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手術の夜・同室のお二人

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2002年11月06日

飛行機の中で書いた日記。帰宅してからアップしています。
留守中にもかかわらず、ご来訪頂き、励ましてくださった方々、
本当にありがとう。
特に今回の出張は、風邪がひどくなる一方のKentuckyを義母にお願いし、
帰国の日程も未定のまま、しかも途中で私自身の体調をひどく乱してしまい、
精神的にも辛く感じていました。
そんな中で、暖かい言葉をかけてくださる方々の気持ちをとても嬉しく頂きました。

私の日記はバンコクに住む両親も見ています。
あと、都下に住む姉や妹も。

書いている気もするけれど。)
時々掲示板に父や姉や妹が登場します。
父以外は、楽天のお友達には正体がわからないと思うけれど、
独立して家庭を持つと気にはしつつもなかなか行き来できない
実家の大事な人達に近況を伝えられるのはとても便利です。
なかなか行き来できない...とはいえ、よく考えてみると、今年は3月に両親が一時帰国し、
5月まで日本に滞在していた上、8月には夏休みで、9月、10月で3回バンコクに出張したので
両親がタイに赴任する以前より顔を合わせる頻度が高いことにお互い笑っていますが。

さあて。仕事は一応終わりました。
とはいえ、商談対応での出張だったため、土日ぶっ通しの作業でデモが完成し
作成したプレゼンの出来栄えも満足だけれど、この出張そのものが

現地スタッフの教育やプロジェクト受注時の現地体制作りなど
もちろん今回の商談が取れなくても成果だと考えられることはあるけれど、
元々の目的からすれば、やっぱり商談が取れないと成功とはいえません。

タイの人のこと、トイレのこと(笑)、ホテル事情など、バンコクでの
見聞を色々書いてきましたが、やはり実感しているのはタイ人と仕事をすることの難しさ。

だからこそ、現地に子会社があり、駐在員がそれを経営し、現地人幹部を通してうまくビジネスを進めるのでしょうが、
現地子会社からしてすでに難しい(笑)

今回の商談相手は、世界中に名の通った某欧州資本会社の現地子会社でした。
今日はオフィスに通されたので、中を見るとブランド力そのものが競争力であるこの会社は
社内もとても洗練された、どこから見られても、さすが○○○社、と唸らせる作りで
欧州人だと思われる幹部がそこここで仕事をしていました。
その中で仕事をする現地人担当幹部は、現地同僚によると、
タイでは最有力ファミリーの出身だと思われる女性でした。

彼女とは前回の出張で一度会い、今回は2度目の訪問だったのですが、
前回と全く印象が違う。
最初からとても苛立っていて、プレゼンする私の言葉尻をとらえては
会話の方向を捻じ曲げ。
しかもそれがあまりにも飛び飛びなので、何を本当に知りたいのか、
ということはつかめない。
その合間に、私が日本人であることで下に見られている...というのはヘンな言い方だけれど
そういう印象で、圧迫法の面接を受けている気分でした。
タイの最富裕層出身の彼女から見れば、本当にそうだったのかもしれません。

まあ、話がなかなかかみ合わなかったけれど、そこはチームワークで
最終的にはかなり我が社のできることに興味を持っているように見えたのは嬉しかった...
が、取れるかどうか...は正直なところ、35%くらいかと私は踏んでます。
ちなみに現地人同僚によると100%確実だと...
どっちがあたるか、ミモノだけれど、今回ばかりは現地人同僚に軍配が上がることを切に願っています。

長い一日でした。夜10時半のフライトで帰国しているわけですが、
今日の仕事は朝7時に打ち合わせを始めたところから、夜7時半、
オフィスを出て空港に向かったところまで。
空港に両親が見送りに来てくれたので、ほっとしてしまったのもあるけれど
何か楽しいこと話そうと思っても、つい、無意識に
「疲れちゃった」(笑)
機内で報告書を書くつもりだけれど、日記を書いたらダウンしそうです。

今日は2階席。平日のフライトで満席ではなく、チェックイン時に頼んだら
3人席を一人で使えるようにしてもらえたのでゆっくりできそうです。

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