JINさんの陽蜂農遠日記

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2025.10.03
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カテゴリ: 海外旅行
The Golden Hinde・ゴールデン・ハインドの帆先の前を通過し進むと前方にあったのが
サザーク大聖堂(Southwark Cathedral)
ロンドンのサザーク地区、テムズ川の南岸、ロンドン・ブリッジ駅の近くにあった。



正式名称: The Cathedral and Collegiate Church of St Saviour and St Mary Overie, Southwark
歴史:
起源は7世紀頃の修道院 にさかのぼり、 12世紀にノルマン様式の教会が建てられた
13世紀にゴシック様式へ と拡張され、その後も増改築を経て現在の姿になっていた。
1905年に正式に大聖堂(Cathedral)に昇格し た。
建築様式: ゴシック様式を基調とし、ヴィクトリア時代に修復された部分もある。
特徴:
・高い四角い塔と八角形の尖塔。
・外壁は明暗のコントラストが強い石積み。
・内部には著名人(シェイクスピア、ジョン・フレッチャーなど)と関係する記念碑がある と。



サザーク大聖堂(Southwark Cathedral) の内部・大聖堂の身廊 (中央の長い通路部分) を
祭壇方向に向かって。
・ゴシック様式の典型である リブ・ヴォールト天井(Rib Vaulting)
・交差リブが格子状に走り、天井を支える美しい構造。

身廊

三連窓(トリフォリウム形式)になっていた
シェイクスピア記念窓(Shakespeare Memorial Window)
上部(トレーサリー部分)
 ・紋章(Shakespeare familyの紋章)と記念銘文。
 ・左右に白地の小パネルに英語の追悼文が書かれています。
中央パネル
 ・復活したキリストが光を受けて両手を掲げる姿。
 ・下部には天使や寓意像。
 ・キリストを中心に「シェイクスピアの作品も神の創造の栄光に属する」という象徴。
左パネル(Old Plays)
 ・『夏の夜の夢(A Midsummer Night’s Dream)』の妖精たち。
 ・『オセロ』『マクベス』などの劇からの登場人物。
 ・背景に豊かな植物文様。
右パネル(Histories & Comedies)
 ・『ハムレット』(剣を持つ人物)。
 ・『ヘンリー五世』など歴史劇の英雄。
 ・『テンペスト』のアリエルらしき存在も確認可能。

(c) サザーク大聖堂

ジョン・ギャワー(John Gower, 1330頃–1408)の墓(tomb monument)。
ジョン・ギャワー は中世イングランドの詩人で、ジェフリー・チョーサー
(『カンタベリー物語』の作者)の同時代人かつ友人。
・横たわるギャワーの像: 赤い法衣に身を包み、頭は三冊の本(彼の三大著作)に枕するよう
 に置かれていた。
・壁画部分(アーチ内):
 ・中央に聖母マリア像。
 ・左右に女性像(おそらく寓意的人物=慈愛・知恵・信仰などを表す)。
・ゴシック様式の装飾: 赤・緑・金で鮮やかに彩色され、細部はヴィクトリア時代に補彩。
・碑文: 黒地に金文字でラテン語の墓碑銘。
頭を三冊の本に載せているのは、彼が 三言語詩人(ラテン語・フランス語・英語)であることを
象徴しているのだと。

ジョン・ガワーの墓

こちらは、「 シェイクスピア記念碑(Shakespeare Memorial) 」。
・設置: 1912年、俳優サム・ティムス(Sam Timms)によって建立。
・場所: 大聖堂の南翼廊(South Transept)。
・作者: 彫刻家 Henry McCarthy によるブロンズ像。
寝そべる姿のシェイクスピア
 ・枕に肘をつき、片手で植物(ローレルやアイビー)を持つ。
 ・リラックスしたポーズで、知的で芸術家らしい雰囲気を表現。
・背後の浮彫
 ・ロンドンの旧グローブ座(The Globe Theatre)が描かれている。
 ・シェイクスピアが活動したサザーク地区との関わりを強調。
・台座部分の銘文
 ・シェイクスピア作品からの引用。
 ・しばしば『テンペスト』や『ハムレット』からの言葉が刻まれる。

