『 子どもが輝く「魔法の掃除」~自問清掃のヒミツ
』
(平田治、三五館、2005、1400円)
今日は、第7章「『道徳』で深める」から、最後までを部分引用・紹介します。
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『 子どもが輝く「魔法の掃除」~自問清掃のヒミツ
』 読書メモ5
(p157~ #の緑文字
は僕のコメントです。)
・道徳の授業で、
子どもが書いた掃除についての 作文
を、主な資料として考え合い、
各自考えたことを、その日の清掃活動の中で試してまた振り返る。
・皆さんが働くのは、
皆さん1人1人が、 よい人間に高まるため
という意味の方が
本当なのです。
・もっと言えば、これからは、 学校はそれほどきれいにならなくていいから、
よい人間になるための時間なのだ、と考え直す
ことにします。
#このへん、「逆転発想」の部分です。
つまり、学校がきれいになることを目指すのか、
心の成長を目指すのか、ということです。
学校教育はその全時間をかけて、
子どもたちの成長を目指しています。
もちろん、掃除の時間も例外ではありません。
私たちは、その目的を、もっと意識していいかもしれません。
・「清掃時間」と呼ばないで、「 成長の時間 」と呼びたい。
#韻を踏んでいて(?)いい感じです。
思わず言いたくなるフレーズです。(^。^)
・そういう掃除をしている学校では、今、「 自問の時間 」と呼んでいます。
それは「よい人間になれるかな」と、自分で自分に質問する、
つまり自問しながら働くからです。
・子どもに掃除の義務はあるのか?
・いちばん「頭を切りかえてもらう」のは、教師です。
・分担があるからといって、分担された仕事しかしないようになったら
最低です。
・分担は入り口ではあるが、出口ではない。
・その子が自分で決めればいい。
・ゆったりと構え、相手のレベルに完全に合わせます。
同調、共鳴というほうが当たっているかもしれません。
・身近にいる友だちを目標にすることです。
・ごく身近にいる、
自分より少しだけ先を行っている友だちを目標に頑張ります。
#子どもたちに望んでいることは、
そのまま、教師が教職員の中で自ら望んでいる行動につながります。
様々な分野で、目標にしたい先生方がおられます。
お互いがお互いを目標に、取組を続けている教職員集団って、
すてきです。
子どもたちも、教職員も、そういう集団になっていきたい。
福島正伸さんが言うところの「相互支援社会」という意味と、
同じだと思います。
僕は、そういう考え方に賛同し、それを目指していきたいと考えています。
まだまだ実践ができていないところですが・・・。
・今こそ、「自問」の心が求められています。
「自問」、それは「自ら問う」こと。
・物事を前のほうへと進める「心のアクセル」です。
・自分をコントロールする「心のブレーキ」です。
・自分が自分を正しく操縦できる
「心のハンドル」
「心のナビゲーション・システム」です。
・「自問」、それは、自己の生き方を問うこと。
自問教育は、21世紀の人間教育です。
#この、最後の方の部分、
まとめとして、非常にシンプルに、
象徴的に表現されているなあと感じます。
子どもの成長と、自分の成長を信じて、
「生き方を問う」ということを、やっていきたいです。
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これで、『 子どもが輝く「魔法の掃除」~自問清掃のヒミツ
』の
読書メモを終わります。
読後に、行動意欲を奮い起こされる、心に残る本でした。
↓続編のこの本も、読んでみたいです。
『 「魔法の掃除」13カ月
~「Iメッセージ」を語れる教師
』
(平田治、三五館、2007、1400円)
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