JINさんの陽蜂農遠日記

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2025.11.05
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カテゴリ: 海外旅行
Royal Albert Hall・ロイヤル・アルバート・ホールの西側を歩き北側へ。
西側入口(West Porch) を斜め正面に見る。
・中央左のアーチ
 → 「ROYAL ALBERT HALL」と金文字が掲げられた西玄関。  
       現在、一般来館者が最も多く利用する主要出入口。
・バナー旗(Welcome)
 → 「Welcome」の文字と共に、イベント案内や来館者向けのカラフルなバナーが並んでいた。
 青、赤、紫など色分けされており、施設案内や各種プログラムの告知を兼ねていた。
・背景のフリーズ(装飾帯)
 → 建物上部を一周するテラコッタ製の装飾帯には、「芸術と科学の勝利(The Triumph of Arts   and Sciences)」と題された連続レリーフが見えた。  
     人類の活動(音楽・学問・産業・農業など)を寓意的に表したもの。

この西側ポーチは、  南の「ダイヤモンド・ジュビリー・ステップス」、 
北の「アルバート記念碑と
対面する正面ポーチ」 と並ぶ、ホールの三大出入口のひとつ。



ロイヤル・アルバート・ホール(Royal Albert Hall)の入口「DOOR 6」に近づいて。
・上部:
 「ROYAL ALBERT HALL」の金文字サイン。
・中央:
  「DOOR 6」と大きく表示。観客の入退場に使われる個別ゲートのひとつ。
・下部の案内表示:
    ・「Go to Door 12 for:」とあり、 以下の施設がDOOR 12に集約されている と説明。
    ・Box Office(チケット売り場)
    ・Gift Shop(ギフトショップ)
    ・Tours Meeting Point(館内ツアー集合場所)
    ・Food and Drink(飲食施設)
さらに中央にはホールを円形に見立てた図(扇形の配置図)があり、入口番号が時計のように
配置されていることがわかったのであった。



そして正面に見えたのが アルバート記念碑(Albert Memorial)
・建立:1872年完成
・建立者:ヴィクトリア女王(1819–1901) が、1861年に逝去した夫 アルバート公
              (Prince Albert, 1819–1861) を偲んで建てさせた記念碑。
・建築様式:ゴシック・リヴァイヴァル様式 (ジョージ・ギルバート・スコット設計)。                                       高さ約54m。
・中心像:金色に輝くアルバート公の坐像。              
               手には「1851年ロンドン万国博覧会」の目録を持ち、
               彼の文化・科学振興の功績を示しているのだ と。



アルバート記念碑(Albert Memorial) をズームして。
場所は ケンジントン・ガーデンズ(Kensington Gardens) の南側、ロイヤル・アルバート・
ホールの真正面に位置。
・中央下部(金色の像)
ヴィクトリア女王の夫であった アルバート公(Prince Albert) の座像。
 右手には 「大博覧会カタログ」 を持ち、これは1851年の「ロンドン万国博覧会」に
   深く関わったアルバート公の業績を象徴。
・中央上部(屋根の三角破風部分)
三角破風内にはモザイク画(Mosaic) があり、寓意的人物像(Arts, Sciences, Learning など
   文化的主題)を描いていた。
・尖塔・彫刻装飾
 ゴシック様式の華麗な尖塔群と、黄金で装飾された聖人像や寓意像が立ち並び、アルバートの
   栄誉を永遠に記念する構造になっていた。
・全体構造
 白大理石の基壇 → 金のアルバート像 → ゴシック様式キャノピー(天蓋) → 上方に高く
   伸びる尖塔、とピラミッド状に積み上げられていた。


ロイヤル・アルバート・ホール(Royal Albert Hall) の 北口正面入口。
ロイヤル・アルバート・ホールは 1867–1871年 に建設され、 当初から アルバート記念碑
(Albert Memorial) と真正面に向かい合う配置で設計 された。
したがって、 ここ北側(ケンジントン・ゴア側、Albert Memorial を望む側) が建築的に
「正面 façade」とされている のだ と。
よって、 こちらがロイヤル・アルバート・ホールの“顔”ともいえる正面入口