シェイクスピア記念碑

バラ・マーケット(Borough Market) 周辺には多くの観光客の姿が。
テムズ川南岸を走る鉄道の高架下を歩く。
ロンドンでも特に観光客と地元客で賑わうフードマーケットなので、週末には写真のように
非常に混雑するのであった。



バラ・マーケット(Borough Market)内にある人気フードスタンドのひとつ、
「Truffle / Trufeles」の店舗。
看板にあるメニュー:
「WILD MUSHROOM RISOTTO (made with SPELT)」
 ・野生キノコのリゾット(スペルト小麦を使用)
 ・この店の看板メニューで、観光客に大人気であった
正面には玉ねぎが大量に吊り下げられていて、マーケットらしい活気を演出。



ロンドンのランドマーク 「ザ・シャード(The Shard)」。
場所: ロンドン・サザーク地区、ロンドン・ブリッジ駅(London Bridge Station)のすぐ隣。
完成: 2012年
設計者: イタリアの建築家 レンゾ・ピアノ(Renzo Piano)
高さ: 310メートル(西ヨーロッパで最も高い建物の一つ)
特徴:
・外観はガラスの破片(shard)のように尖っていることから名前が付いた。
・下層はオフィス、中層はレストランやホテル(シャングリラ・ホテル)、上層には展望台「The View   from The Shard」がある。
・夜にはライトアップされ、テムズ川南岸のシンボルとして輝く。



Southwark Street(A3200)に架かる鉄道橋
Stoney Street 付近)をズームして。



Southwark Street(A3200)をまたぐ鉄道橋、 いわゆる Borough Market Viaduct の
南側アーチ橋。
この銀色のボウストリング(アーチ)橋が道路をまたぎ、そのすぐ東側がバラ・マーケット、
西へ進むとサウスワーク・ブリッジ方面。



「ロンドン橋」方向



南側アーチ橋をくぐると、先程訪ねた Southwark Cathedra・サザーク大聖堂の南側外観



1.手前の連続する尖頭小破風(トリプルの小三角屋根)と縦長のランセット窓
 …内陣南側の側廊と小礼拝堂列(13世紀ゴシック)。
2.奥の大きな三角破風に丸窓(オクルス)
 …南翼廊(South Transept)の外壁。
3.さらに背後で四角い上部に胸壁をめぐらした中央塔(Crossing Tower)。
4.画面右端の茂みの先(画面外)が東端(内陣・Lady Chapel)方向、左奥が身廊(Nave)/
 西正面方向。



サザーク大聖堂の 南側(南翼廊前) を見上げて。
中央塔(Crossing Tower)
 四角い塔頂に胸壁(バトルメント)と四隅の尖塔(ピナクル)。塔自体は中世
  (ペルペンディキュラー様式期)の部分が核で、現在の外装は19世紀に整えられています。
最上部には 聖ジョージ旗(イングランドの十字旗)
外付け時計
   南面に張り出す金色の文字盤の外時計。19世紀の修復時に、市民の時刻表示用として
   設けられたタイプ。
南翼廊(South Transept)の切妻正面
   中央の円窓(オクルス)と、その下に三連ランセットへつながる構成。
   両脇には小さな角塔(タレット)が付き、屋根稜線には十字飾りが立っていた。



ロンドン橋(London Bridge)の南詰・東側にあったのが「Howard Kennedy LLP」ビル。 
これはNo.1 London Bridge(ナンバーワン・ロンドン・ブリッジ)とも。
ロンドン・ブリッジの南詰(テムズ川南岸)に建つ1980年代のポストモダン建築で、格子状の
小窓と、建物の一角を大きくくり抜いた巨大ポータル(吹き抜け)が外観の特徴。



ロンドン橋(London Bridge)周辺の案内地図。



You are here 」と。 



道路の反対側にあったのが「 City of London の境界標(Dragon Boundary Mark) 」。



CITY OF LONDON
LONDON BRIDGE
REBUILT 1967–1973 BY
THE CORPORATION OF LONDON
FROM BRIDGE HOUSE ESTATES FUNDS
HAROLD KNOX KING, CBE, CEng, FICE, FIMunE, FRICS
CITY ENGINEER
CONSULTING ENGINEERS — MOTT, HAY & ANDERSON
CONSULTANT ARCHITECTS — WILLIAM HOLFORD & PARTNERS
CONTRACTORS — JOHN MOWLEM & COMPANY LIMITED」 

