左衛門にバンドックの内部を教える。いつの間にか香月もミチも神ファミリーの一員になっている。ここに至るまでの道のりは長かった。宇宙空間に漂う機雷を破壊するため、ザンバード、ザンブル、ザンベースが発進。破壊しても次から次へバンドックから発射される機雷によりキングビアルの一部が破損。さらにメカブースト出現。ザンボット3で迎撃態勢を取るが、全身を素粒子ビームで打ち抜かれ絶体絶命。さらにワイヤーでがんじがらめにされてしまう。しかし、キングビアルはザンボット3を援護しない。目的はバンドックの破壊のみ。バンドックとキングビアルの激しいミサイル戦が展開。ザンボット3はあえてその渦中に飛び込み、爆発の熱と爆風で全身のワイヤーをほどこうとする。一進一退のバンドックとキングビアル。兵左衛門は源五郎に指揮を任せるとビアル二世号へ移動しようとする。それに何気についていく梅江ばあさん。「いいのかね?私はビアル二世号で・・・」「私たち二人で済むなら犠牲は少ないと思いますよ」。兵左衛門と梅江ばあさんはキングビアルからビアル二世号の部分を分離させるとバンドックに向かって発進。「つっこむぞ!香月君の教えてくれた敵の急所へ!」。それを知った勝平は止めようとするが「ザンボット3だけでは無理じゃ!まずはわしらが突破口を開かねば!」と応えながら兵左衛門と梅江ばあさんが操縦するビアル二世号はバンドックの下側へ回る。ガラガラと操縦室の天井が落下。押しつぶされながらもバンドックに体当たりをする。怒りに震える勝平はバンドックの本体を切りまくる。さらに出現したメカブーストをあっという間に倒す。その間、バンドックは後退し姿を消していた。怒りながら涙を流し続ける勝平。お・わ・り
2013年11月11日
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もう書きまくるしかない。無敵超人ザンボット3 第20話「決戦前夜」最終回製作後、話数調整のために作られたとのこと。そのため予算が底をついていたのか、バンクフィルムと留め絵を大量に流用している。お話も取ってつけた感あり。国連防衛軍と神ファミリーが正式に協力することになったが、国連防衛軍からザンボット3とキングビアル号の提供が打診される。兵左衛門は渋々了承。設計図等も国連防衛軍に提供され、いずれはザンボット3も量産されるという。そこへメカブースト出現。国連防衛軍のおっさんがザンボット3に乗って出撃するがボロ負け。キングビアル号も使いこなせない有様。早々に勝平たちに交替。改めてザンボット3出撃。またキングビアル号も神ファミリーが再び指揮を執る。メカブーストは4体現れるが、ザンボット3とキングビアル号の連係プレイで撃退に成功する。お・わ・りこの展開をどう評価するか?前回までの人間爆弾編からバンドックへの追撃という流れが燃える展開だが、サブタイトル通り決戦の前の「決戦」と考えるとそう悪くも無いが、なんとなく水を差された様な。しかもどちらかと言えば凡作の部類に入ってしまうストーリー。当時の視聴者(クソガキ共。ただし、残念ながら当時の記憶なし)は肩透かしを食らったのではないかと思う。そのお詫びかどうか分からないが、永井一郎の次回予告のナレーションがやたら渋くて燃える!