「Progress Pride Flag(プログレス・プライド・フラッグ)」 (ネットから)。
・1978年にギルバート・ベイカーがデザインした「レインボーフラッグ」は、 性的少数者
 (LGBT)の誇りと多様性を象徴
しました。
・しかし時代が進むにつれ、特に有色人種コミュニティやトランスジェンダーの人々の経験
   が十分に反映されていない、という声が高まりました。
・そこで 2018年、ダニエル・クアサー(Daniel Quasar) が新しいデザイン として
  「プログレス・プライド・フラッグ」を提案しました。
・虹色の6色:従来のレインボーフラッグ(多様性の象徴)。
 赤: 生命    橙: 癒し  黄: 緑: 自然  青: 平和・調和  紫: 精神
・三角形の追加部分: 左側に黒・茶・白・水色・ピンクが加わっています。
・黒と茶:
人種的多様性(有色人種コミュニティ)への包摂。
・水色・ピンク・白:

・黄色地に紫の円: 最近のバージョンでは「 インターセックス(Intersex) 」を象徴する     
 要素が加えられています。

Pride: What is the Progress Pride flag? - BBC Newsround

この白い大理石像は、
プリンス・アルバート公(Prince Albert of Saxe-Coburg and Gotha, 1819–1861)
― ヴィクトリア女王の夫 ―
ロイヤル・アルバート・ホールは彼の名を冠して建設 され、彼の文化・教育振興の理念を
記念するために数々の像や装飾が配置されているのだ と。
・衣装: 軍装風の制服にマントを羽織り、威厳ある立ち姿。
・勲章のチェーン: 胸にはガーター勲章(Order of the Garter)などの首飾りが掛けられていた。
・ポーズ: 左手は腰に置き、右手は少し握りかけて下げる ― 思索的で品位ある姿勢。
・様式: ネオクラシカルな大理石彫刻で、ホールのファサード(外壁)に設置されている
    ニッチ(壁龕)の中に収められていた。


ヴィクトリア女王(Queen Victoria, 1819–1901)像
ロイヤル・アルバート・ホールは、彼女の夫 アルバート公 を記念して建てられましたので、
正面に並んでヴィクトリア女王とアルバート(夫)とが配置されていた。
・王冠: イギリス女王としての権威を示す王冠を戴いていた。
・装束: 重厚なローブ(マント)と長衣をまとい、威厳ある姿。
・持ち物: 右手には笏(sceptre、王笏)を持ち、君主としての権力を象徴。
・表情と姿勢: 荘厳かつ厳格な立ち姿で、アルバート像と対を成していた。



ロイヤル・アルバート・ホール(Royal Albert Hall)北正面(メイン・エントランス) の
中央アーチ部分を振り返って
・上部に「ROYAL ALBERT HALL」と金色で刻まれたサインが。
・扉の両脇には、現在のコンサートやイベント(この日は Holly Johnson)のポスターが 
 貼られていた。
・黒地に「RAH」のモノグラム(王冠付き)が中央にあり、ホールの公式ロゴデザインである。
・ガラス越しに、正面向かいにある アルバート記念碑(Albert Memorial) の黄金像が反射で
 見えていた。



ロイヤル・アルバート・ホール東側(Kensington Gore沿い)に建つ赤レンガの壮麗な建物群。
これは Albert Hall Mansions(アルバート・ホール・マンションズ)と呼ばれる
高級アパートメント群 であったようだ。
・1870年代に建設されたビクトリア様式の集合住宅。
・赤レンガと石材の装飾を組み合わせた外観で、ロイヤル・アルバート・ホールと景観的に   
調和するよう設計されたのであろう。