シティ・オブ・ロンドン
ロンドン・ブリッジ
1967年〜1973年に、シティ・オブ・ロンドン当局が
ブリッジ・ハウス・エステーツ基金を用いて再建した。
市技監:ハロルド・ノックス・キング(CBE, CEng, FICE, FIMunE, FRICS)
コンサルティング・エンジニア:モット、ヘイ & アンダーソン
設計監理建築家:ウィリアム・ホルフォード & パートナーズ
施工:ジョン・モウレム & カンパニー社】



境界標「ドラゴン・バウンダリー・マーク」  をアップして。
・ドラゴンは City of London の紋章の支持獣(supporter)。
・盾の意匠が 市章:
 ・ 白地に赤い十字=聖ジョージ十字
 ・ 盾の左上の赤い剣=聖ポールの剣(シティの守護聖人)
翼を立てたドラゴンが盾を支える。 舌・翼裏が赤
・シティへの“入口”に据えられ、ここから市域(Square Mile)ですという境界を示す と。



ロンドン橋(London Bridge)の袂から テムズ川の上流 を見る。
手前の橋は Cannon Street Railway Bridge(キャノン・ストリート鉄道橋)。
右岸の二つの塔の建物が Cannon Street Station(駅舎) 、その向こう左奥に見える白い
大きなドームが セント・ポール大聖堂



ズームして。



そしてロンドン橋(London Bridge)上または南詰付近から、
下流(東)方向を向いて
タワー・ブリッジ(Tower Bridge) を見る。
画面中央: タワー・ブリッジ
1894年完成。 建築:Horace Jones、技術:John Wolfe Barry。
跳開橋+つり橋式/塔高約65m・高架歩廊は約42m



No.1 London Bridge(ナンバーワン・ロンドン・ブリッジ)前の石段を下り
テムズ川沿いの遊歩道へ。
London Bridge(南岸)から東(下流)へ “Thames Path” を直進するときの行き先一覧。



現在地は「 ​YOU ARE HERE​ 」。



テムズ川南岸(The Queen’s Walk/Hay’s Galleria 付近)から、北岸=シティ側 を見て。
左から右へ。
1.白い養生シートの建物(Old Billingsgate の“西側”にある別の河岸ブロックの改修中)
2.Northern & Shell Building(10 Lower Thames St) ― 段状の青いガラス
3.Old Billingsgate(旧ビリングズゲイト市場) ― クリーム色の長いアーチ窓
4.Custom House(税関) ― Old Billingsgate のさらに東(右端)


HMS Belfast・巡洋艦ベルファスト記念艦 が前方に。
その後方にタワー・ブリッジ 、その奥にカナリー・ワーフの高層ビル群。



・艦種:タウン級軽巡洋艦(エディンバラ亜種)
・建造:ハーランド&ウルフ社(ベルファスト)
・進水:1938年/就役:1939年
・主寸法:全長約187m、速力約32ノット
・兵装(就役時):
・6インチ(152mm)砲 3連装×4基=12門
・4インチ(102mm)高角砲 連装×6基=12門
・2ポンド“ポンポン砲”、20mm機銃、魚雷発射管(21inch)など
・搭載機:当初は水上機(カタパルト)を運用、その後撤去
・乗員:平時約800、戦時には1,000名超



主要な経歴
・1939年11月:北海で機雷に触れて大破。大規模修理・近代化(船体補強/レーダー・
 対空兵装強化)を受け 1942年 に復帰。
・1943年:北極海船団護衛に復帰。ノースケープ海戦(12月)で第10巡洋艦戦隊旗艦として
 行動し、戦艦シャルンホルスト撃沈に貢献。
・1944年6月:ノルマンディー上陸作戦(D-Day)で沿岸砲撃(連合軍の英・加方面を支援)。
・朝鮮戦争(1950–52):極東配備。北朝鮮沿岸の艦砲射撃・封鎖任務に従事。
・1963年 退役。解体を免れ、1971年 テムズ川に係留公開。1978年 からインペリアル・ウォー・
 ミュージアム(IWM)が所管。



