JINさんの陽蜂農遠日記

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2025.08.15
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カテゴリ: 海外旅行
広い牧草地には、動物の姿が。



金網の柵越しに 茶色のヤギ が。



角が後ろに湾曲しており、毛はやや長め



草の上でくつろいでいる 仔ヤギ?仔羊たち?



Fairy Houses
The path led to a collection of Fairy Houses, where tiny fairy friends lived in acorn
homes and toadstool cottages. They invited Ella to tea, and she delighted


妖精の家
その小道は妖精の家々へと続いていました。そこには、小さな妖精たちがドングリの家や
キノコのコテージに住んでいました。
妖精たちはエラをお茶に招待し、彼女はその居心地のよい住まいを楽しみました。】と。



草原にくつろぐ 子牛たち(calves)
白黒や茶色などさまざまな毛色をしており、アイルランドやイギリスで一般的に見られる
ヘレフォード種やフリージアン種の雑種であると。
このような放牧風景は、アイルランドの伝統的な酪農文化を体感できる場所なのであった。



Church of Ireland, Ardchoney(アードコニーのアイルランド国教会) 」が姿を現した。



Church of Ireland ARDCRONEY CONGOR 」 
アイルランド国教会 アードクローニー教会 コングー地区 礼拝案内



19世紀初頭に建てられたゴシック・リバイバル様式の教会 で、アイルランドの
農村部に多く見られる典型的な国教会建築。
現在の建物は1998年、Bunratty Folk Park(バンラッティ民俗公園)に再建・移築されたものである。



1820年代〜1830年代初頭に最初に建築されたものと。
建築様式は ゴシック・リバイバル(ネオゴシック) 採用で、 丁寧な石積みと尖頭窓が特徴



Ardcroney Church(アードクローニー教会)の 内部、祭壇(altar)。



ステンドグラス のパネルは、 キリスト教の聖パトリック(Saint Patrick)像。
長い白髪と豊かな顎ひげ
をたくわえ、 青い光輪(ニンブス)を背に していた。
左手には金色の十字架付きの司教杖(クロス・スタッフ) を。



教会内部の屋根構造(トラス)を見上げて。



木彫の記念銘板(メモリアル・プレート )。
「SACRED
to the MEMORY of
ANNIS BIDDULPH
Died September 28th, 1891」 

【聖なる記憶に
アニス・ビドゥルフを偲んで
1891年9月28日 逝去】
「Annis Biddulph」はイギリス系貴族または地主階層の家系「Biddulph家」の一員であった。
この銘板は、教会への献金・奉仕に対する追悼記念として設置された と。
1891年という年は、アイルランドでは土地改革や英国からの自治運動が進む時期であったと。



案内標識も丁寧に。



アイルランドの伝統的な農村景観を象徴する 石積みの塀(ドライストーンウォール) と、
木々に囲まれた 放牧地または農耕地 が拡がっていた。



手前の 石垣は積層型のドライストーンウォール で、以下のような特徴があるのだと:
・平らな板状の石を水平に積み重ねる方式。
・アイルランドの中でもクレア県特有の石灰岩質地層を利用。
・通気性と排水性が高く、長期耐久性に優れる。



前方に見えて来たのが「 アイリッシュ・ストーン・コテージ(石造り農家) 」。 
・素材:地元産の石灰岩(limestone)を積み上げて作られたドライストーン構法
    (モルタルを使わない)。
・屋根:石板葺き(スレート)またはかつては茅葺きであったものを現代の耐候性重視で改装。
・壁厚:60cm〜90cm以上にもなり、断熱性と蓄熱性を確保。
・開口部:窓は小さく、光は少なめだが防風・防寒性を優先。
英国統治下での土地制度により、土地は地主(Landlord)から借り受ける形。
1840年代のジャガイモ飢饉(Great Famine)以前は多数存在していたが、その後多くが
廃屋化または荒廃した と。



そして前方に見えて来た「Bunratty House(バンラッティ・ハウス)」を訪ねることに。
 項目           内容
建築年1804年
建築様式ジョージアン様式(Georgian style)
建設者Studdart家(バンラッティ城の最後の居住者)
所在地バンラッティ城敷地内、Folk Parkの一部
用途    領主邸宅 → 20世紀初頭まで居住 → 1970年代より復元・公開
Studdart家は、18世紀から19世紀にかけてこの地方の地主として力を持っていた。
バンラッティ城が廃城同然になった後、より現代的で快適な住まいとして
このBunratty Houseを建設。
住居としては約150年使われ、Folk Park設立後に博物館的保存と展示対象になった。