ケンジントン・ガーデンズ(Kensington Gardens)とハイド・パーク(Hyde Park)
一帯
案内地図



ケンジントン・ガーデンズ(Kensington Gardens)南部をフォーカスして。
下中央右に「YOU ARE HERE」 と。
この後に訪ねた Kensington Gardens 内の主要施設。
・Round Pond(ラウンド・ポンド)(左上) :ケンジントン宮殿の前に広がる池。
・The Long Water(ロング・ウォーター)(右上 ):ハイド・パークへ続く湖。
・Physical Energy Statue(フィジカル・エナジー像)(上部中央) :ジョージ・ワッツ作の
                                 大きな騎馬像。  
・Queen Caroline’s Temple(カロライン王妃の神殿)(右中) :18世紀の小さな庭園建築。



アルバート記念碑(Albert Memorial) を南側(ロイヤル・アルバート・ホール方向)から。
・中央の金色の像
アルバート公(Prince Albert, ヴィクトリア女王の夫)を表す座像 で、1876年に完成。
 彼は「グレート・エキシビション(1851年万国博覧会)」の主催者としても有名。
・ゴシック・リバイバル様式の天蓋(カノピー)
 金箔で装飾された 高さ約54mの塔 が、公の像を覆っていた。   
 建築家ジョージ・ギルバート・スコット卿(Sir George Gilbert Scott)の設計によるもの。
・基壇の白い大理石彫刻群
4隅に配置された群像は「四大陸」を寓意 していると。
・さらに基壇の周囲     
 彫刻家たちによる「芸術・科学・産業・農業」を象徴する彫刻群が飾られており、 
 19世紀英国の進歩と繁栄を象徴 と。



アルバート記念碑(Albert Memorial)前に設置されている 解説板
全体を「Take a closer look…」と題して、モニュメントの構成要素を分かりやすく説明。



アルバート記念碑(Albert Memorial)の解説板の中央部分 に近づいて。
1.CROSS(十字架)
 塔の最上部のクロス。
2.ANGELS(天使像)
 塔の上部に配置された黄金の天使像群。
3.THE FOUR ARTS(四芸術)
 装飾モザイク(絵画・彫刻・建築・音楽)。
4.CELEBRATION(祝典モザイク)
 尖塔破風に描かれた寓意モザイク。
5.PRINCE ALBERT(金色の座像)
 中央に座るアルバート公。
6.CANOPY(天蓋の装飾)
 四方を覆う天蓋と彫刻装飾。
7.INDUSTRIAL ARTS(産業芸術の彫刻群)
 基壇部分に表現されている産業革命の象徴。
8.THE CONTINENTS(四大陸群像)
 台座四隅の巨大な白い大理石群像(Africa/Asia/Europe/America)。



左側の 1~5の案内。



1.CROSS
This cross, influenced by those flourish of medieval architecture, reflects the Christian
inspiration that lay behind Albert’s principles. Sitting abovethe apex of a spire,
it symbolises hope.」 

1. 十字架(CROSS) この十字架は、中世建築の装飾的な様式の影響を受けており、
アルバート公の理念の背後にあったキリスト教的霊感を反映している。尖塔の頂点に掲げられ、
希望を象徴する。】



十字架(CROSS) の下の 2段の黄金の天使像。
Sculpted by John Birnie Philip(ジョン・バーニー・フィリップ作)
上部
・4体の黄金の天使像(Angels)
 ・記念碑の尖塔(spire)の最上段に位置し、四方を向く形で配置。
 ・各天使は 両腕を大きく広げ、上方や外側を指し示す姿勢
 ・これは 「神への祈り」や「霊的な守護」 を象徴 し、 アルバート記念碑全体を天上界へと    
  結びつける役割 を持ちます。
 ・ゴシック様式の塔尖部をさらに荘厳にするために、まばゆい金箔仕上げが施されている。
下部
4体の黄金の立像(Virtues, or Angels with Instruments)
 ・4体の立像が四方に配置され、それぞれが外側に向けて腕を広げています。
  これは「迎え入れる」「祝福を広げる」ようなジェスチャーで、象徴的には
  慈愛・受容・調和 を示すものと考えられます。
 ・ 中央には翼を大きく広げた 黄金の大天使像(背後に配置) がおり、 天上界への導きと   
  記念碑の精神的守護 を表しています。