いま見られること(見どころ)
・主砲塔(A・B・X・Y):三連装6インチ砲(艦首2基/艦尾2基)。
・操舵室・艦橋/作戦室(Ops Room)/エンジンルーム:当時の装備を実物展示。
・D-Day 砲撃体験展示:主砲塔内で発射音や指揮命令の再現。
・塗装:第二次大戦期のアドミラルティ迷彩を再現。
・係留場所:タワーブリッジ上流側、南岸(The Queen’s Walk)
 — ロンドン橋とタワーブリッジの中間付近。



・HMS Belfast・ ベルファストはタウン級で最大級の1隻で、戦後まで長く第一線で使われた。
・ノースケープ海戦では、レーダー管制と照明弾(スターシェル)で敵を捕捉し、味方主力の
 砲戦開始を助けたことで有名。



南岸(Hay’s Galleria~Queen’s Walk)側から 北岸=シティ を望む〈上流=左/下流=右〉
左 → 右(手前=川沿い → 奥=高層群)
1.Old Billingsgate(旧ビリングズゲイト市場)
 川沿い左端のクリームイエロー色・アーチ窓の歴史建築。
2.20 Fenchurch Street “Walkie-Talkie”
 中央の“頭でっかち”なガラス高層。最上部に Sky Garden。
3.22 Bishopsgate(Walkie の左後方)
 背後にのぞく最も背の高い箱形のタワー。
4.The Scalpel(52 Lime Street)(Walkie の右後方)
 斜めに切り落としたような鋭い屋根線のタワー。
5.(Scalpel の右)100/8 Bishopsgate いずれか
 角ばった直方体の高層。このアングルでは 100 と 8 が重なりやすく、外装の陰影からは
   100 Bishopsgate の可能性が高い。
6.Custom House(税関)
 川沿い右手の長い古典様式の白系ファサード(樹木の列の背後)。



Hay’s Galleria(ヘイズ・ギャレリア)のアトリウム内にあったロンドン・ブリッジ・シティの
季節イベント告知ボード。
「LONDON BRIDGE CITY
SUMMER by the RIVER
GO WITH THE FLOW
Lose yourself in new experiences.
Reconnect with friends. Feed your curiosity and your appetite.」 

【ロンドン・ブリッジ・シティ
サマー・バイ・ザ・リバー
流れに身をまかせて
新しい体験にどっぷり浸ろう。
友人たちと再びつながり、
好奇心も食欲も満たそう。】



Hay’s Galleria(ヘイズ・ギャレリア)の アトリウム内部。
テムズ南岸、London Bridge と Tower Bridge の間にある複合施設で、19世紀の河岸倉庫
Hay’s Wharf を再生して1980年代に開業  と。
・頭上:鉄とガラスのアーチ屋根(再開発時に設置)。全天候型の回廊空間に。
・両側:当時の煉瓦倉庫の外壁を残したオフィス/店舗フロア。
・中央付近(植栽の奥):黒い船型の動く彫刻 “The Navigators”(David Kemp, 1987)が
 置かれていた。
・このアトリウムはイベント「Summer by the River」などの会場にもなるようだ。



Hay’s Galleria(ヘイズ・ギャレリア)の中心にある、
動く噴水彫刻 「The Navigators(ザ・ナビゲーターズ)
・作者:デイヴィッド・ケンプ(David Kemp)
・制作年:1987年 
・川を往来した商船や機械仕掛けの船を、魚の頭部や外輪、煙突、滑車や歯車の意匠で
 “スチームパンク”風に表現。
・船首の魚(またはクジラ)型フィギュアヘッド、側面の外輪(パドル)、
 多数の煙突/ホーン/舵輪。
・作動時は噴水の水流や​ 一部可動部が動く ​👈️リンク とのこと。



クイーンズ・ウォーク沿い、HMS Belfast 周辺の案内板。



●  YOU ARE HERE」。




                                   ・・・​ もどる ​・・・



                ・・・​ つづく ​・・・








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Last updated  2025.10.03 05:55:35
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