2013年11月10日
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本当に倒れるのではないかと思うぐらいの忙しさだった。無敵超人ザンボット3 第19話「明日への脱出」人間爆弾編もいよいよ佳境。ザンボエースは岩石を海の底へ投げつけている。バンドックを破壊するつもりだが、虚しい行為にすぎない。しかし、アキを失い、香月の行方を心配する勝平にはそれしかできなかった。その頃、香月はバンドックの牢屋にいた。人間爆弾の手術を受けて、バンドックを吹き飛ばそうと目論んでいた。また、牢屋には悪あがきする者もいれば、香月のように何かを企んでいる者もいた。そんなこんなで香月に手術の順番が回ってきた。一方、海上にメカブースト出現、勝平はザンボット3で対戦。メカブーストごとバンドックへ投げつけることを考えつく。ザンボット3はメカブーストを倒すと、その身体を抱え深海へ潜って行く。しかし、水圧に耐えられずコクピットに浸水する。限界を超えながらもなおも潜り続ける。深度2500メートルを切った瞬間、メカブーストをバンドックへ投げつける。その振動で香月は手術台から解放され、牢屋にいる人たちを脱走させる。パニック状態になったブッチャーと兵士たち。ブッチャーの後をつけた香月はガイゾックの正体を見る。それは巨大な脳と眼だけの姿だった。ガイゾックはブッチャーに対し「わが命に背き地球なる星の悪しき生き物を根絶やしにする使命の怠りあり」「戦え!海を裂き、地に潜りて、憎っくき敵を火炎にて引き裂け!」と命じる。浮上するバンドック。ザンボット3とキングビアル号は攻撃を続け、バンドックは大破。その衝撃で牢屋に捕まっていた人たちは脱出を試みるが、ガイゾックの兵士たちと銃撃戦となる。その最中、香月と同じ牢屋にいたコンピューター技師がガイゾックの兵士たちの前に立ちふさがる。「俺は人間爆弾だ!俺を撃ったらどうなると思う!」。その手には自ら作った起爆装置が握られていた。「香月君、伏せろ!」そう言うとコンピューター技師は自爆し、外部に出るハッチが吹き飛ぶ。逃げる香月たちを勝平はコクピットから確認する。もう一体のメカブーストを倒すザンボット3。こうして勝平と香月は再会し、握手を交わす。香月は神ファミリーにガイゾックの正体を見たことを話す。バンドックへ追撃する決意を固める神ファミリー。お・わ・り
2013年11月10日
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無敵超人ザンボット3 第18話「アキと勝平」ブッチャーはバンドを組んでプレスリーよろしくロックを演奏。ガイゾックは徹底してコミカルに描かれているが、コミカルであればある程、残酷ぶりが際立つ。その頃、ガイゾックのメカに捕えられた香月はバンドック内の牢屋へ。そこでプスペアのミチと再会する。しかし、アキの姿はなかった。そういえば牢屋へ連行される際にすれ違った人の列にアキがいたような。香月はアキが人間爆弾に改造されたのでは?と考えずにはいられなかった。一方、航行中の船をメカブーストが襲撃。勝平はザンバードでメカブーストを攻撃するが、船は沈没してしまう。漂流物につかまり救助を求めている人たち。その中になぜかアキを発見した勝平は迷うことなく救助、キングビアル号へ連れて行く。同じく宇宙太も他の人たちを救助しようとするが、兵左衛門から待ったがかかる。その中に人間爆弾に改造された人が潜んでいる可能性があるからだ。しかし勝平がアキをキングビアル号に収容していたことには誰も気づいていなかった。アキはなぜ船に乗っていたのか、どうしても思い出せない。ガイゾックに捕まっていたことも。捕まっていたような、いなかったような曖昧な記憶しかない。「もうどこにも行くなよな。ずっとここにいろよ」。素直に感謝するアキ。しばらく相思相愛を思わせるシーンが続く。勝平は海水でびしょ濡れになったアキに自分のパジャマを渡し、着替えるよう勧める。ところ変わって指令室。兵左衛門にアキを救助し、キングビアル号に乗せていることを報告する勝平。