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参議院選挙結果 読売ONLINE★自公が予想通りの勝利、民主党惨敗これは「やはりそうか」と感じたのだが、野党としての価値もないと国民にそっぽを向かれた民主党代わる受け皿として、共産党が躍進。まあ、投票率が低かったから、組織票のある政党が強くなったのも当然かもしれない。★「ねじれ」が悪いとは、私は思わないんだけどずっと、「ねじれ解消」をスローガンのように言っていた某党首もいたけれど、ねじれが悪いんだったら、二院制なんて必要ないということになる。このことについては、自民党も公明党もどう考えているんだろう。議員の仕事はほしいけれど、ねじれは問題だっていうんなら、とても問題だと思う。★「弱肉強食社会」が加速するのか?昨日から日本はTPP交渉に参加したのだけれど、これが本当に「国を守る」ことになるのか。私は、「日本を守る」ということは、「日本の国土と国民を守る」ということだと思うのだが、安倍総理の言動を見ていると「美しい国日本」を守ろうとしているとは思えない。私は、他国と喧嘩して領土を守るよりも、今日本人が住んでいるこの国の自然を守ってほしい。放射能で安心して住めない土地や、安心して農産物や海産物を採って食べることができない場所を作らないこと。一部の富裕層(弱肉強食に勝った人たち)なら自分で住む場所を決めることができるだろうけれど、ほとんどの人は、特に農林水産業という国土を守る仕事に携わっている人は、簡単に移住などできないし、簡単にその土地を離れられたら、一気に国土は荒れていく。ほんとうに、そのあたりのことを安倍さんは理解しているんだろうか。★憲法改正も心配今の憲法で、何が困るのか? 私にはよくわからない。今だって、憲法の改正は可能なのに。私は、現憲法があったからこそ、平和を希求する国として世界にも認められてきたんではないかと思っている。自衛隊だって、「軍隊ではない」というのは言い訳だとも思うけれど、卑怯なことが山のようにあふれている人間社会の中では、平和という目的のための言い逃れだと思えば、私は許せる。とにかくこうなったからには、好き嫌いは別として公明党にはブレーキ役として頑張ってほしい。共産党も、政権与党になりそうになったらちょっと困るけど、野党としてあくまでも正論を唱え続けてほしいと願う。
2013年07月25日
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<歴史認識問題>高市氏発言、再び波紋毎日新聞 5月13日(月)23時14分配信安倍氏に追従しているのか、これが彼女の本音なのか。私には彼女が、悪い意味で男性化した女に見えて、不快である。このような人に、女性の代表のような顔をされてはたまらない。維新・橋下氏が慰安婦是認発言=在沖米軍には風俗業利用促す―与野党から批判時事通信 5月13日(月)20時25分配信このような男性ばかりでないことを、切に祈る。「もっと風俗業を活用してほしい」と言われた米司令官は、どのような反応をしたんでしょうね。上記を書いてから、下記の記事をみつけました。「もっと風俗活用を」と橋下氏 凍り付く沖縄の米軍司令官2013.5.13 19:31 こんな奴相手に、うっかり冗談も言えないぞと思ったことでしょう。
2013年05月14日
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「オール大林」の目玉技術 非常識を常識に変えた「海水練りコンクリート」タブーを乗り越えられるのは、信念と熱意と行動力。久々に素晴らしいニュースを知り、同じ日本人として誇りに感じます。
2013年05月06日
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トルコに原発輸出へ 首脳会談、三菱重に交渉権 官民一体、福島事故後、初 2013年5月4日(土)地震が多い日本でなければ、原発は安全というわけですか。安倍首相、トルコにエール=「猪瀬発言」リカバー狙う―五輪招致 2013年5月3日(金)「万歳」ですか。多分、どっちかが「万歳」で、どちらかが「バンザイ」するのでしょう。非国民と言われるかもしれませんが、私はトルコを応援します。まだ放射能をまき散らしている福島原発を抱える日本から、原発を買おうと言ってくれるトルコですもの。
2013年05月04日
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「イスラムはけんかばかり」猪瀬知事、NYで発言 IOCが注意喚起2013.4.29 22:36 (1/2ページ)猪瀬知事:「真意伝わらず残念」 トルコ批判を疑われ 毎日新聞 2013年04月29日 23時31分猪瀬知事の真意って何なのか、それをちゃんと伝えなきゃだめでしょ。 言葉を扱う仕事もしている人にしては、不用意で不十分すぎます。 (まあ本音は、「喧嘩ばかりしているイスラム圏より、日本の方がずっといいよということで間違いないでしょうし、それが真意としか言いようがないからこんな言い訳しか出来ないんでしょう) いずれにせよ、このような場面で誤解を招くような言い方をしたわけで、東京オリンピックにはレッドカードが出たようなものですね。もともと私は、東京オリンピック誘致には批判的な立場だし、まだ開催したことのないトルコがいいのではないかと思っているので、猪瀬知事の墓穴掘りは、日本人としてちょっと恥ずかしいだけですが。
2013年04月30日
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以前の楽天ブログで「お気に入りサイト」に入れて、時々見ていた天木氏のブログ。しばらく見ていなかったのだが、北朝鮮のことなどではどのように考えていらっしゃるのかと探してみた。「北朝鮮のミサイル発射を読み解く」 2013年4月10日天木氏の考えでは、「北朝鮮の目的はあくまでも米国に対し、北朝鮮の体制を認め、北朝鮮を攻撃しないという保証を取り付けることにある。」そして、「軍の突き上げでミサイル発射を停止できないとか、自らの地位が不安定だから国民の手前強硬姿勢を取らざるを得ないなどという説がまことしやかに語られるが私はそうではないと思う。」と書かれている。連日のようにテレビで北朝鮮に詳しいと言われる人たちがあれこれ論評しているようだが、このように言っているのを、私はあまり聞いていないような気がする。誰の読みが正しいのか私にはわからないが、北朝鮮の戦略が奏功するのは嫌だ。しかし、暴発して巻き込まれるのはもっと嫌だ。このままの北朝鮮の体制が温存されることも、また嫌だ。いったいどうしたら良いのか、誰か良い知恵を持ってはいないのか?天木氏は、同じ日に次の記事を書いている。「このままでは日本は米国(IAEA)の管理国家になるおそれがある」これは、私には納得できる論評である。オリンピック誘致なんてこと、やってる場合じゃないんじゃないか?
2013年04月11日
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生活保護費でパチンコだめ」兵庫・小野市で"浪費"禁止条例を可決産経新聞3月27日(水)20時26分配信こんな形で市民を縛るような社会私は嫌だし、人権問題にしてもいいくらいだと思う。それよりも…滝川保護費詐欺、元市幹部2人に賠償命令 札幌地裁、前市長の責任認めず(北海道新聞)こんなことが起きることの方が、よっぽど悪質ではないか。不正受給した人というより、それを許した行政や医師や業者の方が問題だと思う。通報するなら、そっちだろう。
2013年03月28日
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体罰で自殺、19年後認定 兵庫の小6 市教委「事故死」を訂正産経新聞 3月22日(金)7時55分配信 今朝のテレビで、教育長の言い訳を聞いて不謹慎だが笑ってしまった。 裁判で体罰が原因とされた後も、教育委員会は「事故死」の立場を変えようとしていなかったとか。その理由が「訂正できると知らず、国から何らかの指示があるものと思っていた」ですって。教育長になる人が、こんな言い訳をする背景は何なのでしょう。どのようにしたら良いのか、文科省に問い合わせる知恵もなかったって言っているのと同じでしょうに。(自分でこれが言い訳になると思っているのだとしたら、終わってますよ)こんな教育委員会を、文科省はしっかり指導してあげてください。 まあ、言い訳しながらでも「体罰が原因による自殺」と認めたことは良しとしましょうか。 こんなことが、ひょっとするとまだまだ潜在しているのかもしれません
2013年03月22日
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<TPP>農業、保護から攻めへ…交渉参加表明毎日新聞 3月15日(金)20時49分配信記者会見でTPP交渉参加を表明する安倍晋三首相=首相官邸で2013年3月15日午後6時3分、藤井太郎撮影 安倍晋三首相は環太平洋パートナーシップ協定(TPP)交渉への参加をにらみ、農地の大規模化や農産物を加工して販売する6次産業化(農商工連携)で農業を立て直す戦略を描いている。しかし、現在の農産品の高関税を永続的に維持できる展望は薄いうえ、関税と補助金で保護してきた農業を「攻め」の成長産業に育てる時間的猶予は最長でも10年前後しかない。近い将来、保護農政の象徴とみられてきたコメの生産調整(減反)の廃止論議などが焦点になるのは必至だ。【川口雅浩】【首相が会見で】TPP:安倍首相、交渉参加を正式表明 官邸で記者会見 ◇減反見直し必至 「世界に日本の特産品を広げていけるよう、従来の発想を超えた大胆な対策を具体化してほしい」。安倍首相は2月の日本経済再生本部で、林芳正農相に指示した。 農水省がこれまで示した対策は、耕作放棄地の解消や農地の集約による大規模化や、食品の生産、加工、販売を一貫して手掛ける農業事業者向けの官民ファンドの支援などだ。官民ファンドを設立し、国内消費と輸出拡大を目指す。しかし、キヤノングローバル戦略研究所の山下一仁研究主幹は「減反など国内農業の構造改革なくして本格的な輸出振興は不可能」と話し、減反政策の見直しは必至と指摘する。 コメの減反は、政府が翌年のコメの需給を予想し、作付面積の削減を各農家に指示する政策。戦後の増産で60年代後半からコメの生産が過剰となったため、価格の下落を防いで農家の経営を安定させる目的があった。 しかし、減反に対しては「零細農家を温存させ、農地の集積や大規模化が進まなかった」との批判が強い。高関税で海外から安価なコメが流入しないことを前提にしており、関税が撤廃されれば調整そのものが成り立たなくなる。 自民党のTPP対策委員会は交渉参加の条件として、コメのほか牛・豚肉、麦、乳製品、砂糖を重要5品目として関税を死守するよう訴えているが、TPPに反対してきた農水省の内部でさえ「5品目すべての関税を残せる可能性は低い」(幹部)とみている。 仮にこれらの分野で関税が撤廃された場合、政府は生産農家の所得補償(直接支払い)を行う方針。鈴木宣弘東大教授(農業経済学)は、TPPで関税がゼロになった場合、コメだけで1兆7000億円の所得補償が必要になると試算。他の重要品目を含めると、「毎年4兆円の財政負担が必要になる」と主張している。厳しい財政事情の中で財源をどう確保するのか、新たな議論を呼ぶのは確実だ。 ◇農業の貿易自由化◇ 戦後、日本は農水産物の市場開放を進めてきた。55年に関税貿易一般協定(GATT)に加盟し、大豆、鶏肉、バナナなどの輸入を自由化。日米では88年に牛肉・オレンジの自由化が決定し、食卓に安価な米国産牛肉が並ぶようになった。86年からはGATTの多角的貿易交渉(ラウンド)がウルグアイで始まり、コメ以外の小麦、乳製品などの輸入制限品目の関税化を決定。政府は国内農家に与える影響を緩和するため、94~01年に総事業費6兆100億円の農業対策を実施したが、公共事業が過半を占め、「ムダ遣い」と批判を浴びた。その後、世界貿易機関(WTO)で農業交渉が始まったが、各国の利害が対立し、08年に交渉が決裂した。この方向性が、本当に日本のためになるのかどうか、私には正直なところよくわからない。安倍総理がよくいう「美しい日本」は、日本の農村風景が重要な役割を果たしていると思うが、それは日本の森林や田畑を守るということだ。この狭い国土で、TPPに参加することでそれが守れるのだろうか。主要五品目の関税を死守するというが、その他の作物はどうするのか。なにより、この五品目が守れなかった時に、首相はどのような弁明をするのだろうか。あるいは、潔くTPPから撤退できる勇気があるのかどうか。経済界は歓迎しているようだが、農業に志ある若者が従事できないことになるなら、日本の土台が崩れるように思う。今後の推移を、だまされないように見ていかなくちゃならないと思う。