Bunratty House(バンラッティ・ハウス) 」の敷地内にあった
Walled Garden(囲い庭園)
18世紀〜19世紀のレージェンシー様式に見られる特徴。貴族や地主の邸宅では庭園を囲って
外部と隔てていた。 レンガと石灰岩の組み合わせの石塀



「Bunratty House(バンラッティ・ハウス)」内 に入る。
エントランスホールまたは廊下部分
左右のドアは書斎や寝室、ダイニングルームなどへの入り口。



17世紀中頃〜18世紀初頭の上流階級女性の絵画。
胸元を大きく露出したドレス、サテン(絹)のような質感。これは17世紀ヨーロッパの貴婦人の
ファッション様式。
かつての住人やその親族の肖像画であろうか?



ダイニングルーム(食堂)
深紅(赤ワイン色)のダマスク模様の壁紙は、19世紀中〜後期のビクトリア様式によく
見られる装飾。
長方形のダイニングテーブルとマホガニー製の椅子は、ジョージ王朝後期~ヴィクトリア朝の
スタイル。背もたれの曲線が美しいのであった。



客間(ドローイングルーム / Drawing Room)
来客をもてなしたり、婦人たちが午後を過ごす空間として使われた。特に19世紀は
「婦人用サロン」としての性格が強い。
主にビクトリア朝時代(1837〜1901)の様式が色濃く反映されており、家具や装飾品は
18〜19世紀の混合。



Nursery ・子供部屋。
クマのぬいぐるみや木馬型の三輪車、手押し車などが見られる。
手前にあるレトロな乳母車。金属製のフレームと幌つき構造は19世紀の典型。
中にはぬいぐるみが座っていた。



女性の寝室(Bedchamber / Lady’s Bedroom)
キャノピーベッド(天蓋付きベッド)は花柄の布張りが施された大きな四柱式のベッド。
天蓋(キャノピー)は防寒・防虫と装飾の両面を兼ねる。
着替え・化粧・祈りなど、女性の日常的な活動がすべてこの部屋で行われていたのであろう。



黒のドレスと白の襟元・ボンネットの女性像。未亡人や敬虔な女性の象徴的な服装。
この家の母・祖母など「家の礎となった女性」であろうか?



この大 理石像 は、西洋美術における有名な主題の一つ
とげを抜く少年(Spinario, Boy with Thorn) 」 に類似しているのだ と。



ヴィクトリア時代に流行した 陶製の装飾柱(pedestal or plant stand)
鮮やかな 緑青(ターコイズ)と紺色の釉薬仕上げ は、19世紀中期〜後期に流行した
マジョリカ焼(Majolica ware) と考えられる  と。



談話室(study / drawing room)
暖炉(マントルピース)は石製(おそらく黒大理石風)、暖炉内に薪が入っていた。
上には置き時計、燭台(キャンドルホルダー)が見えた。



18〜19世紀のジョージアン様式(Georgian style)の住宅の 正面玄関 を振り返って。



Bunratty House(バンラッティ・ハウス) 」の前庭を見る。



見事に手入れされている庭園。



「サービス棟」または「ガーデン・アウトビルディング(付属建物) 」を見る。



ウォールド・ガーデン(Walled Garden)
石造の高い囲い壁、中央の芝生とそれを取り囲む花壇、通路の配置から見て、装飾的な
ビクトリア時代風のフォーマル・ガーデンとなっていた。



ワイナリー・Bunratty Mead & Liqueur Company Limited 」の建物の裏側。
創業 :1970年代
特産品 :アイルランドの伝統的な蜂蜜酒「Mead(ミード)」、ハーブリキュールなど。



ひまわりの花 に近づいて。



再び「 ウォールド・ガーデン(囲い庭園 / Walled Garden) 」を振り返って。



大きな木は、「 モントレー・パイン(Monterey Pine) 」??




                                                                                                        ・・・​ もどる ​・・・


                 ・・・​ つづく ​・・・








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Last updated  2025.08.16 08:05:42
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