「その子が人間爆弾に改造されていたらどうするんじゃ!」。まさかアキが人間爆弾に?部屋に向かう勝平。勝平のパジャマに着替えるアキの背中に星型のあざが。兵左衛門らは勝平を止めようとするが、振り切って自分の部屋へ向かおうとする。パジャマ姿になりベッドで雑誌に目を通すアキ。心なしか微笑を浮かべている。その瞬間、アキの身体は爆発する。勝平の部屋は爆風で吹き飛び、キングビアル号にも被害が及ぶ。爆発が広がらないようシャッターが下ろされる。勝平はシャッターをこじ開けようと拳で叩くが、爆発の熱でまともに触れることすらできない。甲板に回ると自分の部屋から炎が噴き出している光景を目の当たりにする。そして空から爆風に煽られ、アキが着ていたパジャマの切れ端が舞い落ちてくる。それを握りしめて怒りの涙を流す勝平。ザンボット3にチェンジしてメカブーストを海中に追う。いつの間にか海底に潜んでいたバンドックは戦闘に備え、基地内は混乱していた。アキが死んだことをまだ知らない香月とミチ。混乱に乗じて香月はミチを脱出カプセルに乗せ「勝平に会えたらこう言ってくれ。もし生きて会えたら、俺はお前と握手できるってな」とことづける。結局、水中での戦いに限界を達し、勝平らはメカブーストを取り逃がしてしまう。そして水上に浮かぶカプセルにミチの姿を発見、背中に星型のマークが無いことを確認するとキングビアル号に収容。「香月さん、私だけを逃がして自分は基地に残ってガイゾックをやっつけるんだって・・・。香月さんは基地もろとも死ぬ気なのよ。もし生きてあなたに会えたら握手するって・・・」と、ミチの話を聞いて驚く勝平。そしてキングビアル号の修復工事が進められた。勝平の部屋がクレーンで引きずり出され、海中に破棄される。「アキ、お前は何のために生まれてきたんだ・・・ガイゾックに追いかけられ・・・殺されるために・・・」。お・わ・り
2013年11月05日
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吉村昭「戦艦武蔵」新潮社読み応えあった。淡々と冷徹に描写されている点がすごい。戦争とはバカバカしいものだ、と。これ70年代に円谷プロが映画化を進めていたらしい。それはそれで観たかった。 藤子・F・不二雄「藤子・F・不二雄大全集 ぴーたーぱん」小学館とにかく絵がカワイイ。50~60年代の作品ですが、タッチが確立されてます。以後、ほぼタッチが変わらないことがすごい。 藤子・F・不二雄「藤子・F・不二雄大全集 ロケットGメン」小学館藤子ヒーローのほぼ原点。おおらかな作風。博士が役に立っているのか、立っていないのかよくわからないポジションがいい 小松左京「日本アパッチ族」角川春樹事務所評価が高いが、そんなに面白いとは思わなかった 藤子・F・不二雄「藤子・F・不二雄大全集 すすめロボケット」1~3巻 小学館ある意味ドラえもんの原点。ここから色々なものがそぎ落とされて洗練されていくんだなあと思うと感慨深い。何事も地味にコツコツと続けていくことが大切なんだなあ 森川由浩「妖術武芸帳1969」面白かった。60年代から70年代に移行していく状況を興味深く読むことができた。文章はやや「?」だったが、まず書くことが大切。なかなかすごい仕事です 井上英之「検証ゴジラ誕生 昭和29年東宝撮影所」朝日ソノラマ今まであちこちで聞いたことのあるエピソードばかりで残念だった。時代を対比させる意図で平成6年の自民党と社会党の連立について冒頭記述されているが、本文とあまりリンクしていないのがなんだか 二クラス・ルーマン「信頼 社会的な複雑性の縮減メカニズム」勁草書房難解だった。。。 実相寺昭雄「未完成交響楽」風塵社おなじみエロ小説集。どうしてこうも読み手をどん底に突き落とすような小説ばっかり書くんでしょう?後味悪過ぎ 渡辺一史「こんな夜更けにバナナかよ 筋ジス・鹿野靖明とボランティアたち」文藝春秋分厚いが、あまりに面白くていっきに読み終えた。いろいろと考えさせられた 藤岡弘、「愛と勇気と夢を持て!」