2013年03月16日
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<暴風雪>北海道の死者8人に…富良野、網走でも死亡毎日新聞 3月3日(日)14時27分配信 中標津では、吹雪で雪に埋まった自動車の中で家族四人が死亡。湧別町では、埋まった軽トラックから500メートル先の知人の家に行こうとした父と娘が雪に埋もれ、父親が死亡。中標津町俵中(ひょうちゅう)では、雪で立ち往生した自動車から自宅に向かう途中で女性が死亡。富良野と網走でも、それぞれ一人が吹雪で行き倒れ。吹雪の中を歩くことが危険なことはわかっていただろうに。そして、自動車の中で窓を閉め切って暖をとることも…。私も小・中学生の頃、下校途中で吹雪に巻き込まれ、死の恐怖を感じたことが少なくても2度あった。(私の吹雪体験)当時は自動車もそれほど普及していなかったし、除雪体制も悪かったので、自動車の中に閉じ込められて死亡するということはあまりなかったと思うが、きっと道に迷って亡くなった人はいたのではないだろうか。猛吹雪の時には2メートル先もよく見えなくなるし、場所によってはあっという間に吹きだまりになって道がわからなくなる。小川や用水も真っ平らになってしまって、誤って落ちてしまうこともあるだろう。吹雪を侮ってはいけないということを、改めて感じている。【追記】雪で車が立ち往生 専門家「換気に注意、車内で待って」朝日新聞デジタル 3月4日(月)2時7分配信 車が立ち往生を余儀なくされるほどの暴風雪などに遭遇した場合、どう対応すべきなのか。専門家は、排ガスによる一酸化炭素(CO)中毒を招かないよう注意しながら車内にとどまり、救助を待つのが基本だと指摘する。 独立行政法人防災科学技術研究所・雪氷防災研究センター(新潟県長岡市)の佐藤威センター長によると、雪の「吹きだまり」が車の周囲にでき、立ち往生することが多いという。吹きだまりは、風で吹き飛ばされた雪が建物や車など風を遮られた場所に堆積(たいせき)して作られる。 また、吹雪で特に危険が高いのは、地面に降り積もった雪が吹き飛ばされる「地吹雪」だ。気温0度以下で乾いた軽い雪になり、風速が10メートルを超えると発生しやすくなり、急速に吹きだまりを作る。地吹雪は視界が真っ白になって10メートル先も見えなくなる。佐藤センター長は「車の運転はおろか、方向感覚を失うので歩くのも危険だ。極力車内にとどまり、救助を待つべきだ」と話す。 車内に残る際に注意しなければならないのがCO中毒。車の排気管が雪で塞がれると、COを含む排ガスが車内に入り、充満する恐れがある。排ガスは基本的に色がないため気づきにくい。今回、北海道中標津町で雪に埋まった車に乗っていた母子4人が亡くなったケースもこれが原因とみられ、過去にも同様の被害が相次いでいる。 日本自動車連盟(JAF)北海道本部は、救助を要請してきた人に、▽排気管付近の除雪を頻繁に行う▽窓を少しでも開けて換気する▽知人や警察などに消息を伝えながら救助を待つ――ように伝えている。
2013年03月03日
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告発15選手、全柔連の幹部処分も要求!監督1人が辞任「真意ではない」デイリースポーツ 2月5日(火)《告発文全文》皆様へ この度、私たち15名の行動により、皆様をお騒がせする結果となっておりますこと、また2020年東京オリンピック招致活動に少なからず影響を生じさせておりますこと、先ず以(もっ)て、お詫(わ)び申し上げます。 私たちが、JOCに対して園田前監督の暴力行為やハラスメントの被害実態を告発した経過について、述べさせていただきます。 私たちは、これまで全日本柔道連盟(全柔連)の一員として、所属先の学校や企業における指導のもと、全柔連をはじめ柔道関係者の皆様の支援を頂きながら、柔道を続けてきました。このような立場にありながら、私たちが全柔連やJOCに対して訴え出ざるを得なくなったのは、憧れであったナショナルチームの状況への失望と怒りが原因でした。 指導の名の下に、又(また)は指導とは程遠い形で、園田前監督によって行われた暴力行為やハラスメントにより、私たちは心身ともに深く傷つきました。人としての誇りを汚されたことに対し、ある者は涙し、ある者は疲れ果て、又チームメイトが苦しむ姿を見せつけられることで、監督の存在に怯(おび)えながら試合や練習をする自分の存在に気づきました。代表選手・強化選手としての責任を果たさなければという思いと、各所属先などで培ってきた柔道精神からは大きくかけ離れた現実との間で、自問自答を繰り返し、悩み続けてきました。 ロンドン五輪の代表選手発表に象徴されるように、互いにライバルとして切磋琢磨(せっさたくま)し励まし合ってきた選手相互間の敬意と尊厳をあえて踏みにじるような連盟役員や強化体制陣の方針にも、失望し強く憤りを感じました。 今回の行動をとるにあたっても、大きな苦悩と恐怖がありました。私たちが訴え出ることで、お世話になった所属先や恩師、その他関係の皆様方、家族にも多大な影響が出るのではないか、今後、自分たちは柔道選手としての道を奪われてしまうのではないか、私たちが愛し人生を賭けてきた柔道そのものが大きなダメージを受け、壊れてしまうのではないかと、何度も深く悩み続けてきました。 決死の思いで、未来の代表選手・強化選手や、未来の女子柔道のために立ち上がった後、その苦しみは更に深まりました。私たちの声は全柔連の内部では聞き入れられることなく封殺されました。その後、JOCに駆け込む形で告発するに至りましたが、学校内での体罰問題が社会問題となる中、依然、私たちの声は十分には拾い上げられることはありませんでした。一連の報道で、ようやく皆様にご理解を頂き事態が動くに至ったのです。 このような経過を経て、前監督は責任を取って辞任されました。 前監督による暴力行為やハラスメントは、決して許されるものではありません。私たちは、柔道をはじめとする全てのスポーツにおいて、暴力やハラスメントが入り込むことに、断固として反対します。 しかし、一連の前監督の行為を含め、なぜ指導を受ける私たち選手が傷付き、苦悩する状況が続いたのか、なぜ指導者側に選手の声が届かなかったのか、選手、監督・コーチ、役員間でのコミュニケーションや信頼関係が決定的に崩壊していた原因と責任が問われなければならないと考えています。前強化委員会委員長をはじめとする強化体制やその他連盟の組織体制の問題点が明らかにされないまま、ひとり前監督の責任という形を以て、今回の問題解決が図られることは、決して私たちの真意ではありません。 今後行われる調査では、私たち選手のみならず、コーチ陣の先生方の苦悩の声も丁寧に聞き取って頂きたいと思います。暴力や体罰の防止は勿論(もちろん)のこと、世界の頂点を目指す競技者にとって、またスポーツを楽しみ、愛する者にとって、苦しみや悩みの声を安心して届けられる体制や仕組み作りに活(い)かして頂けることを心から強く望んでいます。 競技者が、安心して競技に打ち込める環境が整備されてこそ、真の意味でスポーツ精神が社会に理解され、2020年のオリンピックを開くに相応(ふさわ)しいスポーツ文化が根付いた日本になるものと信じています。2013年(平成25年)2月4日公益財団法人全日本柔道連盟女子ナショナルチーム国際強化選手15名(朝日新聞デジタル 2013年2月4日21時45分) 全柔連理事26人が全員男性とは、知らなかった…。 柔道界は想像していた以上に、男性優位の世界だったようだ。 そんな土壌が、内柴元金メダリストの破廉恥事件を生み出したようにも思う。 今回の一連のニュースの中、何人もの女子柔道家がコメントをしているが、本当にがっかりしたのは谷亮子。 彼女は、全柔連の体質等についてはほとんど触れず、私には完全に全柔連寄りの意識のように見えた。 一般社会にも時々このような女性がいる。 男性優位社会で成果をあげることに頑張った結果、男性と同じような価値観になってしまったタイプ。 つまり、本当に自分の頭と心で考えることをしないで、批判精神も反骨精神をも失っていったという感じ。 このような人が政治家になるということがどういうことか、私たちもよーく考えた方が良いと思う。 それでも、勇気ある15人の選手たちがしっかりと声を上げてくれたことは、希望である。 この15人の選手たちを心からたたえたいし、応援したいと思う。 大多数の日本人が、そして女性たちが、そのように感じているのではないだろうか。
2013年02月05日
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2月から退職金削減の埼玉県で教員110人が「駆け込み退職」の動きこのことで、退職する教師に対して保護者からは批判の声もあるようだが、本当に無責任なのは誰なのか?この時期に担任を持っていたり、管理職であったりする教師が退職をせざるを得ないには、苦渋の決断があるのがほとんどだろう。本当に批判すべきは、この時期にこんな条例を施行する国や地方自治体だろう。体罰事件もそうだけど、ほとんどすべてのしわ寄せは弱い立場の人に向かう。そのことに、弱い立場である我々庶民はもっと感度を高めて見つめ、本当に批判すべき相手を間違ってはいけないと思う。
2013年01月24日
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アルジェリア拘束 「ドア開けろ」叫び発砲 邦人殺害のテロリスト産経新聞 1月21日(月)7時55分配信今朝の朝刊で、アルジェリア軍特殊部隊は「ニンジャ」と呼ばれていることを知った。 何とも皮肉なことである。 忍者の本家の日本としては、これから海外駐在邦人の居住地は、忍者屋敷にしてほしい。 今回の事件でも、もしも「忍者屋敷」のように「隠れ部屋」や「どんでん返し」のような仕掛けがあったなら、無事に隠れて逃げおおせることもできたのではないか。 しかし、このことをテロリストには決して知られてはならないので、あくまでも隠密にしてほしい。 この「忍者屋敷」の構造で助かったとしても、そのことを決して知られないような工夫も同時に必要だ。 忍者の歴史を持つ日本人の誇りと名誉にかけて、次にこのような悲惨な結果にはならないように、是非とも関係者にはお考えいただきたい。
2013年01月21日
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橋下市長、体育科入試の中止求める 体罰問題の高校朝日新聞デジタル 1月16日(水)0時11分配信昨日このニュースを見たときに、いいようのない不快感を覚えた。まず、この極端な激しさが「怖い」と感じたのだが、この怖さは、いじめっ子を前にした時のような怖さに通じると思ったのだ。何かもっともらしい理由があると、徹底的に責め立てて相手を威嚇する。今回のことも、彼が従来の「体罰容認論」を反省し撤回したことまでは良かったのだが、次はこうくるか!という感じだ。橋下市長のやり方は、体罰で子どもを支配する教師のやり方と、基本的には同じではないのか?教育のプロと言われる人たち、ここは怖さに耐えて、何とか橋下氏をいさめてください。でも首相直属「教育再生実行会議」で体罰も議論 来週に初会合産経新聞 1月17日(木)↑も、なんだか不安なのだ。この記事の中に、「下村氏は15日、自殺の経緯や学校側の対応を調べるため、義家弘介文科政務官を大阪市教育委員会に派遣。」とある。義家弘介氏が文科政務官になったニュースを見た時、「エーッ!」と思いがっくりきた。彼が教育者であった時期は本当に短い期間だ。彼の北星余市高校で「ヤンキー先生」として注目を浴び、メディアに取り上げられ、その後あの学校の広告塔として、自身の体験談からのサクセスストーリーの講演活動をしたことは、私もよく知っているし、講演会も聞きに行ったことがある。グレていた彼を受け入れ、親身に辛抱強く教え導いた北星余市高校の教師集団はすばらしいと思うし、期間は短くてもその高校での教師体験は貴重だとは思う。それにしても、それでここまで上り詰める経験や実績があったとは思えない。何より私が教育者として義家氏を評価できないのは、あの人はとても上昇志向が強く、また基本的に自己中心的な人に感じるからだ。これは、まだ教師時代に講演を聞いた時の感想であり、その後北星余市を退職した経緯や、議員になっていった経緯を見るにつけ、「やっぱり…」という感じがしているのだ。(彼は、とても自己弁護、つまり言い訳やごまかしが上手だと、その時感じたのだ。これは、非行系の体験をした人達に残念ながら多い傾向があり、彼もその例に漏れないような気がする。それに、私はずるい人間だから、他人のずるさも見えるということもある。これが私の勘違いであることを願うのだが…)まあ、教師よりは政治家向きだろうとは思うので、それはそれでいいのだけど、そんな彼を教育行政の重要な位置に置くことは、とても怖いのである。