368 Gold Statue Prince Albert Stock Photos - Free & Royalty-Free Stock  Photos from Dreamstime

2. VIRTUES
The four figures on the corners represent the moral virtues of prudence, temperance,
fortitude and justice. They also embody the Christian virtues of faith,hope, charity
and humility.」 

2. 美徳(VIRTUES)
四隅に立つ4体の像は、「分別・節制・剛毅・正義」という
道徳的美徳を表す。また、キリスト教的美徳である「信仰・希望・慈愛・謙遜」をも
体現している。】



不屈の精神、慈愛、そして慎重さ 」像をズームして。


3. THE FOUR ARTS T
hese triangular mosaics represent the arts of poetry, painting,
architecture and sculpture. Each is supported by two smaller mosaics underneath, huggingthepointed arch.」

3. 四芸術(THE FOUR ARTS)
三角形のモザイクは、「詩・絵画・建築・彫刻」という芸術を表現している。
各モザイクの下には、さらに2枚の小さなモザイクがあり、尖塔アーチを抱き込むように
配置されている。】



ポエシス 」をズームして。 



ネットから。

The Salviati Architectural Mosaic Database: Albert Memorial

4. DEDICATION
Above each pointed arch is a dedicatory message that underlines the memorial:
“To the memory of Albert, Prince Consort. As a tribute of their gratitude.
For a life devoted to the public good. Queen Victoria and her people.”」 

4. 献辞(DEDICATION)
各尖塔アーチの上には、記念碑を裏付ける献辞が刻まれている:
「アルバート公コンソートの記憶に。感謝のしるしとして。公共善に尽くした生涯に。
ヴィクトリア女王とその国民より。」】

下の写真には「 QUEEN VICTRIA AND HER PEOPLE(ヴィクトリア女王とその国民 より) 」。

Albert Memorial (アルバート記念碑) | Visual標本箱

5. SCIENCES These eight sculptures, in two tiers, represent the sciences.
Four at the bottom symbolise chemistry, astronomy and geology.
The top four represent rhetoric, medicine,philosophy and physiology.」 

5. 科学(SCIENCES) 8体の彫像が2層に配置され、科学を表している。
上段の4体は「幾何学・天文学・化学・地質学」を象徴し、下段の4体は
「生理学・レトリック(修辞学)・医療・哲学」を象徴している。】





ネットから、「 2.天文学 」 を。

Albert Memorial

右側の6~10の案内。



6. CANOPY
The ornate underside of this canopy features the coats of arms belonging to both
Queen Victoria and Prince Albert. The Latin motto, ‘Prince Albert - of Faithful andTrue’
They sit amongst a sea of golden stars.」 

6. 天蓋(Canopy)
この天蓋の豪華な内側には、ヴィクトリア女王とアルバート公の紋章が描かれています。
ラテン語のモットー「忠実かつ誠実なるアルバート公」が記され、黄金の星々に
囲まれています。】

The Albert Memorial | Sandra Wagner-Wright

ネットから。

Royal Albert memorial | Royal Albert memorial, situated dire… | Flickr

7. PRINCE ALBERT
Albert is shown in an informal rather than regal pose. In his hand he holds a copy of the catalogue of the Great Exhibition of 1851, which he helped to organise.」

7. アルバート公(Prince Albert)
アルバート公は威厳ある王侯の姿ではなく、親しみやすい姿で表されています。
手には彼が組織に尽力した「1851年大博覧会のカタログ」を持っています。】