ゴマブックス本人は至って真面目に書いたつもりなんだろうけど、面白おかしく編集されているのが気になった。編集者の悪意を感じる。けど、まとも作っても売れないし。藤岡弘、の熱さは十分伝わった。この人のちゃんとした本が読みたい 内澤洵子「世界屠畜紀行」角川書店2年前に買った。やっと読んだ。面白かった。世界中の食肉解体場を見学しまくった上で肉を食べることの奥深さを語っている。けど肉食を否定せず、肯定しまくっている点が素晴らしい 立命館大学生存学研究センター編「生存学vol.1」生活書院これも2年前に買ったまんま放置していた。冒頭の対談が面白かった。論文は本文中にも指摘されている通り、そこそこ出来不出来があった。なるほどね。あの人のどっちだったか・・・ 吾妻ひでお「失踪日記2 アル中病棟」イースト・プレス今回も面白かった。こんな感じなんですよね。患者側の主観100%で書かれている点が支援者側にとっては斬新。勉強になりました 「仙台学vol.6」別冊東北学編集室駅前特集。すんごい面白かった。そういう歴史があったのか。当時もっとぶらぶらしとけばよかった。と思いながらも当時「駅前行くと必ず見かけるよね」と言われてたので、しょっちゅうぶらぶらしていたはず 藤子・F・不二雄「藤子・F・不二雄大全集 ロケットけんちゃん」1巻 小学館幼年ものだが、読み進めていくと大長編ドラえもんの要素が満載であることが分かる。F先生は生涯を通じて同じことをずっと書いていたのだなと思う。それは悪い意味ではなく。書きたいものしか書かないという強い意志を感じる 湯浅誠「なぜ「活動家」と名乗るのか 岩盤を穿つ」筑摩書房この人の著書を何冊か読んだことがあるが、同じことが書かれていた。これも悪い意味ではなく。F先生と同じく、人間が発信することって結局はひとつだけなのかな。それはそれで尊いことだと思う 遠藤周作「深い河」講談社すごくショックを受けた。今年の第一位かもしれない。言葉が出ない 藤子・F・不二雄「藤子・F・不二雄大全集 スーパー=キャッティ」小学館原作つきの絵物語。はっきり言って絵の方が文章を食っている。それよりも同時収録の「怪人二十面相」がすごい。江戸川乱歩ってバカ?笑 佐藤優「国家の罠 外務省のラスプーチンと呼ばれて」新潮社なぜこの人と鈴木宗男が逮捕されたのか、理由が分からない。国策捜査とはそういうものか?本文で詳しく解説されていたが、不条理すぎて分からん。本当に不条理で
2013年11月04日
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昨日の日記で「!」が9つあったのは、楽天がチーム創設9年目だから。無敵超人ザンボット3 第17話「星が輝く時」香月らは下北半島にある避難民キャンプに滞在していた。しかし、そこはガイゾックが運営する収容所であり、避難民を捕虜のように扱っていた。目的は謎。そのことを知らせるために香月の子分・健太は単身脱走、近くにキング・ビアル号が滞在していることを確認すると神ファミリーへ接触を図った。その頃、避難民キャンプからトラックで搬送される人々の姿があった。深夜、街中に解放される。「お前らはここで解放する。お前らの自由だ」。呆然とたたずむ人々。そして時間の経過とともに次々と爆発していく。「これは素晴らしい。メカブーストよりも安上がりで効果的だ」と人間爆弾を絶賛するブッチャー。キング・ビアル号では健太の情報から何らかの目的で人間が集められていることが明らかとなる。ひょっとして人間爆弾の製造?念のため兵左衛門は健太をレントゲン撮影するが、幸い異常なしだった。しかし、ガイゾックの目的が人間爆弾の製造だとしたら・・・勝平と梅江ばあさん、愛犬の千代錦はザンバードで避難民キャンプへ潜入、香月と再会を果たす。雨の日、兵士たちは避難民にシャワーの代わりに雨水を浴びるよう命令。香月、勝平、浜本、林、山田らは雨水を浴びながら秘かに会話を交わす間、勝平は林の背中に星型のあざを発見する。さらに浜本の背中にも。「おい、浜本。お前の背中のあざみたいなの前からあったのか?」