2013年01月17日
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大阪・高2自殺:「体罰です」顧問謝罪 通夜で母の問いに 毎日新聞 2013年01月08日 21時02分体罰を熱意の表れと思う風土が、日本の体育会系部活の世界にあるのではないか。 テレビで生徒たちへのインタビューを聞いたが、「厳しくされることで強くなるものだ」というような言葉もあった。 このような「体罰容認」の子ども達が成長して大人になったら、やはり子どものためと言いながら体罰をするようになるのではないだろうか。 厳しさと体罰は別物であるし、どんな厳しい指導をするにしても、その子の個性に配慮し本人の納得の上でなくては、逆効果にもなりうる。 基本的に、体罰で何とかしようと思うのは、教育の敗北ではないかと思うし、どんな理由をつけようと、体罰は教育とは言えず暴力を是認することを教えることだと思う。学校という場は治外法権的なものがあり、学校内でも実績(対外試合で良い成績をおさめたということ)のある指導者の部活動は、もう一つの治外法権区域のようである。部活動ではなくても、たとえば小学校などは担任は「クラス」という治外法権区域に君臨する暴君となりうる。部活動はもとより、担任による「厳しい指導(体罰を含む)」による「指導自殺」ともいう事例が全国にある。「自殺」という手段をとる時、遺書などによって「いじめ、体罰」が告発される場合もあるが、それも教育行政の隠蔽体質によってごまかされたり、遺書などがない時は、家族すらも原因がわからず、結果として「自殺」を公表せずに「突然死」「事故死」などになってしまうこともあるだろう。だとすれば、苦しみぬいて死を選ぶしかなかった子どもの気持ちは、宙に浮いたままだ。北海道でも、いじめや教師の行き過ぎた指導によって裁判になった事例がある。「滝川市いじめ自殺」では、教育行政の隠蔽体質のひどさが全国で注目されたが、結果として和解となった。遠軽町立丸瀬布小学校6年の女子児童の自殺は、担任の「行き過ぎた指導」によるもので、現在も裁判中。稚内市の道立稚内商工高校2年だった男子生徒が08年に自殺したのは長時間にわたる教諭の指導が原因として、これも裁判中。彼も、今回大阪で自殺した子のように、生徒会のリーダー的な存在だったようで、先生による執拗な叱責と停学処分が、彼の自尊心を再起不能なまでにズタズタにした結果だったと思う。「体罰」が原因で児童・生徒が自殺した事件は、全国で多数あるし、自殺未遂や、これらの「行き過ぎた指導」による不登校や退学、転校なども含めたら、その数は想像を超えたものではないかと思う。このようなことが蔓延する教育現場では、少子化にも関わらず不登校の児童生徒はあまり減らないのも当然だし、良識ある子どもの心に沿おうとする心優しい教師が精神的に病んでゆくのも当然だろう。安倍政権になって、またまた競争力を高めようなどというスローガンが強くなってきた。日本の教育は「過度に競争的である」などと、「国連・子どもの権利委員会」から日本政府への勧告が数度されているが、ここにも「体罰」についても触れられている。「教育」とは何なのだろうか。このような悲しい辛い事件のたびに思うことだが、それぞれの立場で、特に直接青少年にかかわる仕事をしている人たちは、真剣に考えなくてはならないと思う。
2013年01月10日
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民主代表選、ババ抜きの様相に 「輿石氏がなって参院選仕切れば」の声も... 2012.12.19民主代表選延期、怒号飛び交う 「決められない政治」相変わらず2012.12.20大敗したとはいえ、野党第一党であることは間違いないのに、これじゃあねえ。
2012年12月20日
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ここまでとは…自民・民主「212対27」=第三極は小選挙区20勝【12衆院選】時事通信 12月17日(月)8時52分配信 衆院選で自民、民主二大政党が激突した256選挙区の戦績は、自民党が212議席と、民主党の27議席に大きく水をあけた。日本維新の会、みんなの党、日本未来の党の「第三極」は204選挙区で二大政党対決に絡んだが、議席を得たのはこのうち15選挙区にとどまった。 自民党は、民主党との事実上の一騎打ちとみられていた52選挙区で44勝。これに対し、民主党は玄葉光一郎外相の福島3区や岡田克也副総理の三重3区など7勝だった。山梨2区では無所属候補が自民、民主両党の候補を破った。 「自民・民主・第三極」の構図となった204選挙区のうち、第三極が議席を得た15選挙区は、岩手4区(未来の小沢一郎氏)や大阪10区(維新の松浪健太氏)など。「自民・第三極」対決となった20選挙区では、栃木3区や大阪15区など4選挙区で第三極が勝利した。自民、民主両党が候補擁立を見送った熊本4区でも、維新候補が議席を獲得。この結果、第三極が小選挙区で得たのは20議席となった。 全300小選挙区のうち、2005年の前々回に自民党が議席を得て、09年の前回は民主党が勝利し、今回自民党が議席を奪い返したのは138選挙区。前々回が民主、前回は自民、今回が民主という逆のパターンはなかった。選挙のたびに自民党と民主党の当選者が入れ替わる「振り子現象」は半数近くに上ったことになる。 都道府県庁所在地の「1区」対決でも、前回8勝だった自民党は41勝と大きく勝ち越した。都市部に強いとされてきた民主党はわずか5勝。現行の小選挙区比例代表並立制で5連勝していた北海道1区や徳島1区、福岡1区でも議席を失った。 【衆院選速報】自公圧勝325議席を獲得、民主は52議席 全議席決まる産経新聞 12月17日(月)5時15分配信 16日投票された衆院選は17日午前5時過ぎ、比例東京ブロックで自民党が最後の1議席を獲得して、全議席が確定した。公明党と合わせて、参院で否決された法案を衆院で再議決できる320議席を上回る325議席を獲得する圧勝となった。 各党の獲得議席は自民294、民主57、維新54、公明31、みんな18、未来9、共産8、社民2、大地、国民新各1、無所属5だった。 つまりは、これからの自民党の政治いかんでは、またまたひっくりかえるのかもしれない。私の「怖さ」が杞憂になることを祈る。
2012年12月17日
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<来月16日衆院選>首相、捨て身の決断毎日新聞 11月15日(木)0時49分配信衆院あす解散 来月16日投開票 自民、定数削減も協力産経新聞 11月15日(木)7時55分配信この党首討論は、夜のテレビニュースで見たのだけれど、野田総理に凄みを感じた。解散、解散と迫っていた安倍自民党総裁は、力一杯押し続けた扉が急に開いて、正直なところ戸惑ったのではなかろうか。それにしても捨て身戦術の質にしたのが、公債発行特例法案と一票の格差是正か。これが民主党政策にとっての最重要課題なのか?小選挙区定数「0増5減」しか決まらないのなら、あまり意味を感じないけれど…。それでもこのタイミングは、「第三局」とやらの面々にとっては準備不足は否めないようだから、その点は良かったかな。ニュースなどでは、民主党が負けて自民党が返り咲くなんていう論調もあるようだが、どうなんだろう。国民の多くは(もちろん私も)民主党政治には失望しているとはいえ、自民党がまた政権につくというのも期待できるものではない。今度こそちゃんとマニフェストかなんかを吟味して、少しでも自分の考えに近い人を政党を問わず選ぶしかないかな。
2012年11月15日
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田中文科相、3大学新設認めず…審議会答申覆す読売新聞 11月2日(金)12時3分配信このことがニュースになってから、またまた「困った田中大臣」という雰囲気が強まっている。実は、昨日このことについてブログを書いていたのだが、あともう少しというところでパソコンがフリーズしてしまい、もう書く気を失ってしまった。昨日書きたいと思ったのは、下記のニュースで強い違和感を覚えたためだ。“暴走大臣”真紀子氏に批判続々 大学不認可で秋田市激怒2012.11.05この中で、秋田公立美術工芸短大(秋田市)の樋田豊次郎学長は4日の記者会見で、「残念という言葉を超えて、暴挙だ」、「生徒の学び、活動するチャンスをつぶしてしまう。そこに一番怒りを覚える」と書かれている。開設目指して努力していた関係者が、予想外のことに驚き、困惑し、怒るのはもっともだと思う。しかしそれは、あくまでも自分達が困るということであり、それを「生徒のチャンスをつぶす」などときれいごとにしていることに、私は違和感を覚えたのだ。大人が、「子供のため、生徒のため、学生のため」なんて言う時は、その背後に「自分のため」という言葉が隠されていることがほとんどだから。受験チャンスが一つ潰れることは、学生にとって困ることかもしれない。しかし、それでチャンスが全部なくなるってことはありえない。まだ、受験もしていないのだし、願書だって出してはいないだろう。今の時点で本当に困っているのは、準備をしていた大学側でしかない。そして、今日はもう一つ違和感を覚えたニュースがある。「理不尽」訴訟を検討=不認可の札幌保健医療大―北海道時事通信 11月5日(月)21時18分配信まず、これが訴訟に値することなのか、法律のことはよくわからないけど疑問に思う。最終的に大臣が判断するというシステムになっているのであれば、法律的に問題があると言えるのだろうか。今までは、審議会が認可の答申をしたら、黙ってOKのハンコを押すのが大臣の仕事だったとしたら、それも何だかおかしいのではないか。そしてもう一つ、事務方の人たちは、このような大臣の決定が当然このような波紋を起こすことはわかっていたと思うので、田中大臣の問題提起に対して、真摯にその意を酌み、どのようなプロセスで大学認可の課題解消をすべきかを考えるべきではなかったか。そうしようとしたけれど、田中大臣が暴走したというのなら、それは文科省官僚の怠慢と言うか、批判される点ではないのか。私は、田中大臣批判の渦を巻き起こすための何かが働いたような気がしてならない。別の記事で、自民党の安倍晋三総裁は、TBS系「朝ズバッ!」で2012年11月5日、田中氏について「メチャクチャな人」「異常な行動をする」と明かした。ほめる人は1人も見たことがないといいと書かれているのを見た。まさに、人格否定発言であって、私は自民党の安倍晋三総裁の人格も疑ってしまう。また、もう一つ疑問がある。今回認可申請していた大学はこの三校だけではなく、既設大学の16学部、13大学院は今回認可しているらしい。この三校について認可しなかったのには、それなりの理由があると思うのだが、それをネットで検索しても見つからない。わかる人がいたら、教えていただきたいと思う。いずれにせよ、田中大臣のやり方は相変わらず荒っぽいとは思う。しかし、今回のことをすべて田中大臣の問題で片づけるのでは、どこかでニンマリしている人たちの思惑に乗ってしまっているのではないかと危惧している。
2012年11月06日