ネットから。

undefined

8.INDUSTRIAL ARTS
This series of four sculptures represents agriculture, manufacture, commerce and
engineering. They link Prince Albert to industrialised Britain.」 

8. 産業芸術(Industrial Arts)
4体の彫刻群は農業・製造業・商業・工学を表しています。これらはアルバート公と産業化
された英国とを結び付けています。】

アルバート記念碑(Albert Memorial) の四隅にある
産業芸術(Industrial Arts) 」群像のひとつ、「Agriculture(農業)」を表す彫刻。
1.中央の女性像(擬人化された農業の女神)
 ・優雅な立ち姿で、前にいる男性へと手を差し伸べています。
 ・その姿は、 農業が人々に「恵み」を授ける様子 を象徴しています。
2.左の男性像(農夫・技術者)
 ・膝をつき、手には「 」や「 測定器具 」のようなものを持っています。
 ・背後に農耕用の道具(犂や車輪)が配置され、労働や農業技術を象徴しています。
3.右下の女性像(豊穣の象徴)
 ・座った姿で、膝には「 収穫した麦の束 」を抱えています。
 ・これは「豊穣」「収穫の恵み」を示し、農業の成果を表現しています。
4.象徴物 ・麦の束(豊穣)
 ・農具(生産)
 ・計測器(科学的農法の導入)



「産業芸術(Industrial Arts)」群像のひとつ、「 Manufactures(製造業) 」を表す彫刻。
1.中央の女性像(擬人化された製造業の女神)
 ・威厳ある立ち姿で、片手には「織機の杼(シャトル)」を持っている。
 ・彼女は「製造・生産」の知恵を与える存在。
2.右の男性像(力強い労働者)
 ・半裸の筋肉質な姿で立ち、大きな槌や金属加工の道具を持っている。
 ・これは「工人・鍛冶職人」を象徴し、製造業に不可欠な肉体労働を表現。
3.左の人物(作業に従事する女性)
 ・下を向き、織物あるいは道具を扱っている姿。
 ・繊維産業や衣類生産を象徴。
4.下部の人物(若い男性)
 ・車輪や歯車に触れている姿。
 ・これは産業革命を象徴する「機械化」「工業生産」の意味を持つ。

Albert Memorial Archives - A London Inheritance

Industrial Arts(産業芸術) 群像のひとつ、「 Commerce(商業) 」を表す彫刻。
1.中央の女性像(商業の女神)
 ・威厳ある立ち姿で群像を統括。
 ・彼女は「商業そのものの擬人化」であり、交易を監督する立場を示しています。
2.左の若者(ヨーロッパ風の商人)
 ・手に巻物(契約書や商業文書)を持ち、知識と取引を象徴。
 ・若さは「未来の発展」を表します。
3.右の人物(東洋風の商人、ターバン姿)
 ・国際交易・海外貿易を示す異国風の姿。
 ・19世紀の大英帝国のグローバル貿易を象徴しています。
4.前景の人物(地図や商品を広げる姿)
 ・足元に帳簿や商品を並べ、実際の交易を支える役割。
 ・実務的な商業活動を表現しています。

Commerce (on the Albert Memorial)” by Thomas Thornycroft

Industrial Arts(産業芸術) 群像のひとつ、「 Engineering(工学) 」を表す彫刻。
1.中央の女性像(工学の女神)
 ・群像全体を統括する中心的存在。
 ・片腕を差し伸べる姿で「導き」と「指導」を象徴しており、科学知識と技術革新を人々に
  授ける役割を担う。
 ・工学そのものの擬人化であり、産業革命期の技術進歩を象徴。
2.左手前の男性(工兵/建設労働者)
 ・座った姿で作業具(石材や測量器具)を扱っている。
 ・土木や建築技術を担う存在として、工学の基盤を象徴。
3.中央手前の青年(技術者)
 ・前傾姿勢で器具を操作するように描かれている。
 ・実際に機械や道具を扱う「現場の技師」を表現。
 ・新しい技術の創造的応用を象徴している。
4.右手前の若者(発明家/工学徒)
 ・両手に機械部品(歯車や道具)を持ち、工学の進歩に直接関わる姿。
 ・若さは「未来の技術発展」「新世代の革新」を示す。