「あざ?そんなもんねーよ」。不審に思う香月。まさか人間爆弾にされた印では?しかし、二人とも外に連れ出された記憶など無いという。そんなこんなでメカブースト出現。梅江ばあさんと千代錦は避難民を脱出させる。海岸にはガイゾックの輸送船が停泊、吸盤から避難民を吸い上げていた。山田が捕まり、林も捕まってしまうが、その瞬間、林の身体が爆発。やはり林は人間爆弾に改造されていたのだ。愕然とする香月と浜本。香月は怒りがおさまらず、メカに立ち向かうが吸い上げられてしまう。メカブーストはザンボット3によって倒されるが、多くの人たちが人間爆弾に改造されたままだ。キング・ビアル号の技術を持ってしても改造された身体を元に戻すことはできない。敵が倒されたら元の身体に戻る・・・そんなよくあるパターン、都合のいい展開をここでは否定している。浜本は勝平と神ファミリー、健太に「俺だっていつ爆発しちまうかわからねぇんだ。こうしているうちに爆発しちまったらいけねえ。あばよ・・・」と言って人間爆弾に改造されたと思われる人たちの群れに戻る。どこかわからない方向に向かって歩いていく人たち。何も出来ず、ただ涙を流しながら見送ることしてかできない神ファミリー。「どうせ父ちゃんも母ちゃんもいなくなっちまったんだ。俺だってすぐ母ちゃんのところへ・・・」しかし、ハッとする浜本。「俺・・・嫌だ・・・母ちゃんも父ちゃんもいないところで死ぬなんて・・・一人で死ぬなんて嫌だ・・・嫌だ!嫌だ!」と泣きながら叫ぶ。数人の大人たちに取り押さえられるが、それでもなお泣き叫び続ける。「嫌だあ!怖い!怖いんだあ!父ちゃん!父ちゃん!母ちゃん!怖いよお!母ちゃん!母ちゃん、助けて!助けてよぉ!何でも言うこと聞くからよ!母ちゃん!父ちゃん!」。そして浜本は爆発してしまう。「ごめん・・・ごめんよお・・・」と地面にうつ伏したまま泣き続ける勝平。お・わ・り
2013年11月04日
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泣けた。。。おめでとう!!!!!!!!!
2013年11月03日
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恐怖だ。最悪だ。あの恐ろしい出来事から一週間経ったのに、まだ解放されていない。。。無敵超人ザンボット3 第16話「人間爆弾の恐怖」「機動戦士ガンダム」のカツ・レツ・キッカの原型であるちびっ子3人組の活躍を中心にコミカルな展開で話が進むが、テーマは非常に重く、次回から始まる人間爆弾4部作の序章となるのが今回のお話。電車を待つ人たちでごった返しの仙台駅。突然、人が爆発し仙台駅周辺が吹き飛んでしまう。それと同じ事件があちこちで発生した。その頃、神ファミリーのちびっ子・和行、きいろ、公子の3人は小型潜水艇に乗り込み、勝手に出撃してしまう。ロボット・サメの攻撃を受け、命からがら脱出。海に浮かぶ3人の目の前に大型空母が現れ、3人を救出する。しかし、その空母こそがガイゾックの秘密基地であり、人間爆弾の製造工場でもあった。そして3人を救出した目的も人間爆弾の材料確保にあった。そんなこんなで3人を人質にザンボット3の引き渡しを要求。3人の見殺しもやむなしとする神ファミリーに対して「あの三人を助けられないで何が地球を守るだ!」と勝平だけが反対。単身ザンボエースで救出に向かう。兵左衛門もその言葉を受け止め、ビアル一世号で勝平の後を追う。勝平とビアル一世号が囮となっている間、宇宙太と恵子は3人を救出。空母自体がメカブーストであり、とてつもなくデカイためビアル一世号はザンボット3を援護。メカブーストを操縦するブッチャーの部下・バレター。ミサイルを受けた衝撃で誤ってスイッチを押してしまう。そのスイッチは人間爆弾の作動スイッチだった。艦内の製造工場で次々に爆発する改造された人間たち。そうとは知らず勝利に喜ぶ神ファミリーたち。しかし、和行は「あの中で爆弾にされた人たちも死んじゃったんだ」とつぶやく。では一連の爆発事件の原因も?人間爆弾って何?お・わ・り
