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20年ぶりになるかな。こちらに引っ越してきて3ヶ月。一番に訪れたかった美術館。こじんまりしていい美術館。今回は上村松園の下絵が多く、作品ごとに息子の上村松篁がその作品の描かれた時の言葉があって、そうなんや、と思うことが多かった。作品の写真撮影はNOなのでパンフからお借りして。上村松篁さんの『万葉の春』は20年前に見た時と同じ感動。これを観に再訪したと言ってもいい。『焔』という作品が六条の御息所の生霊を描いたものだと初めて知った。源氏物語の中で何とも切なくやるせなく、狂おしいほど恋しい気持ちが生霊となり彷徨う、、また、展示が変わるたびに訪れたい美術館だ。
2023.06.16
朝、元義妹から連絡があった。姑の容態が悪くなったと。それから、、早かった。5月に93になった。コロナ禍で、テレビ電話で話すぐらいしかできなかった。ここ数年は骨折したり、認知が進んだりで誇り高い姑は辛かったかもしれない。彼女にとっての嫁は、、きっとあたしなのだ。妹に、嫁に言うとって!ということをよく口にしたそうだ。離婚して15年。きっと、大好きな孫とずっと一緒にいれると思ったはずだ。それが、、できなくなり、我慢強い人だけに、寂しかったと思う。孫とひ孫がお別れできたことはきっと喜んでるはず。妹は認知が進んでたので、ひーちゃんやったらわかると思って会わせたかったと言ってくれた。おばあちゃんに子育て、とてもとても助けてもらった。そして、私は子供の頃家族と離れて祖母と暮らしていたので、親に甘えることができない人間になっていた。そんな私を娘として、家族として、、そして、長男の嫁として迎えてくれた。本当に感謝しかない。思い出を涙と共に冷たくなった姑の顔を撫でて撫でて、、お別れしてきた。ありがとう。
2023.06.06
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