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隠居人はせじぃさん
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この日はサハラ砂漠の朝日鑑賞のため5時に起床。
旅友のSさんは、旅の疲れか隣の私の物音にも爆睡中。

私たちの部屋のドアを室内から。

洗面所。

洋服掛けもユニーク。

6:30にフロントに集合。
旅友はこの朝もpunctual。

まだまだ暗い中、ベルベル人のガイドに連れられラクダの乗る場所まで移動。
ツアー仲間24人のうち21名がラクダに乗る事を希望。3名は徒歩にて大砂丘を目指す。
ラクダは縄につながれていて待機中。 ベルベル人のお兄さんが誘導して、サラサラの砂丘まで移動。
約30分ちょいの道のり。私もベルベル人の青年に介助してもらいラクダに乗った。
ひとこぶラクダの「こぶの真上」に鞍をつけて乗るのであった。
ラクダ、座って我々の乗るのを待っている時は背が低いが、立つと背が驚くほど高い。
乗り降りのタイミングはまるで何かのアトラクション。
前足を立てるのと、後ろ足を立てる瞬間の2回、恐怖が。

何とか必死に摑まりながら、必死に振り落とされないように。
よってラクダの上からのカメラ撮影の余裕は全くなし。
約30分間のキャメルライドで大砂丘に到着。ここから大砂丘の山の頂上までは
徒歩にて砂漠に足が埋まる中、懸命に登る。
必死に登るのだが、上というか前に出した足が、サラサラの砂に敢え無く完敗して
ズルズルと後退する。何度やってもなかなか登れない。そのうちバランスを崩して砂の上に
転んでしまうが何とか頂上に辿り着く。
旅友も皆同様に、下に滑る体を鞭打ちキャーキャーと言いながら。
日の出にはまだまだ時間はあるが、空はかなり白くなり明るさも増して来ていた。
頂上からは、山の下で待つ我々のラクダの姿が。

皆、おとなしく座って、朝日の昇る方向を向いていた。

だんだん明るくなる中で、大砂丘の稜線が美しかった。
ここサハラ砂漠は、東西5,600km、南北1,700kmに渡り面積は約1,000万km2であり、
アフリカ大陸の3分の1近くを占め、アメリカ合衆国とほぼ同じ面積。

サハラとは、元来アラビア語で「砂漠」「荒野」を意味するのだと。
サハラ砂漠はエジプト、チュニジア、リビア、アルジェリア、ここモロッコ、西サハラ、モーリタニア、
マリ、ニジェール、チャド、スーダンに及ぶのだと。
砂漠の砂は極めて細かい。手に取ってもさらさらと指の間からすべて滑り落ちる。
先程難渋した砂丘登りで靴の中はその細かい砂だらけ。
砂の上には靴底の模様がそのままくっきりと残る程砂が細かいのであった。

稜線に座り朝日を待つベルベル人のラクダガイドの男たち。
なかなかのイケメンの青年も。

旅友も座ったり立ったりしながら朝日を待ったが、この日は残念ながら
朝日との対面は適わなかったのであった。

日の出の時間を過ぎたとの事で、帰路へ。
旅友の若い女性2人は、ラクダガイドに引っ張られながら大砂丘の斜面を
滑降。
私も砂丘の斜面を、殆ど真っ直ぐに下る豪快な砂走りで。
走ってしまうと勢いが付き過ぎて止まる事が出来ず頭から転倒しそう。

下に降り待っていてくれたラクダと再びご対面。

全員、元気にラクダに乗り込みホテルに向かう。

帰路の途中で振り返ると僅かに朝日の陽光が。
皆このチャンスを逃すまいと、カメラをラクダになりながら。

このグループは6頭のラクダが連なっていた。

ラクダの上下動にも慣れて、私にも余裕が出て来たのであった。

旅友が私のカメラで記念撮影してくれたのです。

「 ♪~ 朝の砂漠を遥遥と旅のラクダが行きました ~♪」。

この近くで、『数頭の駱駝と乗客のシルエットがすっかり明るくなった砂漠に長い影となって、
その絵のような美しさに溜息』の筈であったが残念!!!。

漸く我々のホテルが見えて来た。

私の乗ったラクダもお疲れ吟味。「今日の客は重かった、追加料金が欲しいよ!!」 の表情が。

この日は風が無く、『楽であった』が風紋は美しかった。
そしてラクダに別れを告げ、ホテルに戻ったのであった。