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栗山監督1年生V!「何もしない」極意(日刊スポーツ) 栗山監督「北海道が1番になりました!!」=日ハム優勝会見全文 (1/3) 中田「何とか優勝という形で恩返しをしたいと思っていた」2012年10月2日(火) 昨夜は、西武が負けるか引き分けで日本ハムファイターズが優勝するということだったので、日ハム以外の野球中継はほとんど見ない私も、テレビでロッテを応援していた。 多分、北海道内を中心としたファイターズファンのほとんどが、「ロッテ、負けるな!」と応援していたに違いない。 西部には申し訳ないような気がするが、二つのチームのファンの熱い思いに後押しされちゃ、どうしようもないところだろう。 私が野球に興味を持つようになったのは、日本ハムファイターズが本拠地を北海道に移し、もらったチケットで初めて札幌ドームに野球を見に行った時からだった。 我が家は、息子二人が小学生のころから、夏になると毎晩のようにテレビの野球中継を見ていて、私はそれを横目で見ながら、「自分が野球やるわけでもないし、知っている人がいるわけでもないのに、何が面白いんだか」と思っていた。 当然、日本ハムがどんな球団かどんな選手がいるのかも知るはずもなく、初の野球観戦だって「札幌ドーム見学」が主目的のようなものだった。 そんな私が、今では日本ハムファイターズのほとんどの選手の顔と名前と役割が分かり、チームの勝敗を気にして、野球中継を楽しませてもらっている。 「お母さんと野球の話ができるようになるなんて、ファイターズの功績は大きいなあ」と、夫や息子たちに言われている。 私自身も、このような楽しみが持てるようになったことを、ファイターズと選手たちに感謝している。 昨日の札幌ドームでの優勝決定の瞬間と、その後の記者会見では、私も胸がいっぱいになりながら、「栗山監督、ありがとう。良かったね!」とも何度も心の中でつぶやいていた。 「強い!」というチームではなく、みんなで支えあい励ましあいながら「諦めずに負けないチーム」という印象だ。 個人的には、鶴岡捕手がマスクをかぶるようになってから、彼にはとても魅力を感じて応援してきた。 その彼が選手会長となり、今年は打率も良くて、まさにチームの要になっているようで、本当に頼もしく見ていた。 監督の隣でしっかりとインタビューに答えているのを見て、母親が息子を見ているような気分で、なんだかジーンとしてしまった。 信念と愛情を持って選手たちを励まし続けてきた栗山監督の姿勢は、人を育てるという原点を教えてくれるような気がする。 本当にみんな頑張りました。私たちはその姿に、それぞれが何かを感じ、学ばせてもらっていた気がします。 プロスポーツって、単なる娯楽ではなくて、そんな意味があるのですね。
2012年10月03日
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<核燃サイクル秘密会議>「もんじゅに不利」シナリオ隠蔽毎日新聞 6月19日(火) 内閣府原子力委員会が原発推進側だけを集めて開いた「勉強会」と称する秘密会議で3月8日、使用済み核燃料を再利用する核燃サイクル政策の見直しを検討していた原子力委の小委員会に提出予定の四つのモデルケース(シナリオ)について議論し、このうち高速増殖炉(FBR)推進に不利なシナリオを隠すことを決めていたことが分かった。「表」の小委員会の会議には三つのシナリオしか提出されておらず、秘密会議が核心部分に影響を与えていた実態が一層鮮明になった。(後略)こんなことをやっているから、すべてが信用できなくなるってものですよ。<核燃サイクル>見直し案提出反対…原子力小委委員ら要望毎日新聞 6月19日(火) 原発推進側だけで「勉強会」と称する秘密会議を開いていた問題で、内閣府原子力委員会の有識者会議「新大綱策定会議」のメンバー4人が19日、核燃サイクル見直しについて取りまとめた原子力委・小委員会の報告を政府の「エネルギー・環境会議」に提出しないよう求める要望書を園田康博・内閣府政務官に出した。 細野豪志・原発事故担当相と近藤駿介・原子力委員長あてで「民主主義的手続きを無視しており正当性を持ち得ない」としており、今後のエネルギー政策決定に影響する可能性がある。(中略)要望書を出したのは、伴氏と金子勝・慶応大教授、阿南久(ひさ)・全国消費者団体連絡会事務局長、浅岡美恵・気候ネットワーク代表(弁護士)の4人。(後略)せめてもの救いと感じるのは私だけ? 頑張ってください。こんなニュースを見ると、「電力不足」の大合唱で原発再稼働に進もうとする基礎データーも、信用できかねますね。
2012年06月19日
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再稼働は拙速…脱原発首長会議、抗議文提出へ(読売新聞)<福井・大飯原発>再稼働、思い複雑(その1) 「原発があって今がある」「結論決まっていたんでしょう」--おおい町今や日本中隅から隅まで各種の依存症に罹っているようだ。この病(やまい)に罹ってしまうと、自力で治すことはとても難しい。国家的病となると、うーん、本当に難しそうだ。こんな感じでずるずると、病気が重くなるんだろうか。その行き着く先は…
2012年06月18日
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AKB48については全く関心がなく、女の子のアイドルグループ程度の認識しかなく、総選挙に立候補と聞いても「なんのこっちゃ? グループ内でリーダーを決めるのか?」というような、世間知らずの私であった。(やはり、これは世間知らずと言った方がいいのかな)昨日、やっとその仕組みを知り、テレビでその実態を知って驚愕した。うーん、こんな売り上げ至上主義というか、商業戦略の羊たちだったのね、あの子たちは…。つまりは、お金に物を言わせる投票ということで、政治の世界もビックりではないか。CD売上合戦には関係ないようなテレビまでもが、それに乗っている様子にゲンナリ。おりしも、オウム真理教の菊地直子が見つかり、高橋克也容疑者が逃亡中とのニュースもあるが、なぜか私は、オウム真理教全盛期(?)に選挙に打って出て、選挙カーの上で歌ったり踊ったりしていたことを思い出してしまった。まあ、サリンを製造したりしていないだけ無害なのかとも思うが、この現象はなんだか嫌な感じがするのは、私のようなおばさんだけなのだろうか。私は、あの可愛い少女達が、商業主義の使い捨てや生け贄にならず、しっかりと自分の人生を歩んで幸せになってほしいと望む。
2012年06月07日
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親族の扶養義務、運用厳格化へ…河本さん謝罪読売新聞 5月26日(土)9時10分配信お笑い芸人の母親が生活保護を受けていたということでバッシングされ、謝罪会見を開くやいなや、小宮山厚労大臣は生保の運用厳格化への見直しをすると明言したそうだ。あーあ、この芸人さん、スケープゴートになったようなものだなあ。こんなことになるまで私はあまり関心を持っていなくて、よくある「不正受給」なのかと思っていたら、そうでもないらしい。でも、論調は不正受給並みのバッシングだったようだし、だいたい、最近は何でも「個人情報云々」と言って、民生児童委員などの活動にも支障をきたすほどに個人情報に関して厳しくなっているのに、芸人などはその保護外なのか?個人情報保護には厳しくあってしかるべき政治家が、なんだか国会で追及したみたいだけと、どっちが倫理的におかしいのか私にはわからない。生活保護の不正受給は確かにあるだろう。建て前はでは扶養義務者に生計援助の可否を問い合わせて、それも無理ならば生保受給へとなっているが、それが甘いのも事実。しかし私は、甘くなってきたのは社会の必然の側面もあり、今後はますますその傾向は強くなるだろうと思っている。行政の怠慢ということではなく、別居している親族に成人した親族の扶養を押し付けようとすることに、無理があると思うのだ。高度経済成長社会は、核家族化を政策的に推進したようなものだし、近年の新自由主義は競争を過剰に煽りたてた、その結果、バラバラにされた家族親族は、何とか自分の力で生き抜くことを強制されてきたようなものだ。それを支えるイデオロギーは、「個人主義」であろう。戦後、色々異論はあっても、日本は「個人主義」「競争主義」を是として政策も進めてきた。だから、様々な矛盾があちこちにあって、生活保護のシステムもその矛盾の中にある。「三等親以内の扶養義務者」というが、三等親ならほとんど無理なのが現実だろう。親子であっても、離れたところで住んでいたなら、収入の多寡に限らず様々な事情の中で精一杯生きているのがほとんどの庶民だ。それに、「子どもに負担はかけたくない」というのがほとんどの親の気持ちだし、今回の小宮山発言は、そんな健気な庶民を心情的に追い詰めることにもなりかねない。それが日本社会の現状だから、建て前では扶養の可否を問い合わせるけれど、「事情があって無理」との回答には、あえて行政が踏み込まなかったのは現実にある程度合わせた結果だったと思う。だから私は、「三等親以内の扶養義務」ということそのものを見直してほしい。「私なら、遠く離れた親を間違いなく扶養し、時には甥や姪の生活も面倒みます!」と確信が持てる人だけが、この可哀想な芸人さんを責めることができるはず。あの小宮山大臣は、甥や姪が困っていたら、きっちり仕送りしてくれる人なのでしょうね。頼もしい限りです。生活保護は、今の時代には絶対に生存権にかかわる大切な制度です。「最低限度の生活を保障するとともに、その自立を助長することが目的」なのだから、自立に向けてきちんと支援することが一番大切。現在は、入口はとても狭いけれど、その後はあまり関与せずが多い気がする。さらに、指導ではなく、支援ですよ。大の大人に上から目線の口だけ指導では、逆効果のことが多いのですから。逆効果の最たるものが「不正受給」だし、意図的な世帯分離など。「貧すれば鈍する」ということは弱い人間の常ですから。(その人が弱いのではなく、人間はそういうことに弱いものなのです)こまめな暖かい支援や協力があれば、芯には「良い生き方をしたい」という願いも持つ人間は、勇気や元気をふりしぼる力も湧いてくるというものです。今の日本社会は、弱いものは徹底していじめたり、誰かをスケープゴートにして、問題の本質を目くらましさせたり先送りしたり、本当に嫌な世の中になってきたと情けなく思うばかりです。
2012年05月27日
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大阪維新の会が提出した教育関連の条例案が、色々言われていることは何となく知っていたが、どんなものかちゃんと見ていなかった。今日、それを読んでみて、改めて驚いた。家庭教育支援条例(案)第4章 (発達障害、虐待等の予防・防止)(発達障害、虐待等の予防・防止の基本)第15条乳幼児期の愛着形成の不足が軽度発達障害またはそれに似た症状を誘発する大きな要因であると指摘され、また、それが虐待、非行、不登校、引きこもり等に深く関与していることに鑑み、その予防・防止をはかる↑と条例にまで載せようとする根拠はどこにあるのか。(伝統的子育ての推進)第18条わが国の伝統的子育てによって発達障害は予防、防止できるものであり、こうした子育ての知恵を学習する機会を親およびこれから親になる人に提供する発達障害がどのようなものか、伝統的子育てとはどんなものか、この案を書いた人はあまりよくわかってはいらっしゃらないでしょう。これでは批判されても仕方が無いですし、幅広い(教育、福祉、発達心理学、医学などなど)研究者の意見を聞いたとも思えない。気分と思いこみだけで政治を進められたら、弱い立場の人たちはたまったものじゃないです。大阪府の教育行政基本条例、府立学校条例についてもであるが、大阪府民の人たちは、このようなことに納得しているのでしょうか、橋下氏は今でも人気があるようですが、こちらから見ていると何だか怖い大阪です。
2012年05月05日
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やりきれない事故や事件、政治や原発関係のニュースの中で、このようなニュースは本当に心が暖かくなる。世界の雑記帳:震災の津波で流されたサッカーボール、アラスカ沖で発見2012年04月23日 08時25分漂着ボール:持ち主は陸前高田の高2「見つけてくれ感謝」毎日新聞 2012年04月22日 12時28分(最終更新 04月22日 12時58分)漂流ボール:発見者の男性「持ち主が無事でうれしい」毎日新聞 2012年04月22日 14時46分(最終更新 04月22日 18時31分)<漂着バレーボール>岩手出身の持ち主判明 米アラスカ沖に毎日新聞 4月23日(月)21時18分配信持ち主の二人とも元気でいてくれて本当に良かった。最初に「ボール発見」のニュースを見た時に、「持ち主が生きていてくれますように」と祈ったのは、私だけではないだろう。
2012年04月24日
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進次郎氏「審議拒否を拒否する作戦で追及を」(読売新聞) これには同感。自民党政権時代の「何でも反対野党」の真似をしているような今の自民党には、正直うんざりしています。民主党にも、「かつての自民党と同じゃないか」とうんざりしてますけど。
2012年04月22日
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民主・仙谷由人政調会長代行、原発を止めた場合について「日本がある意味で集団自殺」フジテレビ系(FNN) 4月16日(月)17時49分配信そうならないように、いかに原発依存から脱却をすべきか、再稼働をしなくても良い状態するには何をすべきか、その行程表を考えた方が良いのではないか?このまま無理矢理再稼働して、万が一にも大地震や津波が起きたら、そちらの方が本当の集団自殺のように感じるのは私だけですか?