The Albert Memorial - A 19th Century World View - A London Inheritance

9. FRIEZE
The ‘Parnassus frieze’ depicts 169 figures of greats like Shakespeare and Beethoven.
The sculpture is based on Raphael’s fresco, designed by artists Henry Hugh andVenetian company.」 

9. フリーズ(Frieze)
「パルナッソスのフリーズ」にはシェイクスピアやベートーヴェンといった169人の偉人たちが
描かれています。これはラファエロのフレスコ画に基づき、芸術家ヘンリー・ヒューズや
ヴェネツィアの工房が手掛けました。】

File:The Albert Memorial (33230489244).jpg - Wikimedia Commons

ネットから。

Albert Memorial - Prince Albert Memorial

フリーズ(Frieze・水平の帯状の部分)
をズームして。
アルバート記念碑(Albert Memorial, ケンジントン・ガーデンズ)にある彫刻装飾の一部
「フリーズ・オブ・フェイマス・メン(Frieze of Parnassus)」 。
このレリーフは、芸術や学問の偉人たちを浮彫で表したもので、記念碑の基壇部をぐるりと
取り囲むように配置されていた。 全部で 169人の文化人・芸術家・科学者など が登場 する と。
アップロードされた部分には、以下のような著名な人物が含まれていると(彫刻下部の
銘文から判読可能)
Leonardo da Vinci(レオナルド・ダ・ヴィンチ)
Raphael(ラファエロ)
Michelangelo(ミケランジェロ)
Donatello(ドナテッロ)
Titian(ティツィアーノ)
これらはルネサンス期の巨匠たちで、特に中央に座っている人物は Homer(ホメロス) が
象徴的に置かれ、彼を囲むように芸術家・思想家たちが並んでいる と。

Albert Memorial, Hyde Park, London - Bob Speel's Website

アルバート記念碑の全体案内
。写真中央に描かれている人物は、
アルバート公(Prince Albert, 1819–1861)。

THE ALBERT MEMORIAL
The premature death of Prince Albert (1819–1861) was a shock that sparked a
nation’s grief. Queen Victoria (1819–1901), consumed with sadness,
commissioned this magnificent memorial to her beloved husband.」  

アルバート記念碑(The Albert Memorial)
アルバート公(1819–1861)の早すぎる死は国中に衝撃を与え、人々を深い悲しみに
包みました。ヴィクトリア女王(1819–1901)は悲嘆に暮れる中、最愛の夫のために
この壮大な記念碑を建てることを命じました。】

WHO WAS PRINCE ALBERT?
Albert of Saxe-Coburg and Gotha married his cousin Queen Victoria in 1840.
A talented and cultured man, he supported the arts, science, trade and industry.
He was instrumental in organising the Great Exhibition of 1851, and promoted social
issues such as housing and education.」

アルバート公とは誰か?
ザクセン=コーブルク=ゴータ家出身のアルバート公は、1840年に従姉のヴィクトリア女王と
結婚しました。教養豊かで有能な人物であり、芸術・科学・貿易・産業を支援しました。
彼は1851年の「ロンドン万国博覧会(大博覧会)」の開催に尽力し、住宅や教育などの
社会問題の推進にも関与しました。】
WHY HERE?
The memorial was designed by George Gilbert Scott and unveiled in 1872.
The location was chosen for its line of sight across to the Royal Albert Hall, creating an
enduring visual connection between the two monuments.」

