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8月20日付の日経新聞に、「石炭依存断てぬ世界 火力廃炉上回る新設、猛暑も影」という記事が出ていた。 地球温暖化が進んでいる中で、「温暖化は炭酸ガスなどの温室効果ガスの増加による」という説によると、炭酸ガスを出す石炭の使用は減らすべきなのだが。 私自身は、この温室効果ガスの説に関しては、不信感を持っている。どうもおかしな説だと思うのだが、世の中の専門家と言われる人たちが唱えているので、皆さんそれを信用しているようだが。 日本では、この説に従って、懸命に炭酸ガスを減らす努力をしている。しかし、現実には良い結果は出せていない。 日経新聞のこの記事によると、どうも他の国でも、まじめに炭酸ガスを減らす努力をしていないようだ。日本よりもひどくて、どんどん石炭火力発電所を新設し、石炭の使用量を増やしているようだ。 最大の石炭消費国である中国では、過去5年を上回る石炭の消費を行っている。減る気配など全くない。一方、ウクライナ戦争の影響もあるという事だが、ヨーロッパでも「なりふり構わず石炭に回帰する動き」が出ている。 「総じて石炭火力は新設ペースが廃炉に勝り、脱炭素の目標はかすんでいる。」というのだ。新設の火力発電所を造るには、結構時間が掛かるはずで、ウクライナ戦争がどうも原因ではなさそうだ。本当に、なりふり構わず石炭への依存に傾注しているようだ。 再生エネルギーが増えているにもかかわらず、石炭の需要も増えているというわけだ。 もし、本当に地球温暖化の原因が炭酸ガスの増加と信じているなら、こんな状況にはもっと危機感を持つはずなのだが、どうもそうではないようだ。 私は、人間の人口が大きく減らない限り、その使用するエネルギーはどんどん増えており、電力需要は今後もどんどん増え続けるはずと考えている。これを減らすのは容易なことではない。【最大2000円クーポンGET】「新品 未開封」 Rakuten Hand 5G スマ−トフォン 128GB Black ブラック [楽天モバイル][model:P780][eSIM専用]価格:11,800円(税込、送料無料) (2023/8/22時点)楽天で購入
2023.08.22
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福島第一原発の処理水を海洋に放出することを4月13日日本政府は決定した。これに対して、韓国や中国がこの計画に反対している。また、地元の漁業関係者なども問題にしている。これに関して、雑誌「Nature」に「Scientists OK plan to release one million tonnes of waste water from Fukushima」という表題の記事を出している。海洋放出は問題ないということだ。詳細はこの記事を読んでもらうといい。この処理水の取り扱いに関しては、私はそれをタンクに貯めるというときから、そうするのは当然と思っていた。放射線を発生させるトリチウムが除去されないということなので、そんなものは海洋に流せないと思っていた。しかし、その時、そもそもトリチウムというのはどういうものかというのも、知らなかった。 (Gettyより)トリチウム(三重水素)というのは、水素の仲間(同位体)で、普通の水素は、陽子1個と電子1個で構成されているのに対して、トリチウムは陽子1個、中性子2個、電子1個で構成されている。また、陽子1個、中性子1個、電子1個で構成されているのは、重水素を呼ばれている。四重水素というのは、陽子1個、中性子3個、電子1個で構成されるものなのだが、これはすぐに壊れてしまい、世の中には存在しないと言っていいようだ。水素と重水素は安定しているのだが、トリチウムは安定しておらず、含まれている中性子が陽子に変化する時にβ線を放出する。中性子が陽子に変化して、ヘリウム3(陽子2個、中性子1個、電子1個)に変化する。このときの放射線は比較的強くない。半減期は12年程度である。トリチウムは通常は酸素と結合した水として存在する。トリチウムを除去するには、普通の自らトリチウムで作られた水を分離しないといけないというわけだ。これを聞いただけで、トリチウムの分離はかなり難しいというのが分かる。福島第一原発の水に含まれている他の物質なら、水とその物質の性質が違うので、その性質の違いを使えば分離はできるのだろうが、同じ水なので難しいと思う。トリチウムは自然界にも普通に存在しており、人体にも含まれている。人体は水の割合が高いので、当然だろう。福島第一原発の処理水は、自然界に含まれている割合よりも更に一桁ほど少ない割合に薄めて、海洋に放出するということだ。だから問題ないというわけだ。そういう意味では、このNature誌の記事のように、処理水を海洋に放出するのは問題なさそうだ。韓国や中国が問題視しているようだが、実は原子炉はどの原子炉もトリチウムを作っており、それを冷却水ということで海洋に流しているという話である。福島第一原発の処理水ほど丁寧に有害物質を除去しているわけではなさそうだ。ということは、地球全体で考えた場合、水で薄めようが、薄めないでおこうが、トリチウムが地球で増加していることには間違いない。だから、地球全体ではトリチウムは増えていっている可能性がある。地球全体から考えるとそれほど問題にする必要はないかも知れないが、さてどうなのか?トリチウムを発生させる原子炉がこれ以上増えないとすると、半減期が12年のトリチウムはある時期で、一定割合になり、増えないということになりそうだ。どのくらいの割合で一定量に達するのか、福島第一原発の処理水だけを問題視するのではなく、原子炉の処理水の問題として考えないといけないのかも知れない。もう一つの疑問は、福島第一原発の処理水は、どうして海洋に流さなかったかという点だ。問題がないのなら、その時点で処理水をさっさとい放流しておけばよかった。しかし、その時点で放流しなかったのはなぜか?風評被害を恐れたというのはあるが、それだけで、放流をしなかったというのはちょっと納得がいかない。他に問題があったのではないかという疑問は残る。まあ、世界各国の原発も福島第一原発の処理水よりも問題の水を海洋に放出していると考えると、福島第一原発だけを問題視するのはおかしいのだが。 【ふるさと納税】国産クラフトジン KOMASA GIN(45%)桜島小みかん・ほうじ茶セット(各500ml×2本・計1000ml)焼酎蔵が鹿児島県産の素材にこだわって作った香り豊かなお酒(スピリッツ)【小正醸造】価格:10000円(税込、送料無料) (2021/5/8時点)楽天で購入
2021.05.08
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