2012年04月17日
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<北朝鮮>ミサイル「バラバラに」 日本に影響なし毎日新聞 4月13日(金)9時20分配信頼みの「Jアラート」鳴らず 混乱の沖縄・宮古島 北ミサイル失敗産経新聞 4月13日(金)10時16分配信日本政府、発射発表に43分…未熟さ露呈読売新聞 4月13日(金)14時31分配信人工衛星かミサイルか知らないけれど、お粗末度は似たりよったりの気がする。ニュースを見ながら、日本の原発もまた、共通点があるような気がしている。
2012年04月13日
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リンクしているmsk222さんのブログで「ドイツZDF フクシマのうそ」を知った。最近原発関係の本を何冊か読んでいたのだが、この番組はその内容とも一致するし、私にはとても説得力のある真実に近いものだと感じる。また、先日「南海トラフ地震:予測改定 津波、6都県20メートル超 高さは想定2~3倍 震度6強以上、国土の7%」という衝撃の予測が発表された現在も、原発を再開・推進しようとする人たちは何を根拠に安全を主張するのかわからない。想定外と放置・無視・黙殺していたことがこの原発大災害を引き起こしたのだ。すべて想定できるようになったはずなのに、まだその現実を直視できないなんて、日本の国を動かしている人たちは狂っているとしか思えない。一人でも多くの人がこれらの映像や情報を見聞きして、「自分の頭と感性で」考えてほしいと思う。
2012年04月03日
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上水道、外資が参入 最大手ヴェオリア、松山市が委託他の人のブログでこれを知り、ビックリ仰天。最近は、自治体の事業も民間委託が多くなっていて、業務内容によってはそれもいいとは思っているが、市民生活の安全の根幹に関わるような水道事業を、民間に丸投げする感覚がよくわからない。このことについて、市民の代表である議会も納得したのであろうか。多少の経費削減、つまりは目先のことにとらわれて、大切なことを忘れてはいないでしょうか。このようなことが、日本のあちこちで起こらないことを祈るばかり。
2012年03月08日
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官邸の介入、リスク高めた=前首相ら300人聴取―民間事故調報告書・福島原発事故時事通信 2月28日(火)20時15分配信 東京電力福島第1原発事故で、民間の「福島原発事故独立検証委員会」(民間事故調、委員長・北沢宏一科学技術振興機構前理事長)は28日、「首相官邸の現場への介入が無用の混乱と、事故がさらに発展するリスクを高めた」などとする事故報告書をまとめ、野田佳彦首相に提出した。 民間事故調は昨年9月に設立。菅直人首相(当時)ら政府首脳を含む約300人にヒアリングし、400ページを超える報告書にまとめた。 東電の清水正孝社長(同)や吉田昌郎同原発所長(同)ら同社幹部の聴取も要請したが、東電側から拒否されたという。 報告書は、地震と原発事故の複合災害に対する備えがなく、東電や経済産業省原子力安全・保安院の初動対応に問題があったと指摘。助言を求められた班目春樹・原子力安全委員長が「水素爆発は起きない」と答えた直後に、1号機の原子炉建屋が爆発したことなどから官邸が不信感を募らせ、過剰な現場介入につながったとした。 こうした介入について、報告書は「稚拙で泥縄的な危機管理で、災害の拡大防止に役立ったとは言えない」と批判。「無用な混乱を引き起こした可能性は否定できない」とした。 その一方、3月14日に清水社長が行った撤退の申し入れについて、「全面撤退ではなく、必要な要員の撤退」とする東電の説明を「十分な根拠がない」と疑問視。 申し入れを拒否し、同15日に東電本社に統合対策本部を設置した菅氏の判断は評価した。 「情報来ない」「もういい」…菅氏の混乱指摘読売新聞 2月28日(火)9時13分配信原発事故対応は「大失敗」=官邸に備えなく、情報不十分―菅前首相時事通信 2月28日(火)15時44分配信「福島原発事故独立検証委員会」の報告書関係のニュースを、テレビや新聞等で見ていて、私は管氏をはじめとして当時の政府の人たちの話は、正直に当時の状況を語っていると感じている。備えが全くなく、情報も入ってこない中で、あれ以上のことを誰ができたのだろうとも思う。すべては、最悪の事態を想定していなかった東電をはじめとする電力会社や、これまでの原子力関係の専門家たちに大きな責任がある。そして、原子力発電をかなり強引に推進してきた当時の政府も勿論である。原発事故当時の担当者の責任はもちろんなので、今後の対策のためにも反省はきっちりしなくてはならないのに、東電幹部は聴取を拒否したという。まだまだ対応に追われている段階とはいえ、そのあたりにすべての問題の核心があるように感じられてならない。泥縄式というけれど、縄を用意していなかったんだから、泥でもなんでもやれることしかできなかったんだろう。また「放射性物質の広がりを予測する「SPEEDI」について、 官邸にいた当時の菅首相や枝野官房長官らは、その存在すら知らず、活用されなかった」という記事も読んだが、政府関係者は知らなくても、原子力関係の官僚たちや専門家が知らなかったではすまされない。だいたい、気象情報でも風向きや風速などはわかるのだから、気象関係者がそのあたりの提言をしたり、天気予報の中で詳しい情報を流したって良かっただろうに。非常事態には、自分達の専門性で被害を拡散しないことを、それぞれの持ち場で知恵を絞るのが大切だと思うのだが、あの時、本気で日本の国民や国土のことを真剣に考えていたのは、管総理とその周辺の人たちだけではなかったかとさえ思う。その対応が良かったなどとは言っていない。管氏などが専門家や東電を信頼できる要素が次々と壊れていったことが、あのような対応になったのだろうと思う。どの時点でかは覚えていないが、枝野氏が記者会見の時に見せた、視線が宙を泳ぐような一瞬の表情を思い出した。その表情を見て、私は「かなりヤバいんだな」と感じた。そして、管総理や枝野官房長官などは、相当の危機感で神経をすり減らしているのではないかと感じていた。あの当時、政府に危機感が足りないと批判していたメディアや識者たち、そして野党の人たちは、どれほどの危機感を抱いていたのか。それぞれの立場で、福島の人たちを本気で守ろうと思ったら、まだまだできることがあったはずだ。そんなことを感じたり思い出したりしながら、これらの記事を見ている。
2012年02月29日
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<光市母子殺害>元少年の死刑確定へ…当時「18歳30日」毎日新聞 2月20日(月)21時0分配信(略) ◇上告を棄却 無期懲役を最高裁が破棄・差し戻したケースで死刑が確定するのは、19歳で連続4人射殺事件を起こした永山則夫元死刑囚を含め戦後3例目。事件当時、「18歳と30日」だった元少年の死刑確定は記録が残る66年以降、最年少となる。また、死刑判決を判断する際の「永山基準」を示した永山元死刑囚への第1次上告審判決(83年)後に死刑求刑された少年事件では2件4人の死刑が確定しているが、いずれも殺害被害者は4人で、被害者2人のケースは初めて。 第1小法廷は「平穏で幸せな生活を送っていた家庭の母子が白昼、自宅で惨殺された事件として社会に大きな影響を与えた。殺害を当初から計画していたものでないこと、更生(立ち直り)可能性もないとはいえないことなどの事情を十分考慮しても刑事責任はあまりにも重大」とした。 ◇裁判官1人、差し戻し求める異例の反対意見 第1小法廷の横田尤孝裁判官は広島高検検事長として事件に関与したとして審理を回避したため、裁判官4人のうち3人の多数意見。宮川光治裁判官(弁護士出身)は再度の審理差し戻しを求める反対意見を述べた。死刑判断に反対意見が付くのは、無人電車が暴走・脱線し6人が死亡した「三鷹事件」の大法廷判決(55年6月)以来とみられる。 宮川裁判官は「精神的成熟度が18歳を相当程度下回っている場合は死刑回避の事情があるとみるのが相当で、審理を尽くす必要がある」と主張。これに対し金築裁判長は補足意見で「精神的成熟度を判断する客観的基準があるだろうか」と疑問を呈した。【石川淳一】 ▽最高検の岩橋義明公判部長の話 少年時の犯行とはいえ社会に大きな衝撃を与えた凶悪な事件であり、死刑判決が是認された最高裁判決は妥当なものと考える。 ▽元少年の弁護団の声明 反対意見があるにもかかわらず死刑を言い渡すのは、死刑は全員一致でなければならないとする最高裁の不文律を変更するもので強く非難されなければならない。誤った判決を正すため今後とも最善を尽くす。 ◇光市母子殺害事件◇ 99年4月14日、当時18歳の元少年(30)が山口県光市の本村洋さん(35)方に排水管検査を装って上がり込み、妻弥生さん(当時23歳)を絞殺して、長女夕夏ちゃん(同11カ月)を絞殺。遺体を押し入れなどに隠し、財布を盗んだ。1、2審で起訴内容を認め無期懲役とされたが、上告審で差し戻され、差し戻し控訴審では殺意などを否認。一方で遺族は被害者支援を訴え、犯罪被害者等基本法成立などにつながった。 ◇おことわり…少年法理念尊重、匿名報道を継続 毎日新聞は元少年の匿名報道を継続します。母子の尊い命が奪われた非道極まりない事件ですが、少年法の理念を尊重し匿名で報道するという原則を変更すべきではないと判断しました。 少年法は少年の更生を目的とし、死刑確定でその可能性がなくなるとの見方もありますが、更生とは「反省・信仰などによって心持が根本的に変化すること」(広辞苑)をいい、元少年には今後も更生に向け事件を悔い、被害者・遺族に心から謝罪する姿勢が求められます。また今後、再審や恩赦が認められる可能性が全くないとは言い切れません。 94年の連続リンチ殺人事件で死刑が確定した元少年3人の最高裁判決(11年3月)についても匿名で報道しましたが、今回の判決でも実名報道に切り替えるべき新たな事情はないと判断しました。光市母子殺害 本村さん会見 この判決に勝者はいないこのニュースには、色々なことを考えさせられる。私は、基本的には「死刑」という刑罰には納得できる根拠を見出せないでいる。殺人が許しがたい罪であるならば、死刑という殺人を認めるのもおかしくはないかという素朴な疑問がある。正しい理由があれば人を殺してもいいのか?その正しさというのは、人間が決められるものなのか?本村さんの気持ちは、本当によくわかる。私だって同じ立場ならば、死刑にしてくれと叫ぶだろう。しかし、全く無関係の人が「こいつは殺してもいい奴だ」と決めて、その命を奪うことが本当に正しいことになるのだろうか。もしも犯人を殺してもいい立場の人がいるとするなら、被害者だけではないのか。その被害者がこの世にいないとするなら、次に許されるのはもっとも苦痛を味わうことになった遺族しかいない。つまりは、かつて武士の時代に認められていた「仇討」である。本村さんは、この判決に勝者はいないと語っている。しかし、彼の頑張りがこの判決を引き寄せたのは事実であり、そのことで犯罪被害者遺族の立場に光があたったことは意義があるだろう。本村さんは、本当にまじめで一途な正義感の強い人のように感じる。それだけに、いつか彼はもっと根源的な自己矛盾に悩むことはないのだろうかとも思う。罪は償わなくてはならない。どれほど不利で気の毒な環境の中で生育し、そのことが大きな罪を犯すことにつながったとしても、罪は罪である。それをどのように償うことが適切なのか私にはわからないし、現状では日本には死刑制度があるのだから、死刑判決もやむを得ないとも思う。しかし、最低でも長年の議論の上の「原則」は守ってほしいと思う。ことは、人を殺すことを決めることなのだ。裁判官四人のうちの一人は反対意見だったと言うではないか。殺人を多数決で決めたことは、少なくても疑問である。
2012年02月21日
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<広島刑務所脱走>外壁工事の足場使う 警察庁が特別手配毎日新聞 1月12日(木)1時45分配信昨年のオウム真理教元信者の平田信容疑者の、自首の顛末にも驚いたけれど、これにもまた驚いた。どうも、最近の(いや、昔からか?)警察関係は、レベルが低下しているとしか思えない。いやいや、ことは警察だけではないだろう。日本国中、公的な仕事に携わる人たちの使命感やモラルが低下しているのではと感じることが、とても多い。いや、そうではないな。メディアやマスコミだって、政治家だって、みんなそうだ。つまりは、日本全国、無責任と危機感のなさが症状の病気になってしまったようだ。つまりは、私自身もそうなのか?他人事のようにこんなことを書いているのは、その症状に違いない。
2012年01月12日
