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ホタルブクロと月見草が揺れる、真夏の花畑。地面を這うイチゴの、葉っぱと実りの色合いは季節外れのクリスマスを思い起こさせます。咲く花にひと頃の勢いは見られず、秋の気配を纏い始めたようです。今季初見のショウゲンジ。倒木を包み込むような苔の中からでていました。今が盛りのヒロハチチタケは茄子炒めに・・・。チチタケよりは幾分風味が薄いようです。梅雨も明けたことだし、きのこフォト女王のタマゴタケは愉しませてくれるだろうな・・・。そう思って歩きましたが、その数の少ないこと。ポツリ・ポツリと見つかるだけ。たった一か所で、二本組を見ました。広葉樹と針葉樹に発生するムラサキフウセンタケは別種と山渓の「日本のきのこ」には記載されていて、樅林で見たこれはさしずめ針葉樹型かな。初めて見つけた時はその鮮やかさに心うたれ、持ち帰って観察したものです。食菌となっていますが、なぜか食べたいという気持ちにならない観察用きのこです。仲間に刺激を受けてのヤマドリタケ目当て。ポイントは以前知人に聞いていたので、今回はそこへ初めて行ってみることに。ハァーハァー・フゥーフゥー言いながら「多分此処ね」とたどり着きましたが、見つけたのはたった一本だけ。なくてもあっても楽しいきのこ探し散策、思いがけず花水木さんご夫妻・Iさんにお会いすることもできて、七月を楽しく締めくくることができました。今日の筋肉痛は辛いものの、それは昨日の風景や感動をよび起してくれてそう悪いものではありません。
2016.07.30
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ムラサキヤマドリタケ・タマゴタケの写真を撮りたくて、近場の雑木林へ。きのこの発生が天候に左右されることは分かっていても、状況の寂しさに足取りが重たくなります。気持ちを切り替えて、花撮りGO・・・。以前はプールとして使われていたのですが、今は蓮池として開花時期だけ解放されている公園。やや時期を過ぎていて、シャワーヘッドのような種が林立していました。子供たちが遊ぶ遊具の近くには、こんな群生が数カ所。ニセクロハツかな。ヤブレベニタケそれともケショウハツ?カブトムシ臭がするケショウハツ、確認の為に匂いを嗅いでくればよかったなぁ。広葉樹林に出ていたのでチギレハツタケと同定。二カ所歩きましたが、残念ながらイグチ類は一本も見つかりませんでした。近隣でチチタケが多く出ているという話を聞きましたので、今はベニタケ科のハイシーズンです。
2016.07.24
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上昇気流に乗って舞い上がってみたくなるような高く青く澄み渡る空八月を迎えるとサラリと肌を撫でていく秋風を感じるようになるという事は今が夏の真っ盛り深緑色の森の中秋の恵みの萌芽は小さく小さく大地を震わせているのかしらこの場所は夏の日差しが強くて小さな液晶画面は真っ白、構図や色合いを確認することはできませんでしたが、何とか写っていました。今回の写真は、ニコンCOOLPIX S8100で撮ったもの。ポッケットやポシェットに忍ばせていつも私が持ち歩いているコンパクトデジカメです。形の大小・色のバリエーションが多いウスタケ。カサの縁が紅くて肉厚・・・どこか唇を思わせるようで、何だかセクシー。好奇心旺盛なおじ様たちの、きのこ撮りの図。ハナビラタケでアカヤマドリ・タマゴタケでと、その度に三人三様座り込んでカメラを構えるのです。夏萩が咲き始めています。木いちごやヒメジョオンも色を添えてくれる「夏の花畑」の一画。侘び寂びの何たるかは言葉でうまく表現できませんが、萩の花を観るとなんとな~く分かるような気がします。お花畑を追いやられたホタルブクロ。今は林道脇や近年に伐採された大地でひっそりと咲いています。この柔らかな美しさは、何と表現したらいいのでしょう・・・地方名の雨降り花(アメフリバナッコ)という呼び方から想像するに、人々に好まれてきたのでしょうね。オニノヤガラの小さな花を撮りたいと接写したものは、全部焦点が後方に合っていてボツ。かろうじてその形が分かるのはこの一枚だけ。今年はきのこの姿も少なめ、オニノヤガラも二カ所で確認しただけでした。自分が撮った写真を見てみると、今はきのこよりも草花の方に興味がいっているような・・・標高2000m辺りできのこが採れだすと、おいおいそちらに興味が移り、目的の物が採れはじめると目の中にメラメラとした炎が見えてきます。春から初夏は草花に癒しを求め、秋は狩猟本能に燃える私です。
2016.07.18