なぜここに?
記念碑はジョージ・ギルバート・スコットによって設計され、1872年に公開されました。
この場所は、向かいに建てられたロイヤル・アルバート・ホールと視覚的なつながりを持たせる
ために選ばれました。】
RAISING THE MEMORIAL
The memorial cost £120,000, paid for by public subscription. Hundreds of leading
sculptors and craftsmen of the day were involved. The statue of Albert, designed by
John Henry Foley, was gilded in 1875.」

【記念碑建立
建設費用は12万ポンド、すべて国民からの寄付によって賄われました。当時の多数の著名な
彫刻家や職人が制作に携わりました。アルバート像はジョン・ヘンリー・フォーリーによって
デザインされ、1875年に金箔が施されました。 】 
A LATE ARRIVAL
The statue of Albert was not ready in time for the unveiling of the memorial in 1872.
It was finally installed three years later, in 1875.
Quotation (bottom right, attributed to Queen Victoria):
“His life is a work, a vast, and earnest, and end as a work. More than his great
intellect, his affection is difficult to describe. His perfection, perception in every
way — in beauty,in everything.”」 

【引用(ヴィクトリア女王)
「彼の人生は一つの作品そのものでした。壮大で真剣で、そして完成された作品でした。
偉大な知性以上に、彼の愛情を言葉で表すことは難しいのです。彼はあらゆる意味で完璧で、
審美眼を備え、美しさにおいてもすべてにおいても。】



再び アルバート記念碑(Albert Memorial) をズームして。



アルバート公(Prince Albert)。


移動して横から。



後方から。



アルバート記念碑の四隅の 大陸群像(The Continents) のひとつ で、モチーフから
判断すると 南東・ Asia(アジア) 」像。
・象(Elephant): アジアを象徴する動物として必ず登場。
・人物群:
・玉座に座る女性像 → アジア大陸の擬人化(女神像のような表現)。
 ・周囲に東洋風の衣装や頭飾りをまとった男性像(ターバン姿、東アジア風、ペルシャ風など)。
・象の装飾: 頭部の布飾りが「異国・東洋」を象徴。



移動して 南東・ Asia(アジア) 」像を。



四隅の大陸群像(The Continents) のひとつで、
こちらは 南西・ Europe(ヨーロッパ) を表す。
・牛(Bull):ギリシア神話の「エウロペとゼウス(牡牛に変身したゼウス)」に由来 し、         
       ヨーロッパの象徴
・中央の女性像(冠と笏を持つ女王風): ヨーロッパの擬人化(権威と統治の象徴)。
・周囲の女性像たち:文化・学問・芸術を象徴する従者的存在。



移動して 南西・ Europe(ヨーロッパ) を。



四隅の大陸群像(The Continents) のひとつで、
こちらは 北西・ AMERICA(アメリカ) を表す。
・主な動物: バイソン(アメリカバイソン)
アメリカ合衆国の国獣 に指定されており、合衆国では毎年11月の第一土曜日は
      バイソンの日に制定されている。
・人物特徴: 羽根飾りを持つ人物、開拓民・先住民を想起させる像
・象徴するもの: 新世界アメリカ、自然とフロンティア精神
・識別ポイント: バイソンの大きな頭部、アメリカ先住民的衣装の人物像。



移動して 北西・ AMERICA(アメリカ) を。



四隅の大陸群像(The Continents) のひとつで、
こちらは 北東・ AFRICA(アフリカ) を表す。
・主な動物:スフィンクスやラクダ・人物特徴:アフリカ的要素(頭飾りや裸身)、
 ナイルを象徴するモチーフも見られる
・象徴するもの: アフリカ大陸、特にエジプト文明
・識別ポイント: ラクダまたはスフィンクス像が必ず含まれる。



移動して 北東・ AFRICA(アフリカ) を。



                                  ・・・​ もどる ​・・・                



・・・​ つづく ​・・・


​​​​​​​​​





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Last updated  2025.11.05 06:22:28
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