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昨日の下記のニュースは、私も少し驚いた。記録のためにコピーしておく。 激震・金王朝:金正日総書記死去 北朝鮮、集団指導体制に 正恩氏、カリスマ性不足 北朝鮮の金正日(キムジョンイル)総書記の死去を受け、国営朝鮮中央通信は19日午後、朝鮮人民軍兵士らが「正恩(ジョンウン)同志の指導を受けることを誓った」と報じ、金総書記の三男正恩党中央軍事委員会副委員長への後継移行が確定していることを示した。中央通信は正恩氏に対して初めて「指導者」という呼称を使った。ただ、軍事優先の「先軍政治」を進めて独裁体制を維持した金総書記に比べ、権力基盤は脆弱(ぜいじゃく)だ。野田佳彦首相、オバマ米大統領、李明博(イミョンバク)・韓国大統領は19日、権力継承を巡る軍事クーデターなど体制内の混乱や、正恩氏が軍部の統率強化を目指し軍事的な挑発行動に出ることを警戒し、電話で協議するなど対応に追われた。 金正恩(キムジョンウン)氏は20代後半。公式に登場して1年あまり。百戦錬磨の金総書記の後継者として不十分だ。金王朝3代目は軍や治安機関、行政部門の核心人物が支える「集団指導体制」で進められる、という見方が強まる。 「金大将(正恩氏)が体制を引き継ぐ。張成沢(チャンソンテク)(国防副委員長)がもし"自分が次を"と口にすれば、金英哲(キムヨンチョル)(朝鮮人民軍偵察総局長)や禹東則(ウドンチュク)(国家安全保衛部第1副部長)が殺すだろう」 10月、朝鮮人民軍幹部は毎日新聞の取材に、後継体制をめぐって実力者間に立ち込めていた緊張関係をこう表現した。 日中韓各国の情報関係者の話を総合すると、その核心人物は、軍・保安機関が金英哲氏や禹東則氏、李英鎬(リヨンホ)軍総参謀長、朝鮮労働党や経済部門では張氏と李洙〓(リスヨン)合弁投資委員会委員長。張氏は金総書記の妹婿、李洙〓氏はかつて「李哲(リチョル)」の名前で駐スイス大使を務め、正恩氏のスイス滞在を見守った人物だ。 指導者としての正恩氏に、決定的に欠けるのが「尊敬されるための成果」だ。 北朝鮮が引き起こした延坪島砲撃事件(昨年11月)は軍部内部で「金大将の指導の成果だ」と宣伝された。最高権力機関の国防委員会でも正恩氏が金総書記に次ぐ地位を固め、(1)ウラン濃縮など先端技術(2)国家検閲事業(3)平壌10万世帯住宅建設(4)サッカーの戦力の分野を主導していると内部で語られている。 金総書記亡き北朝鮮。指導者に押し上げられた正恩氏はいつ国防委員長や総書記の地位を引き継ぐか。金日成主席が死去した際、金総書記は3年間、喪に服した。正恩氏も同程度の期間を置いて、次期体制を本格的に始動させる可能性がある。 その中で、北朝鮮専門家が注目するのは「金大将の履歴書」がいつ公表されるかだ。 正恩氏の素性はまだ公式化されていない。正恩氏は異母兄の長男正男(ジョンナム)氏(40)、実兄正哲(ジョンチョル)氏(30)に次ぐ金総書記の三男だが、公式報道は一度もその事実を伝えたことがない。正恩氏の母親で大阪生まれの高英姫(コヨンヒ)氏(04年死亡)についても、朝鮮人民軍の内部資料では「偉大なるお母様」としか記されず、在日朝鮮人である母親をどう扱うか決まっていない。また、正恩氏の出生地(聖地)を、金主席と同じく万景台(マンギョンデ)にするか、南東部の拠点都市、元山(ウォンサン)にするか、なども議論が続けられているようだ。 ここに、周辺国を引きつける発言がある。北朝鮮と中国両国の経済関係者の間で語られている「正恩氏のマルスム(お言葉)」だ。 「銃弾よりもコメが、より重要だ」 今年3月、正恩氏が語ったとされる。「金総書記が国家の根幹に掲げてきた軍優先の『先軍政治』より、経済政策を優先させるというメッセージ」と解釈できる内容だ。北朝鮮に改革・開放を求める中国側では好意的に受け止められている。 金主席から金総書記、さらに正恩氏へ。果たして独裁体制が引き継がれるのか。 首都・平壌では19日、訃報に触れた市民が悲しみにむせぶ様子が映し出された。一方で、国外に住む北朝鮮住民の中には「"尊敬する金大将同志"と口では表現するが、心の中では舌を出している」と体制批判を心に秘める人もいる。 金王朝が試練に立たされているのは間違いない。【北京・米村耕一】 ◇韓国、非常警戒態勢 中国軍も国境に増員か 【ソウル西脇真一、丹東(中国遼寧省)工藤哲】韓国政府は国家安全保障会議を緊急招集、韓国軍は非常警戒態勢に入った。 また、中国人権民主化運動情報センター(本部・香港)は、中国軍が北朝鮮との国境地帯(吉林省)に先遣隊として約2000人の兵力を派遣し、最終的には3万人規模に膨らむという未確認情報を伝えた。 中国と北朝鮮の貿易の一大中継点となっている中国遼寧省丹東市内は19日夜、国境・鴨緑江にまたがる中朝友誼橋近くにある北朝鮮の在外公館で、金総書記に哀悼の意を示す人たちが相次いで訪れ、周辺は一時、渋滞した。橋付近は夜間も通常通りライトアップされているが、北朝鮮から中国に入国するトラックなどが通行する様子はほとんど見られない。北朝鮮当局直営レストランは閉店。橋の中国側では警察当局のパトカーが繰り返しパトロールし、不穏な動きを監視していた。 朝鮮中央通信によると、金総書記は心臓や脳血管の病気で長期にわたり治療していたという。訃告は「(そうした中で現地指導を続け)積もりに積もった精神的・肉体的過労により心筋梗塞(こうそく)が起き、心臓性ショックを併発した」と伝え、「殉職」とたたえた。北朝鮮の公式メディアによる最後の動静報道は、15日の平壌のスーパーマーケット視察だった。 遺体は、父親の金日成(キムイルソン)国家主席も葬られた平壌の錦繍山記念宮殿に安置される。29日までを哀悼期間とし、各地や各機関でさまざまな追悼行事が予定されている。この間、一切の歌舞や娯楽は禁じられる。毎日新聞 2011年12月20日 東京朝刊今後、このことが北朝鮮や周辺諸国にどのように影響してゆくのか私にはわからないが、これが良い方向に向かうきっかけとなるように、諸機関の関係者が頑張ってくださることを祈るのみ。特に、拉致被害者の方たちやそのご家族にとって、良いきっかけとなりますように。
2011年12月20日
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このところテレビを賑わしているニュースは、情けないというか呆れるというか…。こんなこともあったなあと、いつか思い出すこともあるのだろうけど、今日は少し書きならべてみようか。大阪ダブル選 市長に橋下氏、知事は松井氏産経新聞2011/11/28 09:06私は、橋下氏の主張する「大阪都構想」については、正直なところよくわからない。彼についても、特別の嫌悪感を持っているわけではないし、彼なりに頑張っていることはよくわかるので、単純に批判する気もない。しかし、「独裁も必要」と叫ぶような人に、大阪市民があれほどの支持をしたということに、ちょっと怖さを感じている。たとえは悪いけれど、ひょっとするとドイツ国民がヒトラーを支持した時もこんな感じじゃなかったのかなと思ったりして。市民の支持があるということを盾にして、市民にとって怖いことがどんどん進められないことを祈る。<沖縄不適切発言>「これが国の本音」地元に怒りとあきらめ毎日新聞 11月29日(火)田中聡・沖縄防衛局長は、米軍普天間飛行場(沖縄県宜野湾市)の移設計画に基づく環境影響評価(アセスメント)の評価書の提出時期について、報道関係者との懇談の時に、「犯す前に犯しますよといいますか?」などと発言したとして、当然ではあるが更迭された。このニュースを見た時に一番驚いたのは、「この人は官僚のはずなのに」ということだった。この地位にまでなった人が、こんな程度の低いたとえを言うこともだけど、報道関係者との懇談で「オフレコ」としてこんな不用意なことをいうのかということだ。報道関係者と付き合う時には、私達のような小さな町で活動をする者でさえ、本音を語るのには慎重になるのが当然なのに…。官僚のレベルもここまで落ちているのかということにショックであった。本人がどうしようもないことは言うまでもないが、このような人をこのような部署にまで任命した人たちの目も相当に節穴だ。政治家も頼りにならない、優秀だと心のどこかでは信じたかった官僚もダメとなると、「この人に託そう」という独裁者の出現を願う気にもなるのかも。<ブータン国王夫妻>関西国際空港から帰国毎日新聞 11月20日(日)ブータン国王夫妻が来日して、爽やかで暖かい空気が日本を包んでくれた。ご夫妻の来日で、ブータンという国が注目され、日本との長年の交流などについても知ることができたのは、私にも収穫だった。「国民総幸福量」のアップを目指すということも、日本人には新鮮な指標としてとらえられ、あたかもブータンは「みんなが幸せな国」のように感じた人も多かったようだ。しかし私は、この時も橋下氏を支持する大阪の人たちのような空気を、報道などから感じて「ちょっと待ってよ」という気持ちになった。あの小さな国、それも中国とインドに挟まれた国、このような山岳国家には多民族が住んでいることが普通だが、それらの力関係の中で、みんなが幸せっていうのは目標としては大切だけれど、現実には色々な問題があるのではないかと思ったのだ。それで調べてみると、やはり色々ありそうだ。「隣の芝生は青い」という。ブータン国王夫妻が素晴らしい資質を持った人たちであるなら、我が国の皇室のみなさんだって決して負けてはいない。子ども達全員が民族服を着て同じようににこやかに合掌する姿はほほえましいが、それだったら北朝鮮だって負けてはいないだろう。「国民総幸福量」だって、指標の設定の仕方でずいぶん変わるだろうしね。そういえば、日本の都道府県の「幸福度ランキング」が発表された時、「そうかあ?」という気がしたことを思い出した。今見直したら、大阪が最下位だった。これで大阪の人はショックを受けて、独裁者に何とかしてほしいと思ったのか?一位は福井県。福井県の人も、多分「へえ? そうなの?」という気分だろう。ちなみに私の住む北海道は43位。私の周りの人は、「北海道って、いいとこだよね」って思っている人がほとんどですが。(北海道と言っても広いから、地域によって感じ方が違うのは当然です)最後に内柴客員教授を懲戒解雇、女子柔道部員にセクハラこの人も、柔道は強いのだろうけれど、女性関係では脇が甘すぎ。官僚が報道関係者と付き合う時には慎重にしなくてはならないように、教員が女学生や未成年と付き合う時には、しっかり節度を持たなくてはならないのは当たり前のことだ。官僚や教員のモラル低下も深刻なのではないかと心配になる。
2011年11月30日
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このところ、札幌市や千歳市の住宅地でヒグマが目撃されている。札幌中心部 ヒグマ目撃相次ぐ北海道ヒグマ射殺 “胃は空”北海道の住宅街にヒグマ、玄関のガラス割る今年はヒグマの食糧である木の実、特にドングリが少なくて、食べ物を求めて人が住む場所に出没しているようだ。私も昨年の春、息子の畑で小熊に遭遇してしまったけれど、やはりとても怖かった。ヒグマ達だって、人間の住む場所にまで迷い込んでしまって、どれほど怖いことだろうと思う。一日も早く、住処である山の方に戻ってほしいと願うが、周辺に住む人たちは、一日も早く「射殺」してほしいと思っていることだろう。私だって、自分の生活圏にヒグマがウロウロしていると思うと、かなり怖いのが本音である。実は、私の住む場所だって、ヒグマが出没している場所と、森林を挟んで地続きだから、夜は一人で出歩く気にはなれない。「ヒグマ」も怖いけれど、息子達の仕事に関係するものと言えば、「エゾシカ」や「アライグマ」、「ウサギ」「スズメバチ」も闘いの相手。北海道での農業は、これらの野生動物との知恵比べとも言えよう。生き物が生きるということは、お互いに食い合う関係でもある。さて、一番怖い動物はと言えば、そりゃあ勿論、人間でしょう。ヒグマさん達、とにかく早く山に帰って、何とか森で食べ物を見つけて、冬の冬眠に備えてくださいね。
2011年10月10日
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朝刊でこのニュースを読み、衝撃を受けた。.母にすすめられ覚醒剤、命じられ売春の16歳読売新聞 9月20日(火)14時34分配信 先月中旬、札幌市の無職少女(16)が、札幌西署に覚醒剤取締法違反(使用)の疑いで逮捕された。 少女は、小学6年の頃から実母に命じられて売春をし、そのほとんどを実母に渡していた。覚醒剤も実母に勧められて始めた。道警捜査員は「あまりにひどい家庭環境」と虐待ともいえる生活実態に言葉を失う。 同署は20日午前、少女にわいせつ行為をしたとして、暴力団関係者の男(36)を道青少年健全育成条例違反容疑で逮捕した。 少女が逮捕されたのは8月中旬。札幌市内の自宅アパートにいたところを任意同行を求められ、尿検査で覚醒剤成分が検出された。実母の再婚相手に注射されたという。 捜査員にした少女の説明では、両親は幼い頃に離婚し、実母と生活していた。きょうだいは何人かいるが、父親が誰なのか説明できないほど複雑。実母は覚醒剤の乱用者で逮捕もされている。 少女は、実母に命じられ小学6年の時に初めて売春をした。自分で出会い系サイトにアクセスして相手を探し、もらった約1万円は実母に渡した。実母からは「覚醒剤が欲しいので、やってきて」と命令されることもあったという。 実母が覚醒剤使用で逮捕された数年前、少女は児童相談所に保護された。しかし、実母が出所すると再び同居を始め、中学にはほとんど通わず、実母や暴力団関係者とのつながりの中での生活が続いた。 少女は、中学1年から2度の中絶を経験。肩や胸には母親と再婚相手に入れられたアルファベットのタトゥーが痛々しく残る。少女に、これまで逮捕歴はなく、こうした生活実態は、取り調べの中で判明した。 少女が覚醒剤を始めたのは今年5月から。実母に勧められ、逆らえなかったからだという。20日に逮捕された男は、覚醒剤の売人とみられている。 捜査員によると、少女は「家賃は大丈夫かな」と、住んでいるアパートの家賃の支払いを大人のように心配することがある。最近は「専門学校に行って仕事をしたい」と将来について話すようになったという。 少女は先月末、家裁に送致された。今月下旬にも少年審判が開かれる。 きょうだいが何人かいるというが、その子たちも保護されたのだろうね。こんな親には、絶対に戻してはいけない。数年前に母親の逮捕で保護されたというのに、母親が戻ったらすぐに元の木阿弥、いやそれ以上に劣悪な環境になったようだ。この少女の人生は、これからどうなるのだろう。何とか救われてほしいと祈るばかりだ。このようなひどい環境で育たなくてはならない子ども達は、まだまだいることだろう。とてつもない無力感に心がふさがれる。
2011年09月21日