2013年11月03日
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昨日やたらイライラしたので一人酒。手酌酒。マイティジャックの歌を聞きながら。無敵超人ザンボット3 第15話「海に消えた老将」南の島で休息するビアル一世号。資材や物資に困っていたところ国連防衛軍から提供の申し出を受ける。ようやくこれまでの戦いが評価されたことに喜ぶ神ファミリーだったが、「ビアル部隊」として国連防衛軍の指揮下に入ることを要請される。ほとんど民間人で構成されたホワイトペースが連邦軍に吸収されていった経緯と似ている。そして今回、神ファミリーと接触したのがジェイムズ提督。兵左衛門とは国連大学時代の同級生の間柄だった。そんなこんなでメカブーストと対戦。しかし、ジェイムズ提督はこれまで平和な時代が長かったこともあり実戦経験なし、ガイゾックの出現により初めて指揮を取ってきたが全戦ゼロ勝、来週には現役を引退することが決まっていた。ジェイムズ提督は戦艦ごとメカブーストに突撃を図る。無茶な戦いだったが、実は自分を囮にさせることで、補給物資を運ぶ原子力潜水艦を秘密裏に潜航させることが本当の目的だった。「ガイゾックと戦えるのは神ファミリーしかいない!」「命を掛けても補給船団を日本へ送り届けるのだ!」と熱い使命を胸に秘めてジェイムズ提督はメカブーストともに海に散った。お・わ・り
2013年11月03日
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殺人的忙しさ。本当に殺人的。無敵超人ザンボット3 第14話「スカーフよ永遠なれ」プスペア再会編。ガイゾックは北海道だけまだ攻撃していなかったことから、津軽海峡にメカブーストを出撃させる。その頃、勝平は市役所でプスペアことアキとミチの避難先を問い合わせていた。市役所に避難課という窓口があることがすごい。どうやら北海道へ避難していることが分かるが、北海道には避難民キャンプが7ヶ所あり、プスペアがどのキャンプへ避難しているかまでは判明しなかった。実は札幌避難民キャンプで生活しており、今日は父親とミチとでアキの母親の退院祝いをささやかながら行っていた。ケーキひとつを四人で分け合って食べる、本当にささやかな退院祝い。そこへメカブースト出現。それを追って勝平も札幌へ向かい、アキと再会する。「出て行ってよ!やっと北海道に落ち着いたっていうのに、またこの騒ぎよ!あなたたちさえいなければ、こんなことにならなかったわ!」とまたしても勝平は非難される。しかし、メカブーストは目の前に迫っている。早くキャンプから逃げるよう説得するが、逃げることに性も根も尽きたのでしょう。プスペアとアキの両親は抵抗。勝平の父・源五郎も説得するが、それでも応じようとしなかった。しかし、アキの母親は「人の好意は素直に受けなさい。神ファミリーに怪我をさせられた、このお母さんが言ってるのよ。それとも勝平さんを本当に敵だと思っているのかい?」と説明し、アキはそれを受け入れることにした。そしてビアル一世号へ搭乗、ザンボエースを操縦している勝平の姿がスクリーンに映し出される。「アキとミチは、この俺が、この手で守ってやる!」「勝平・・・勝平・・・ごめんなさい!」。アキの声援を受け、ザンボット3はメカブーストを撃退する。戦いが終わった後、プスペアは勝平にザンボエース用の巨大なスカーフをプレゼントする。以前、ザンボエースにスカーフでもすれば可愛げもあるのに、そんな会話を三人は交わしていた。プスペアはつぎはぎだらけだが、ぼろ布を縫って作ったのだ。「ホントに作ったのかよ!アキがこんなもの作ってくれたのか。ありがとう、アキ!」と喜ぶ勝平だが、「ねえ・・・あたしも作るの手伝ったのよ・・・み、みじめ・・・」とミチはうつむく。夕陽の中、スカーフを首巻いて飛び上がるザンボエース。お・わ・り
2013年11月01日
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