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土曜日、バンさんはkometsugaさんとキヌガサタケの観察へ。「出ていたよ~」と意気揚々と帰宅した彼が、この写真につけたタイトルは、「めぐり逢えたあなたは、素敵なウェディングドレス姿だった」・・・何だか郷ひろみさんの歌っぽくて、笑いました。おじさんキャラ丸出しで、せっかくのキヌガサタケの美しさが台無しです。本日は、私も参加してkometsugaさんと三人でのきのこ写真撮影会。切り口を変えて、今回はバンさんが撮った写真と私が撮ったものとを別々にアップします。(いつもは混ぜ混ぜ)彼の使用カメラは、ニコンD90。キラキラと光を纏った木イチゴは、ポイと口に入れたくなる。虫たちのご馳走になっているので、出した手を引っ込めました。半分ほど鹿に食べられたハナビラタケ・草むらに映える固体・写真のように一本の朽木に四カ所発生しているハナビラタケと、今回もその発生模様を観てきました。今年のタマゴタケは小ぶり。隊列を組んでいる姿はありませんでした。これから最盛期になるのかしら。蒸し暑さが厳しくなるとヒロハチチタケの出番。線量が多いだろうな~と思いましたが、食いしん坊なので茄子と炒めて今夜のおかずとなりました。コロンとした愛嬌のある姿のアカヤマドリタケ。三人でカメラを構えますが、kometsugaさんのカメラの高性能ぶりに見とれてしまいます。液晶画面で確認した時は色が出ていませんでしたが、まあまあ見た感じの色合いで撮れています。山野は花盛り。虫や蝶が飛び交って、梅雨も明けていないのに一足早い夏の盛り。下から覗いてみたくなるようなホタルブクロは、朝露のお化粧をしています。ランではあるけれど、はて、これがササバギンランの開花?それとも他の種類のランなのかと周りを見廻せば、10株ほど風に揺れています。「ありましたよ~」と一人が呼びかけると、三人が集まり入れ代わり立ち代わりシャッターを切る、そんな事が続いた今回の散策は、実り多いものとなりました。二人だけで歩いた時に出る私の我がまま・・・「疲れた~」・「足が痛い」という愚痴を聞かなくていいので(私はカッコシイなので、仲間の前では我慢ができる)バンさんはとても愉快そうに散策していました。さて次回は、コンパクトデジカメで私が撮った写真。いかがなりますことやら。
2016.07.17
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土曜日は、「キヌガサタケ観察会」。雨は降っていましたが気になるほどではなくて、仲間達とガサゴソ竹林の中へ。白いドレスを纏ったキヌガサタケは見あたらないので、タケノコを折り採ることに。もう7月なのに、収穫時期が長いのねぇ。大鍋いっぱいのタケノコは、メンマ風の味付けでいただきます。時間を見るとまだ帰宅するには早い・・・という事で近場の雑木林の山道を散歩。連日の猛暑がウソのように、木々を渡る風は爽やかでした。里山のタマゴタケも発生したようで、雨で流れてしまったものも多い。アカヤマドリタケの姿はなくて、見つかるのはコガネヤマドリタケやアワタケの仲間、そしてベニタケ科のきのこ。雨の日のきのこは、つややかに色が引き立ち美しさが際立ちます。半日だけの山遊びでしたが、暑さや散策に慣れていないので運動量としては丁度いいぐらい。今週末は三連休、どこで遠出しようかと思案中です。
2016.07.09
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今年のお花畑は、ヒヨドリ草と卯の花で飾られそうな気配。数年間成長してきた卯の花の蕾が、一週間後は一面に咲き誇りそうです。咲き始めたビロードモウズイカ。黄色い花だとは知っていましたが、その形をしっかり見たのは初めて。愛らしい花が連なっていて、今回も虫が遊んでいます。25倍の拡大鏡で葉っぱを観察してきました。サボテンの棘のようなものがびっしりと四方に広がっていて、どこか脳の神経細胞図のよう。雨をはじいてくれそうな葉、そんなところが虫の好むところなのでしょうか。林床を飾っていたベニバナイチヤクソウ、伐採が進んでその姿も少なくなってきました。ギンリョウソウも咲き始め、いよいよ夏きのこの始まり。逆さハート形のコガネヤマドリタケ。里の作物は早かったのに、山のきのこはやや遅れ気味なのか、期待していたタマゴタケは見かけませんでした。ビロードモウズイカの写真を撮ってからお花畑へと向かっていたら、カフェさんご夫妻にお会いしました。しばし歓談してから、再度合流してきのこ・草花・山菜の四方山話を・・・。早帰宅してから午後の部の遊びに参加。夕方に一時間ほどお昼寝してから夕飯・・・早起きするとまるで二日分を遊んだようでお得な気分になります。ただし、どこかで疲れが出てくる。最近の仲間の合言葉は「ご自愛」、私も体力に見合った行動を心がけます。
2016.07.03
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