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<鉢呂経産相>「放射能つけた」発言 野田政権に強い打撃毎日新聞 9月10日(土)2時31分配信昨日の私のブログ「福島の再生とは?」の最後の方に、「中には変な人もいるだろうが(放射能が移るなんてバカなことを言う人など)そんな人は論外だし、気にすることもない。」と書いたのだが、その日にそんなバカなことを不用意に口走った鉢呂経産相には、本当にガックリ!今は野党もマスコミも、そればかりか与党内にも、揚げ足取りに躍起になっている魑魅魍魎がうじゃうじゃ生息しているし、福島周辺の人たちは、放射能に関するニュースや発言には過敏にならざるを得ない状況なのに、なんと不用心で思慮と配慮に欠ける人なのだと、心底がっかりしている。しかし、このことで大臣失格などとのドタバタが続き、足の引っ張り合いになるとしたら、本当にくだらないし情けないとも思っている。基本的に不用意な失言をする人は、想像力が少し欠けているのではないかと思うが、その分だけ人が良くて、腹黒くないということもある。だから、調子に乗れば一所懸命に頑張るから、仕事ができない人であるとも限らない。人には色々な欠点や弱点がある。完全無欠の人なんていないし、政治家や大臣にそれを求めることもおかしい。失敗や失言をしたなら、精一杯誠意を尽くして謝って、それを償うような気持ちで仕事をしたらいいと私は思っている。普通の人間社会は、そのようなことで何とか成り立っているのだ。それに、ヒステリックに誰かの失敗を責め立てる人というのは、多くは自分もそのような失敗をしている人だろう。いじめの構造も似たようなところがあるが、責めることで自己弁護を無意識のうちにしていることもあるし、自分が思っていても我慢していることを平気でいう人には、必要以上に腹が立つということもある。言葉が武器にもなりアキレス腱にもなる政治家としては、鉢呂大臣は批判されても仕方がないが、私としてはもう少し、政治家としての別の能力を見る包容力が、日本人には必要なのではないかと思っている。今日も私はつぶやいている。「大人になろうよ、日本人」と。
2011年09月10日
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一応、記録として残しておこう。野田内閣閣僚名簿昨日、野田内閣が発足した。正直なところ、野田総理大臣という予想はあまりしていなかったのだが、彼のこの数日の発言や態度を見ていて、これが今のところ一番良い布陣なのかもしれないと期待している。誰が総理になっても敵だらけ、壁だらけの現実がある。それに加えて、野党もマスコミもあら探しに走り回る。政権交代をしてから、民主党に失望したという側面もなくはないが、それ以上にどうしようもない野党の姿勢にうんざりしている。加えて、マスコミも私たち国民も、あら探しと批判ばかりを繰り返し、政治家達の足の引っ張り合いに加担している。最近、ブログを書く機会が減っているのは、「物言えば、唇寒し…」という気持ちが心を覆っているせいかもしれないとも思う。いずれにせよ、新閣僚の方々には、泥をかぶることをいとわず、国民のために、特に今辛い思いをしている人たちのために汗を流していただきたい。お金持ちの人からは、どんどんお金を出していただく仕組みも作っていただきたい。日本の国土、自然や農林漁業を大切にする仕組みも考えていただきたい。そのためには、節電だってエコ生活だって協力いたしますし、プライベートな多少の失敗なんて気にしませんし、思想の根幹に関わらなければ、失言だって多めにみますから。
2011年09月03日
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泊3号機、営業運転再開先送り 経産相「知事判断待つ」(08/11 07:25)北海道新聞 北海道電力泊原発(後志管内泊村)3号機の営業運転再開をめぐる国の対応に高橋はるみ知事が反発していた問題で、海江田万里経済産業相は10日夜、高橋知事に「知事の判断は大切なので(営業運転再開は)待ちたい」と電話で伝えた。 経産省原子力安全・保安院は同日で3号機の最終検査を終えており、11日に内閣府原子力安全委員会に結果を報告するが、経産相は営業運転再開に必要な終了証を交付しないと説明。11日中の可能性が高かった運転再開は先送りされることになった。私達は、原子力安全保安院のお墨付きには、残念ながら全く信用できなくなっている。本当に安全と言えるのかどうか、私達はどう判断したら良いのか。結局は、色々な情報を見聞きして、自分なりに比較的信用できると思う人の発言を支持するしかない。どのような立場の人が信頼できるか。それも、それぞれの価値観によって判断するしかないと言えよう。今の私には、中部大学の武田邦彦教授の発言が納得できるので、ここに再掲しよう。北海道、泊原発の再開:科学的にはNO 北海道の泊原発の再開が問題になっています。でも、あまりに簡単なことですが、科学的には完全にNOです。 1) 震度6の地震で青森県東通原発から、石川県志賀原発まで、すべての原発が100%の確率で破壊された(破壊=地震が終わっても数ヶ月以上、立ち上がれない破壊)、 2) 特に、東通、福島第一、茨城第二は、全電源を失った。たまたま福島原発だけが爆発に至っただけで技術的には、同じ危険があった、 3) 泊原発に震度5以上の地震が来る可能性がある、 4) 東日本の原発の安全性をすべて間違った原子力安全委員会、経産省保安院に安全を審査する能力はない。 実にハッキリしています。再開は技術的にはとうてい無理です。しかも、未だに「救命ボート」も準備されていませんし、住民の避難訓練もされていません。 (平成23年8月10日 午後8時 執筆)高橋知事、頑張ってください!!
2011年08月11日
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原発事故以来、日本も中国を笑えなくなったなと嘆かわしく思っていたのだが、さすがに、日本ではこんなことはないでしょう。<中国高速鉄道>早期再開に市民ら疑念毎日新聞 7月25日(月)23時41分配信これは、落雷事故なんてことじゃないような気がするのは、私だけではないでしょう。相当まずいことがあるので、証拠隠滅を図ったとしか思えない。この期に及んで、中国鉄道省の報道官が高速鉄道に自信を持っていると言ったのも、ひょっとするとシステムトラブル以外の要因があったせいでは?それにしても、こんなことをやって信頼回復できるとでも考えるとするなら、あまりにも世界の常識からかけ離れていて、この情報社会になんと愚かなと思うしかない。隣の国の愚かさに、日本政府はちょっと救われたかも。こんな記事も見つけたけど、あんな手荒な破壊をしておいて、正しい調査ができるとも思えないし…。中国、批判受け方針転換か、事故車両を詳細に調査へ。(情報提供:共同通信社)
2011年07月26日
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<内閣不信任案>欠席の小沢元代表 処分見送り方針毎日新聞 6月3日(金)1時25分配信 自民党など野党3党が提出した菅直人政権への内閣不信任決議案は、2日午後の衆院本会議で反対多数で否決された。首相の「退陣の意向」表明を受け、当初、賛成を表明していた民主党の鳩山由紀夫前首相や、小沢一郎元代表に近い同党議員らの大半が反対に転じた。元代表は採決を欠席したが、党執行部は現在の党員資格停止に追加しての処分を見送る方針だ。 不信任案には民主党、国民新党・新党日本などが反対。自民、公明、たちあがれ日本、みんなの党などが賛成した。共産党は棄権し、社民党は欠席。民主党からは2人が賛成し、元代表を含む15人が欠席・棄権した。 同党の岡田克也幹事長は否決後、輿石東参院議員会長と会談し、欠席した小沢元代表を除籍(除名)する考えを示したが、輿石氏は拒否。党執行部は同日夜の役員会などで賛成者の除籍を決定した。 欠席者に対する「党員資格停止12カ月」の処分案も参院側から異論が出たため、最終決定は持ち越した。岡田氏は会見で「(小沢元代表の)党員資格停止が変わることはない。除籍は前提としない」と述べた。【松尾良】与野党のどの顔を見ても、何か一言言いたくなるばかり。つまりは、私も頭にきて、そして呆れている私は、現内閣を心から支持しているわけではないが、今、別の政党や誰かと変わってどんなに良くなるのか、まったく想像がつかない。こんな状態なら、国務大臣以外の議員連中はみんな東北各地のがれき処理に汗を流してもらった方が、よほど社会の役に立つんじゃないか。口だけ出すという邪魔なことはせず、ちゃんと現地の指示に従って働いてみなさい!!お金を抱え込んでいるかもしれないどこかの大将には、子分を裏切った罪滅ぼしに、大枚全部吐き出してみなさい。そしたら、国民の怒りも少しは軽くなるかも……。自民党の大将は負け犬の遠吠えだし、人をウソツキ呼ばわりする誰かさんは、自分のことはまったく見えていなくて、わが身の詰めの甘さを突かれてキレているようにしか見えないし。もう、書き始めたら止まらないから、これまでにいたしましょう。
2011年06月03日
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正常稼働時に運転を停止してトラブルがあったとは・・。じゃあ、地震なんかがあったらどんなことになるか考えるのも恐ろしい。浜岡原発 海水400トン混入か 5月15日 23時51分5基すべての運転が停止した静岡県御前崎市の浜岡原子力発電所で、5号機の原子炉を通る水に海水が混じったとみられるトラブルで、中部電力が調べた結果、「復水器」と呼ばれる設備の配管が損傷し、およそ400トンの海水が原子炉などに流れ込んだ可能性があることが分かりました。このトラブルで、放射性物質は外部に漏れていないということですが、中部電力は、5号機の原子炉が海水で傷つかないよう対応することにしています。中部電力は、菅総理大臣から、浜岡原発のすべての原子炉の運転を止めるよう要請されたことを受け、4号機を停止させたのに続き、14日に5号機の運転も止め、5基すべてが停止しました。5号機では、14日の午後4時半ごろ、原子炉を通る水に不純物が混じっていることが分かり、中部電力が詳しく調べていました。その結果、原子炉で出来た蒸気を海水を使って水に戻す「復水器」と呼ばれる設備の配管が損傷し、およそ400トンの海水が原子炉などに流れ込んだ可能性があることが分かりました。このトラブルで、放射性物質は外部に漏れていないということです。中部電力は「400トンの海水は、原子炉に大きな影響を与えるものではない」としていますが、今後、5号機の原子炉が海水で腐食して傷つかないよう、塩分を取り除くことにしています。原発関連のことについては、最近は書く気も萎えてきた。ガクゼン、ゲンナリ、ウンザリの連続なんだもの。今は、一日も早くすべての原発を止めてほしいと祈る。このままじゃ、どれだけ地球上の皆様にご迷惑をかけるかわかったもんじゃない。東電初め「原子力村」のお偉いさん達も、政府与野党こぞって、能力もないのに見栄張って、事態をどんどん悪くしている感じ。それでも、私達はこの人たちに頑張って貰うことを祈るしかないという悲しさばかりが募る。
2011年05月16日
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福島原発の現状は、まだまだ予断を許さないように思う。福島の本格的復興がいつのことになるのかは、神様でもわからないのではないか。原発、海水利用の冷却断念…外付け空冷装置に読売新聞 5月2日(月)3時8分配信何回かブログでも書いてきたが、このような状況の時に「東電や政府の責任や保障」をいくら叫んでも、一人一人の生活や健康、そして未来の保障など無理というものだ。自分の未来は自分で切り開いてほしい。都合によって基準値を変えるなどというとんでもないことを、この国のお役人や権力を持つ人たちは平気ではないにしても、平然とやるのだ。非常時には、信ずべきは他人ではなく自分自身の直感と決断だ。自分では決断も行動もできない子ども達を守ることが、今は一番重要なことではないのか。辛抱強いのは素晴らしいとだけど、我慢するだけが強いことではない。辛抱は、明るい光に向けて歩くために使ってほしい。また、武田邦彦さんのブログの転載。福島やその周辺の人たちは、辛いだろうが現実から目をそむけず、自分(達)の底力を信じて勇気と決断をしてほしい。福島の30年福島は今、文科省の1年20ミリシーベルトの基準で動いている.これは何を意味するか、これからの30年を描画してみる.最後の判断をするのは福島の人だが、参考にしていただきたい。1) 人体への影響放射線は被曝する量に比例してガンが発生する.セシウムの半減期は30年だが、土壌が流れたりするので、それを10年としても、今から10年は他県より普通の状態より増えるガンが20倍、次の10年は10倍になるだろう.福島は「若年層ガン多発県」になる。福島の人には言いにくいし、申し訳ないが、これは科学的事実である.今、言いにくいからといって耳障りの良いことを言っても、そのうち事実となって現れる.そしてこのデータは「武田説」ではなく、国際的にも国内的にも多くの専門家が認めているデータである。2) 産業への打撃国際的に1年に1ミリと決めているのは、外国旅行をしたり、安心して外国の食材や工業製品を買えるためである.従って、これも福島に悪いけれど、今後、30年は福島には観光客は来ないだろう。福島の食材は買う人がいないだろう。そして外国の企業は従業員が赴任を拒否するし、サッカーも国際試合はできない。福島は日本の孤島となり、そこで仕事ができるかも不安が残る。3) 解決策唯一の解決策がある。それは郡山市の小学校が表土を除いただけで、1時間3.2マイクロシーベルトが0.5マイクロシーベルトに下がった。つまり放射線は福島の大地に落ちている「粒」から来ているので、それを除くだけでよい.梅雨の前に洗浄してしまえば、福島は綺麗になる.20ミリまで安心だというのは政府が福島にお金も人も出したくないからで、福島を綺麗にしないと福島の子供達の将来が心配だ。よく考えれば、「福島の復興は福島を綺麗にすること」であることは当然だ。削り取った表土は福島原発に返す.「1年1ミリシーベルト」は国際的な約束である。またヨーロッパは1年0.1ミリシーベルトを主張している.今、20ミリで良いと言っている専門家は、絶対に国際会議で時代に逆行する20ミリを認めさせる力は無い.「田舎としての日本」だけで通用する話だ。だから、20ミリまで大丈夫ということは、健康上も問題であり、さらに将来の福島を失うことを意味している.私は福島の人の決断に期待している.私は福島に安心して旅行したいし、綺麗になったらどんどん食材を買いたい。だから綺麗になることを期待している.(平成23年5月1日 午後9時 執筆)「風評被害」というけれど、現実的に放射性物質が日々放出されているのは、まぎれもない事実であり、それが将来的に「健康に影響はない」なんて、そんな風評を一般化させてはいけない。農業や漁業の使命を忘れないでほしい。安全で安心で、新鮮な食べ物を届けるのが、その使命だったはずだ。親の責任と使命を忘れないでほしい。我が子が元気に育ち、「生まれてきて良かった」と人生を楽しめるように育てるのが親の、そして大人の第一の仕事であろう。
2011年05月02日
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大地震と大津波、それに伴う福島原発の事故で長期の避難生活を余儀なくされている人たちは本当にお気の毒だし一日も早い安心した生活をと毎日祈っている。特に福島原発周辺の人たちは、精神的にもぎりぎりの状態になりつつあるのだろうと思う。毎日テレビや新聞、インターネットで関係する情報を見ながら、遅々として進まない原発の安定化に、私はかなり悲観的な気持ちになっている。昨日のロボットでの建屋内部状況探査では、事態の深刻さがはっきりした感じがする。これを、人間の手で何とかできるのだろうかと、不安が増すばかりで、先日発表された復旧への行程表も、「希望的予測」としか思えない。被災者の人たちの気持ちを思うと無責任なことは言えないのだが、もし私が親の立場ならどうするかと考えてみた。私の住むこの町で原発事故が起こり、避難地区となり、家にはしばらくは戻れない状況だとする。目に見えない放射性物質が風に乗り周辺を漂っているとする。夫はこの地に職場があり、高齢になる親や親せきもいる。それでも私は、「子どものためにここが安全地帯になるまでは見知らぬ土地で暮らす」と決意すると思う。たとえ夫や両親と離れることが不安で心配でも、「同じ日本に住むのだから、何とかなる」と自分にも家族にも言い聞かせるだろう。安心な場所に知人がいたら、その情報を頼って住む場所が避難者に提供される場所にまずは行く。もし知人がいなくても、今はネットなどで被災者受け入れや支援体制の様子が市町村の情報から得られるのだから、ネットで検索して担当部署に電話をし、その担当者が親身でありそうな市町村を選ぶ。子どもが小学生なら、できるだけ学校に通いやすいこと、買い物の便が悪くないこと(自家用車がないから)なども問い合わせるだろう。可能なら、パートの仕事でもあればもっといい。でも、それはなくても仕方がない。着の身着のままであっても、当面の生活費なども含め、貯金や各種の支援を活用したら何とかなるはずだ。子どもが「放射能が移る」なんていじめられても、そんなことでひるまない。どうしてもそれで学校に行けなくなったら、家庭で小中学校の勉強くらいはできる。災害で十分傷ついている子どもの心を守るのは、親にしかできない。学校には注意を促しても、いじめがなくなることは期待しない。多くの場合、いじめをする子にはその背景というか土壌となる大人がいるから、そんなに単純に解決しないからだ。必要以上のストレスを自分や子どもにかけるよりは、まずは安心できる時間を確保する。親がしっかりと抱きしめて、「大丈夫、お母さんやお父さんが守るから安心しなさい」と言えば、それで子どもは安心できるし、元気になれる。そして、太陽の下で春の日差しを心行くまで浴びて、貧しくても安全な食事をとり、いつか故郷に帰れる日を待つのだ。覚悟を持って子どもを守れるのは、まずは親やそれに代わる保護者だ。多くの解決すべきことがある場合、それに優先順位をつけることは絶対に必要だ。あれもこれもと迷っているうちに、ずぶずぶと泥沼に入り込み、気がつけば取り返しがつかないことになることもある。今は非常事態なのだ。東電が、政府が、県が、市町村がと批判したり期待するのは、まずは子ども達の安全を確保してからだ。この日本は、「難民」となることが命の危険に直結する国ではない。私の願いとしては、子ども達をできれば集団疎開させてほしい。それができないのが現実なら、親が子どもの手を引っ張って安全な場所に行ってほしい。もちろん妊娠中の人も同様だ。起きてしまったことは後戻りはできない。放射性物質は毎日休むことなく放出され続けているし、それが突然収まることもあり得ない。私が親ならば、「身勝手だ、親や故郷を見捨てるのか」と言われても、子どもを連れてその場から離れると思う。その場に居続けることは、子どもの未来を見捨てることになるかもしれないからだ。二者択一を迫られる状況で、何を選ぶかはその人の価値観だけれど。
2011年04月21日
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sowonさんのブログで見つけた情報。日本で公表されない気象庁の放射性物質拡散予測 (2011年4月4日14時30分 読売新聞)原発事故発生当初は、いたずらに人々(特に被災地の人たち)の不安をあおることになってはいけないと、政府や原子力保安院等の関係者や、テレビの解説者の発表や解説にも納得していたのだが、今でも同じようなスタンスの発表を聞いていると首を傾げたくなっているのが本音。その中でも、どうして海流や風の流れなどでの放射性物質の拡散方向などの情報が出ないのかと疑問に思っていた。正直言って、現地と少し距離のある場所の人たちが一番知りたいのはソレである。毎日の天気予報では、その日の風向きに私達でも一喜一憂している。長期戦は確実になっているのだから、このような情報は隠さず流してほしい。日本に住んでいる人たちは、日本脱出などできない。できるだけリスクは避けるようにして、冷静に対処するしかない。冷静というのは、見ざる聞かざるで危険を無いものとして生活することではない。日本人は冷静だということは十分わかっただろうから、「安全だ、心配するな」というような子供だましはそろそろおしまいにしてほしい。そうでなくては、被災地の人たちだって今後のことをきちんと考えられないではないか。http://www.dwd.de/wundk/spezial/Sonderbericht_loop.gif
2011年04月04日
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リンクしているmskさんのブログこんな時こそ、明るい未来を語ろう で、田中優×小林武史 緊急会議を知った。ぜひ多くの人たちに読んでほしいと思ったので、ご紹介します。原子力発電推進ムラの強い影響力を持つ人たちから「村八分」されていたような人たちが、このような状況下でやっと発言する場を得ているのか、はたまた私が今まで見えていなかっただけなのかわからないが、日本には自然エネルギーの可能性が埋蔵されていることを知ったのが、今回の大災害と悲劇の暗闇の中に、かすかに見える希望の光のように私も感じる。原発現場で働いている人たちの実態も明らかになってきた。私も、一昨日ハローワークのHPから原発労働者の求人票を見た。想像はしていたが、正直なところ想像以上にショックであった。しかし、今現在の状況を考えると、とにかくそこで事態の終息のために作業してもらわなくては、それこそ日本沈没である。「年齢・学歴・経験不問」の人に最前線の作業をさせるのであれば、知識のある東電の人たちが率先してそのサポートや、あるいは現場の作業に関わらなくてはならないのは当然だろう。今こそ、東電や原子力保安院の人たちの使命感に期待したい。
2011年03月26日
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首相が放水で都知事に陳謝 消防隊員「処分」と言われた (共同通信)東京都の石原慎太郎知事は21日、菅直人首相と官邸で会談し、東京電力福島第1原発での放水に関し「東京消防庁の隊員が長時間連続の放水を強制され『実施しなければ処分する』と言われた」と「暴言」に抗議した。石原氏によると、首相は「陳謝する。大変申し訳ない」と述べた。会談後、石原氏は記者団に「隊員は命懸けで取り組んでいる。『処分』などと言ってはいけない」と強調。処分すると発言した人物については「知らない」としたが、都政関係者によると、海江田万里経済産業相だったという。海江田氏は、首相を本部長とする政府と東電の「福島原発事故対策統合連絡本部」で副本部長を務めている。石原氏は、連続放水の結果、機材が故障したことも明らかにした。[ 2011年3月21日17時38分 ] 今、ニュースを検索していて、上記のニュースを知った。色々な人が色々な視点でブログでも取り上げているが、私は少し首を傾げている。これは多分、緊迫した状況の中で発言したことであろう。そのような時には、それぞれの立場や考え方の違いで強い口調のやりとりになることは当然ともいえる。首を傾げた第一は、ハイパーレスキュー隊のような任についている人が「処分だ!」と言われたことで、命令に従うことになるのだろうかと。どれほど上司に暴言を吐かれたとしても、それが絶対に無理なことであったり、状況を悪化させることになるなら、処分覚悟で抵抗するのではないかと思ったのだ。もしも、命令でなければ何も動かないというのであれば、それこそ問題である。政府の対応が遅いということはよく聞くが、それぞれの部署で自分達がなすべきことがあるなら、指示や命令がなくても「あとの責任は自分がとる」というのが上に立つ者の責任とも言えないか。第二に首を傾げたことは、このようなことを石原知事に御注進したのはだれかということだ。そして三つ目。たとえ暴言だとしても、それに抗議したのが石原都知事だったということ。これは、首を傾げるというよりは苦笑してしまう。少し前に天罰発言をした人がよく言うよというのが率直な感想。また都知事選に出馬するようだから、いいとこ見せようとしたんじゃないのと感じるのはいじわるかな。まあ、できるだけ暴言失言は避けた方がいいけれど、そんなことに気を使うことより、今は必死に対策に取り組んでほしい。私は、非常事態での多少の失言は目をつぶります。
2011年03月22日
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震災関係のニュースを色々と見ていたら。下記の記事を見つけた。ロシア、日本と領土問題協議を行なう用意を表明 2011年 3月 16日(水曜日) 17:18 ロシアのラブロフ外務大臣が、「ロシアは、領土問題を解決し、平和条約を締結するため、日本と協議を行なう用意がある」と語りました。専門家は、「この発言は、現状において、日本とロシアの関係改善を促すものになる」と見ています。ファールス通信によりますと、ラブロフ大臣は、15日火曜、NHKのインタビューで、「ロシアと日本の領土問題については、我々は平和条約の締結に関する協議を継続する用意があり、この問題に対して強い関心を持っていると言わなければならない」と述べました。ラブロフ大臣は、14日月曜、自ら、在ロシア日本大使館を訪れ、地震と津波の犠牲者に哀悼の意を表しました。ロシアは、日本の地震被災地に、いち早く救助隊を送っています。専門家によれば、現在の危機的な状況の中で、日本政府がロシアの支援を受け入れたことは、今後、両国の関係改善を大きく促すものになるだろうということです。ロシア外務省の関係者は、「日本での災害が、ロシアと日本の緊密化、両国の領土問題の解決を助けるものとなるよう期待している。アメリカ同時多発テロ事件の際には、ロシアとアメリカの関係が改善され、ポーランド元大統領が乗った飛行機が墜落した際には、ロシアとポーランドの関係が改善した」と述べています。実は、今朝の北海道新聞で下記の記事を読んでいてエッ!と思っていた。北方領土「即時返還を」 ロシア大衆紙が異例のコラム 大震災支援で(03/19 19:40) 【モスクワ共同】「クリール諸島(千島列島)の四島を今すぐ、無条件で日本に返さなければならない」―。ロシア大衆紙モスコフスキー・コムソモーレツは18日、東日本大震災に見舞われた日本人の悲しみを和らげ、日本への同情を示すため北方四島を返還すべきだと主張する異例のコラムを掲載した。 メドベージェフ大統領の昨年11月の国後島訪問以来、ロシアは現地での軍備増強を指示するなど日本へのけん制を強めていたが、大震災発生後にそうした動きは影を潜めていた。同紙の記事は被災した日本を支援すべきだとのロシア社会の雰囲気を反映している。 筆者は同紙政治評論員のユリヤ・カリーニナさん。日本には北方領土返還を求める法的権利はないとし「私も、日本が順調だった時には返還に反対だった」と心情を明かした。 その上で「しかし大地震と津波が全てを変えた。破滅的被害の前では(ロシアの)国益など小さいことだ」と指摘。広大なロシアのほんの一部にすぎない北方四島を日本に慈善目的で引き渡すことが「それほど惜しいだろうか」と問い掛けている。 コラムは、ロシアが北方領土を返還すれば、政治家が個人的野心のため軍備を拡張し国々が小さな利益を奪い合った「古い時代」に決別し、より人間的な「新しい時代」に進む最初の好例となるだろうと結んでいる昨年以来のロシアの強気の行動に、絶望感すら覚えていた北方領土返還。この日本の非常事態をチャンスととらえるのは不謹慎かもしれないが、煮詰まった状況を打破するためには許されるのではないか。ロシアの思惑がどのようなものかを考えることは必要だと思うが、それを含めて、外務大臣、外務省はもとより、関係する機関の人たち任務遂行に頑張れ!
2011年03月20日
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